ワシントン記念塔はアメリカを代表する観光スポット!歴史や見どころなどを解説
アメリカ合衆国を象徴する観光スポットのひとつが、ワシントン記念塔。多くの映画などにも登場する人気の観光名所です。 この記事では、ワシントン記念塔の歴史や見どころ、楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひワシントン記念塔へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね。
アメリカ合衆国を象徴する観光スポットのひとつが、ワシントン記念塔。多くの映画などにも登場する人気の観光名所です。
この記事では、ワシントン記念塔の歴史や見どころ、楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひワシントン記念塔へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね。
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ワシントン記念塔の基本情報
アメリカの首都、ワシントンD.C.を象徴する人気の観光スポットが、ワシントン記念塔。まずはワシントン記念塔の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
ワシントン記念塔とは?
ワシントン記念塔は、アメリカの首都ワシントンD.C.のナショナルモール中心に立つ、高さ169メートルの塔。アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの功績を讃えて建造された石造りの記念塔です。
ワシントン記念塔の特徴
ワシントン記念塔はワシントンD.C.でもっとも高い建物。169メートルの高さは、フィートに換算すると555フィート。地上面の幅も55フィートになっています。
この高さはほぼ100年後に建てられた日本の霞が関ビルより高いもの。しかも素材は大理石や花崗岩、砂岩など約3万6000個の石です造られているんです!ワシントン記念塔は世界一高い石造りの建造物としても知られています。
ワシントンD.C.では1910年に、約6メートル(20フィート)以上の建物を禁止する法律を定めています。そのため今後も首都でワシントン記念塔を超える建物が作られることはないでしょう。
ワシントン記念塔の歴史
ワシントン記念碑は、アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの功績を讃えて建造された塔です。ジョージ・ワシントンはその統率力でアメリカを独立に導いたことから、アメリカ建国の父と呼ばれている人物。
多くの尊敬を集めた人物だったため、彼の生前から記念のモニュメントを作ることは議会で決まっていましたが、実際に建設が決まったのは彼の死後34年も経った1833年。生誕100周年記念の年でした。着工はさらに遅れて1848年。その後も南北戦争や資金不足が重なって工事は中断し、完成したのは1884年のことでした。
これは20年ほど工事が中断していたため、ワシントン記念塔をよく見ると、下から3分の1ほどの高さで表面の大理石の色が変わっているのが分かります。
塔が公式に一般開放されたのは1888年。この当時、ワシントン記念塔は世界でもっとも高い建築物として話題になりました。ところがその翌年の1889年にはパリにエッフェル塔が完成。世界一の座はすぐに明け渡すことになってしまったのです。
ワシントン記念塔のあるワシントンD.C.ってどんな街?
ワシントンD.C.はアメリカ合衆国の首都で、正式名称はコロンビア特別区(District of Columbia)と言います。連邦直轄地であるワシントンD.C.は、自然に発展してきた街ではなく、首都として設計された計画都市。大統領官邸のホワイトハウス・アメリカ合衆国議会議事堂・連邦最高裁判所という国の三権機関や、多くの連邦機関、国の記念建造物や博物館が集まっています。
アメリカ建築の傑作といわれるホワイトハウスやワシントン大聖堂、トマス・ジェファーソン記念館、連邦議会議事堂、リンカーン記念館などがあるため、観光地としても人気。毎年多くの観光客が訪れます。その街の中心に立っているのが、ワシントン記念塔です。
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ワシントン記念塔観光の見どころ
ワシントン記念塔は外から見るだけでなく、中に入ることもできます。中に入るためにはツアーの予約が必要です。また外から見るときにも、とくにおすすめの見学ポイントがいくつかあります。
ここではワシントン記念塔の人気の見どころをまとめました。
映画でもお馴染み、リフレクティング・プール越しの塔
ワシントン記念塔を眺めるポイントとして有名なのは、リンカーン記念堂。ナショナル・モールのリンカーン記念堂前面からワシントン記念塔まで続いている細長い人工池、リフレクティング・プール越しに記念塔を見ることができます。
リフレクティング(反射)という名前の通り、リンカーン記念堂から見るとワシントン記念塔が水面に映り、上下対象の見事な景観が完成。このリフレクティング・プール越しのワシントン記念塔は、映画『フォレスト・ガンプ』の名場面に登場し、多くの映画ファンの憧れの場所になっています。
近くで見上げるとその巨大さに感動
遠くで見ても美しいワシントン記念塔ですが、近づいてみるとそれが石造りであることを実感します。地震が多い日本の人なら、なぜこの建物が150年近く無事に立っているのか不思議に感じるのではないでしょうか。
実際、2011年にアメリカ東部で発生したマグニチュード5.9の地震では内部や上部が破損し、大規模な修復工事が行われています。
観光の目玉は展望室
ワシントン記念塔は事前予約するか当日の整理券を入手すれば、無料で内部を見学することができます。ワシントン記念塔の内部見学ツアーは映画『スパイダーマン ホームカミング』にも登場。覚えている方も多いのではないでしょうか。
ツアーのお目当ては、塔の上のピラミッド状になっている部分にある展望階。螺旋階段もありますが、もともとは建築の貨物用に作ったエレベーターに乗れば、すぐに展望室に到着します。ワシントンD.C.でもひときわ高い記念塔からの眺めは、まさに絶景!ただし窓は小さいので、譲り合って見てくださいね。
この窓から東側に見えるのは、スミソニアン博物館や国立自然史博物館。アメリカ合衆国議会議事堂も東側にあります。南側にあるのは、人工湖のタイダルベイスンやアメリカ合衆国製版印刷局、トーマス・ジェファーソン記念堂、アメリカ国防総省(ペンタゴン)など。西側にはリンカーン記念堂、そして北側にはホワイトハウスが見えます。
資料室とエレベーターの窓もじっくり見て!
展望室の階下にある資料室やエレベーター内部もじっくり見たいスポットです。資料室には記念塔の歴史や修復の様子などがパネル展示されていて、記念塔の頂上に取り付けられたアルミニウム製のキャップなども見ることができます。
そしてエレベーターのドアの窓にも注目。外の景色を見ることはできませんが、窓が電子ブラインドになっていて、記念塔の内壁を見ることができます。この内壁には塔の建設にあたって全米の自治体から贈られた記念石が埋め込まれているので、観察してみてくださいね。
ワシントン記念塔の観光に最適なシーズンは?
ワシントンD.C.は温暖で比較的過ごしやすい気候の街。どの季節に出かけても観光を楽しむことができますが、季節に合わせた準備は必要です。
気温は、3月から5月の春は13度から22度ほど。6月から8月の夏は日本のように湿度が高く30度を超える日も多くなります。9月から11月の秋は過ごしやすい20℃前後、12月から2月の冬には3度以下になることも多く、雪が降ることもよくあります。
続いてはワシントン記念塔を訪れるベストシーズンをご紹介しましょう。
ベストシーズンは快適に過ごせる春と秋
もっとも過ごしやすく快適な気候なのは、春から初夏にかけてと秋の前半。具体的には3月から6月と9月、10月頃がおすすめです。
なかでも日本人におすすめなのは、3月下旬から4月中旬にかけて全米桜祭りが開催される時期です。ワシントンD.C.の桜は日本から贈られたもので、ソメイヨシノなど3,000本以上の桜が咲き誇り、パレードなどのイベントも開かれます。
観光客が少ない時期を狙うなら1月~3月中旬
ワシントンD.C.で観光客が少ない時期を狙うなら、冬がおすすめ。イベントもあまりないため、混雑が減ります。
ただしとくにオフシーズンはないのがワシントンD.C.の特徴。博物館やホワイトハウスなど、内部を見学して楽しむ施設が多いため、冬でもたっぷり楽しむことができますよ!
ワシントン記念塔の見学方法は?予約は必要?
ワシントン記念塔は外観だけでなく、内部の見学も可能です。ここからは、入場料や予約について解説します。
入場は無料!ただし整理券が必要
ワシントン記念塔の内部ツアーは無料ですが、時間指定券を手に入れる必要があります。
ワシントン記念塔ロッジで8時45分から先着順で時間指定券が無料配布されているので、ゲットしましょう。
事前予約もおすすめ
春、夏、秋の観光シーズンには窓口に行列ができ、時間指定券がすぐになくなることもあるため、早めに並んでおく必要があります。そこでサービス料はかかりますが事前予約をするのもおすすめ。
空き状況を確認し、公式サイトまたは 877-444-6777 に電話して事前予約ができます。事前予約のサービス料は前売り券1枚につき1ドル。ツアー日の30日前から予約をすることができます。
ワシントン記念塔観光に要する時間
ワシントン記念塔内部の見学に時間制限はなく、入場してからは自由に滞在可能。ただし展望台はせまいので、内部見学の所要時間は入場時間から1時間ほどが一般的です。
一方、ワシントン記念塔の外側はワシントンD.C.のあらゆる場所から見ることができるので、他の建物を見学しながらついでに眺めるのもおすすめですよ。
ワシントン記念塔へのアクセス・行き方
ワシントンD.C.の中心にあるワシントン記念塔は、とてもアクセスしやすい観光スポット。目立つ建物なので迷うことも少ないでしょう。
続いてはワシントン記念塔への行き方をご紹介します。
最も一般的な移動は地下鉄
ワシントン記念塔へのアクセスは地下鉄の利用が便利です。最寄駅はスミソニアンメトロ駅。ワシントンメトロは6本の種類があり、スミソニアンメトロ駅にはオレンジラインとブルーライン、シルバーラインの3本が停車します。駅からは徒歩10分ほどです。
自由度を高くするならレンタカー
ワシントン記念塔はロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港からも近く、レンタカーなら7分ほどで到着します。ただしワシントンD.C.の中心部は駐車場が混雑しやすいため、公共交通機関の方が時間はかからないかもしれません。
ワシントン記念塔観光における注意点
ワシントン記念塔は国の重要な建造物のため、観光にはいくつかの注意が必要です。
ここでは、ワシントン記念塔観光の前に知っておきたい注意点をご紹介しましょう。
事前予約が安心
見学方法の項目でも紹介したとおり、ワシントン記念塔への入場には時間指定券が必要です。朝8時45分からの配布開始前には行列ができ、すぐに配布終了となることもあるので、いきなり訪れて登ることはまずできません。できれば事前に予約をしておくのがおすすめです。
大きな荷物は持ち込めない
ワシントン記念塔の入場前にはセキュリティチェックがあります。このときスーツケースや大きなバックパックの持ち込みは禁止で、一時的に預ける場所もないため注意が必要です。とくに空港についてから直接行ってみようと考えている場合は、荷物をどうするか計画しておくことが大切。また飲み物や食べ物の持ち込みも禁止されています。
ワシントン記念塔の観光を満喫しよう!
この記事では、ワシントン記念塔の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。ワシントン記念塔は、ワシントンD.C.の旅行では必ず訪れたい観光スポット。首都の有名な建物の位置を実感するためにも、最初に行っておくのがおすすめです。
ぜひ紹介した情報を参考に、ワシントン記念塔の観光を満喫してみてくださいね!
ワシントン記念塔の基本情報 | |
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住所 | 2 15th St NW, Washington, DC 20024 アメリカ合衆国 |
電話 | (202) 426-6841 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
休業日 | 独立記念日とクリスマス |
アクセス | 地下鉄スミソニアン駅から徒歩約10分 |
料金 | 無料(当日券の場合) |
公式サイト |
cover photo by PIXTA