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莫高窟は中国にある世界遺産!世界有数の仏教遺跡の歴史や特徴などを解説

中国を代表する観光スポット・莫高窟(ばっこうくつ)。建築や壁画、仏塑像の歴史的価値が認められ、1987年に世界文化遺産に登録されています。 この記事では、莫高窟の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!

ライター
NEWT編集部

中国を代表する観光スポット・莫高窟(ばっこうくつ)。建築や壁画、仏塑像の歴史的価値が認められ、1987年に世界文化遺産に登録されています。

この記事では、莫高窟の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ莫高窟へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

【世界遺産】莫高窟の基本情報

中国の甘粛省敦煌市の郊外にある仏教遺跡である莫高窟(ばっこうくつ)。まずは莫高窟の歴史や特徴、遺跡の価値など基本情報を解説します。

1,000年かけて作られた莫高窟の歴史


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※画像はイメージです

莫高窟は、断崖に南北約1,600メートルにわたり掘られた約600あまりの石窟の仏教遺跡です。中国甘粛省敦煌市の東南約25キロメートルの場所にある鳴沙山東に位置しています。

その洞窟の中に約2,400体とも言われる数の仏塑像が安置され、石窟内一面に極彩色で描かれた総面積約45,000平方メートルにおよぶ壁画が有名です。

莫高窟は別名千仏洞とも呼ばれていて、東方のルーブル宮殿と言われていますよ。西暦366年に楽僔(らくそん)という仏教僧が金色に光る千体の仏像を感じ、仏教の修行の場として掘り始めたのが始まりと言われています。

その後、北魏、西魏、隋、唐、五代、宋、西夏、そして14世紀の元の時代まで10王朝約1,000年にわたって石窟の造営や修復が行われました。気の遠くなる歳月をかけて造られた莫高窟、それだけで観光に値するスポットと言えますね!

1987年に世界遺産に認定


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※画像はイメージです

莫高窟は、建築物や壁画、仏塑像などの歴史的、文化的な価値が認められ1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。また、莫高窟は龍門石窟、雲崗石窟とならび、中国三大石窟のひとつに数えられています。

世界文化遺産に登録されるには、6つの登録基準の1つ以上をクリアする必要がありますが、莫高窟はその6つの基準をすべて満たす世界遺産なのです!世界文化遺産は約750件もありますが、この6つの登録基準すべてを満たすのはヴェネツィアとその潟、泰山とこの莫高窟の3つだけ。貴重な文化遺産の中でも特に群を抜く存在ですね。

世界遺産に指定されたことで、莫高窟を訪れた観光客は増加。2018年の莫高窟への訪問者は15年前に比べると2.5倍の約200万人だったそうです。現在は遺跡に負荷がかかるため、見学は完全予約制となっています。

莫高窟の大きさはどれくらい?


P1780818_1 莫高窟 by punster Huang is licensed under CC BY-SA 2.0

敦煌市の東南約25キロメートルにある鳴沙山の東の断崖を掘って築かれた莫高窟。その大きさは、南北に約1,600メートル、高さ約50メートルです。上下5層からなる莫高窟は、全部で492もの窟があります。その中に2,400あまりの土から作られた仏塑像(ぶっそぞう)が安置されています。

壁一面に壁画が描かれており、その面積は約45,000平方メートルにもなるとのこと。圧巻で言葉も出ないですね。

莫高窟のある敦煌市ってどんな街?


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莫高窟の観光の拠点となる敦煌市は、中国の甘粛省北西部の都市で、ゴビ砂漠の南西にある街です。かつてシルクロードの交通要所として栄えたオアシス都市で、東西の貿易の中継地として、また宗教や文化の合流地点でもありました。

小説家の井上靖は莫高窟の美しさを砂漠の台画廊と評し、のちに映画の原作となる小説を書きました。1988年の日本・中国合作の映画は、日本アカデミー賞を複数受賞したこともあり、日本で敦煌が有名となったきっかけとなっています。

莫高窟観光の見どころ

莫高窟は、一般公開されていない場所もありますが、あまりに広く見どころも満載です。

なかでも、鳴沙山東麓の断崖に約700の石窟があり、そこに描かれている壁画や彩色塑像は必見です!ここでは訪れたらぜひ観光したいスポットをまとめました。しっかり下調べをして、帰ってきてから後悔しないように効率よく観光スポットをまわりましょう。

9階建ての九層楼の第96窟


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世界遺産、莫高窟を代表するスポットがこの九層楼の第96窟。鳴沙山の断崖に掘られた入り口に、高さ約43メートルにもおよぶ九層の朱色の木造楼閣をもち、莫高窟のシンボルになっています。

この石窟自体は、695年の唐の時代に仏教信者だった則天武后によって造られました。この九層楼は別名、北大仏殿または大雄宝殿と呼ばれています。石窟内に高さ約34.5メートル、幅約12.5メートルの大仏、弥勒菩薩像が安置されており、多くの観光客がこの仏像の前で手を合わせていきます。

この弥勒菩薩像は莫高窟の中では一番大きく、中国でも5番目に大きいそうです。莫高窟を訪れたら、第96窟は必見のスポットですね!

2,000以上ある仏像


敦煌莫高窟 (Dunhuang Mogao Grottoes) by emperornie is licensed under CC BY-SA 2.0

莫高窟の見どころのひとつが、2,000以上あると言われている仏像です。仏像は高さ30メートル以上のものからほんの十数センチの小さなものまで、姿も仏や菩薩、天王、力士像など、多種多様な仏像を見ることができますよ!

また、1,000年以上という長い年月をかけて掘られ続けたため、造られた時代によって莫高窟の仏像の特徴が異なるのも興味深いです。南北朝時代の仏像が、ふくよかな顔つきとどっしりとした体つきから、穏やかな美しい顔と平たい体つきへと変遷したことがわかるでしょう。

このように莫高窟の仏像を順に見学すると、中国仏教が周囲から受けた影響や発展を肌で感じることができますよ。

45,000平方メートルの総面積を誇る壁画


敦煌莫高窟 (Dunhuang Mogao Grottoes) by emperornie is licensed under CC BY 2.0

莫高窟の仏教壁画は、壁面や天井を漆喰で塗り固めてから、顔料を塗り、壁画を描くフレスコと呼ばれる技法で描かれています。莫高窟の壁画には、ブッダの伝記や前世の物語、極楽浄土、種々の如来や菩薩、景色や人々の生活模様などが描かれていて、見ごたえばつぐん。石窟内ではもちろん、保存状態のいいものは屋外の至る所にも描かれていますよ。

莫高窟の彩色壁画はすべてをつなぎ合わせると長さは約25メートル、総面積はなんと約45,000平方メートル!また、壁画も仏像と同じく時代ごとで、絵のスタイルも違い、異なった地域の影響が見られます。中国仏教美術の時代の変化を追っていけるのも莫高窟の見どころのひとつです。極彩色の壮大な壁画の魅力、ぜひ鑑賞しましょう!

一般公開されている40の石窟


China - Mogao Caves (摸高窟) by Tom Thai is licensed under CC BY 2.0

莫高窟には大小492の石窟がありますが、一般に公開されているのはその中のほんの40の石窟のみです。それ以外は特別有料窟ということで別料金がかかります。

一般公開されている40の石窟はこちらです。

  • 北涼〜北魏〜西魏〜北周〜隋の各時代の14窟(244、246、249、251、257、259、292、296、314、397、407、420、427、428窟)
  • 初唐〜盛唐時代の15窟(46、55、71、96、148、171、202、329、332、334、335、340、341、384、445窟)
  • 中唐〜晩唐時代の8窟(12、16、17、29、94、203、231、237窟)
  • 五代〜西夏〜宋時代の3窟(25、61、409窟)

その中でもおすすめの5つの石窟を紹介します!

蔵経洞とも呼ばれる16窟・17窟


Mogao Cave 96 by David Stanley is licensed under CC BY 2.0

第16窟・17窟は晩唐時代(848年〜907年)に掘り始められました。第17窟は、中唐から晩唐の時代の高僧だった洪䛒(こうべん)の死後に遺骨を収めるために造られました。その第17窟が、1900年に第16窟の奥で土砂に隠された状態で発見されたのです。

発見したのは道士の王円籙(おうえんろく)。大量の経典やさまざまな言語で書かれた写本、古文書などの文字に関する数万巻もの資料や、仏画や刺繍、仏具なども一緒に発見されました。それが世界中で話題となった敦煌文書と呼ばれるものです。それゆえに蔵経洞とも呼ばれています。

歴史的価値が高いがゆえにその後イギリスやフランス、ロシアなどの探検家たちによって本国に持ち帰られましたが、それがきっかけで敦煌学という学問ができました。ミステリアスで世界中の人々の興味を惹きつけた石窟です。

隋時代に作られた244窟・259窟


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第244窟は隋時代に造られ、南の壁には仏立像の三尊、西には仏坐像を中心とした五尊像、北の壁には菩薩立像の三尊像が過去・現在・未来をあらわすように安置されています。

また第259窟は北魏時代で、壁に塔をつくり、そこに敦煌のモナリザと呼ばれる二仏並坐像が安置されています。ここも十分見ごたえがあります。

莫高窟塑像の最高傑作が並ぶ第45窟


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※画像はイメージです

盛唐期(712年〜781年)に造られた第45窟は、小さな石窟ですが莫高窟塑像の最高傑作が並ぶと言われています。

中央に釈迦如来がいて、その左に釈迦の十大弟子の一人阿難(あなん)が腰をくの字にひねり、体の前で両手を重ねるポーズで立っています。上半身を中心にふくよかで流れるような曲線が特徴です。傑作と言われる所以をぜひ鑑賞したいですね!

莫高窟の西側にある西千仏洞


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莫高窟と同じく敦煌近郊の仏教石窟寺院の遺跡です。北魏〜宋時代の16の石窟があります。莫高窟が千仏洞とも呼ばれ、その莫高窟の西側に位置あることから西千仏洞と呼ばれています。

時間に余裕があれば、立ち寄りたいスポットです。こちらはツアーではなく自分で回ることができるので、ゆっくりと石窟を見ることができますよ!

莫高窟の代表的な石窟が見られる陳列館


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日本政府の無償援助で1993年3月に作られた陳列館。莫高窟の出土品やいくつかの代表的な石窟が復元、展示されています。本来の石窟内は撮影禁止なので、ここで撮影するのがおすすめです!

入り口にある1つ目の牌楼


P1780818_1 莫高窟 by punster Huang is licensed under CC BY-SA 2.0

陳列館を出て莫高窟に向かって歩いていると、大泉河という川を渡るための石橋を歩きます。そうすると正面に見えてくるのが1つ目の牌楼である大牌楼。ここをくぐっていざ莫高窟へ。ここもおすすめの写真スポットです!

莫高窟観光に最適なシーズンは?


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莫高窟がある敦煌は、中国の内陸部、ゴビ砂漠にあり山々に囲まれ年中乾燥した地域です。年間の降水量は、東京で一番雨の少ない12月の月間の降水量よりも少ないのが特徴です。砂漠地帯特有の気候なので、観光に適したシーズンをしっかり把握して、計画を立てましょう。

ベストシーズンは快適に過ごせる9月〜10月


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莫高窟の観光のベストシーズンは9月、10月です。夏の平均最高気温は33度前後、冬の平均最低気温は-1度程度。しかし、夏は40℃を超え、冬は氷点下30℃を下回ることもあります。砂漠なので1日の中でも昼と夜の温度差が大きく、夜は昼より15〜25℃ほど気温が下がるのが特徴です。

灼熱の夏と酷寒の冬を避けて、春か秋が快適に過ごせてベストシーズンと言えますが、敦煌の春は乾熱風と砂嵐の季節でもあります。そのため、一般的には9〜10月がベストシーズンといわれています。

観光客が少ない時期を狙うなら11~3月


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極寒の冬期間は敦煌旅行ではオフシーズン。観光客が少なく快適に莫高窟巡りができます。オフシーズンのメリットは、旅行代金自体が安いことや閑散期にあたるので莫高窟の入場チケットも安く買えること。近隣の施設や遺跡の入場料も値引きされることもあるようですよ!

しかし、この時期は露店が出ておらず、小さなお店も閉店していることが多いので買い物には注意が必要です。また、日本では経験したことのないような寒さなので、しっかり防寒対策をしていきましょう。

莫高窟の見学方法は?予約は必要?

ここでは莫高窟の入場料や予約方法、観光の所要時間などの情報をまとめています。入場料は、繁忙期と閑散期では料金が異なるので、訪れる時期の料金を把握して、スムーズに予約ができるようにチェックしましょう。

入場にはチケットの購入が必要!


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莫高窟への入場にはチケット代がかかります。時期によって金額が変わるので注意が必要です。

オフシーズン(12月1日~翌年3月31日) のチケット料金:140元(約2,700円)
最盛期(4月1日~11月30日)のチケット料金:238元(約4,500円)

このチケット代に加え、1人20元(約378円)のガイド代がプラスされます。また莫高窟インフォメーションセンター(莫高窟数字展示センター)の入場料50元(約945円)、莫高窟を見学する際に利用するカートの代金が往復で10元(約189円)必要となります。

購入方法は、旅行代理店を通して購入するか、莫高窟を管理している敦煌研究院の公式サイト(中国語のみ)から購入することができますよ。

その他にも、敦煌市街にある敦煌市街莫高窟参観予約チケットセンター、市街地と敦煌駅の間にある莫高窟デジタル展示センターでも購入することが可能です。莫高窟まで行って当日券を購入するという方法もあります。しかし、当日券は売り切れていることもありますので、おすすめできません。前もってチケットを購入してから莫高窟に行くのがおすすめです!

莫高窟の観光は完全予約制


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莫高窟という文化財の保護と、観光という相容れない目的のため設立された莫高窟デジタル展示センターが完成したことによって、莫高窟の観光は完全予約制となりました。予約は、莫高窟の公式サイトからでもできますが中国語のみなので、日本を出発する前に旅行代理店に依頼する方がスムーズです。

敦煌に到着してから敦煌市街莫高窟参観予約チケットセンターや莫高窟デジタル展示センターで予約もできます。しかし、この方法だと希望の日に予約が取れるかわかりません。特に4月〜11月の最盛期は翌日の予約は取れないかもしれません。やはり、日本から事前に予約をしておいた方が良いでしょう。

オプショナルツアーに参加するのもおすすめ


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※画像はイメージです

莫高窟へ向かうには、オプショナルツアーに参加するのがおすすめです。2019年から莫高窟の見学は完全予約制になりました。莫高窟を訪れる前に敦煌市内で事前に入場券を購入するか、日本で予約しておく必要があるのです。

敦煌に到着してからチケットを購入するとなると、売り切れている可能性があるためできれば日本を出発する前に予約しておきましょう。しかし、公式サイトを通じて個人で購入するにしても、公式サイトは中国語のみで購入までの難易度はかなり高め。

莫高窟見学は敦煌発の日帰りオプショナルツアーに参加するのが、手間がかからず確実でおすすめです。ツアーの内容や時間にもよりますが、料金は各社だいたい20,000円〜30,000円を相場に設定されている場合が多いです。

ツアー代金には各施設の入場料、専用車のチャーター代、日本語ガイド代、昼食代が含まれているので、安心して参加できますね。オプショナルツアーを上手に利用して莫高窟観光を楽しみましょう!

莫高窟観光に要する時間


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莫高窟の入場受付から観光の流れは以下の通り。

  • 予約時間までに莫高窟デジタル展示センターに行き、チケットとパスポートを提示、手荷物検査を受ける
  • 莫高窟デジタル展示センターで2種類の映画を観る(合計約40分)
  • 専用バスで莫高窟へ移動(約20分)
  • ガイド(日本語もあり)による観光案内(約2時間)
  • バスで莫高窟デジタル展示センターに戻る(約20分)

待つ時間などを考慮すると約4時間見ておいたら良いでしょう。莫高窟観光の参考にしてくださいね!

莫高窟へのアクセス・行き方

莫高窟観光の拠点となる都市は、敦煌です。敦煌市内から莫高窟へ向かう方法がおすすめ。ここでは、まずは敦煌へのアクセス、そして敦煌市内から莫高窟への最も一般的な移動方法のバスと、タクシーを利用した場合について解説します!

拠点都市・敦煌へのアクセス


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市街の東約13キロメートルに敦煌空港がありますが、日本からの直行便はないので、北京や西安などで中国国内を乗り継ぐ必要があります。日本からのツアーではほとんど北京経由です。国内線の便数が多い西安や蘭州からであれば乗り継ぎの待ち時間も少なく便利です。

乗り継ぎ後、敦煌空港までは、北京経由で約3時間、西安経由で約2時間、蘭州経由で約1時間40分で到着します。

敦煌市内から莫高窟への移動は直通バスを利用


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敦煌市内に着いたら、バスで莫高窟へアクセスする方法が一般的です。敦煌市内と莫高窟の間を直行バスが往復しています。市内バスターミナルの北側、西域路にある敦煌飯店前の交差点から出発し、絲路賓館、敦煌駅を経由して終点が莫高窟です。

朝8時30分から30分間間隔で出発し、莫高窟から市内へは18時が最終便です。所要時間は約20分なので、車窓の景色を眺めてるうちに到着します。

時間がないならタクシー利用もおすすめ


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自由度高く移動をしたい場合は、タクシーの利用がおすすめです。タクシーで行く場合は、往復で約1,500円前後が相場です。金額はバスに比べると高額になりますが、行きたいところに好きな時間に向かえるので自由度が高いですね。所要時間は約15〜20分です。

莫高窟観光における注意点

莫高窟は世界遺産、貴重な文化財です。崩落や侵食、破損の影響を最小限にするため、何点か禁止事項があります。ルールを守って気持ちよく観光しましょう。

石窟の中は撮影禁止。カメラは預けましょう


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石窟内は撮影禁止です。そのため莫高窟エリアの入り口でカメラを預ける必要があります。また、カメラ以外にも、大きなバッグやトロリーケース、自撮り棒、ビデオカメラなどは洞窟内に持ち込まず、入口で預けましょう。

万が一洞窟内での写真撮影や落書き、壁画や塑像などに触れた場合は中国国内の法律で罰せられますのでご注意ください。また、莫高窟エリアは文化財の保護区域なので、ゴミ箱はありません。ゴミは持ち帰りましょう。

悪天候の時は閉鎖になることも


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雨、雪、砂嵐などの悪天候の際は、重要な文化財の保護のため、莫高窟エリアは一時的に閉鎖されることがあります。天気が悪くなってきたら要注意です。天気が怪しい場合は事前にチェックの上、観光に向かってくださいね。

ガイドによって見られる石窟が異なる


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莫高窟ではそれぞれ予約した言語のガイドと一緒に石窟の見学をします。莫高窟の一般公開されている石窟は40ほどあるので、一度に見られる石窟の数には限りがあります。また、それぞれの石窟は、鍵がかけられて厳重に管理されていて勝手に入ることができません。

そのため、ガイドによって案内をする石窟が異なる場合も。40の一般窟のうち、どの石窟を見学するかは、ガイドがその時の各一般窟の混雑状況などをみて決定します。希望の場所を観光できない可能性もあるので注意が必要です。

観光のハイライトとなる第16・17窟(蔵経洞)や第96窟(大仏殿)は、どのガイドもほぼ案内するので、有名どころは押さえることができますよ。

莫高窟の観光を満喫しよう

この記事では、莫高窟の魅力をたっぷりお伝えしました。石窟のひとつひとつが見ごたえがあり、おすすめの観光スポットです。敦煌観光のメインとなる莫高窟、石窟内は撮影ができないので、実際に訪れて悠久の歴史をご自身の目に焼き付けてくださいね!

莫高窟(ばっこうくつ)の基本情報
住所: Dunhuang, 酒泉市 Gansu, 中国 736206
電話:+86 937 886 9060
営業時間:12月1日〜3月31日:9:00~17:30
4月1日〜11月30日:7:30〜18:00
休業日:なし
アクセス: 敦煌市街から約20分
料金:12月1日~翌年3月31日:140元(約2,700円)
           4月1日~11月30日:238元(約4,500円)
※2023年1月18日のレート、1中国元=18.9円で計算
公式サイト:http://www.dha.ac.cn/

※新型コロナウイルスの感染防止対策のため、休業あるいは時短営業をしている場合があります。事前に最新情報をチェックすることをおすすめします。
※記事内の金額は2023年1月18日のレート、1中国元=18.9円で計算しています。
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