水原華城は韓国・水原にある世界遺産の絶景スポット!ドラマロケ地や見どころを解説
韓国を代表する観光スポット・水原華城。 この記事では、韓国に在住経験のある筆者が、水原華城の見どころや楽しみ方、ドラマのロケ地になった場所やアクセス方法、観光の注意点などを解説します。ぜひ、水原華城へ行く前に情報をチェックして観光を楽しんでくださいね!
韓国を代表する観光スポット・水原華城。優れた機能や建築美が評価され、世界遺産に登録されています。韓国ドラマのロケ地としても使われる華城行宮など、歴史に触れられる見どころがいっぱい!
この記事では、韓国に在住経験のある筆者が、水原華城の見どころや楽しみ方、ドラマのロケ地になった場所やアクセス方法、観光の注意点などを解説します。ぜひ、水原華城へ行く前に情報をチェックして観光を楽しんでくださいね!
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水原華城の基本情報
水原華城は、韓国を代表する世界遺産であり、多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。ドラマのロケ地としても有名なため、どのようなスポットなのか気になっていた方も多いのではないでしょうか?
まずは、水原華城の歴史や特徴など基本情報を解説します。
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水原華城の歴史
水原華城(수원화성:スウォンファソン)は、朝鮮王朝の第22代正祖(チョンジョ)大王が築いた城郭です。王の世継ぎでありながら政争に巻き込まれて非業な最期を遂げた父を悼み、風水的に霊を弔うのに適した土地であった水原に改葬しました。
そして父のそばに居ようとソウルから都を移そうと考え、築造をはじめたのが水原華城であったといわれています。2年8ヶ月ほどで水原華城は完成しましたが、完成からわずか4年ほどで正祖が死去してしまったため、遷都計画も白紙に戻されました。
水原華城の設計は実学(現実生活に役立つ実用的な学問)を研究していた丁若鏞(チョン・ヤギョン)が担当し、当時の韓国で最新の築城法と西洋の技法を組み合わせ、優れた機能性と建築美を兼ね備えて築城されました。
また、築城にあたり滑車やテコの原理などを利用して重いものを持ち上げる拳重機(現代のクレーン)を発明。実用的かつ画期的な工事手法をいくつも提案し、建築史的に高い評価を受けています。
水原華城は4つの門に囲われた広大な城郭
水原華城は全長5.7キロメートル、面積は130ヘクタール、東京ドームで例えるとおよそ27個分にも及ぶ広大な敷地の城郭です。南の「八達門」、北の「長安門」、西の「華西門」、東の「蒼龍門」と水原華城の4大門があり、八達門と華西門は国宝にも指定されています。
築城時の城郭がほとんど原型のまま保存されていることが特徴のひとつで、将軍が指揮を執っていた錬武台や、弓を射る弩台、砲台、楼閣など、合計45もの施設が現存しています。
また、八達門と長安門、華城行宮と蒼龍門をつなぐ街路は、現在も都市内部のおもな街路網構造の骨格になっているほど。水原華城は水害や乱戦などで破損・損失しながらも、補修と復元を繰り返しながら、220年前よりほとんど変わらない姿で残されているのです。
水原華城のある水原ってどんな街?
水原華城がある韓国・水原は、ソウルの南側に位置する京畿道(キョンギド)の道庁所在地です。ソウルや仁川に並ぶ大都市であり、2022年1月には人口100万人を超える特例市に指定されました。
そんな水原は水原華城を中心に韓国の歴史を感じられるスポットが点在し、名物の水原カルビなどのグルメも充実しています。ソウルより1時間ほどでアクセスできるため、日帰り旅行として訪れるのもおすすめですよ!
また、水原華城があるエリアとは対照的に、水原駅前はショッピングモールやレストランが立ち並び、連日多くの若者で賑わいを見せています。周辺にはホテルなどの宿泊施設も充実しているため、水原駅周辺は旅行の拠点としてもおすすめのエリアです。
水原華城は建築史に大きな影響を与えた世界遺産
水原華城は、朝鮮古来の築城法に加え、清(中国)から石とレンガを併用した西洋の近代的な建築技法を輸入して築城されています。
なかでも、築城後1801年に発行された華城城域儀軌には、当時の築城計画や製図・方式、動員された人材の人的事項、予算、材料加工法、工事日誌などが細かく記載され、城郭築城などの建築史に大きな足跡を残しました。
その歴史的価値の高さと優れた機能性、学者たちの緻密な計画による建築美などが評価され、水原華城は1997年12月にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
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水原華城観光の見どころ
水原華城は、現代の水原と共存し広大な敷地のなかにある世界遺産。さまざまな経験ができるスポットも点在しているため、事前に見ておく場所を決めておくとスムーズに観光できますよ。
ここでは、華城行宮やドラマのロケ地など、水原華城の見どころをご紹介します!
圧巻のパフォーマンスが見られる華城行宮
水原華城の一部である華城行宮は、韓国の行宮のなかでもっとも規模が大きく美しい建物といわれています。行宮(행궁:ヘングン)とは、皇帝などが一時的な宮殿として使用する施設のことで、華城行宮はもともと官衛として使われていた建物を拡大し、行宮として完成させました。
華城行宮のなかにある新豊楼(신풍루:シンプンヌ)は、華城行宮の正門にあたります。入口の横にチケット売り場があり、入場する場合はチケットを購入しましょう。日本語のガイドマップが用意されているため、もらっておくと便利ですよ!
華城行宮は、韓国ドラマ「イ・サン」や「宮廷女官チャングムの誓い」のロケ地としても有名です。新豊楼の前では武芸を披露する常時公演もおこなわれているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
さらに、華城行宮の奥にある奉寿堂(봉수당:ボンスダン)は、王の行幸のときに正殿として使われていた建物です。日本統治時代に撤去されましたが、補修と復元を繰り返し現在の姿を保っています。
奉寿堂は万年の寿を願うという意味で、正祖が母の長寿を願ってつけたといわれています。水原華城は父の最期を悼み築城されたものでもあることから、正祖が両親を思う気持ちがうかがえますね。
国宝にも指定されている八達門
八達門は、水原華城の南にある門で、国宝にも指定されている貴重な建物です。四方八方に道が開かれているという意味から、八達門と名付けられました。
周辺に商店が立ち並び周辺の復元ができなかったことから、他の城門とはつながっておらず八達門だけ独立しています。そのため、八達門の周辺は交通量が多く、近くにはさまざまなエリアとつながる路線バスの停留所があります。
ソウルからバスで水原華城へ向かうときもこの八達門の近くで乗降するため、八達門を起点に観光するのがおすすめです!
また、八達門の周辺には名物の水原カルビ発祥の地といわれている池洞市場や、韓国グルメが楽しめる商店や市場が立ち並んでいます。
八達門から華城行宮の方向へ少し歩くと、水原チキンストリート(수원통닭거리:スウォントンタッコリ)というチキン屋さんが立ち並ぶ通りも。なかでも、チキンを丸ごと揚げたトンタッは食べ応え抜群です!
水原でグルメも堪能するなら、八達門周辺で水原カルビやチキンを味わってみてはいかがでしょうか?
もっとも景色が美しいといわれる華虹門
華虹門は水原華城でもっとも景色が美しいといわれている、水原華城で唯一の水門です。7つのアーチ型の水門のうえに、石橋の楼閣が建てられています。華虹門はアーチ状の7つの水門からあふれ出る水しぶきが虹のように輝いて見えることから、華虹門と呼ばれるようになりました。
水原華城は築城時の姿がほとんど保存されているだけでなく、華虹門(北水門)を通る水原川は現在もそのまま流れています。水原川は季節によって水量が変わるため、水量が多い時期は水煙が上がり虹が見える可能性がグッとあがりますよ!
兵士が訓練をおこなっていた錬武台
水原華城の東北部にある錬武台(東将台)は、220年以上前に兵士が訓練をおこなっていた場所といわれています。有事のときは将軍が指揮を執る将台として使われていたため、四方が眺められるように壁はつくられていません。
水原華城の東側から城内を見渡すのに適した軍事要地であったため、周囲がよく見え、水原の街並みや水原華城の景色を楽しめますよ!
錬武台の目の前には、兵士たちが練磨した国弓撃ちが体験できる広場があります。朝の9時30分から17時30分まで、30分ごとに15分ほどの国弓撃ちが体験できます。(※お昼休み12:30~13:30を除く)
料金は1回10発まで1人2,000ウォン(約220円)と、とってもリーズナブル!体験の前には国弓の一般的な知識や基本姿勢をしっかり説明してくれるので、はじめて国弓に触れる方でも安心して取り組めますよ。
錬武台は城内の観光列車・華城列車の下乗場所でもあるため、立ち寄ったときはぜひ体験してみてくださいね!
韓国ドラマのロケ地にもなった長安門
長安門は、華城4大門(八達門・長安門・華西門・蒼龍門)の北側にある門で、事実上は水原華城の正門にあたります。長安門が正門である理由には、当時の王が水原華城に入城するときこの門を通っていたことが、正門である由来といわれています。
また、長安は首都という意味を含み、当時の首都・漢陽(ハニャン=現在のソウル)とは別の首都であることを象徴しています。四方向に傾斜のある屋根(寄棟屋根)は、正門にふさわしい威風堂々とした佇まいが魅力!
また、長安門はチェ・ウシクやキム・ダミが出演する韓国ドラマ「その年、私たちは」、チャ・ウヌが出演する「私のIDはカンナム美人」でロケ地としても使われています。
さらに、長安門の周辺にはおしゃれなカフェやレストランも。ロケ地巡りや水原華城の観光で歩き疲れたときは、周辺のカフェやレストランに休憩がてら立ち寄ってみてください。
長安門がよく見えるように設計されているお店も多いため、お気に入りのお店を探してみると楽しいかもしれませんね!
ライトアップされる夜の時間帯もおすすめ
水原華城は、2022年よりウクライナ危機の早期解決と平和を願い、夜のライトアップがおこなわれています。日中とは異なる幻想的な雰囲気が感じられるとともに、水原華城の大きさを改めて感じられるでしょう。
また、5~10月は「月明り情談(情話)」と題して、華城行宮の夜間観覧を開催。開催期間中は情緒あふれる華城行宮の夜景を満喫できますよ!(※夜間観覧の日程は変更になる可能性があるため事前にご確認ください)
その美しさが評価され、韓国観光公社が選ぶ「夜間観光100選」にも選ばれ、京畿道を代表する夜間観光地としても有名です。
水原華城観光に最適なシーズンは?
水原華城がある韓国・水原は、日本と同じように四季があり、日本で着ているような服装で過ごせます。3~5月の春ごろは花がきれいに咲きほこり、6~7月は梅雨シーズンで足元が悪くなります。
ここでは、水原華城の観光に最適なシーズンをご紹介します。ぜひ、水原華城観光のスケジュールを立てるときに、ぜひ参考にしてくださいね。
ベストシーズンは快適に過ごせる春(3〜5月)と秋(9〜11月)
水原華城観光のベストシーズンは、3~5月の春ごろと、9~11月の秋ごろです。この季節は日本と同じように過ごしやすい気候が続き、水原華城の城郭をぐるっと観光するのにも適しています。
なかでも、八達門の周辺は春になるときれいな桜が咲きほこり、見ごたえがあります。10月上旬には華城文化祭も開催されるため、韓国ならではの芸能や音楽を楽しめますよ!
ただし、韓国には3月の春を目前にした季節になると、コッセムチュイ(花冷え)という冬の気温に戻る時期があります。場合によっては雪が降るほど冷え込むことがあるため、天気予報を確認しながら予定を立ててみてくださいね!
観光客が少ない時期を狙うなら11~2月
水原華城は、11月~2月まで気候も寒くなるため、営業時間も通常より1時間短い17時までとなりオフシーズンに入ります。オンシーズンと比べると観光客が少なくなるため、混雑を避けたい方におすすめのシーズンです。
ただし、韓国・水原は日本よりも気温が下がる日が多く、冬はシベリア寒気団の影響で零下になる日も少なくありません。12月~2月は雪が降る日も多く、とっても寒いため厚手のダウンやカイロなどで寒さ対策を徹底して観光してくださいね!
水原華城の見学方法は?チケットの購入方法をご紹介
水原華城は城壁や4大門の観覧は無料ですが、華城行宮や国弓撃ち体験などの一部施設ではチケットの購入が必要です。その他、臨時で休みになることもあるため、最新情報は公式サイトをチェックしてくださいね。
ここでは、水原華城の見学方法やチケットの購入方法をご紹介します。事前にチェックしてスムーズな観光に役立ててくださいね。
一部建物の入場にはチケットの購入が必要
水原華城の一部施設はチケットが必要ですが、チケットを事前に予約しておく必要はありません。公式サイトでオンライン予約もできないため、当日に直接チケット売り場で購入しましょう!
チケットは水原華城の周辺に点在し、八達門観光案内所、華城行宮、錬武台、水原華城博物館などで購入できます。
水原華城の城郭の観覧料金は無料で、3月~10月は9:00~18:00、11月~2月は9:00~17:00と営業時間が変わるため、チェックしてから訪れましょう!
華城行宮の観覧料金は、大人 1,500ウォン(約165円)、13~18歳(青少年)1,000ウォン(約110円)、12歳以下(子ども)700ウォン(約77円)。
水原華城は決まった出入口がないため、チケットを購入したあとは無くさないように保管し、チケットが必要な場所に出入りするときに提示しましょう!
時間がないときは華城列車でらくらく観光
水原華城はとても広いため、八達山から錬武台までを往復する華城列車(화성어차:ファソンオチャ)で、らくらく観光するのもおすすめ!(※雨・雪の日は運休)
華城列車は時速15キロメートルほどでゆっくりと水原華城を巡る、純宗皇帝が乗った自動車と朝鮮時代に国王が乗ったお輿がモチーフになった観光列車です。座席には日本語の案内が聴けるイヤホンジャックが設置されているため、よりコアな水原華城観光ができますよ!
料金は大人 4,000ウォン(約440円)、13~18歳(青少年)2,500ウォン(約257円)、3~12歳(子ども) 1,500ウォン(約165円)。搭乗場所はチケット売り場でもある錬武台と華城行宮の前で、9時40分から16時50分まで約30分間隔で運行しています。詳しい情報は、公式サイトを確認してくださいね!
チケットはシーズンによっては売り切れる可能性あり!
華城行宮や華城列車のチケットは当日購入が可能ですが、シーズンや時間帯によっては売り切れる可能性があります。
なかでも、華城列車は人気のため、午後には当日分のチケットが売り切れることも少なくありません!
事前にオンライン予約することはできないため、午前中や到着してすぐに入場や体験する予定のチケットを購入しておくようにしましょう。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
水原華城の見どころをしっかり見て回るには、オプショナルツアーに参加するのもおすすめ。水原華城は水原市の都市と融合したような城跡のため、周辺エリアのグルメや観光地もあわせて紹介しているツアーもたくさんあります。
オプショナルツアーに参加しておくと、交通手段や観光のときに「どこから周ればいいか分からない」「核心的な部分を見逃した!」など悩んだり後悔したりすることもないでしょう。
水原華城の見どころを隅々までじっくり見て周りたい方、スムーズに観光したい方は、オプショナルツアーの利用も検討してみてくださいね!
水原華城へのアクセス・行き方
水原華城がある都市は京畿道・水原市。ソウルからは約1時間でアクセスできるため、ソウルを拠点に日帰り旅行もできますよ。ゆっくり観光したい場合は、水原駅近くの宿泊施設に泊まるのもよいでしょう!
ソウルから水原華城へのアクセスは、電車、バス、地下鉄があります。ここでは、それぞれ水原華城への行き方を解説します。
もっとも一般的な移動は電車
ソウルから水原華城まで向かうもっとも一般的な方法は、ソウル駅を発着している電車での移動です。水原駅まで30〜40分ほどで到着するため移動時間をグッと短縮できますよ!
ソウルから水原駅まで向かう電車は数種類あり、次の3つからスケジュールにあったものを選んでみてください。
- KTX(高速線)
- セマウル号(在来線)
- ムグンファ号(在来線)
それぞれの料金は、KTXは8,400ウォン(約925円)、セマウル号は4,800ウォン(約259円)、ムグンファ号は2,700ウォン(約297円)です。乗車券はどれもソウル駅のチケット売り場で購入できます。
水原駅から水原華城までは、バスやタクシーに乗り換えて向かいます。バスの場合は20分ほど、タクシーに乗ると10分ほどで水原華城へ到着しますよ。
ソウル中心部から向かうなら地下鉄
ソウル中心部から水原華城へ向かう場合は、ソウル駅から地下鉄1号線で水原駅に向かうのがおすすめです。地下鉄は交通費がとっても安く、水原駅までは片道1,850ウォン(約203円)。所要時間は1時間ほどで、交通状況に左右されないため、スケジュールが乱れることも少ないでしょう!
水原駅から水原華城まではバスに乗り換えて20分ほど。ソウル駅からはトータル1時間20分ほどで到着します。タクシーを利用すると目的地の目の前まで向かえるので便利でしょう。
また、韓国の代表的な交通カード・T-moneyは、地下鉄・バス・タクシーなどの乗車がワンタッチになるだけでなく、現金より割引価格で乗車できます。コンビニやスーパーなどで購入できるため、ぜひ活用してくださいね!
乗り換えなしで向かうならバス
ソウルから乗り換えなしで向かうなら、江南駅の7番出口を出たところにあるバス停「ナラビルディング(停留所番号:22997)」から市内バスでアクセスするのがおすすめです。
水原行きの3000番バスに乗車し、八達門 水原百病院(停留所番号:03051)で下車すると、水原華城の4大門である八達門のすぐそばに到着します。交通カードを使うと2,800ウォン(約308円)、所要時間は1時間ほどです。
ただし、座席数に限りがあるため、運悪く混雑していると乗れないことも。そのときは諦めて次のバスに乗るようにしましょう!
水原華城観光における注意点
ここからは、水原華城を観光するときの注意点をいくつかご紹介します。事前にチェックしておけば、当日の服装や荷物などを含むスケジュールを立てやすくなりますよ。
水原華城を気持ちよく楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。
スリや置き引きに注意
水原華城は、国外だけでなく韓国内でも人気の観光地です。韓国は比較的治安の安定している国といわれていますが、スリや置き引きが起こらないとは限りません。セキュリティーポーチなどを準備し、手荷物や貴重品の管理をきちんとおこないましょう!
また、水原華城には荷物を預けられるロッカーなどは設置されていません。城郭を歩いて観光すると数時間かかるほど広大なため、荷物は身軽にまとめておきましょう!
歴史的な話は控える
水原華城は観光地ということもあり、日本語の案内板やアナウンスなどがあり、反日的な感情を覚えることはほとんどありません!観光中に日本人であることが理由で差別を受けたり、不自由を感じることもないでしょう。
しかし、水原華城には日本統治時代に、日本によって取り壊された建物も一部存在します。なかには、日本に対して良く思っていない人もいるため、あえて歴史的な話をしたり、反韓的な発言をしたりするのは、マナーとして控えるようにしましょう。
とくに、3月1日の三一節(祖国の独立を願った市民運動を称える日)、8月15日の光復節(日本の統治から脱した日)や、独島の日の10月25日(竹島(もしくは独島)を管轄地域に指定したと主張する日)は、反日感情が高まる可能性も否定できません。身の安全のためにも、日本語で騒ぐなど配慮に欠ける行動は慎みましょう。
歩きやすい服装とスニーカーがおすすめ
水原華城はアップダウンが激しく、ゆっくり観光するには2~4時間ほどかかります。城壁を観光するときは、石畳の道や階段を歩くことになるため、足元は履きなれたスニーカーや動きやすい服装がおすすめ!
また、広大な敷地の水原華城をすべて見て回る観光客は少なく、八達門から長安門、長安門から蒼龍門など、一部の区間と華城行宮を観光するのが一般的です。
八達門や長安門の周辺にはカフェやレストランも多いため、休憩しながら体力やスケジュールにあわせて観光を楽しんでくださいね。
水原華城の観光を満喫しよう
この記事では、水原華城の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。水原華城はソウルからもほど近いため、一度は行ってみたい人気の観光スポットです。
ソウル近郊で日帰り旅行を検討している方や、韓国ドラマのロケ地巡りをしたい方は、ぜひ紹介した情報を参考に、水原華城の観光を満喫してみてくださいね!
水原華城・スウォンファソン(수원화성)の基本情報 | |
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住所 | 320-2 Yeonghwa-dong, Jangan-gu, Suwon-si, Gyeonggi-do, 韓国 |
電話 | +82 31-290-3600 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | 水原駅よりバスで20分 |
料金 | 観覧無料【華城行宮】大人 1,500ウォン(約165円)、13~18歳(青少年)1,000ウォン(約110円)、12歳以下(子ども)700ウォン(約77円) |
公式サイト |
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