円安・物価高でも行ける海外旅行先は「タイ」!首都だけでなく地方都市も人気、その理由とは?
コロナ収束後、日本でも再び海外旅行熱が高まっています。日本政府観光局(JNTO)によると、2024年の日本人の海外渡航者数は1,300万人を超え、前年比で35.2%増加しました。特に2024年11月の渡航者数は、コロナ前の2019年同月と比べて70%以上まで回復し、円安や物価高の影響が続く中でも、「久しぶりに海外旅行に行きたい」という人が多いことがうかがえます。
中でも、今日本人から人気の渡航先として注目されているのが「タイ」です。2024年には、日本からタイへの年間渡航者数が100万人を超えました。当初目標の87万人を大きく上回り、両国間の関係の深まりを示しているでしょう。
タイと言えば首都・バンコクが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、実は、タイには、バンコク以外にも魅力的な都市が多くあり、今、多くの旅行者が訪れる注目・人気エリアとなっています。
今回の調査では、そんなホットな国タイについて、また、注目を集めるタイの地方都市について、解説・紹介します。
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日本人入国者数がハワイ超え?!今アツい「タイ」
日本からタイへの渡航者数が2024年には年間100万人を超えたことを述べましたが、他のエリアと比べてもその数が多いことがわかります。2024年11月の日本人渡航者数を見ると、タイは約11万人と、ハワイやグアム、シンガポールなどの人気旅行先を上回りました。
参照:準拠資料1※
また、首都・バンコクへのメイン空港であるスワンナプーム空港への総入国者総数は、2024年12月で、コロナ前である2019年同月比99%とほぼ回復しています。さらに、コロナの制限が緩和しはじめた2023年同月比では約113%増加と、劇的に回復しています。
参照:Tourism Authority of Thailand, TAT
バンコクだけじゃない!タイの地方都市に集まる熱視線
メイン空港のスワンナプームだけでなく、タイの地方都市の空港も入国者数がコロナ前とほぼ同水準に回復しています。ドンムアン空港とチェンマイ空港ではコロナ前の90%程度、プーケット空港に関しては、すでにコロナ前よりも増加しています。
- プーケット空港
- ドンムアン空港
- チェンマイ空港
参照:Tourism Authority of Thailand, TAT
また、プーケット空港・ドンムアン空港、チェンマイ空港それぞれから行ける、話題の観光地「カオラック」「パタヤ」「 チェンマイ」の魅力をご紹介します。
カオラック
- 利用空港:プーケット国際空港
行き方:空港から車で約1時間 - 美しいアンダマン海と緑豊かな山々が調和する静かな隠れ家リゾート!
✅おすすめポイント - 静かで洗練された雰囲気の中で、ゆったり過ごせるエリア。
- 憧れのダイビングスポットも点在し、アクティブな旅行者にもおすすめ。
- 街にはお洒落なバーやレストラン、マッサージ店が並び、癒しも楽しめます。
パタヤ
- 利用空港:ドンムアン国際空港またはスワンナプーム国際空港
行き方:空港からバスまたはタクシーで約2時間(約160km) - バンコクから日帰りで行けるリゾート地で、ナイトライフを楽しむのに最適なスポット!
✅おすすめポイント
- バーやディスコ、クラブが並ぶ夜の街で、一晩中楽しめます。
- 美しいビーチで昼間はリラックス
- 夜は活気あるナイトライフでエネルギーをチャージ!
チェンマイ
- 利用空港:チェンマイ国際空港
行き方:バンコクから国内線で約1時間 - タイ第2の都市として知られ、旧市街の歴史ある街並みや寺院、城郭が魅力的!自然が豊かな山岳地帯に位置しており、南国の海とは一味違う旅が楽しめます。
✅おすすめポイント - 豊かな自然の中でトレッキングやエレファントキャンプなど、日本では体験できないアクティビティが満載!
- 静かな環境で癒されたい、新しい体験をしたい人にぴったりの観光地です
人気の秘密は・・・円安・物価上昇の影響の小ささ!
首都・バンコクだけでなく地方都市にも注目が集まるタイですが、その人気の理由はなんと言ってもコスパの良さです。特にドル・ユーロで歴史的な円安の状況が続く中、タイ通貨のバーツは円安の影響が比較的小さかったり、さらに物価が比較的安かったりと、為替・物価の両面でお財布に優しい渡航先です。
実際、物価・為替の両方を考慮したコロナ前後の上昇率を算出してみると、タイは今回比較したエリアの中で最も上昇率が緩やかで、反対に、最も上昇率が高いアメリカと比較すると、30%も円安・物価高の影響が小さいという結果がでました。
※1 コロナ前: 2019年、コロナ後:2023年
※2 2019・2023年の年中平均為替と消費者物価指数の両方がそれぞれの参照資料にて公開されている国のうち、NEWTがピックアップした国(上記表に記載の国)に限る一覧
※3 物価・為替総上昇率=2019年から2023年の為替上昇率*2019年から2023年の消費者物価指数上昇率
参照:準拠資料2※
では、実際にタイ旅行にかかる総額はいくらくらいになるのか、NEWTが算出した2泊4日タイ(首都・バンコク)旅行の予算目安は、飛行機・ホテル代・現地で使う費用も含め、9万円でした。タイはアジア圏で、アメリカ・ハワイなどと比べ近いため、短い日数で楽しめるのも、コストを抑えられるポイントでしょう。
詳しくはこちらのYouTube動画「【2024年最新】タイ・バンコク2泊4日でいくらかかる?おすすめの時期や現地の物価を大公開!
」をチェック:
アクティビティ費・食費の具体例として、NEWTメンバーが先日タイ旅行に行った際にかかった費用を以下でご紹介します。ぜひ参考にしてください!
- フローティングブレックファスト:約2,000円(450THB)
プールに浮かべたトレーで楽しむ夢の朝ごはん!目の前には水面に映る青空、手元にはカラフルなフルーツやおしゃれなタイ料理。写真を撮る手が止まらないこと間違いなし!贅沢な時間でリフレッシュできました。
- タイパンツ:約980円(220THB)
タイ旅行のマストアイテムといえばコレ!涼しくてラクチン、カラフルで可愛いタイパンツは、動きやすくて旅中も大活躍。お土産としても大人気で、何枚も欲しくなるかも!
- ロールアイス:約450円(100THB)
街中を歩いていると目に飛び込んでくるロールアイスの屋台。作りたてのひんやりスイーツを頬張れば、タイの暑さも吹き飛びます!かわいい見た目とおいしさで、心まで満たされました!
- ピピ島ツアー4,500円(1,000THB)
まるで絵画みたいなエメラルドグリーンの海!プーケットから行けるピピ島は、シュノーケリングやクルーズで大自然を満喫できる絶景スポットです。日常を忘れる特別な時間を味わいに行きましょう!
- ゾウ乗り:約4000円(900THB)
タイでしかできないユニークな体験といえば、ゾウ乗り!大きなゾウさんの背中に揺られて、緑豊かな大自然をお散歩。ワイルドだけどどこか優しい、ゾウとのひとときは一生の思い出に。
いかがでしたか?タイが今人気の理由や、注目を集める観光地を解説しました。この記事を参考に、ぜひタイへの旅行をご検討ください!
※準拠資料
- 2024年11月の各エリアへの日本人入国者数
- 韓国:Korea Culture and Tourism Institute
- 香港:Hong Kong Tourism Board
- 台湾:Tourism Administration, MOTC
- タイ:Tourism Authority of Thailand, TAT
- フィリピン:Republic of the Philippines, Department of Tourism
- シンガポール:Singapore Tourism Board
- ベトナム: Vietnam National Administration of Tourism
- マレーシア:Malaysia Tourism Promotion Board
- アメリカ:International Trade Administration, ITA
- ハワイ:Hawaii Tourism Authority
- グアム:Guam visitors bureau
- オーストラリア:Australian Bureau of Statistics
- 物価・為替総上昇率の一覧表
- 消費者物価市指数: International Monetary FundのCPI
- 為替:三菱UFJ銀行の全営業日最終公表相場の単純平均