フランスの世界遺産モンサンミッシェルへ行こう!歴史や見どころを詳しく解説
この記事では、フランスを代表する世界遺産であるモンサンミッシェルについて解説します。非常に有名ですが、実際にはどんなスポットなのか知らない人も多いはずです。フランス旅行の際にはぜひ訪れてほしい、モンサンミッシェルについて解説します。
ノートルダム大聖堂や凱旋門など、世界的に有名な観光地や世界遺産がいくつも存在するフランス。そんな中でも、必ず見てほしい世界遺産がモンサンミッシェルです。一度は耳にしたことがあると思いますが、実際どんなスポットなのか知らない人も多いはず。
今回は、フランス旅行でぜひ訪れてほしいモンサンミッシェルについて解説します。
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モンサンミッシェルの基本情報
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モンサンミッシェルは、海に浮かぶ大きな聖堂というイメージを持っている方も多いと思います。建築は1000年も前からはじまり、非常に興味深い歴史を持っています。ここでは、モンサンミッシェルの基本情報をお伝えします。
モンサンミッシェルとは?
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モンサンミッシェルはフランス西海岸のノルマンディ、ブルターニュ地方、サン・マロ湾に浮かぶ小島の上に建っています。モンサンミッシェルは聖ミカエルの山という意味を持っており、キリスト教の中で偉大な天使の一人である大天使ミカエルから由来しています。
圧倒的な景観を誇り、見たものを圧倒する美しさから「西洋の驚異」や「海上のピラミッド」と称されています。年間300万人もの観光客が世界各国から集まる、フランスを代表する世界遺産です。
またモンサンミッシェルの参道は、グランド・リュと呼ばれ非常に栄えてきました。グランド・リュは大通りを意味していますが、決して広くはなく、時期によっては観光客で溢れかえっています。食堂やお土産屋はもちろんのこと、博物館までもが並んでおり、12世紀〜13世紀頃から巡礼者たちを支えていたと言われています。またグランド・リュに並ぶ建物は、主に19世紀以降に建てられたもので、モンサンミッシェル名物も数多く存在しています。
モンサンミッシェルがあるブルターニュ半島
ブルターニュ半島はフランス北西部、大西洋に突き出た部分を指します。ブルターニュの語源はラテン語のブリタニア。イギリスをグレートブリテン(大ブリテン)と呼ぶのに対し、かつてブルターニュ地方はリトルブリテン(小ブリテン)とも呼ばれていました。
ブルターニュ地方は大西洋に突き出た半島として、海の印象が強く持たれますが、実は豊かな森も特徴の一つです。四季の変化が多くあり、様々な表情を見せるブルターニュ半島では自然のアクティビティが多く楽しめます。
モンサンミッシェルの歴史
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ここからは、モンサンミッシェルの歴史について触れていきます。モンサンミッシェルの歴史はかなり古く、ロマンに溢れています。いつ頃から建造され、なぜ作られたのか。そもそも、なぜ大天使ミカエルから由来しているのか。
何も知らずに観光するだけでもかなり楽しめるスポットですが、歴史を知ればその楽しさは何倍にもなりますよ。
いつできたのか?
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モンサンミッシェルは、今から1000年以上前の8世紀頃に、最初の建物が建てられたと言われています。その後、建造と崩壊、修復を幾度となく繰り返してきました。11世紀にはロマネスク様式となり、13世紀に今の姿であるゴシック様式に生まれ変わります。
ロマネスク様式はローマ式を意味しており、古代ローマ文化の影響を受けた建築様式の事です。一方、ゴシック様式は天井の高さや、光を第一に考えられており、12世紀中頃に北部ヨーロッパで確立したそう。モンサンミッシェルをはじめとする大聖堂に多く使われ、教科書などでもよく目にする建築様式です。わかりやすい特徴として、ステンドグラスが多く使われていることが挙げられます。
そんなモンサンミッシェルですが、かの有名なフランス革命後には監獄として使われていました。海の向こうの小島に建っているという事で、監獄としてしっかり機能すると考えられたそうです。
なぜできたのか?
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708年、聖オーベル司教が大天使ミカエルから、「あの岩山の上に聖堂を建てよ」とお告げを受けます。聖オーベル司教はそのお告げに従い小さな聖堂を建てます。その岩山こそがまさしく、現在モンサンミッシェルが建っている場所となったのです。
モン、サン、ミッシェルの3つの単語に分けられ、モンは山を意味し、サンは聖、ミッシェルはミカエルを意味します。建物の頂点には黄金のミカエル像が佇んでおり、ブルターニュ地方の人々をいつも見守っています。
なぜモンサンミッシェルは世界遺産に登録された?
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過去には監獄だった歴史を持つ、モンサンミッシェル。その後は、フランスの文豪たちが美しさを賞賛したことで見直され、修道院としての機能を取り戻しています。そこから、なぜ世界遺産として登録されるに至ったのでしょうか。
実は、イギリスとフランスが戦った百年戦争の間、モンサンミッシェルは城塞として使用されていました。過酷な環境で使用されたにも関わらず小規模の損害で済んだことで、モンサンミッシェルが位置する小島や、その周りの干潟も含めた美しい景観を今もなお保つことができました。
百年戦争のような忌々しい歴史を風化させないために、その圧倒的な景観を後世に残すために、「モンサンミッシェルとその湾」は1979年に世界文化遺産に登録されたということです。
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モンサンミッシェル観光の見どころ
これまで、モンサンミッシェルの歴史をご紹介してきましたが、ここからは具体的な見どころをご紹介します。見どころをしっかりとおさえておけば、現地での観光をより楽しむことができますよ。
モンサンミッシェル修道院
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モンサンミッシェルは、もともと修道院から建設がはじまりました。そのため、モンサンミッシェル修道院は、モンサンミッシェルそのものと言っても過言ではない建物です。修道院を中心にどんどん拡大し、現在のようなお城のような姿になっていきました。
岩山の上に建設されたため、モンサンミッシェル修道院までは長い石段を上る必要があります。内部にはかつて監獄だった時代の様子がわかるものや、修道院としての歴史が感じられる見どころも多くあります。内部でのいくつかの見どころをご紹介します。
回廊
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美しい回廊も見どころの一つ。3層構造のゴシック建築となっていて、13世紀に完成しました。回廊の2本の柱は少しずつずれて建てられていて、中庭を囲んでいます。
修道院附属教会
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修道院内部の中でも中心的な存在となっているのが付属教会です。高い天井にはきれいなステンドガラスがほどこされており、窓から差し込む光がとても神秘的。もともとはロマネスク様式だったものを、再建時にゴシック様式にしたそうです。
鐘楼の上には、モンサンミッシェルを作るように告げた大天使ミカエルの金の像がありますので、お見逃しなく!
西テラス
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モンサンミッシェル修道院の上層階にある展望エリア。モンサンミッシェルの周囲を見わたすことができ、絶景スポットとしても人気があります。島内から眺める干潟の景色も美しく、また違った魅力がありますよ。
サンピエール教会
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※画像はイメージです
サンピエール教会は、グラン・リュという通りに面する小さな教会です。入り口には、かの英雄ジャンヌ・ダルクの銅像が佇んでいます。小ぶりな教会からは落ち着いた雰囲気が漂っており、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
教会内部はろうそくが静かに照らしていて、大天使ミカエルがまつられています。美しいステンドグラスなども見どころ。ろうそくは教会内でお土産として取り扱っているので、ぜひ旅の思い出に買ってみてはいかがでしょうか。
グラン・リュ
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グラン・リュはモンサンミッシェルへと続く参道で、カフェやお土産屋さんからホテルまでがぎっしりと並んでいます。どのお店もかわいさが感じられる外観が多く、ウィンドウショッピングや写真撮影だけでも十分に楽しめますよ。
干潟散策
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モンサンミッシェルの特徴の中でも、印象を大きく変えるのが周辺の干潟です。その干満差は圧倒的で、潮が引いたときはあたり一面干潟となりますが、潮が満ちているときはあたり一面海となります。
潮が引けば干潟の散策が可能となるので、普段は見ることのできない裏側からのモンサンミッシェルが楽しめる貴重なタイミングです。ただし、潮の満ち引きや流砂など危険もあるため、基本的には必ず専門のガイドがついての散策となります。現地ツアーなど探して参加してみてくださいね。
時間帯による変化も
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時間経過によって、様々な表情を見せるモンサンミッシェル。モンサンミッシェル自体の美しさもさることながら、サン・マロ湾の干満差による景色の変化も楽しみの一つです。
どの時間に見ても美しいモンサンミッシェルですが、実際に行くとなるとどの時間帯が良いのか、それぞれの時間帯の特徴をご紹介します。
朝
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朝にモンサンミッシェルを見るならば、朝日が上るタイミングは外せません。朝日に照らされるモンサンミッシェルは多少無理をしてでも一見する価値があります。潮の干満差によって、光のあたり方は異なってくるので、その日によってまったく違う表情を楽しむことができます。
夕方~夜
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朝日同様、夕日が沈むタイミングもモンサンミッシェルを見る絶好の機会です。朝日とはまた違った美しさを楽しめます。モンサンミッシェル側から見る夕日も素晴らしく、周りが平坦なので、夕日を見るのに視界を遮るモノがないので、存分に味わうことができます。
さらに、日が沈むと今度はライトアップされ、明るい時間帯に見るのとはまた違う幻想的なモンサンミッシェルを見る事ができます。朝、夜いずれも島内のホテルに滞在した人のみが見られる景色なので、とっておきの思い出となりそうですね。
大潮時
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大潮時であれば、海に囲まれたモンサンミッシェルを見ることができます。写真などでは海に囲まれたモンサンミッシェルをよく目にしますが、実は非常に貴重なタイミング。
実は、モンサンミッシェルが海に完全に海に囲まれる大潮は、年に20回ほどしかありません。そのため、フランスに行ったタイミングと大潮が重なりそうであれば、モンサンミッシェルは必ずと言っていいほど訪れた方が良さそうですね。
ラ・メール・プラールの名物オムレツ
By Arnaud 25 - Own work, CC BY-SA 4.0,
モンサンミッシェルの名物といえば、オムレツ!と言っても、日本にあるようなオムレツとは違い、フワフワのスフレのような柔らかさが特徴で、舌の上で溶けてしまうような卵料理なんです。
トマトケチャップではなくミネラルたっぷりのノルマンディー産岩塩を付けていただきます。白ワインが合うので、ぜひランチに味わってみてくださいね。
モンサンミッシェルの参道沿いにあるレストランの中でも、特にオムレツで有名なのが「ラ・メール・プラール」。19世紀に宿の女将のプラールおばさんが巡礼者のために卵料理を振る舞ったのがはじまりとされています。お店では卵の風味が絶品のサブレも販売していて、レトロかわいい箱に入っているのでお土産にぴったりですよ!
ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)の基本情報
住所:Grande Rue, 50170 Le Mont-Saint-Michel, FRANCE
電話:+(33) 2 33 89 68 68
営業時間:11:30〜21:30
休業日:-
アクセス:モンサンミッシェル島の入り口より徒歩約1分
料金:38ユーロ〜(約6,000円〜)
※2023年10月9日のレート、1ユーロ=157.23円で計算
公式HP:https://lamerepoulard.com/
モンサンミッシェルの見学に予約は必要?見学方法や所要時間もご紹介!
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モンサンミッシェルの見学ですが、注意すべきことがいくつかありますので、それも含めて解説していきます。また、実際に見学時間はどのくらいかかるのかもご紹介しますよ。
モンサンミッシェル修道院の見学にはチケット購入が必要
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モンサンミッシェルの見学には、新型コロナウイルスの影響もあり、入場時間指定のチケットをオンライン予約しておくことが原則となっています。
このほか、モンサンミッシェルへ自力で行くのはかなり難易度が高いため、最初から現地ツアーに参加する方法もおすすめです。現地ツアーであれば、個別のモンサンミッシェルへの予約は不要ですが、現地ツアーへの予約が必要となります。
チケット購入方法①:オンライン購入
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モンサンミッシェル修道院の見学にはチケットの購入が必要となりますが、チケットの購入方法は大きく分けて二つあります。オンライン購入と現地購入です。
2022年11月現在は、入場時間指定のチケットを取る必要があるため、公式サイトでの購入が原則となっています。チケット売り場の列に並ばずにスムーズに入場ができますし、オンラインでの購入がおすすめです。しかし、公式サイトはすべて英語表記になっているため、入力なども英語でする必要があります。
チケット購入方法②:現地購入
オンラインでの購入が間に合わなかった場合は、予約に空きがあれば現地の窓口にてチケットを購入することができます。ただし、チケット購入の列に並ぶ必要があり、遅い時間帯だと売り切れている可能性もあるので注意しましょう。
モンサンミッシェルの見学時間の目安
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モンサンミッシェルの見学の目安は、おおよそ2時間。また、現地でチケットを購入するとなると、待ち時間もかかるためすべて含めてスケジュールを立てる必要があります。
グランド・リュにてランチなどする場合も多く、それも含めると3〜4時間ほどかかることもあるので、帰りのバスの時間なども計算して行動するようにしましょう。
モンサンミッシェルへのアクセス方法
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※画像はイメージです
モンサンミッシェルはフランス西海岸のノルマンディ、ブルターニュ地方、サン・マロ湾に浮かんでいます。一見アクセスしにくそうなイメージですが、世界遺産ということもあり、公共交通機関は整備されています。
主に、鉄道やバスでモンサンミッシェルへと向かいます。ここでは、鉄道、バスそれぞれの詳しい行き方や現地のツアーについても解説します。
鉄道
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モンサンミッシェルはパリから、280kmほど離れた場所に位置しています。鉄道を使ってモンサンミッシェルへ行く場合、バスとの併用も必要となります。パリのモンパルナス駅からレンヌ駅まで向かい、そこからバスでの移動となります。所要時間は大体3時間30分ほどで、今回ご紹介する交通手段のなかでも最速です。
注意点として、レンヌ駅からモンサンミッシェルへのバスは1日に3便しか走っていないため、乗り遅れないようにしなければなりません。
長距離バス
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費用を一番抑えたい場合は長距離バスがおすすめです。パリとモンサンミッシェル間は直通バスが走っています。行きはパリから朝7時台に出発し、帰りはモンサンミッシェルから5時台に出発します。1日に1便のみの運行なので注意が必要です。
バスを利用すると、モンサンミッシェルへは約5時間かかります。乗り場によって多少時間が前後しますが、お昼頃にはモンサンミッシェルに到着するスケジュールになります。長距離バスの注意点として、パリの乗り場が中心地から少し離れているので、早めの行動を取ることが重要です。
現地ツアー
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モンサンミッシェルへの観光において一番のおすすめが現地ツアーです。ご紹介したようにモンサンミッシェルへ自力で行くのは非常に難易度が高いので、パリからの現地ツアーがたくさんあります。
現地ツアーの特徴として、日本語ガイドさんがついており修道院の案内はもちろんですが、グランド・リュの名物なども案内してくれます。モンサンミッシェルをしっかり楽しみたい方はぜひ現地ツアーを検討してみてください。
注意点として、すべての現地ツアーに日本語ガイドがついているわけではないので、予約前に一度確認してみてくださいね。
モンサンミッシェル観光を楽しむためのポイントと注意点
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モンサンミッシェルは非常に美しい世界遺産ですが、観光の際には注意が必要なこともあります。ここでは、モンサンミッシェル観光のベストシーズンと気を付けるべきポイントをいくつかご紹介します。
モンサンミッシェルの観光ベストシーズンは?
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モンサンミッシェルにはベストシーズンがあり、モンサンミッシェルをより美しく見られるチャンスが多くあります。しかし、その分観光客が非常に多く、歩くだけでも疲れてしまうような状況でもあります。
その反対に、オフシーズンは人が少なくさびしい雰囲気ではありますが、誰にも邪魔されずゆっくりモンサンミッシェルを楽しむことができるとも言えますね。
オフシーズンは冬
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モンサンミッシェルのオフシーズンは冬です。冬の中でも1月〜2月は特に観光客が少なくなります。
というのも、モンサンミッシェル自体に何か問題があるわけではなく、そもそもフランス旅行のオフシーズンに当たるのが1月〜2月です。そのため、モンサンミッシェルをしっかりと観光したいと考えてる方にとっては良い選択肢の一つなのかもしれません。
しかし、閑散期になるとモンサンミッシェルの参道、グランド・リュの店の中には閉まっている所も多く、モンサンミッシェル名物が楽しめない可能性があるので、注意が必要です。
ベストシーズンは夏
一方の繁忙期は夏です。閑散期同様、フランス旅行ベストシーズンとなり、それに伴って旅行客が増えるため、モンサンミッシェルも混み合う時期となります。
グランド・リュの店はほとんど営業しており、モンサンミッシェルを存分に楽しめるタイミングです。しかし、グランド・リュは旅行客であふれかえり、前に進めないくらい混雑することもあります。
通常は夜になるとモンサンミッシェルへの立ち入りは出来なくなりますが、夏の一定期間のみ夜間の特別拝観が可能になります。夜の幻想的なモンサンミッシェルを間近で体感できるのは夏だけなので、夜間拝観したい方には夏のシーズンは非常におすすめです。
水鳥に注意する
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実はモンサンミッシェルは水鳥の生息地としても非常に有名です。1994年には多くの水鳥の住処としてラムサール条約にも登録されています。つまり、それだけたくさんの水鳥がいるため注意が必要ということです。
モンサンミッシェルにはたくさんの人が来訪するため、付近の水鳥は、非常に人慣れしています。そのため、食べ物を手に持って油断して歩いていたら水鳥に取られるなんてことも頻繁に起こります。歩いている間は注意するようにしましょう。
満潮の時間に注意する
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中世の時代、モンサンミッシェルでは満潮時の波にたくさんの人々が命を奪われてきました。満潮時に気をつけなければいけないのは今も昔も変わりません。
潮が満ちるスピードが非常に早いので、基本的にガイドの方と一緒でなければ干潟を歩くことはできないようになっています。また、モンサンミッシェルの周りは突然霧におおわれることもあります。もしガイドさんと一緒に干潟に入る場合でも、ガイドさんのいうことには必ず従いましょう。
スニーカーや長袖の着用を!
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モンサンミッシェルの観光へはスニーカーがおすすめ。モンサンミッシェル周りはほとんどが石畳で出来ており、霧や雨で濡れていて滑りやすくなっているためです。坂道や階段もあるので快適に観光するためにもスニーカーを着用しましょう。
また、モンサンミッシェルは真夏の8月であっても、朝晩は肌寒く感じるほど冷えることがあります。体温調整ができるように、長袖の羽織れるものを持っていくと安心です。
歴史あるモンサンミッシェルを楽しく観光しよう!
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モンサンミッシェルの魅力から、行き方や注意事項などをご紹介しました。モンサンミッシェルは、過去の歴史では監獄や城塞として使用されたにも関わらず、今の時代まで原型をとどめています。ブルターニュ地方を見守っているその美しい佇まいは、実際に目にすると世界遺産ならではの存在感が感じられるはず。
モンサンミッシェルへは交通機関を使用して自力で行くのは難易度が高いので、現地ツアーの参加も検討してみてください。モンサンミッシェルの注意点を理解して、楽しく観光しましょう。
モンサンミッシェル(Mont Saint-Michel)の基本情報
住所:50170 Mont Saint-Michel, フランス
電話:+33 2 33 60 14 30
営業時間:モンサンミッシェル修道院 9:30〜18:30(5/1〜8/31)、9:30〜18:00(9/1〜4/30)、最終入館は閉館の1時間前まで
休業日:なし(モンサンミッシェル修道院 1/1、5/1、12/25は休館)
アクセス:モンサルナス駅から車で約4時間、シャルル・ド・ゴールド空港から車で4時間20分
料金:11ユーロ (約1,730円)、18歳~25歳の非EU居住者 9ユーロ(約1,415円)、11月~3月の第1日曜は無料
※2023年10月9日のレート、1ユーロ=157.23円で計算
公式HP:http://www.bienvenueaumontsaintmichel.com/jp
※2023年10月現在サイトが閉鎖中、coming soonと表示されています
モンサンミッシェル修復プロジェクトサイトはこちら
http://www.projetmontsaintmichel.com/index.html
ノルマンディ観光局サイトはこちら
https://www.normandie-tourisme.fr/
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