
巾着田曼珠沙華公園の見どころ完全ガイド!500万本の曼珠沙華が彩る秋の絶景
埼玉県日高市にある巾着田曼珠沙華公園は、秋の訪れを鮮やかに告げてくれる場所です。雑木林の足元を埋めつくす約500万本の曼珠沙華(彼岸花)が、一面を真っ赤に染め上げます。この記事では、見どころや見頃、快適にめぐるためのコツなどを、はじめて訪れる方に向けてまとめました!


埼玉県日高市にある巾着田曼珠沙華公園は、秋の訪れを鮮やかに告げてくれる場所です。雑木林の足元を埋めつくす約500万本の曼珠沙華(彼岸花)が、一面を真っ赤に染め上げます。この記事では、見どころや見頃、快適にめぐるためのコツなどを、はじめて訪れる方に向けてまとめました!
巾着田曼珠沙華公園ってどんな場所?
巾着田曼珠沙華公園があるのは、豊かな自然と歴史が息づく埼玉県日高市。花の名所として知られる一方、ハイキングや川遊びの拠点としても親しまれてきました。まずは、公園の成り立ちと特徴から見ていきます。
巾着田曼珠沙華公園とは?
巾着田は、日高市内を流れる高麗川が長い年月をかけて蛇行し、つくり上げた自然の地形です。川にぐるりと囲まれた平地の形が、日用品を入れる「巾着(きんちゃく)」にそっくりなことから、その名が付きました。直径はおよそ500m、面積は約22ha。かつて一帯には水田が広がっていましたが、いまでは季節ごとに花が咲きかわる憩いの場へと姿を変えています。
日本最大級の群生地が生まれるまで
この場所が全国的に知られる理由は、日本最大級とされる曼珠沙華の群生地であること。平成元年ごろから草刈りなどの手入れが進められたことで、もともと自生していた曼珠沙華が一斉に芽吹くようになりました。こうして現在のうつくしい花畑が形づくられたのです。清流のせせらぎと雑木林の木漏れ日に彩られた景色は、ほかの名所とはひと味違う趣があります。
園内で見逃せない3つの見どころ
園内には、花畑のほかにも自然を全身で感じられる場所が点在しています。広い敷地をのんびり歩きながら、お気に入りの風景を探してみてください。ここからは、とくに立ち寄ってほしい3つのポイントを紹介します。
【見どころ1】500万本の赤い花で染まる、曼珠沙華のじゅうたん
秋を迎えると、約500万本の曼珠沙華が一斉に開き、雑木林の足元を鮮やかな真紅に塗り替えます。半日陰に広がる赤いじゅうたんは、木漏れ日が差し込むと光と影のコントラストがくっきり浮かび上がり、思わず足を止めてしまう眺めです。
じっくり歩けば、真っ白な曼珠沙華や、木の幹から直接咲いた珍しい曼珠沙華に出会えることもあります。
【見どころ2】日本最大級の木造トラス橋「あいあい橋」
高麗川に架かる「あいあい橋」は、全長91.2mの歩行者専用木造トラス橋。周囲の自然に溶け込むデザインが評価され、「彩の国さいたま景観賞」にえらばれています。橋の中ほどまで歩けば、緑豊かな森と清流を一望でき、自然のなかを歩く心地よさも味わえます。景色を楽しみながら写真を撮るのにもぴったりのスポットです。
【見どころ3】高麗川の清流とドレミファ橋
園の周りをゆるやかに流れる高麗川は、水遊びや川辺の散策を楽しめる清流です。川に架かる「ドレミファ橋」は、かつて橋桁がなく、橋脚をぴょんぴょんと飛びながら渡ったことから、その名が付いたといわれています。
現在は対岸の森へ続くハイキングコースの入り口にもなっており、せせらぎを聞きながら歩けば、日常の喧騒を忘れて自然のなかへと入っていけます(巾着田曼珠沙華まつり期間中は通行できません)。
見頃はいつ?巾着田のベストシーズン
園内は一年を通して自然に親しめますが、もっともにぎわうのは秋。目的にあわせて時期をえらべば、その日の満足度はぐっと上がります。ここからは、おすすめの時期とイベントの情報をお伝えします。
見頃は9月中旬〜下旬の曼珠沙華シーズン
園内が最も色づくのは、曼珠沙華が見頃を迎える9月中旬から下旬です。500万本の曼珠沙華が一斉に咲きそろいまるで赤いじゅうたんを敷き詰めたように赤く染まります。秋の深まりをしみじみ感じられる季節です(開花時期は天候により前後します)。
混雑をさける穴場の時期・時間帯
曼珠沙華の季節に人混みをさけたいなら、平日の早朝を狙ってみてください。柔らかな朝の光をまとった花は、昼間とはひと味ちがう神秘的な表情を見せてくれます。花の咲く前、冬から春にかけては、曼珠沙華の緑の葉が一面を覆い、静かな森歩きを楽しめる時期。
春は桜や菜の花、初夏はアジサイが彩りを添え、のんびり自然に浸れる穴場のシーズンになります。
「巾着田曼珠沙華まつり」の期間限定イベント
曼珠沙華の開花にあわせて、「巾着田曼珠沙華まつり」が開かれます。期間中は園内に飲食や物産のブースがずらりと並び、大勢の来園者でにぎわいます。まつりならではの活気に包まれながら、秋の花めぐりを味わえる特別な期間です。
グルメ・おみやげ・利用情報まとめ
巾着田では、景色をながめるだけでなく、地元の味やイベントも一緒に味わえます。まつり期間中のサービスや、基本の利用情報をまとめました。出かける前に目を通しておくと、当日の動きがスムーズになります。
まつりで味わえるグルメとおみやげ
屋台村に並ぶご当地グルメ
まつり期間中は、地元の名店が集まる屋台村が登場します。日高市でおなじみ「サイボク」の骨付きベーコンやロングフランクフルト、地元の牛乳を使った「加藤牧場」のジェラートなど、顔ぶれはさまざま。花をながめたあとの食事やおやつにぴったりです。
地元の味が詰まった特産品・おみやげ
地元ならではの特産品も、おみやげとして手に入ります。香り高い「狭山茶」、地酒ブランド「高麗王」の秋限定酒、昔ながらの製法で作られる「弓削多醤油」の関連商品などが顔をそろえます。曼珠沙華の球根や手作りの木工芸品といった、旅の記念にちょうどいい品も見つかりますよ。
一年を通して楽しめる自然体験
夏には、高麗川の河川敷で川遊びやデイキャンプが楽しめます。近年は環境保全のため、繁忙期(ゴールデンウィーク期間、7月中旬〜8月中旬ごろ)の火気使用(バーベキューなど)は有料エリアでのみ可能です。ルールを守りながら、安全にアウトドアを楽しみましょう。
料金・開園時間・所要時間の目安
入場料がかかるのは、曼珠沙華の開花期間中のみ。料金は1人500円で、中学生以下は無料です。開園時間は通常7:00〜17:00。園内をゆっくり一周しながら写真を撮ったり、屋台でグルメを楽しんだりするなら、2〜3時間ほど見ておくと安心です。
巾着田曼珠沙華公園へのアクセス方法
巾着田へは、公共交通機関を使うのがおすすめです。シーズン中は周辺道路が激しく混み合うため、迷わず着けるルートを前もって確かめておきましょう。
電車・バスでのアクセス
いちばんスムーズなのは、西武池袋線の「高麗(こま)駅」を使うルート。駅から公園までは歩いて約15分です。JR川越線・八高線の「高麗川(こまがわ)駅」からなら徒歩約40分、または国際興業バスに乗り「巾着田」バス停で降りれば、そこから徒歩約3分で着きます。
車でのアクセスと駐車場
車で向かう場合は、関越自動車道「鶴ヶ島IC」から約14km、圏央道「圏央鶴ヶ島IC」から約11km。駐車場は普通車1日500円です。ただし、曼珠沙華の開花期間中は周辺道路が大きく混み合うため、車は高麗神社の駐車場に停め、そこから市の無料シャトルバスを利用するのがおすすめです(シャトルバスの運行日は日高市HPをご確認ください)。
訪れる前に知っておきたい注意点
うつくしい自然を守り、だれもが気持ちよく過ごすには、いくつかのルールを押さえておきたいところ。訪れる前に知っておきたいマナーと準備を、ここで確認しておきましょう。
撮影・バーベキューのマナー
曼珠沙華の開花期間中は、群生地内での三脚や一脚、自撮り棒の使用が終日禁止されています。通路が狭いので、立ち止まったままの長時間撮影はさけ、譲り合って鑑賞しましょう。曼珠沙華の開花期間中はキャンプやバーベキュー、テントの使用は不可。
また、開花期間外であっても、河川敷でのバーベキューは指定エリアのみで、石の上での直火は認められていません。
服装と持ち物、事前確認のこと
園内は土や砂利の道が中心なので、スニーカーなど歩きやすい靴で出かけてください。秋の早朝や夕方は冷え込むこともあり、さっと羽織れる薄手の上着があると安心です。開花状況や駐車場のルールは、当日までに公式ホームページで最新情報を確かめておきましょう。
巾着田曼珠沙華公園で秋の絶景を満喫しよう!
巾着田曼珠沙華公園は、日常を忘れて自然のうつくしさに浸れる場所です。一面を赤く染める秋の眺めはもちろん、季節ごとに表情を変える自然が一年じゅう待っています。次のお休みは、ぜひ足を運んでみてください。
巾着田曼珠沙華公園の基本情報 | |
|---|---|
住所 | 埼玉県日高市大字高麗本郷125-2 |
電話 | 042-982-0268(巾着田管理事務所/9月1日〜曼珠沙華花期終了までの期間は自動音声案内) |
営業時間 | 8:00〜17:00(駐車場は7:00〜17:00) |
休業日 | 年末年始(12月29日〜1月3日) |
アクセス | 西武池袋線高麗駅から徒歩約15分、JR高麗川駅から徒歩約40分またはバス利用 |
料金 | 曼珠沙華開花期間中のみ入場料500円(中学生以下無料)、その他時期は無料 |
駐車場・利用環境 | 有料駐車場あり(普通車500円)※開花期間中は混雑に注意 |
公式サイト | |
cover photo by PIXTA




