韓国の交通カードのおすすめは?T-moneyなどの種類や購入方法を紹介
キャッシュレス化が進んでいる韓国で快適に観光を楽しむなら、交通系カードは必須アイテムです。近ごろでは交通カードと決済機能がついているカードも普及しているので、利用しない手はありません! そこで今回は韓国に留学経験のある筆者が、韓国で便利な交通カードの種類や購入方法をご紹介します。
キャッシュレス化が進んでいる韓国で快適に観光を楽しむなら、交通系カードは必須アイテムです。近ごろでは交通カードと決済機能がついているカードも普及しているので、利用しない手はありません!
そこで今回は韓国に留学経験のある筆者が、韓国で便利な交通カードの種類や購入方法をご紹介します。
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韓国旅行では交通カードを使うのが便利!
韓国では、ショッピングやカフェでの支払いだけでなく、地下鉄やバスなどの公共交通機関でもキャッシュレス化が進んでいます。
交通ICカードを利用すると、移動のたびに切符を購入する手間もなく、ワンタッチで観光を楽しめますよ。
韓国の交通カードの種類は?
韓国に行く準備は整ったけれど、どの交通カードを使ったらいいのか分からない!という方も多いでしょう。
韓国では、交通ICカードのほかにも、交通ICカード一体型の外国人観光客専用プリペイドカードなど、さまざまな種類のカードが販売されています。
おもな交通カードは、次の通り。
カード名 | 特徴 |
---|---|
T-money | ・韓国でもっとも普及している交通ICカード ・地下鉄の駅やコンビニで手に入る |
Cashbee | ・釜山を中心に利用されている交通ICカード ・地下鉄の駅やコンビニで手に入る |
NAMANE | ・自分だけのオリジナルデザインが作れる ・交通カードとデビット機能がついたプリペイドカード |
WOWPASS | ・現金やクレジットカードでチャージできる ・交通カードとデビット機能がついたプリペイドカード |
それぞれ特徴やデザインが異なるため、スケジュールや好みにあわせて選んでみてくださいね。
交通カードで地下鉄やバスの運賃が割引価格に!
交通ICカードを利用すると、現金で地下鉄やバスに乗車するときに比べて、運賃が割引されるうれしいサービスも受けられます。
また、現金の場合は乗り換え時に切符を購入しなおす必要がありますが、交通ICカードであれば乗り換え時の割引も適用されます。
切符を購入する手間がないだけでなく、移動費の節約にもなるため、ぜひ活用してくださいね。
韓国アイドルの交通カードをゲットすることも
韓国ではさまざまな交通カードが販売されていますが、なかにはK-POPアイドルとコラボしたカードが発売されることもあります。
韓国旅行の目的がK-POPアイドルの推し活なのであれば、推しの交通カードを探すのも旅行の楽しみになるのではないでしょうか?
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韓国でおすすめの交通カード4選!
ここでは、韓国旅行でおすすめの交通カードをご紹介します。韓国旅行の目的や好みにあわせて、選んでみてくださいね。
T-moneyカード
T-money(ティマネー)カードは、韓国の代表的な交通ICカードです。日本でいう「suica」や「ICOCA」などと同じような機能を備えているプリペイドカードです。
カードを購入して任意の金額をチャージすると、地下鉄やバスなどがワンタッチで利用できますよ。カード本体の値段はデザインによっても金額が異なりますが、4,000ウォン(約456円)前後。
現金で地下鉄やバスを利用するときよりも、運賃や乗り換えの割引を受けられるので作っておいて損はありません!
使える場所
T-money(ティマネー)カードは加盟店が多いため、地下鉄、バス、タクシーなど、幅広く使えます。「T-money」の記載があるお店では、T-moneyによる決済も可能です。
チャージ場所
T-moneyカードは、地下鉄の駅やコンビニで現金によるチャージができます。地下鉄駅の機械であれば日本語に対応しているので、案内に沿って選ぶだけで簡単にチャージ完了!
1,000ウォン(約114円)単位でチャージできるので、細かくなってしまった小銭などをチャージすると財布がスッキリするのでおすすめです。
払い戻し方法
T-moneyカードの払い戻しは、地下鉄の駅やコンビニでおこないます。コンビニで払い戻しを受けるときは、「환불해주세요(ファンブレジュセヨ)」といえば、対応してくれますよ。
ただし、払い戻しには手数料に500ウォン(約570円)がかかります。T-moneyカードは有効期限がないため、また韓国へ行く予定がある場合は、そのまま残しておくのがおトクですよ。
EZLカード(旧:Cashbee)
EZLカード(旧:Cashbee)は、釜山を中心に利用されている韓国で2番目に人気のある交通ICカードです。
釜山やソウルの地下鉄やバスで利用でき、T-moneyカードと同じように運賃や乗り換えの割引が受けられます。また、EZLカード(旧:Cashbee)はプリペイドカード決済もできるため、日本でいうデビットカードのようにさまざまな場所で利用できるのが特徴的です。
使える場所
地下鉄やバスでの交通ICカードとして利用するだけでなく、カフェ・レストラン(加盟店のみ)、映画館などでも利用できます。汎用性が高いので、一枚持っておくとさまざまなシーンで活用できますよ。
チャージ場所
EZLカード(旧:Cashbee)は、地下鉄の駅やコンビニで現金によるチャージができます。地下鉄の駅にある券売機は日本語に対応しているので、地下鉄を利用する前にサクッとチャージできますよ。
チャージは1,000ウォン(約114円)から、現金のみに対応しているので、事前に用意しておきましょう。
払い戻し方法
EZLカード(旧:Cashbee)の払い戻しは、地下鉄の駅やコンビニで受けられます。地下鉄の駅にある券売機を利用すると、日本語に対応しているので安心して操作できますよ。
EZLカード(旧:Cashbee)も繰り返しチャージして使えるカードなので、韓国に訪問する予定がある場合は、そのまま残しておくのがおすすめです!
NAMANE
NAMANEカード(ナマネカード)は、交通ICカードとデビットカードのような機能がついたプリペイドカードです。自分の好きな画像をカスタマイズして発行できることが大きな特徴!仁川国際空港や、ソウルの主要駅などに設置されているキオスクで発行できます。価格は7,000ウォン(約798円)。
アプリを利用すれば残高の照会や利用の停止もおこなえるため、不正利用が心配な方でも安心して利用できますよ!
使える場所
チャージ式のプリペイドカードと、クレジットカードの機能がひとつになっているので、カフェやレストラン、ショッピングなど、幅広いシーンで活用できます。
チャージ場所
現金でチャージする場合は、仁川国際空港やソウルの主要駅に設置されたキオスクでおこなえます。
また、NAMANEカードはクレジットカードでもチャージできるのがうれしいポイント!専用のアプリからいつでもおこなえるので、残高が少なくなっても慌てて現金を用意したりキオスクへ立ち寄ったりする必要はありませんよ。
払い戻し方法
チャージしたお金が余ってしまった場合、MONEY BOX(明洞本店、明洞2号店、ソウル駅店)に訪問することで払い戻しを受けられます。最低3,000ウォン(約343円)から払い戻しの申請が可能で、韓国ウォンや日本円、米ドルなどから任意の通貨で残高を受け取れます!
払い戻しをするには、NAMANEアプリをダウンロードし、NAMANEカードをアプリに登録する必要があります。
払い戻しは申請当日のみ有効で、通貨の受け取りにはパスポートが必要です。払い戻し申請後にキャンセルはできないので、空港へ向かう前に立ち寄るのがおすすめですよ。
WOWPASS
WOWPASS(ワウパス)は、交通ICカードとデビットカードのような機能がついた、外国人専用のプリペイドカード!仁川国際空港やソウルの主要駅、ホテルなどに設置されたキオスクで発行でき、なんと円をチャージするとウォンに換金される優れもの。
交通ICカードであるT-moneyカードの機能も搭載されているので、韓国内でのキャッシュレス決済から地下鉄やバスを利用した移動まで、WOWPASS一枚で完結します。5,000ウォン(約570円)で発行可能です。
使える場所
地下鉄、バス、タクシーはもちろん、カフェやレストラン、ショッピングなど、幅広いシーンで利用できます。チャージした残高があれば、デビットカードのように利用できるので、海外発行のカードは使えない個人店でも安心して決済できます。
また、スタバやオリーブヤングなど、一部のお店ではWOWPASSで決済するとポイント還元が受けられます。ぜひ、WOWPASSでおトクな韓国旅行を楽しみましょう!
チャージ場所
WOWPASSは、ソウルの主要駅(明洞、弘大、江南、DDP、ソウル駅など)と、仁川国際空港、金浦空港など、140カ所以上に専用の無人両替機が設置されています。
また、空港のカウンターで発行すると、発行手数料、交通ICカードのチャージ、SIMカード割引など、さまざまな特典が付いたセット内容も。アプリから予約しておくと、韓国についてすぐ受け取れますよ。
払い戻し方法
WOWPASSの残高は、韓国にあるキオスクでウォンのみ引き出し可能です。事前に専用アプリからカードを登録してPIN番号を入手し、キオスクで入力することで引き出せますよ。
1回の出金限度は10万ウォン(約11,414円)まで、出金取引1回につき手数料が1,000ウォン(約114円)かかります。外貨の引き出し、口座振込、海外送金はできないため、使う分だけチャージしておくとよいでしょう。
また、仁川国際空港駅に設置されたキオスクでは払い戻しができないため、ソウル内で払い戻しを済ませておくと安心です!
韓国の交通カードを購入する前に知っておきたいこと
韓国の交通カードは便利ですが、購入する前にいくつかのポイントを押えておくと安心して利用できます。ここでは、韓国の交通カードを購入する前に知っておきたいことをご紹介します。
カードの有効期限はある?
T-moneyやEZLカード(旧:Cashbee)のような交通ICカードのみのタイプは、有効期限はありません。残高が残っていれば使い続けられるので、便利に活用してみましょう。
ただし、WOWPASSの場合は、カード自体の有効期限が製造日から6年間、残高の有効期間は最終チャージ日もしくは再発行日から6年です。(T-money残高は5年間)
チャージを繰り返すことでカード自体の有効期限が切れてもカードを再発行すれば残りの残高を使えますが、うっかりお金を残したまま失効してしまわないよう、払い戻しをするか使い続けるか、どちらかを選んでくださいね。
韓国旅行中、いくらチャージするのがおすすめ?
交通ICカードを移動費のみで利用する場合は、2泊3日の旅行であれば20,000〜30,000ウォン(約2,282~3,424円)ほどチャージしておけば十分でしょう。何度も電車に乗る、積極的にタクシーを利用するという予定であれば、もう少し多めにチャージしておきましょう。
また、NAMANEカードやWOWPASSなどプリペイドカードとして観光やショッピングの決済もする場合は、スケジュールにあわせてチャージしましょう!一度にたくさんのお金をチャージしてしまうと余ることも考えられるため、小分けにチャージするのもおすすめですよ。
クレジットカードでチャージできる?
韓国の交通ICカードの多くは、クレジットカードでのチャージには対応していません。チャージは現金を用意する必要があるので、ある程度の金額を換金しておくと安心でしょう。
ただし、交通ICカードとデビットカードのような機能が搭載されているタイプであれば、一部のカードでクレジットカードによるチャージが可能です。使用感の好みに応じて、カードを選んでみてくださいね。
払い戻しはできる?
どの交通ICカードも、手数料はかかるものの払い戻しに対応していることがほとんどです。
カードの種類によって、ウォンで払い戻しされるのか、送金サービスを経由するのかなど、それぞれ異なるためそれぞれの交通カードの特徴を確認してから払い戻しの申請をしてくださいね。
\NEWTでおトクな韓国旅行をチェック/
交通カードを活用して、韓国旅行を満喫!
韓国旅行に行くなら、移動がスムーズになる交通ICカードはマストアイテムです!もっとも普及しているT-moneyはコンビニや地下鉄などでも利用できるので、はじめて韓国旅行をする方にもおすすめ。
もっと韓国を便利に楽しむなら、デビットカードのような機能がついたタイプのカードが便利です。ぜひ、それぞれの旅にぴったりなカードを使って、快適な韓国旅行を楽しんでくださいね!
※2024年6月18日のレート、100ウォン=11.412円で計算しています。
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