リュクサンブール公園はフランスにある人気スポット!見どころや楽しみ方などを解説
フランスを代表する観光スポット・リュクサンブール公園。パリジャンの憩いの場として親しまれており、休日には多くの市民や観光客で賑わう人気スポットの一つです。 この記事では、パリ旅行で外せないリュクサンブール公園の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説。ぜひこの記事を参考に、リュクサンブール公園でのひとときを満喫してくださいね!
フランスを代表する観光スポット・リュクサンブール公園。パリジャンの憩いの場として親しまれており、休日には多くの市民や観光客で賑わう人気スポットの一つです。
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リュクサンブール公園の基本情報
フランスを代表する観光スポット・リュクサンブール公園。市民の憩いの場として使用されており、公園を訪れるだけでパリの日常を体験できます。ここでは、リュクサンブール公園の成り立ちや見どころなどの基本情報を解説します。
リュクサンブール公園とは?
リュクサンブール公園は、パリ6区に建設された公園です。付近にはセーヌ川が流れており、ノートルダム大聖堂やパンテオンなど、フランスを代表する観光スポットに囲まれています。
地元の住民からは「リュコ」という愛称で親しまれており、2022年には620万人ほどの来場者数を記録しました。
リュクサンブール公園の特徴
リュクサンブール公園には、宮殿を中心に幾何学的なフランス式庭園が広がっています。園内には、5,000平方メートルもの広々とした花壇や約3,000本もの多種多様な樹木が植えられており、美しい景色を楽しめるでしょう。
園内に連なるマロニエ並木は圧巻で、春の新緑や秋の紅葉などの季節ごとに異なる絵画のような美しさを観賞できます。
リュクサンブール公園の歴史
リュクサンブール公園は、もともとリュクサンブール宮殿の庭園として作られました。宮殿は、イタリア出身のルイ13世の母、マリー・ド・メディシスが1600年頃に建設を命じたものです。
マリー・ド・メディシスは、幼少期をフィレンツェにあるメディチ家の居城、ピッティ宮殿で過ごしました。リュクサンブール宮殿は、その宮殿をモチーフに設計されており、柱頭などにトスカーナ地方の建築様式の特徴が見られます。
リュクサンブール公園は、文学作品の舞台としても登場します。アレクサンドル・デュマが書いた小説「三銃士」では、ルイ13世時代のパリが描かれ、リュクサンブール公園も舞台の一部として登場しました。
小説の主人公ダルタニアンの住まいも、リュクサンブール公園の近くに設定されており、作品内では当時の貴族や市民の生活についての描写がなされています。
リュクサンブール公園のあるパリってどんな街?
パリはフランスの首都であり、世界中から多くの観光客が訪れる魅力的な都市です。光の都や花の都など、さまざまな名称で呼ばれています。
ルーヴル美術館やオルセー美術館など、パリは世界的に有名な美術館が点在する芸術と文化の中心地です。これらの美術館では、古代から現代までの美術作品を観賞できます。
パリはファッションの街としても有名です。シャンゼリゼ通りやリヴォリ通りにはショッピングストリートがあり、最新のトレンドを発信しています。
芸術家たちのインスピレーションの源となった公園
リュクサンブール公園は、パリ市民だけでなく、多くの作家や芸術家にも愛された場所です。19世紀には、詩人のテオフィル・ゴーティエが奇抜な服装で公園を散歩し、その姿が人々の目を引きました。
20世紀には、詩人のアンドレ・ブルトンがこの公園で恋人と出会い、その経験を作品の中に取り入れました。また、「日はまた昇る」の著者アーネスト・ヘミングウェイは、公園近くに住み、空腹の中で散歩をしたそうです。
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リュクサンブール公園観光の見どころ
リュクサンブール公園は、パリの中心部にある広大な庭園で、豊かな自然と美しい景観が楽しめる人気のスポットです。園内には見どころがたくさんありますが、効率よく回るにはある程度の計画が必要でしょう。
リュクサンブール宮殿やメディシスの泉など、特に人気の高いエリアの見どころをピックアップしました。
パリの中心にたたずむリュクサンブール宮殿
リュクサンブール宮殿は、1615年に着工され、1631年に完成しました。現在はフランス元老院の議事堂として使用されており、一般公開は行われていません。
しかし、年に一度の9月1日には、大統領官邸のエリゼ宮などとともにリュクサンブール宮殿も特別に一般公開されます。
メディシスの泉は公園の隠れ家スポット
リュクサンブール宮殿の東側に位置するメディシスの泉は、1630年頃に養魚池として造られました。美しい装飾が施された泉は、2020年から2021年にかけて修復工事が行われ、噴水や水盤などが整備されました。
泉の周囲には、プラタナスの木々が生い茂り、涼やかな雰囲気を醸し出しています。この静かな環境は、読書を楽しむ人の隠れ家スポットとして利用されています。
養蜂場は都会のオアシスで出会う自然の恵み
リュクサンブール公園の養蜂場は、1856年にアンリ・ハメットによって設立された中央養蜂協会の養蜂場として始まりました。フランス最古の養蜂学校としても知られ、長年にわたって養蜂家を育成してきた歴史があります。
1866年にオスマン男爵の都市計画工事により、養蜂場は一度破壊されました。しかし、1872年に現在の場所に再建され、現在に至ります。
現存する巣箱の中には、150年前から使用されている古いものもあります。養蜂場では毎年蜂蜜が収穫され、9月の第3週の週末にパリで販売されるのが恒例行事です。
名作が集結したリュクサンブール美術館
1750年に開館したリュクサンブール美術館は、フランスで最初に一般公開された美術館です。1818年には、現代美術の代表的な美術館としての地位を確立しました。
常設展示はありませんが、美術館の歴史に関連したテーマに焦点を当てた特別展を定期的に開催しています。
リュクサンブール公園の果樹園は秘密の楽園
リュクサンブール公園には、今も昔も変わらない果樹園があります。宮殿が建てられる前の13世紀頃から修道院があり、修道士たちが果樹園で果物を育てていました。その時代から受け継がれてきたリンゴと洋梨は、現在も園内で大切に栽培されています。
リュクサンブール公園を観光するのに最適なシーズンは?
リュクサンブール公園のあるパリは年間を通して多くの観光客が訪れる人気の旅行先です。ただし、シーズンによって訪問客数に差があるため、目的に合わせて訪問時期を決めるのがおすすめです。ここでは、リュクサンブール公園の散策におすすめのシーズンをご紹介します。
ベストシーズンは快適に過ごせる6~8月
夏休み期間は、パリへの観光客が最も多く訪れる繁忙期。特に6月から8月にかけては、パリ観光のベストシーズンと言えるでしょう。
晴れの日が多く、日本ほど気温が上がらないため、街歩きには最適です。日照時間が長いのも大きな魅力で、夕食後でもリュクサンブール公園内の散歩を楽しめます。
日本の6月は梅雨時期にあたりますが、パリの6月はカラッとした気候が続き、観光を存分に楽しめます。ただし、日中と夜間の気温差が大きいので、上着を持参するなどの対策が必要です。
観光客が少ない時期を狙うなら11~2月
パリの秋は、日中は20度前後、夜間は10度前後と過ごしやすい気候が続きます。秋晴れの日が多く、美しい紅葉を楽しむのにぴったりのシーズンです。
一方、11月から2月にかけての冬は、クリスマスシーズンを除いて観光客が少なくなる時期。この時期を狙えば、混雑を避けてゆったりとパリを観光できるでしょう。ただし、冬のパリでは雪が降ることもあるので、しっかりとした防寒対策が必要です。
リュクサンブール公園の散策方法は?入園に予約は必要?
リュクサンブール公園の開園時間は、季節によって異なります。訪問の予定を立てるときは、前もって開園時間を確かめておくと良いでしょう。ここでは、リュクサンブール公園の入園料金や開園時間について解説します。
公園への入場は無料
リュクサンブール公園は、入場料無料で誰でも自由に訪問できます。園内には無料のトイレも設置されており、安心して散策を楽しめるでしょう。園内にあるブランコ、回転木馬、ポニーの乗馬体験については有料です。チケット制になっており、事前予約はありません。
リュクサンブール公園観光に要する時間
リュクサンブール公園の探索には、約1時間30分ほどの時間を見積もっておくと良いでしょう。
また、公園内にはカフェレストランの「ラ・テラス・ドゥ・マダム(La Terrasse de Madame)」があり、緑に囲まれた環境で食事を楽しめます。小屋風の可愛らしいレストランには、テントの下にビストロチェアを配したテラス席もあります。
リュクサンブール公園へのアクセス・行き方
リュクサンブール公園観光の拠点となる都市はフランスの首都・パリです。ここでは、地下鉄やバスでの行き方についてご紹介します。
最も一般的な移動は地下鉄
リュクサンブール公園へのアクセスには、地下鉄の利用が最も一般的です。最寄りの駅は4号線と10号線が乗り入れる「オデオン(Odéon)駅」、10号線が乗り入れる「マビヨン(Mabillon)駅」、4号線が乗り入れる「サンジェルマンデプレ(Saint-Germain-des-Prés)駅」の3つです。
地下鉄の1回券は2.15ユーロ(約362円)で、改札を出てから2時間以内であれば、追加料金なしで利用できます。オデオン駅から目的地までは徒歩で6分ほど、マビヨン駅からは徒歩で8分ほど、サンジェルマンデプレ駅からは徒歩で約11分の距離にあります。
バスでの移動も便利
リュクサンブール公園へのアクセスにバスを利用する場合、最寄りの停留所は「リュクサンブール(Luxembourg)」で、82番のバスが通っています。
バスの料金は、地下鉄と同じく2.15ユーロ(約362円)です。ただし、制限時間は1時間30分以内となっています。目的地のリュクサンブール停留所で下車後、徒歩1分ほどでアクセスできます。
リュクサンブール公園を観光する際の注意点
リュクサンブール公園は、パリの人気観光スポットのひとつですが、訪問する際にはいくつかの注意点があります。ここでは、園内でのルールや開園時間の変更について解説します。
園内での禁止事項をチェック
リュクサンブール公園には、いくつかの禁止事項があります。まず、芝生の上を歩くことは禁止されています。また、園内の美しい植物を摘み取ることもルール違反です。
許可なくプロの写真やビデオを撮影することも認められていません。ペットと一緒に散歩することや、スクーターや自転車を使用することも禁止事項に含まれます。
これらの規則は、公園の環境維持や訪問者の安全を目的に設けられています。公園を訪れる際は、これらの禁止事項を念頭に置き、マナーを守って楽しく過ごしましょう。
開園時間はシーズンによって変わる
リュクサンブール公園の開園時間は、2週間ごとに調整されています。加えて、3月と10月については、サマータイムが導入されるため、日の出と日の入りの時間が変わります。訪問の際は、事前に開園時間と閉園時間を確かめておきましょう。
日付 | 開園時間 | 日付 | 開園時間 |
1月1日~15日 | 午前8時15分~午後4時45分 | 1月16日~31日 | 午前8時15分~午後5時 |
2月1日~15日 | 午前8時~午後5時30分 | 2月16日~末日 | 午前7時45分~午後5時45分 |
3月1日~15日 | 午前7時30分~午後6時15分 | 3月16日~3月最終土曜日 | 午前7時30分~午後6時30分 |
3月最終日曜日~3月31日 | 午前7時30分~午後7時30分 | 4月1日~15日 | 午前7時30分~午後8時 |
4月16日~30日 | 午前7時30分~午後8時15分 | 5月1日~15日 | 午前7時30分~午後8時45分 |
5月16日~31日 | 午前7時30分~午後9時 | 6月1日~15日 | 午前7時30分~午後9時15分 |
6月16日~30日 | 午前7時30分~午後9時30分 | 7月1日~15日 | 午前7時30分~午後9時15分 |
7月16日~31日 | 午前7時30分~午後9時 | 8月1日~15日 | 午前7時30分~午後8時45分 |
8月16日~31日 | 午前7時30分~午後8時15分 | 9月1日~15日 | 午前7時30分~午後7時45分 |
9月16日~31日 | 午前7時30分~午後7時15分 | 10月1日~15日 | 午前7時45分~午後6時45分 |
10月16日~10月最終土曜日 | 午前8時~午後5時15分 | 10月最終日曜日~10月31日 | 午前8時~午後5時15分 |
11月1日~15日 | 午前8時~午後5時 | 12月16日~31日 | 午前8時~午後4時45分 |
12月1日~15日 | 午前8時15分~午後4時30分 | 12月16日~31日 | 午前8時15分~午後4時30分 |
リュクサンブール公園の観光を満喫しよう
この記事では、リュクサンブール公園の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。壮麗な建築美、都会のオアシスとしての自然の恵み、そして秘密の果樹園など、リュクサンブール公園にはパリの魅力が凝縮されています。
ぜひ紹介した情報を参考に、リュクサンブール公園の観光を満喫してみてくださいね!
※記事内の金額は2023年6月16日のレート、1ユーロ=168.4円で計算
リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)の基本情報 | |
住所 | 1Paris、75006、フランス |
電話 | +33142342000 |
開園時間 | 2週間ごとに異なる |
休業日 | なし |
アクセス | オデオン(Odéon)駅から徒歩約6分 |
料金 | 無料(園内にある一部の施設については有料) |
公式サイト |
cover photo by pixabay