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クロアチアの物価は高い?費用や予算、日本との比較も
クロアチアは、「アドリア海の真珠」と称される美しい海岸線、オレンジ色の屋根が連なるドゥブロヴニクの旧市街、幻想的なプリトヴィツェ国立公園などが魅力です。本記事では、クロアチアの物価を徹底解説します。費用や予算、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


クロアチアは、「アドリア海の真珠」と称される美しい海岸線、オレンジ色の屋根が連なるドゥブロヴニクの旧市街、幻想的なプリトヴィツェ国立公園などが魅力です。ただし、「やっぱり物価が高いんじゃ…?」「予算はどれくらい必要?」と不安になる方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、クロアチアの物価を徹底解説します。費用や予算、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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クロアチアの最新物価情報!日本と比較して高い?安い?
クロアチアの物価は、国際的な生活費指数で見ると日本とほぼ同水準か、わずかに高いレベルと考えるのが妥当です。2025年の生活費インデックスではクロアチアが47位、日本が50位とされており、「安い東欧」というよりは先進国並みの物価水準に近づいています。
特に、2023年のユーロ導入以降はインフレが続いており、2025年初頭には食料品や日用品の値上げに抗議するかたちで、LidlやEurospin、ドラッグストアDM、コカ・コーラやボトルウォーター、洗剤などを対象にした消費者ボイコット運動も行われました。
こうした背景から、現地の人にとっても「日用品や食料品が高くなった」という実感が強い状況です。旅行者目線で重要なのは、「日常的な生活費は日本と同程度かやや安い一方で、観光地の入場料や観光客向けレストランは体感的に高く感じやすい」という二重構造になっている点です。
【クロアチア vs 日本】主要物価 徹底比較表
商品・項目 | クロアチア価格(ユーロ) | クロアチア価格(日本円換算) | 日本(東京)での目安価格 |
ミネラルウォーター(500ml) | 0.85 EUR | 約154円 | 約130円 |
コーヒー(カフェ) | 2.00 EUR | 約362円 | 約380円 |
ローカル食堂での食事 | 10.00 EUR | 約1,810円 | 約1,250円 |
レストランでの食事(2名) | 55.00 EUR | 約9,953円 | 約8,000円 |
タクシー初乗り | 2.85 EUR | 約516円 | 500円 |
市内交通(ザグレブ・トラム) | 0.55 EUR | 約100円 | 160円 |
市内交通(ドゥブロヴニク・バス) | 1.73 EUR | 約313円 | 160円 |
鉄道(ザグレブ→スプリト) | 約15.25 EUR~ ($16.17~) | 約2,760円〜 | 約11,000円(新幹線) |
バス(ザグレブ→スプリト) | 21.30 EUR~ | 約3,855円〜 | 約5,000円~(夜行バス) |
ホテル代(スタンダード) | 約78 EUR~ (12,500円~)/泊 | 約14,115円 | 15,000円~/泊 |
家賃(1ベッドルーム・市内) | 588.22 EUR | 約106,447円 | 約68,000円 |
観光地:ドゥブロヴニク城壁 | 40.00 EUR | 約7,239円 | - |
観光地:プリトヴィツェ(繁忙期) | 40.00 EUR | 約7,239円 | - |
食費の物価情報(グルメ・カフェ代)
クロアチアの物価は、日本と比べて「安い」というより、ほぼ同水準かやや高め、と考えておくのが安全です。特にユーロ導入後は物価上昇が続き、日常の食料品や日用品の値上がりに対して、現地でも不満の声が強まっています。
スーパー(KonzumやLidlなど)を活用すれば、自炊や軽食である程度は節約可能です。例えば500mlのミネラルウォーターは約0.85ユーロ前後と、日本のペットボトル飲料と同程度かやや高い水準で、2025年1月の消費者ボイコットではボトルウォーター自体が抗議対象にもなりました。
カフェ文化が根付くクロアチアでは、カプチーノが1杯約2ユーロと、日本のチェーン店のコーヒーと比べるとやや割安感があります。一方で、外食は観光地に近づくほど高くなります。
交通費・移動の費用の物価情報
クロアチアは縦長で主要都市がばらついているため、都市間移動は「バス利用」がもっとも現実的でコスパも良いと言えます。鉄道(HZPP)もありますが、本数や所要時間の面から、ザグレブ〜スプリト間などはFlixBusやArrivaといった長距離バスの方が選択肢が多く、料金もおおよそ20〜25ユーロ台からと使いやすい水準です。
市内交通は都市ごとに料金設定が異なり、首都ザグレブではZETのトラム・バスが発達しています。30分券が約0.55ユーロと非常に安価なのに対し、ドゥブロヴニクではLibertas社の路線バスが中心で、キオスク購入の1時間券が1.73ユーロ、運転手からの車内購入だと2.50ユーロと、同じ国内でも体感価格は変わります。
タクシーの初乗りは約2.85ユーロで、東京の初乗りと近い感覚ですが、観光地ではUberやBoltなどの配車アプリを使った方が料金面でも安心感でもメリットが大きいでしょう。
観光・ホテル・その他の物価情報
クロアチア旅行では、日常の物価以上に「観光地の入場料」と「宿泊費」が予算を大きく左右します。特にドゥブロヴニクとプリトヴィツェ国立公園は、ヨーロッパでもトップクラスの観光料金帯と考えておきましょう。
ドゥブロヴニク旧市街の城壁は、2025年11月時点で大人1人40ユーロ(約6,400円)で、城壁に加えてロヴリイェナツ要塞への入場も含まれます。この金額は1日パス型の「ドゥブロヴニク・パス」と同額に設定されており、他の施設入場もセットになるため、実質的にはパス利用が標準的な選択肢になっています。
プリトヴィツェ湖群国立公園の入園料も季節差が大きいのが特徴です。ピークシーズン(6〜9月)は大人40ユーロ、オフシーズン(1〜3月・11〜12月)は大人10ユーロと、同じ場所でも料金が4倍違います。
夏のハイシーズンに訪れる場合はしっかり入場料を見込んだ予算設定が必要ですが、時期をずらせば大幅に節約することも可能です。
宿泊費は都市とシーズンで大きく変動し、スタンダードクラスのホテル(2名1室)の目安は1泊あたり約12,500円〜とされています。なかでもドゥブロヴニクは宿泊単価が高く、ラグジュアリーホテルでは1泊3〜5万円台も珍しくありません。
一方、首都ザグレブは1万円前後のシティホテルも多く、比較的リーズナブルな滞在先を見つけやすいエリアです。
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クロアチアの通貨と為替レート
クロアチアは2023年1月1日にユーロ(EUR)を正式導入しており、以前の通貨クーナ(HRK)はすでに流通していません。現在クーナが必要になる場面はなく、余ったクーナを持っている人向けに一部銀行で交換対応が続いている程度です。
旅行者がわざわざクーナを入手する必要はありません。本記事では計算を分かりやすくするために便宜上「1ユーロ=約160円」という目安レートで換算していますが、実際の為替レートは日々変動するため、出発前に最新レートを必ず確認してください。
両替については、日本でユーロ現金を多めに用意するよりも、現地到着後にATMでデビットカードや国際キャッシュカードを使ってユーロを引き出した方が、トータルの手数料が抑えられるケースが多いとされています。
クロアチア旅行の費用相場!期間別に解説!
では、航空券やホテル、食費などすべて含めて、トータルでいくら用意すれば良いのでしょうか?
5泊7日のクロアチア旅行の場合、航空券を除いた現地費用(ホテル・食費・観光費など)の相場は、1人あたり約200,000円~ が目安です。
航空券は、日本からの直行便はなく、中東やヨーロッパ主要都市での乗り継ぎが一般的です。時期や行き先(ザグレブinかドゥブロヴニクinか)によりますが、乗り継ぎ便で約13万円~17万円を見ておきましょう。
3泊5日(ザグレブ or ドゥブロヴニク集中)の場合
短期間で1都市に集中するプランです。比較的物価が安いザグレブに滞在する場合の予算の内訳は以下の通りです。
- 航空券:130,000円~
- ホテル代(3泊):37,500円~ (12,500円/泊 x 3)
- 現地費用(食費・交通費):30,000円~
- 観光・予備費:20,000円~
- 合計:約217,500円~
5泊7日(王道ルート:ザグレブ+ドゥブロヴニク)の場合
ザグレブから入り、プリトヴィツェを経由してドゥブロヴニクへ抜けるような王道ルートの目安です。
- 航空券:130,000円~
- ホテル代(5泊):62,500円~ (12,500円/泊 x 5)
- 現地費用(食費):30,000円~
- 現地交通費(都市間バス含む):10,000円~
- 観光&ツアー費用:30,000円~
- 合計:約262,500円~
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クロアチア旅行の費用を安く抑える節約のコツ
クロアチア旅行の費用を抑えるには、コツがあります。「日々の生活費」と「高額な観光イベント費」の両方で賢く節約しましょう!
【必須】ドゥブロヴニク・パスは「城壁」と同時に買え!
ドゥブロヴニク旧市街の城壁に登る予定があるなら、「ドゥブロヴニク・パス(Dubrovnik Pass)」を城壁チケット単独ではなく必ず選ぶべきです。城壁の入場料は大人1人40ユーロで、この金額は1日有効のドゥブロヴニク・パスと同額に設定されています。
1日パスには、城壁(ロヴリイェナツ要塞などを含む)の入場に加え、旧市街の主要博物館やギャラリーを中心とした複数の観光施設の無料入場権、さらに市内路線バスの24時間乗り放題が含まれます。
城壁に行くなら「城壁=パスの一部」と考え、到着初日にパスを購入して一気に城壁・博物館・バス移動を組み合わせるのが、費用対効果の面で最も賢い選び方です。
【最重要】「ショルダーシーズン」を狙う(7・8月を避ける)
クロアチア旅行の予算を抑えたいなら、「いつ行くか」の選び方が何より重要です。とくにプリトヴィツェ湖群国立公園を訪れる場合、ピークシーズンとオフシーズンで入場料が4倍も違うため、時期次第で総費用が大きく変わります。
プリトヴィツェの大人入場料は、6〜9月のピークシーズンは40ユーロですが、1〜3月と11〜12月のオフシーズンには10ユーロまで下がり、実に75%オフという大きな差があります。
さらに、ホテル代も5〜9月上旬のいわゆるハイシーズンは全体的に高騰しやすく、ドゥブロヴニクなど人気エリアでは特に顕著です。そのため、気候が穏やかで観光客もピークほど多くない5〜6月や9〜10月の「ショルダーシーズン」を狙うと、入場料・宿泊費ともに抑えつつ快適に観光しやすくなります。
移動は「都市間バス」一択!
クロアチア国内の移動は、基本的に「都市間バス」を軸に考えるのが効率的です。ザグレブ、スプリト、ドゥブロヴニクなど主要都市間は、FlixBusやArrivaなどの長距離バス会社が多くの便を運行しており、片道20〜30ユーロ前後から利用でき、鉄道や国内線より安く本数も多い傾向があります。
鉄道(HŽPP)もザグレブ〜スプリトなどの区間で利用できますが、所要時間や運行頻度を考えると、個人旅行ではバスの利便性が一歩リードします。
一方でHŽPPの公式サイトからオンライン購入すると窓口価格より10%安くなる割引があり、鉄道を使う場合は事前のネット予約が節約に有効です。いずれの交通手段でも、早めにオンラインでチケットを押さえておくことが、クロアチアの移動費を抑える基本戦略と言えます。
食事は「コノバ」と「スーパー(Konzum, Lidl)」
クロアチアで食費を抑えるコツは、「コノバ」とスーパーを上手に使い分けることです。毎食レストランに通うと予算オーバーになるため、昼は地元の食堂「コノバ」で比較的手頃な日替わりメニューや郷土料理を楽しみ、夜だけ少しグレードの高いレストランでシーフードなどを味わうといったメリハリを意識するとバランスが取りやすくなります。
飲み水や朝食用のパン、軽食、おやつ類は、KonzumやLidlといった大手スーパーを活用するのがおすすめです。500mlペットボトルのミネラルウォーターは、Konzumでは1本あたりおよそ0.85ユーロ前後で購入でき、日本のコンビニ飲料と同程度かやや高い水準です。
一方、観光地のキオスクやカフェで同じような飲み物を買うと割高になりやすいため、「水やジュースはスーパーでまとめ買い、カフェではコーヒーだけ」といった使い分けをすることで、クロアチアの物価高騰下でも無理なく食費をコントロールできます。
物価を理解して、クロアチア旅行を賢く楽しもう!
クロアチアで食費を抑えるコツは、「コノバ」とスーパーを上手に使い分けることです。毎食レストランに通うと予算オーバーになるため、昼は地元の食堂「コノバ」で比較的手頃な日替わりメニューや郷土料理を楽しみ、夜だけ少しグレードの高いレストランでシーフードなどを味わう、といったメリハリを意識するとバランスが取りやすくなります。
飲み水や朝食用のパン、軽食、おやつ類は、KonzumやLidlといった大手スーパーを活用するのがおすすめです。500mlペットボトルのミネラルウォーターは、Konzumでは1本あたりおよそ0.85ユーロ前後で購入でき、日本のコンビニ飲料と同程度かやや高い水準です。
一方、観光地のキオスクやカフェで同じような飲み物を買うと割高になりやすいため、「水やジュースはスーパーでまとめ買い、カフェではコーヒーだけ」といった使い分けをすることで、クロアチアの物価高騰下でも無理なく食費をコントロールできます。
賢く計画を立てて、一生モノのクロアチア旅行を楽しんでくださいね!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。
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