
ザグレブの物価は高い?旅行費用・観光スポット・治安状況を紹介
ザグレブは、歴史ある旧市街の雰囲気と、カフェ文化が息づく落ち着いた首都らしさを一度に味わえる魅力的な都市です。本記事では、ザグレブの物価を徹底解説します。旅行費用・観光スポット・治安状況を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


ザグレブは、歴史ある旧市街の雰囲気と、カフェ文化が息づく落ち着いた首都らしさを一度に味わえる魅力的な都市です。ただし、「物価は実際のところ高いの?安いの?」などと気になる方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、ザグレブの物価を徹底解説します。旅行費用・観光スポット・治安状況を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ザグレブの物価は?日本との比較表
ザグレブの物価といえば、かつては「安い」イメージが強かったのですが、近年のユーロ導入やインフレの影響で少し様子が変わってきています。
特に観光エリアのレストランでの食事や宿泊費は、日本と同じくらい、もしくはそれ以上にかかることも増えてきました。
一方で、市民の足であるトラム(路面電車)や、街なかのカフェでのコーヒーなどは、日本よりお得に感じられることも多い傾向です。
ここでは、旅行者がよく利用する項目を中心に、日本(東京)との物価を比較してみました。予算を立てる際の参考にしてみてくださいね。
ザグレブと日本の物価比較表
商品・項目 | ザグレブの価格 | 日本の価格(目安) |
ミネラルウォーター(500ml) | スーパー:約1ユーロ(約160円)観光地:約2.5ユーロ(約400円) | 約110円 |
レストランでのランチ | 約10〜15ユーロ(約1,600〜2,400円) | 約1,200円 |
ローカル食堂(ガブレッツ) | 約6〜10ユーロ(約960〜1,600円) | 約800円 |
コーヒー(カフェ) | 約1.5〜3ユーロ(約240〜480円) | 約450円 |
ビール(パイント/0.5L) | 約3〜5ユーロ(約480〜800円) | 約600円 |
タクシー初乗り | 約2〜3ユーロ(約320〜480円) | 約500円 |
トラム・バス(1回券/30分) | 0.53ユーロ(約85円) | 約200円 |
ホテル(スタンダード/1泊1室) | 約70〜120ユーロ(約11,200〜19,200円) | 約15,000円 |
博物館入場料(目安) | 約7〜10ユーロ(約1,120〜1,600円) | 約1,000円 |
※1ユーロ=約160円で計算しています(2025年11月時点)。
※実際の価格は店や時期、立地によって異なります。
食費の物価情報:ランチはお得な「ガブレッツ」を狙おう!
ザグレブでの食事、何を食べようか迷ってしまうでしょう。観光客向けのレストランでディナーを楽しむと、コース料理やワイン込みで1人あたり35〜60ユーロ(約5,600〜9,600円) ほどかかるのが一般的です。
日本で少しよいディナーをするのと変わらない感覚です。ただし、ランチならもっとリーズナブルに楽しむ方法があります。
それが「Gablec(ガブレッツ)」 です!ガブレッツとは、ザグレブの労働者たちが食べる「温かいブランチ(昼食)」のこと。街中の多くのレストランや食堂が、平日のランチタイムにこのガブレッツを提供しています。
煮込み料理やパスタなどにパンがついて、6〜10ユーロ(約960〜1,600円) 前後。ボリューム満点で家庭的な味を楽しめるので、ぜひ地元の人に混ざってトライしてみてください。
交通費の物価情報:トラム・バスは日本より安い!
ザグレブ観光の強い味方といえば、青い車体がトレードマークのトラム(路面電車) です。街中を網羅していて便利ですが、運賃は日本と比べてもかなりお得です。
ニューススタンド(Tiskaなど)で事前にチケットを買うと、30分有効のチケットが0.53ユーロ(約85円)、60分有効なら0.93ユーロ(約150円) と格安。スマホアプリで購入することも可能で、観光の移動には困りません。
また、タクシーも初乗りが約2〜3ユーロ(約320〜480円) と手頃です。UberやBoltなどの配車アプリも普及しているので、言葉の不安なく利用できます。
交通手段 | ザグレブの価格 | 日本(東京)の価格 |
トラム・バス(30分券) | 0.53ユーロ(約85円) | - |
トラム・バス(60分券) | 0.93ユーロ(約150円) | 約210円 |
1日乗車券 | 3.98ユーロ(約640円) | 約600〜800円 |
タクシー初乗り | 約2〜3ユーロ(約320〜480円) | 約500円 |
空港シャトルバス | 8ユーロ(約1,280円) | 約1,000〜3,000円 |
観光スポットの物価:ユニークな博物館巡りを楽しもう
ザグレブは「博物館の街」とも呼ばれるほど、ユニークな博物館が豊富にあります。
特に有名なのが「失恋博物館(Museum of Broken Relationships)」。世界中から寄贈された「別れの思い出の品」がエピソードと共に展示されていて、切なくも温かい気持ちになれる人気スポットです。
また、ザグレブのシンボルである「ザグレブ大聖堂」 は、2020年の震災以降、大規模な修復工事が続いています。
2025年現在も内部の見学は制限されていることが多いですが、外観だけでもその荘厳さは圧巻。ぜひ立ち寄ってみてください。
スポット名 | 入場料・価格 |
失恋博物館 | 大人 7ユーロ(約1,120円) |
チョコレート博物館 | 大人 約9.50〜10.50ユーロ(約1,500〜1,700円) |
ザグレブ大聖堂 | 無料(※修復工事中のため内部見学不可の場合あり) |
ザグレブ・ケーブルカー | 片道 0.66ユーロ(約110円) |
ザグレブの通貨・為替レート情報
クロアチアでは、2023年1月1日から通貨がユーロ(€) に変更されました。以前の通貨「クーナ」はもう使えませんので、古いガイドブックを持っている方は注意してくださいね。
2024年11月現在の為替レートは、1ユーロ=約160円 前後で推移しています。数年前と比べると円安・ユーロ高が進んでいるため、日本円に換算すると「ちょっと高いな」と感じる場面が増えているでしょう。
ザグレブ市内ではクレジットカードが広く使えますが、小さなカフェや市場、公衆トイレなどでは現金(小銭)が必要になることもあります。少額のユーロ現金を用意しておくと安心です。
ザグレブ旅行の費用相場は?
「結局、いくらあればザグレブ旅行に行けるの?」という疑問にお答えするために、旅行期間別の費用目安をまとめました。
航空券の価格は時期によって大きく変動しますが、ここでは一般的な目安としてご紹介します。
3泊5日のザグレブ旅行(弾丸プラン)
ヨーロッパへ3泊5日は少し慌ただしいですが、ザグレブはコンパクトな街なので主要スポットは十分回れます。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
航空券 | 約16万円〜 |
ホテル(3泊) | 約3〜5万円 |
食費・交通費・観光費 | 約3万円 |
合計 | 約22万円〜 |
5泊7日のザグレブ旅行(ゆったりプラン)
近郊のプリトヴィツェ湖群国立公園などへ足を延ばすなら、このくらいの日程がおすすめ。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
航空券 | 約16万円〜 |
ホテル(5泊) | 約5〜9万円 |
食費・交通費・観光費 | 約5〜6万円 |
合計 | 約26万円〜 |
2泊3日などの短期滞在で周辺国と周遊する場合も、1日あたりの滞在費(ホテル代除く)として1万円〜1万5,000円 ほど見ておくと、食事も観光も余裕を持って楽しめるでしょう。
費用を賢く抑える!ザグレブ旅の節約のコツ
せっかくの旅行、楽しみながらも無駄な出費は抑えたいでしょう。ザグレブ旅行で役立つ、少しの節約のコツをご紹介します。
1. お得な「ガブレッツ」を活用する
先ほどもご紹介したランチメニュー「ガブレッツ」は、節約の最強の味方です。
レストランのディナーだとドリンク込みで5,000円以上かかるところを、ガブレッツなら1,000円〜1,500円ほどで、スープやサラダ付きのしっかりした食事がとれます。
「Gablec」と書かれた看板を見つけたら、迷わず入ってみてください。
2. トラムや徒歩で移動する
ザグレブの中心部は非常にコンパクト。主要な観光スポットは徒歩圏内に集まっています。
少し離れた場所へ行く場合も、タクシーよりトラムを利用しましょう。30分券なら約85円と、日本よりも安く移動できます。
Googleマップなどの経路検索でもトラムのルートが出るので、初心者でも簡単に乗りこなせます。
3. スーパーマーケットでお土産調達
「Konzum(コンズム)」や「Spar(スパー)」などの地元スーパーは、ばらまき土産の宝庫です。
クロアチア名産のチョコレート「Bajadera(バヤデラ)」や、トリュフ製品、ハーブティーなどが、空港や観光ショップよりもずっと安く手に入ります。
お水やお菓子もスーパーで買っておけば、滞在費の節約になりますね。
ザグレブの治安状況
ザグレブを含むクロアチア全土には、一部地域で過去の紛争時に埋設された地雷が残存していることから、シサク・モスラヴィナ県など特定エリアに「危険レベル1:十分注意」が発出されています。
一方で、首都ザグレブ市内は観光やビジネス渡航が日常的に行われています。通常の都市部と同様に、夜間の人通りの少ない場所を避ける、貴重品管理を徹底するなど、基本的な安全対策をとりましょう。
また、クロアチアにはテロや特殊詐欺などに関する広域の注意喚起が出されています。そのため、最新情報の確認とともに、不審な勧誘や高額な金銭要求には慎重に対応することが重要です。
ザグレブの観光スポット3選
中世の街並みとモダンな文化が融合するザグレブには、歴史的建築や芸術、緑豊かな景観が調和しています。
街歩きで楽しめる魅力的な観光スポットを、3つご紹介します。
1. ザグレブ旧市街(アッパータウン/ゴルニ・グラード)
ザグレブの旧市街「アッパータウン」は、赤い屋根が連なる家並みと石畳の路地が続く、歴史情緒あふれるエリアです。
聖マルコ教会の色鮮やかな屋根やロトルシュチャク塔、ストーンゲートなどの名所が徒歩圏内に集まり、のんびりと街歩きを楽しめます。
路地裏には雰囲気の良いカフェや小さなギャラリーが点在し、丘の上からはザグレブ新市街のパノラマを一望できるのも魅力です。
2. ザグレブ大聖堂
ザグレブ大聖堂は、クロアチアで最も高い建物として知られるネオゴシック様式の大聖堂で、街のシンボル的存在です。
2本の尖塔が印象的で、内部には美しいステンドグラスや繊細な祭壇装飾が施され、荘厳な雰囲気が漂います。
入場は無料で、観光客でも気軽に見学できるのが魅力。旧市街の中心部にあり、他の名所とあわせて散策するのにも便利です。
3. ミロゴイ墓地
ミロゴイ墓地は、ヨーロッパで最も美しい墓地の一つと称される、芸術性と静けさが調和した場所です。長く続くアーケードと緑に覆われたドーム屋根が印象的で、「野外美術館」とも呼ばれています。
クロアチアの著名人たちの墓碑が整然と並び、彫刻や建築の美しさを間近に感じられる空間です。静寂に包まれた園内は、散策しながら心穏やかに過ごせる癒しのスポットでもあります。
ザグレブの物価は上昇中だけど、工夫次第で楽しめる!
ザグレブの物価についてご紹介しました。ユーロ導入や円安の影響で「激安」とは言えなくなりましたが、それでも西欧諸国に比べれば食事も宿泊もリーズナブルです。
特に、市民の生活に根付いた食堂やトラムなどを上手に使えば、費用を抑えつつ、暮らすような旅が楽しめます。
- 外食:ディナーは高めだが、ランチ(ガブレッツ)は安い
- 交通:トラムやバスは日本より安い
- 宿泊:シーズンによるが、スタンダードなら1泊1万円台から
ぜひ本記事を参考に、予算を立ててみてくださいね。
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