姫路市立水族館は播磨の生き物と触れ合える人気スポット。見どころやアクセス方法を解説
姫路市立水族館は、兵庫県姫路市の手柄山中央公園内にあります。カメとサンショウウオを専門とする市営の水族館です。人気のタッチプールや屋上に設置された魚と触れ合える「じゃぶじゃぶ小川」は、子どもが楽しく遊べるので特におすすめです! 本記事では、姫路市立水族館の魅力や見どころ、アクセス方法などを徹底紹介します。ぜひ参考にしてください。
姫路市立水族館は、兵庫県姫路市の手柄山中央公園内にあります。1966年に開館した、カメとサンショウウオを専門とする市営の水族館です。人気のタッチプールや屋上に設置された魚と触れ合える「じゃぶじゃぶ小川」は、子どもが楽しく遊べるので特におすすめです!
本記事では、姫路市立水族館の魅力や見どころ、アクセス方法などを徹底紹介します。ぜひ姫路観光を楽しむための参考にしてください。
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兵庫県姫路市は、姫路城で有名。姫路市には、その他にも、武家屋敷を活かした美しい日本庭園「好古園」、サファリと遊園地がある「姫路セントラルパーク」、西の比叡山とも呼ばれる「書寫山園教寺」など見どころがたくさんあります。
本記事では、手柄山中央公園内にある姫路市立水族館の魅力や見どころ、アクセス方法などを説明します。姫路観光を楽しむ参考にしてくださいね!
姫路市立水族館の基本情報
姫路市立水族館とは?
姫路市立水族館は手柄山の山頂付近にあるため、「山の上の水族館」という別名があります。様々なスポーツ施設や文化施設、植物園などが併設される「手柄山中央公園」内にあり、老若男女に愛される施設です。
カメやサンショウウオを専門とする水族館で、これまでに、ミナミイシガメやオーストラリアナガクビガメなどの人工繁殖などで日本動物園水族館協会から繁殖賞を受けています。
耐震工事に伴い、施設拡張工事が行われ、約2倍の敷地面積となり、展示も増えて、さらに市民に愛される施設になりました。可愛い海の生き物にとても癒されますよ!
姫路市立水族館の特徴
新館、本館、屋上ビオトープの3施設からなり、タッチプールや播磨灘の生き物の展示、リクガメの展示が人気を博します。
カメを専門としているだけあって、リクガメの飼育や展示、淡水カメの池、ウミガメプール、カメの標本展示など、カメを存分に知ることができるのが姫路市立水族館の魅力であり特徴です。さらに、姫路市立水族館には大型水槽はなく、小型水槽ならではリアルな魅せる展示をしていることも大きな特徴でしょう。
本館は「はりまの里海」をテーマにした展示がメインで、本館の屋上には、「じゃぶじゃぶ小川」「ため池ビオトープ」があり、子どもに大人気です。
新館は「はりまの里地」をテーマにしており、川や田んぼの生き物、両生類や爬虫類、オオサンショウウオなどの展示のほか、希少な淡水魚やリクガメも展示されています。
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姫路市立水族館の見どころ・楽しみ方
姫路市立水族館の見どころといえばカメ!ウミガメプールやケヅメリクガメのリクちゃんとゴンちゃんのエサやりが見どころです。また、ペンギンやヌートリアのエサやり、播磨灘の海の生き物や淡水魚など、たくさんの見どころがありますよ!
【新館】播磨地方の淡水魚をリアルに観察
新館の見どころはいくつもありますが、そのうち、これは絶対見て欲しい!と思う展示を紹介します。
1階でぜひ見て欲しい展示は、「田んぼ・ため池の生き物」「淡水の生き物 上流から下流」です。2階でぜひ見て欲しい展示は、ケヅメリクガメとドクターフィッシュとなります。
「淡水の生き物 上流から下流」は必見!
「田んぼ・ため池の生き物」の展示では、稲が生えた田んぼやため池を再現しており、ビオトープを横から観察できるのは斬新な発想です。通常、上からしか見られないので、魚や生き物が実際にどんな風に棲息しているのか観察できませんが、この展示方法であればリアルな生態観察ができます。
「淡水の生き物 上流から下流」の展示では、横長の水槽に上流から下流までの川を再現し、リアルな魚の生態を観察できます。30分おきに水槽の水位が下がるため、魚が遡上行動でジャンプする様子を観察することができます。
リクガメやドクターフィッシュが人気
カメやサンショウウオが専門の姫路市立水族館では、色々な種類のカメを飼育展示していますが、特に見どころなのは、ケヅメリクガメです。ケヅメリクガメはリクガメの一種ですが、ニワトリなどに見られる「蹴爪(けづめ)」を持つことから、この名前が付けられました。リクちゃんとゴンちゃんのエサやりでは、大きな音を立てて野菜を食べるリアルな食事風景が見られます。
リクガメ展示のすぐ前にはドクターフィッシュが展示されています。ドクターフィッシュは人の皮膚の角質も食べるため、手を入れると皮膚をついばみます。こそばゆい感覚が子どもに人気です。
なお、そばには「アクア・ラボ」があり、飼育員さんが生き物について解説してくれるイベントがあります。こちらもおすすめですよ!
【本館】播磨地方の里海のいきものを観察
本館では、海の生き物をメインに展示しています。播磨灘大水槽では、播磨灘を再現しており、イワシの大群やサメなどが展示されています。
本館で特に見どころとして紹介したいものは、屋外プールで行われるウミガメやペンギンのエサやり。また、エイやのサメ、ヒトデなどに触れるタッチプールも子供に大人気のおすすめ展示です。
小さな水槽で色々な魚が展示されており、はめ込み式なのに水槽の両側から観察できる水槽があります。また、干潟を再現した水槽がありどんな生き物が隠れているかじっくり観察できるのもワクワクしますね!
小さい水槽でも丁寧な説明書きや工夫した展示で、見るものを飽きさせない水族館です。
3種のウミガメやペンギンなどのエサやりは必見
姫路市立水族館では、飼育員さんが解説しながらエサやりを行います。動物たちのリアルな食事風景を見ながら、なぜそのエサを食べるのかを学ぶことができます。
ウミガメは雑食性のため色々なものを食べますが、黙々とエサを食べる姿には野生の本能を感じます。イカやアジ、貝、海藻なども食べますが、海藻がないときはキャベツが代替品です。ここでは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類のウミガメが見られます。
ペンギンのエサやりも、ペンギンたちの個性が分かって楽しいイベントです。それぞれ独自のおねだりアピールをしてきます。
最後に、おすすめしたいのは、ヌートリアのエサやりです。ヌートリアを飼育しているところは少ないので、普段どんなエサを食べるのか知らない人は多いでしょう。実は、ヌートリアネズミの親戚なのですが、雑食性ではなく草食性です。ニンジンやかぼちゃのほか、水草や稲の根などを好んで食します。
エイやサメに素手でタッチできちゃうエリアも
子どもだけでなく大人にも人気の「タッチプール」。姫路市立水族館では、サメやエイにも触れることができます。サメやエイは肉食性のため手を噛まれる恐れがあるので十分に注意しましょう。特に、魚の口元に手を持っていかないように注意しましょう。
また、サメ肌というものを理解するにはとてもよい体験ができますよ!エイの毒針は抜かれているので安心してくださいね。
小さな子どもには、安心してウニやナマコなどに触れることができるタッチプールがありますよ!
モノレール展示室が隣接
姫路市立水族館の新館2階には、モノレール展示室が隣接しています。モノレール展示室は入場無料で、水族館からは自由に行き来することができます。
姫路市立水族館の新館は拡張工事で新たに作られ、昭和40年代に運行していたモノレールの手柄山駅を改修した手柄山交流ステーションに併設されました。手柄山交流ステーションは、ホール施設やモノレール展示室も備えられており、それが今でも残っているのです。
懐かしのモノレールの展示だけでなく、1966年に手柄山で開かれた「姫路大博覧会」のジオラマの展示もあり歴史を感じることができますよ!
持ち込み弁当で休憩できるスペースも充実
姫路市立水族館には、食事ができるレストランはありません。そのため、水族館や動物園では珍しく、持ち込みで食事ができます。休憩スペースが用意されており、子ども連れにはありがたい施設です。
水族館内での飲食は禁止ですが、この本館の1階と2階の屋外エリアにある休憩スペースだけは飲食ができます。また、本館の屋上にあるビオトープ付近にもベンチがあり、飲食ができます。ただし、新館には飲食できる場所がないので注意しましょう。
かわいいグッズや缶バッチをゲットしよう
姫路市立水族館にはオリジナルグッズが3種類あります。好みのものを選んでくださいね!
ひめすいオリジナルクリアファイル「魚の骨格」編は、表には魚のイラストが描かれていて、裏は骨格のイラストになっています。イシダイ、ウマヅラカワハギ、コイの3種類があり、1枚200円で販売しています。
ガチャガチャで購入できる缶バッジは、ペンギンやその他の生き物のイラストが描かれており、1回100円でガチャできます。ペンギンの缶バッジには本物のペンギンの羽根が貼り付けられています。これは羽根の生え変わりの際に抜け落ちたものだそうです。
最後はステッカーです。A6〜A5くらいの大き目サイズのステッカーなので貼ると目立つこと間違いなしです!
姫路市立水族館に最適なシーズンは?
姫路市立水族館観光に最適なシーズンは春や秋
姫路市立水族館を観光するのに最適なシーズンは、春と秋になります。屋外でのイベント観賞やビオトープの観察、じゃぶじゃぶ川での遊びなどを考えると真夏と真冬は避けたほうがよいでしょう。秋は気候が安定する日も多いので、10月くらいがベストです。
また、姫路の観光の一つとして訪れるのであれば、春か秋がおすすめです。姫路観光は屋外のものがほとんどなので、春や秋でも熱中症対策として、帽子や日傘、水筒などは必ず持参してくださいね!
観光客が少ない時期を狙うなら夏と冬
最適なシーズンはどうしてもハイシーズンとなるため、人が多く訪れることが多いでしょう。そのため、じっくり観察して水族館を堪能したい場合は、混雑をさけて、オフシーズンを狙うとよいでしょう。
真夏と真冬は屋外イベントに参加するのは大変なので、逆にこの時期に訪れるのがおすすめです。ただし、真夏は熱中症や日焼けを回避するために、日傘や帽子、日焼けクリーム、水筒の持参などの対策をしっかりしてくださいね!また、真冬は風邪など引かないよう寒さ対策を万全にしましょう。
姫路市立水族館の見学方法は?予約は必要?
姫路市立水族館の見学方法ですが、新館からしか入館できないため、新館から入館し新館を見学してから、本館を見学するのがよいでしょう。
姫路市立水族館の見学には予約は不要です。個人利用の場合は予約なしで見学できます。
ただし、何か特別なイベントのために入館できない、もしくは入館制限がかかる可能性もありますので、事前に入館制限などが発生するかどうかを問い合わせておくと安心です。
入館にはチケットが必要
姫路市立水族館の入館にはチケットが必要ですが、当日に受付や券売機で購入できます。前売り券やネットやコンビニなどでの販売はないため、事前に購入することはできません。
チケット料金は大人600円、小中学生250円で、団体割引があります(記事最後の基本情報に記載)。
姫路市在住の65歳以上の方、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳または身体障害者手帳をお持ちの方、及び介護者については、手帳やカードなどを提示すれば無料になります(詳細は下記)。
見学に要する時間
姫路市立水族館の見学時間は、さらっと見て回るのであれば、1時間程度です。エサやりイベントの見学やモノレール展示室などをじっくり堪能する場合は、2〜3時間程度。お弁当を持ち込み、お昼をはさんで子どもと楽しくゆっくりと回るのであれば、3時間程度必要になるでしょう。
また、水槽の下に引き出しがついているところがあり、その中には様々な仕掛けが隠されています!なんと、水槽の魚についての情報が書かれたパネルや模型、パズルなどが入っているのです。子どもが飽きない仕掛けが満載なので、あっという間に時間が経つこと、間違いありませんよ!
姫路市立水族館へのアクセス・行き方
姫路市立水族館へのアクセスは、電車やバスなどの公共交通機関や自家用車を利用します。以下にアクセス方法を説明しますので、参考にしてくださいね!
入館は、本館からは入館できません。手柄山交流ステーションの1階にある水族館新館からしかできないので注意してくださいね!
一般的な移動は電車とバス
駐車場の数に限りがあるため、可能であれば電車やバスなどの公共交通機関を利用しましょう。姫路市の中心付近にあるため、電車やバスでのアクセスが便利です。
電車を利用する場合は、山陽電気鉄道(通称:山陽電鉄)の「手柄駅」で下車し、徒歩10分で行くことができます。
バスを利用する場合は、JR姫路駅の南口から神姫バス 95・96番路線(はりま勝原駅経由 下太田住宅または下太田車庫行・姫路南高校経由 JR網干駅行)に乗車し、 西延末または姫路市立水族館北で下車し、徒歩5分で行くことができます。
自由度を高くするなら車
姫路近郊にある他の観光名所を巡るのであれば、自家用車で移動するのがおすすめです。姫路市立水族館は、姫路バイパスの中地インターチェンジから2キロメートルの場所にあります。
最も便利な手柄山山頂駐車場は駐車台数が約40台と少なく、土曜日・日曜日・祝日などはすぐに満車になる可能性が高いため、手柄山第一立体駐車場(駐車台数498台)に停めるのがおすすめです。
また、手柄山第1立体駐車場であれば、3階に駐車するのがアクセスに便利です。手柄山第1立体駐車場、手柄山山頂駐車場ともに駐車料金は1日200円なのでお得に駐車できます。
水族館近隣に停められない場合は、手柄山中央公園内や近隣の駐車場を利用してください。約1,600台分の駐車台数があります。
・大阪からアクセスする場合、中国縦貫自動車道経由で約2時間です。
・神戸からアクセスする場合、山陽自動車道または阪神高速3号線から姫路バイパス経由で約1時間です。
姫路市立水族館の観光を満喫しよう
姫路市立水族館は姫路の中心部にあるので、アクセスしやすく、入館料も安いので、おすすめの観光スポットです。サメに触れたり、タッチプールでヒトデなどの小さな生き物に触れたり、子どもも大人も楽しめます。姫路観光の際には、ぜひ訪れてみてくださいね!
姫路市立水族館の基本情報 | |
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住所 | 兵庫県姫路市西延末440(手柄山中央公園内) |
電話 | 079-297-0321 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日 |
アクセス | ・山陽電鉄「手柄駅」で下車、徒歩10分 ・R姫路駅の南口から神姫バス 95・96番路線に乗車、 「西延末または姫路市立水族館北」で下車、徒歩5分 ・姫路バイパス「中地インターチェンジ」から車で5分 |
料金 | ・大人(高校生以上)600 円 ・小人(小中学生 ) 250円 ・団体割引(小中学生の場合) 30人以上100人未満の団体 540円(220円)/人 100人以上300人未満の団体 480円(200円)/人 300人以上の団体 420円(170円)/人 ・療育手帳、精神障害者保健福祉手帳または身体障害者手 帳をお持ちの方、及び介護者については、手帳・ミライ ロIDの提示で無料 ・姫路市在住の65歳以上の方は、姫路市高齢者福祉優待 カード等の提示で無料 |
公式サイト |
cover photo by 663highland, CC BY 2.5