公用語
マレーシアの公用語はマレー語(マレーシア語)です。ただし、マレーシアは多民族国家のため、英語・中国語(主に広東語や福建語)・タミル語なども広く使われており、特に都市部では英語が通じやすい環境です。観光地やホテル、飲食店などでは英語表記の案内も多く、簡単な英語が話せれば旅行中のコミュニケーションで大きく困ることはないでしょう。
宗教
マレーシアは多民族・多宗教の国で、イスラム教を国教としていますが、仏教やキリスト教、ヒンドゥー教なども広く信仰されています。都市部ではそれぞれの宗教施設が点在しており、美しいモスクや寺院、教会などは観光スポットとしても人気です。宗教施設を訪れる際は、肌の露出を控えた服装や、女性の場合はスカーフ着用が求められる場合もあるので、マナーを守って見学しましょう。
通貨
マレーシアの通貨はマレーシアリンギット(MYR)です。紙幣は1リンギット、5リンギット、10リンギット、20リンギット、50リンギットなどがあり、硬貨は5セン、10セン、20セン、50センなどが一般的です。現地では現金のほか、クレジットカードやデビットカードも多くの場面で利用できます。
クレジットカード、キャッシュレス決済
マレーシアではクレジットカードやQRコード決済(Touch ’n Go eWallet、GrabPayなど)が広まりつつあり、都市部や観光エリアではキャッシュレス決済が便利に使えます。ただし、屋台やローカルマーケット、地方の店舗などでは現金のみのところも多いため、少額の現金は常に持ち歩いておくのがおすすめです。
費用
マレーシア旅行にかかる費用は、4泊6日で1人あたりおおよそ12~20万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:60,000円〜
宿泊費:40,000円〜
交通費:3,000円〜
食費:10,000円〜
観光費:10,000円〜
雑費:5,000円〜
マレーシアは物価が比較的安く、ホテルや食事、観光などもリーズナブルに楽しめるのが魅力です。高級ホテルに泊まってもコストを抑えられることが多く、コスパ重視の旅行先として人気があります。
ビザ
日本国籍の方が観光目的でマレーシアを訪れる場合、90日以内の滞在であればビザは不要です。入国時にはパスポートの有効期限が6ヶ月以上残っている必要があります。出国用航空券や滞在先情報の提示を求められることもあるため、渡航前に準備しておきましょう。
日本との時差
マレーシアと日本の時差は1時間で、日本の方が進んでいます。サマータイムは採用されていないため、年中を通して時差は一定です。時差が少ないため、到着後すぐに観光を楽しめるのもマレーシア旅行のメリットのひとつです。
気候
マレーシアは年間を通して高温多湿な熱帯気候で、気温は常に25〜32℃前後と安定しています。明確な四季はなく、基本的には1年中夏の服装で過ごせます。ただし、地域によって乾季・雨季が異なるのと、午後にはスコールのような強い雨が降ることもあるため、折りたたみ傘やレインコートを携帯しておくと便利です。冷房が効いた施設も多いため、羽織りものがあると安心です。
服装
通気性の良い涼しい服装がおすすめで、Tシャツや短パン、ワンピースなどが快適です。ただし、イスラム教が国教であるため、宗教施設を訪れる際には肩や脚を隠すなど配慮が必要です。また、高級レストランやカジノではドレスコードがある場合もあり、きちんとした服を1セット用意しておくと便利です。歩くことが多いため、履き慣れたスニーカーやサンダルを持参しましょう。
旅行のベストシーズン
マレーシアは一年中旅行が楽しめますが、地域によってベストシーズンが異なります。西海岸(クアラルンプール、ペナン、ランカウイなど)は11月〜4月が乾季で観光に適しています。一方、東海岸(ボルネオ島やティオマン島など)は5月〜9月がベストシーズン。旅行の目的地に合わせて時期を選ぶと、より快適な滞在が可能です。
治安
マレーシアの治安は比較的良好で、観光地では安心して過ごせます。ただし、都市部ではスリや置き引きといった軽犯罪が発生することもあるため、荷物の管理には注意が必要です。夜間の一人歩きや人通りの少ない場所は避けるなど、基本的な防犯意識を持って行動するようにしましょう。
物価
マレーシアの物価は日本よりも安く、リーズナブルに旅行を楽しめる国です。屋台やローカルレストランでは1食300〜600円程度で本格的な料理が味わえるほか、公共交通機関やタクシーも手頃な料金で利用できます。
交通手段
マレーシアでは、クアラルンプールを中心に電車(LRT・MRT・モノレール)やバスなどの公共交通機関が整備されています。運賃は非常にコスパが良く、ICカード「Touch ’n Go」を使えばスムーズに乗車可能です。観光地へのアクセスも良好で、路線も複雑ではないので比較的行動しやすいのが嬉しいポイントです。さらに、タクシーよりも配車アプリ「Grab(グラブ)」の利用が主流で、金額が分かりやすくかつ安全に移動できる手段として旅行者にも人気です。
空港から市街地へのアクセス方法
クアラルンプール国際空港から市内中心部までは、空港鉄道「KLIAエクスプレス」を利用すれば約30分でKLセントラル駅に到着します。料金は片道55リンギット(約1,700円前後)です。ほかにも「Grab」や空港タクシー、ホテルの送迎サービスなどがあり、所要時間は渋滞状況により45〜60分ほど。初めてでも安心してアクセスできます。
インターネット
マレーシアでは都市部を中心にインターネット環境が整っており、ホテル、カフェ、ショッピングモール、空港などで無料Wi-Fiが利用可能です。通信速度も比較的安定していて、観光中の検索や地図アプリの利用に困ることは少ないでしょう。より安定した通信を求める場合は、モバイルWi-Fiのレンタルや、現地で購入できるプリペイドSIMカード、eSIMの活用もおすすめです。
電源プラグ
マレーシアの電源プラグはBFタイプ(角型3ピン)で、電圧は230V、周波数は50Hzです。日本の電化製品を使用する場合は変換プラグが必要になります。スマートフォンやノートパソコンの充電器などは多くが海外対応となっており、変圧器なしでも使用できることが多いですが、事前に使用機器の対応電圧を確認しておくと安心です。対応していない場合は変圧器の準備も必要です。
飲水
マレーシアの水道水は飲用に適していません。旅行中はペットボトルの水を購入して飲むのが安心です。スーパーやコンビニで1本1〜2リンギット程度と安価で購入でき、さまざまな種類が販売されています。暑さと湿気のある気候のため、こまめな水分補給を心がけましょう。
トイレ
都市部のショッピングモールやホテル、空港、観光施設などではトイレの清掃も行き届いており、比較的清潔に利用できます。多くの施設でトイレットペーパーが備え付けられていますが、一部ではない場合もあるため、ポケットティッシュを持ち歩くのがおすすめです。また、イスラム圏特有のハンドシャワー(ウォーターガン)が備えられているトイレも多く、便座や床が水浸しになっていることも。利用の際は濡れていないか確認しておくと安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。