
ドブロブニクの物価は高い?費用や予算、日本との比較も紹介
クロアチアのドブロブニクは、アドリア海の真珠と称されています。本記事では、ドブロブニクの物価を徹底解説します。費用や予算、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


クロアチアのドブロブニクは、アドリア海の真珠と称されています。ただし、「ヨーロッパのリゾート地って物価が高そう…」「実際のところ、予算はどれくらい必要なの?」と気になる方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、ドブロブニクの物価を徹底解説します。費用や予算、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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ドブロブニクの物価は高い?日本との比較
ドブロブニクの物価といえば、クロアチア国内でも「別格」の高さで知られています。特に夏の観光シーズン(6月〜9月頃)はホテルや航空券が高騰し、レストランの価格も上がることがあります。
全体的な感覚としては、日本(東京)の物価と比較して、外食や観光費は1.5倍〜2倍、スーパーでの買い物は同程度か少し高い、といったイメージです。
以下に、主な品目やサービスの価格をまとめました。旅行の予算を立てる際の目安にしてみてください。
【ドブロブニクと日本の物価比較(2025年12月時点)】
商品・項目 | ドブロブニク価格 | 日本価格(目安) |
ミネラルウォーター(500ml) | 2ユーロ(約320円) | 約110円 |
レストランでの食事(ランチ) | 25ユーロ(約4,000円) | 約1,200円 |
ローカルな食堂などでの食事 | 15ユーロ(約2,400円) | 約800円 |
コーヒー(カフェ) | 4.5ユーロ(約720円) | 約450円 |
タクシー初乗り | 4ユーロ(約640円) | 約500円 |
鉄道(基本運賃) | - | 約200円〜 |
バス(市内基本運賃) | 1.99ユーロ(約320円) | 約220円 |
ホテル代(スタンダードクラス/1泊) | 150ユーロ(約24,000円) | 約12,000円 |
城壁巡り入場料(主要観光) | 35ユーロ(約5,600円) | - |
※1ユーロ=約160円で換算しています。
※価格は場所(旧市街かそれ以外か)や時期によって大きく変動します。
食費の物価情報:シーフードは絶品だけどお値段も一流
アドリア海に面したドブロブニクで外せないのが、新鮮なシーフード料理。イタリア料理の影響を強く受けていて、リゾットやパスタは絶品です。
ただ、城壁に囲まれた旧市街のメインストリート沿いにあるレストランは、観光地価格であることが多い傾向です。ディナーで前菜、メイン、ワインを楽しむと、一人あたり50ユーロ〜80ユーロ(約8,000円〜12,800円)ほどかかることも珍しくありません。
一方、「コノバ(Konoba)」と呼ばれるカジュアルな居酒屋・食堂風のお店なら、もう少しリーズナブルに郷土料理を楽しめますよ。
【主なメニューの価格相場】
- シーフードリゾット:約20ユーロ(約3,200円)
- 生牡蠣(1個):約3ユーロ(約480円)
- ピザ(丸ごと1枚):約15ユーロ(約2,400円)
- チェヴァプチチ(肉団子料理):約18ユーロ(約2,880円)
- ビール(500ml):約6ユーロ(約960円)
少しでも食費を抑えたい場合は、旧市街の外にあるパン屋さん「ペカルナ」で、パイ風のパン「ブレク」を買うのがおすすめ。3ユーロ〜5ユーロ(約480円〜800円)ほどで、ボリューム満点の朝食やランチになりますよ。
交通費の物価情報:バスと徒歩が基本!
ドブロブニク観光の足となるのは、主に市バス、タクシー(Uber含む)、徒歩です。特に旧市街の中は車両進入禁止なので、基本的には歩いて回ることになります。
空港からの移動や、港、長距離バスターミナルへの移動にはバスが便利。「リベルタス(Libertas)」というオレンジ色の市バスが走っています。
チケットはキオスク(ニューススタンド)で事前に買うと少し安くなるので、小銭を用意して買っておくのがお得に旅するコツです。
また、ドブロブニクを一望できるスルジ山へのケーブルカーも人気のアクティビティですが、こちらは往復で27ユーロ(約4,320円)と、移動手段というよりは観光アトラクションとしての価格設定になっています。
項目 | ドブロブニク価格 | 日本価格(都内例) |
空港シャトルバス(片道) | 10ユーロ(約1,600円) | 約1,300円(リムジンバス) |
市内バス(キオスク購入) | 1.73ユーロ(約277円) | 210円 |
市内バス(運転手から購入) | 1.99ユーロ(約318円) | 210円 |
タクシー(5km程度) | 15ユーロ(約2,400円) | 約2,000円 |
スルジ山ケーブルカー(往復) | 27ユーロ(約4,320円) | 約1,500円(参考:日本のロープウェイ) |
その他、観光スポットの入場料情報
ドブロブニクに行ったら絶対に外せないのが「城壁巡り(City Walls)」です。全長約2kmの城壁の上を歩きながら、オレンジ色の屋根とアドリア海を見下ろす体験は感動間違いありません。
ただ、この城壁の入場料、近年値上がりが続いています。2025年現在、大人の入場料は20ユーロ(約3,603円)。「ちょっと高いな…」と感じるかもしれませんが、ここからの景色こそがドブロブニクのハイライト。予算を確保してでも行く価値はあります。
また、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地としても有名なロクルム島への船代や入場料も、旅行前にチェックしておきたいポイントです。
【主な観光スポットの入場料】
項目 | ドブロブニク価格 | 日本価格(換算) |
城壁入場料(City Walls) | 20ユーロ | 約3,603円 |
ロクルム島(船代+入場料) | 30ユーロ | 約5,405円 |
レクター宮殿 | 15ユーロ | 約2,400円 |
海洋博物館 | 10ユーロ | 約1,600円 |
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ドブロブニクの通貨・為替レート情報
クロアチアでは、2023年1月から通貨が「ユーロ(€)」に統合されました。以前使われていた「クーナ」は現在使用できませんのでご注意ください。
2025年12月現在、為替レートは1ユーロ=約160円前後で推移しています。
ドブロブニクでは、レストラン、ホテル、スーパーマーケットなど、ほとんどの場所でクレジットカード(Visa、Mastercard)が利用できます。ただし、ローカルなカフェでの少額決済や、チップ、一部のキオスクでは現金が必要になることも珍しくありません。
少額のユーロ現金(50〜100ユーロ程度)を持っておくと安心です。また、チップの習慣も定着しつつあります。レストランでサービス料が含まれていない場合は、会計の10%程度を置くのがスマートです。
ドブロブニク旅行の費用相場
実際にドブロブニク旅行に行くには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
日本からの直行便はないため、ヨーロッパの主要都市(フランクフルトやロンドンなど)を経由して行くのが一般的です。そのため、移動に時間がかかり、最低でも2泊、できれば3泊以上現地に滞在するプランがおすすめです。
ここでは、2つの期間パターンで費用相場をご紹介します。
4泊6日のドブロブニク弾丸旅行
社会人の方でも休みに合わせて行きやすい、少し駆け足のプランです。
【1名あたりの費用目安】
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
航空券(燃油込み) | 約18万円〜 |
ホテル(4泊・中級) | 約8万円〜 |
現地交通費 | 約1万円〜 |
食費・観光費 | 約5万円〜 |
合計 | 約32万円〜 |
航空券は時期によって大きく変動しますが、エコノミークラスで往復18万〜25万円程度を見ておくとよいでしょう。ホテルも旧市街の外(ラパド地区など)を選ぶと、少し費用を抑えられます。
6泊8日のゆったり満喫旅行
近隣の島々へ足を延ばしたり、のんびりリゾートを楽しんだりするスタンダードなプランです。
【1名あたりの費用目安】
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
航空券(燃油込み) | 約18万円〜 |
ホテル(6泊・中級) | 約12万円〜 |
現地交通費 | 約1.5万円〜 |
食費・観光費 | 約8万円〜 |
合計 | 約39.5万円〜 |
滞在が長くなると、その分食費や観光費もかさみます。ランチはテイクアウトを利用したり、スーパーで買い出しをして部屋で軽い夕食をとったりと、メリハリをつけると予算オーバーを防げますね。
賢く旅する!費用を抑える3つのコツ
「せっかくの旅行だから楽しみ尽くしたいけど、無駄な出費は減らしたい!」という方のために、ドブロブニクをお得に楽しむための3つのコツをご紹介します。
1. 「ドブロブニク・パス」をフル活用する
ドブロブニク観光の必須アイテムといえるのが「ドブロブニク・パス(Dubrovnik Pass)」。これ1枚で、以下の特典が受けられます。
- 城壁への入場が無料
- 主要な博物館・ギャラリー(レクター宮殿など)への入場が無料
- 市内バスが乗り放題(1日券の場合24時間)
1日券(1 Day Pass)は40ユーロ(約7,207円)。オンラインで事前に購入できるので、ぜひ用意しておきましょう。
2. 宿泊エリアを「ラパド」や「グルージュ」にする
旧市街の中にあるホテルは雰囲気抜群ですが、価格も高いです。費用を抑えたい場合は、旧市街からバスで10〜15分ほどの「ラパド地区(Lapad)」や「グルージュ地区(Gruž)」に泊まるのがおすすめです。
これらのエリアは、地元の人も暮らす落ち着いた雰囲気で、スーパーマーケットや安くて美味しいレストランも豊富。ホテル代も旧市街に比べて2〜3割ほど安くなることが多い傾向です。バスの本数も多いので、観光へのアクセスも問題ありません。
3. スーパーマーケットと「ペカラ」を活用する
毎食レストランで外食をしていると、食費だけで1日1万円を超えてしまうことも珍しくありません。
地元のスーパー「コンズム(Konzum)」や「ストゥデナッツ(Studenac)」で、生ハムやチーズ、フルーツを買って、ホテルのバルコニーや公園で食べるのも素敵な思い出になります。
また、先ほど紹介したパン屋「ペカラ」も強い味方。顔より大きいサイズのピザパンや、クロワッサンが手頃な価格で手に入ります。地元の生活に溶け込むような体験もできて、一石二鳥です。
まとめ
ドブロブニクの物価についてご紹介しました。正直なところ、日本と比べると「安い」とは言えない観光地です。特に外食費や観光施設の入場料は、ヨーロッパの中でも高めの水準と言えるでしょう。
ただし、息をのむようなアドリア海の美しさや、歴史を感じる街並みは、その費用を払ってでも体験する価値があります。「ドブロブニク・パス」を賢く使ったり、ローカルフードを楽しんだりと工夫すれば、予算内で十分に満足度の高い旅ができますよ。
ぜひ、しっかり予算計画を立てて、憧れのドブロブニク旅行を実現させてくださいね!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
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