タイのタクシーの乗り方ガイド!料金や呼び方、アプリでの予約方法なども紹介
タイ観光するならタクシーでの移動が便利です。この記事では、タイのタクシーの利用方法や料金、止め方などを詳しく解説します。さらに、タイで利用されている配車アプリ「Grba」や「Bolt」のアプリを使った予約方法やタクシー利用時の注意点についても紹介します。
タイで観光を楽しむなら、タクシーでの移動がとても便利です。電車やバスと比べて快適に移動でき、観光の効率がアップします。
この記事では、タイのタクシーの利用方法や料金、止め方などを詳しく解説します。さらに、タイで利用されている配車アプリ「Grba」や「Bolt」などのアプリを使った予約方法やタクシー利用時の注意点についてもご紹介します。
快適なタイ旅行のために、ぜひ参考にしてくださいね。
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タイのタクシー運賃・初乗り料金はいくら?
タイのタクシーは、日本と比べてリーズナブルに移動できます。
例えば、日本のタクシー初乗り運賃は700円前後で、1キロメートルごとの運賃は約280円(距離により変動)です。これに対して、タイのタクシーは初乗りが35〜40バーツ(約141円〜約171円)、1キロメートルごとの運賃が5.5〜6.5バーツ(約23円〜約27円)です。
タイのタクシーは手軽に利用できる上に、リーズナブルなので、タイ滞在時は積極的に利用しても良いでしょう。快適で便利なタクシーを活用して、充実したタイ旅行を楽しんでくださいね。
距離 | 料金/1キロメートル毎 | |
---|---|---|
初乗り運賃 | 1キロメートルまで | 35〜40バーツ(約141円〜約171円) |
距離運賃 | 1〜10キロメートルまで | 5.5〜6.5バーツ(約23円〜約27円) |
距離運賃 | 10〜20キロメートルまで | 6.5〜7バーツ(約27円〜約29円) |
距離運賃 | 20〜40キロメートルまで | 7.5〜8バーツ(約32円〜約34円) |
距離運賃 | 40〜60キロメートルまで | 8〜8.5バーツ(約34円〜約36円) |
距離運賃 | 60〜80キロメートルまで | 9バーツ(約38円) |
距離運賃 | 80キロメートル以上 | 10.5バーツ(約45円) |
渋滞料金 | 時速6キロメートルを超えて走行できない場合あ | 1分あたり3バーツ加算(約12円) |
空港使用料 | 50バーツ(約214円) ※ドンムアン空港・スワンナプーム空港を利用する場合に適用されます |
市内から各エリアまでの目安料金
タクシーを利用した場合の市内から各エリアまでのおおよその料金です。
場所 | 所要時間 | 料金(目安) |
---|---|---|
スワンナプーム空港 | 約45分〜1時間(交通状況による) | 250〜400バーツ(約1,076円〜1,723円) ※別途空港使用料・高速道路料金あり |
ドンムアン空港 | 約30〜45分(交通状況による) | 200〜300バーツ(約861円〜1,292円) ※別途空港使用料・高速道路料金あり |
カオサンロード | 約15〜35分 | 60〜100バーツ(約258〜429円) |
パタヤ | 約1時間30分〜2時間 | 1,200〜1,500バーツ(約5,169〜6,461円) ※別途高速道路料金あり |
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タイのおすすめタクシー会社や種類
タイのタクシーは法人タクシーだけでなく、個人で運営しているタクシーも町中でたくさん走っています。ここからは、法人タクシー、個人タクシーの特徴と配車アプリの特徴などを紹介していきます。
法人タクシー
タイでは、単色のタクシーは主に法人タクシーとして運営されています。通常は青色、赤色、またはピンク色で塗装されており、信頼性が高く、安全性も確保されています。
また、メーター制を採用しているため、料金が明確で不正請求のリスクが低いのが特徴です。さらに、ドライバーはしっかりとトレーニングを受けており、車両のメンテナンスも徹底しています。
個人タクシー
タイでよく見かける黄色と緑のツートンカラーのタクシーは、個人タクシーとして運営されています。ツートンカラータクシーは、個人ドライバーが所有しているため、法人タクシーと比べて料金交渉が必要な場合があります。
特定の会社に属さないため、サービスの質にはばらつきがあるかもしれませんが、多くのドライバーは親切でフレンドリーです。利用する際は、乗車前にメーターを使用することを確認し、目的地までの料金を事前に確認しましょう。
Grab
Grabは東南アジア全域で利用されているライドシェアアプリで、タイでも多くの人々が利用しています。Grabのアプリで簡単にタクシーを呼べるだけでなく、事前に料金が確認できます。さらに、アプリを通じて支払いもできることから、現金のやり取りが不要です。
ドライバーも身元がしっかり確認されているため、安心して利用できますよ。タイ滞在前にGrabアプリをインストールしておきましょう。
Bolt
Boltは、タイで新たに登場したライドシェアサービスで、Grabよりもリーズナブルな料金設定が魅力です。Grabと同様にBoltのアプリを使うことで、簡単に車を呼べ、料金は事前に確認できます。
料金が他のライドシェアサービスよりも安価であるため、コストパフォーマンスを重視する旅行者におすすめです。また、Boltのドライバーも身元が確認されており、サービスの質が高いです。GrabもBoltもどちらもインストールしておくと臨機応変に利用できますよ。
タイのタクシーの乗り方・流れ
ここからはタイのタクシーの乗り方を解説します。ドライバーが目的地を知らない場合は、乗車できない可能性があるため、乗車前に確認しましょう。
①タクシーを探す・呼ぶ
タイでタクシーを探す場合、主要な観光地やショッピングモールの周辺で簡単に見つけられます。空港やホテルでは、スタッフにお願いしてタクシーを呼んでもらうことも可能です。
特にホテルでは、信頼できるタクシーを手配してくれるため安心ですよ。次に、タクシーの呼び方について詳しく説明します。
手を斜め下に下げて流しのタクシーを呼ぶ
空車のタクシーは、前方に「ว่าง(ワーン)」と表示されたランプが点灯しています。赤や緑のランプが点灯していますが、どちらも乗車可能です。
タクシーを止める場合、手を斜め下に下げて合図を送りましょう。
アプリを使ってタクシーを呼ぶ
GrabやBoltなどのライドシェアアプリを利用することで、簡単にタクシーを呼べます。
アプリをダウンロードし、位置情報を設定して目的地を入力しましょう。すると、近くにいるドライバーがすぐに迎えに来てくれます。また、ドライバーの現在地も表示されるため、どのくらいで到着するかが一目で分かります。
料金は配車前に事前に確認でき、支払いもアプリを通じて行われるため、現金のやり取りが不要です。目的地はアプリに入力するため、ドライバーに直接説明する必要がなく、英語やタイ語に不安がある人でも安心して利用できますよ。
②ドライバーに目的地を伝える
タクシーに乗る際は、ドライバーに目的地を伝えましょう。英語が通じない場合もあるため、行き先をタイ語でメモして見せるとスムーズです。また、地図アプリを利用してドライバーに見せるのも効果的。主要な観光地やホテルの名前はドライバーにとっても分かりやすいので、具体的な場所を伝えるようにしましょう。
目的地を伝える際に料金交渉をされる場合があります。これはメーターを使わずに行くことになるため、割高なことが多いです。もし「ノーメーター」と言われたら、断ることをおすすめします。
③OKならタクシーに乗車する
ドライバーが目的地を理解し、乗車を了承したらタクシーに乗り込みます。タイのタクシーはドアが自動ではないため、手動で開け閉めする必要があります。乗り降りの際には周囲の安全を確認し、ドアを丁寧に扱うようにしましょう。
ちなみに乗車拒否もよくあります。断られたら次のタクシーをつかまえて交渉しましょう。もし中々つかまらなかったら、アプリを使ってみてくださいね。
④メーターが動いているか確認する
タクシーに乗車したら、必ずメーターが動いていることを確認しましょう。メーターが動いていない場合は、ドライバーにその旨を伝え、使用してもらうようお願いしましょう。もしメーターの使用を拒否された場合は、料金を交渉するか、別のタクシーを利用することをおすすめします。
⑤料金・チップを支払う
目的地に到着したら、運賃を支払いましょう。タイのタクシーは主に現金での支払いが一般的ですが、一部のタクシーではクレジットカードも利用可能です。ただし、スキミングのリスクもあるため、現金やアプリでの支払いをおすすめします。ドライバーはお釣りを準備していますが、場合によっては用意できないこともあるため、小額のお金を準備しておくとスムーズに支払いができます。
また、良いサービスを受けた場合は、10〜20バーツ程度のチップを渡すか、お釣りをチップ代わりにするのもスマートです。
タイのタクシーに乗る際の注意点
タイのタクシーは安価で効率的に観光地を巡るにはおすすめの移動手段です。一方で、タクシートラブルも稀に発生しています。ここからは、タイのタクシーを利用する際の注意点を紹介していきます。
メーターが動いているか確認する
タクシーに乗る際は、メーターが正しく動いているか必ず確認しましょう。ぼったくりや客引きのタクシーは、メーターを使わずに高額な料金を請求する場合があります。
ドライバーがメーターの使用を拒否した場合、料金交渉が必要ですが、交渉に応じない場合は別のタクシーを利用するのが安全です。特に観光地では、悪質なドライバーに注意し、信頼できるタクシーを選びましょう。
タイのタクシーは手動開閉
タイのタクシーはドアが自動ではなく手動で開閉します。乗車や降車の際には、自分でドアを開け閉めする必要があります。乗る際は、ドアがしっかり閉まっていることを確認し、降りる際は周囲の安全を確認してからドアを開けるようにしましょう。
必ずシートベルトを着用する
タイのタクシーに乗る際は、必ずシートベルトを着用しましょう。安全のためだけでなく、法律で定められており、シートベルトを着用しないと罰金がかせられる可能性もあります。また、タイの運転は日本よりも荒いことが多いです。自分の身を守るためにも、シートベルトの着用を徹底してください。
少額の現金で支払う
運賃を支払う際に、お釣りがない場合があるため、少額の現金を準備してましょう。ドライバーはお釣りを用意していることが多いですが、大きな紙幣しかない場合はトラブルの原因になることもあります。スムーズな支払いを心がけ、トラブルを避けるためにも事前に準備をしておきましょう。
お釣りの端数をチップとして支払う
タイではチップ文化が根付いており、良いサービスを受けた場合には感謝の気持ちを示すためにチップを渡すことが一般的です。タクシーを利用した際には、お釣りの端数をチップとしてドライバーに渡すと良いでしょう。
例えば、運賃が95バーツの場合、お釣りの5バーツをチップとして渡すのがスマートです。また、GrabやBoltなどのライドシェアアプリを利用する場合、乗車後にアプリ上でチップを設定できる機能もあります。ドライバーへの感謝の気持ちを忘れずに。
観光客を狙ったの悪質なトゥクトゥクに注意
観光地では、悪質なトゥクトゥクドライバーが存在し、目的地以外の場所を案内しようとしたり、事前に交渉した金額と異なる料金を請求する場合があります。
そのため、トゥクトゥクを利用する際には、乗車前に料金交渉を行い、明確に金額を確認することが大切になります。しかし、安心して移動するためにも、メーター制のタクシーやGrabやBoltを利用する方が良いでしょう。
夜間の女性ひとりでの乗車は避ける
夜間に女性がひとりでタクシーを利用する際は、特に注意が必要です。安全面を考慮し、できるだけ信頼できるタクシー会社やライドシェアアプリを利用することをおすすめします。GrabやBoltなどのアプリを使用すると、ドライバーの情報が事前に確認でき、乗車記録も残るため、安心して利用できますよ。また、夜間の移動はできるだけ複数人で行い、一人での乗車は避けるようにしましょう。安全対策をしっかりと行い、楽しい旅行にしてくださいね。
タイでタクシートラブルに遭った場合の解決方法
タイのタクシーで万が一トラブルに遭遇した場合の対処方法を紹介します。トラブルに巻き込まれても冷静に対応できるよう、以下の内容をしっかりと確認しておきましょう。
タクシーのナンバープレートを控える
タクシーに乗る際は、まずナンバープレートを控えておくことをおすすめします。乗車前にナンバープレートを写真に撮っておくか、メモに残しておくと良いでしょう。トラブルが発生した際には、この情報が役に立つはずです。
また、タイのタクシーはレシート発行できないことも多いため、タクシー会社名や運賃をしっかり確認しておくことも忘れずに。
警察に連絡する
もしタクシーでトラブルに遭遇した場合は、速やかに警察に連絡しましょう。タイの観光警察は英語を話すスタッフが多く、観光客のトラブル対応に慣れています。緊急時には、観光警察(1155)または一般警察(191)に電話をかけ、ナンバープレートやドライバーの特徴、トラブルの詳細を伝えるようにしましょう。
機関 | 連絡先 |
---|---|
在タイ日本国大使館 | (市外局番02) 696-3000(代表)または(02) 207-8500 |
在チェンマイ日本国総領事館 | (市外局番052) 012-500 |
警察 | 191 |
観光警察 | 1155 |
消防署 | 199 |
タクシーを活用してタイ旅行を満喫!
本記事では、タイのタクシーの乗り方や料金、アプリを使った配車方法、トラブル時の対処法などについて紹介しました。
タイのタクシーは日本よりも料金が安く、流しのタクシーやライドシェアアプリを使って手軽に利用できるため、観光中の頼もしい味方です。
効率的に観光を楽しみたい方は、タイのタクシーを積極的に利用してみてくださいね。
※2024年6月18日のレート、1バーツ=4円で計算しています。
cover photo by Unsplash