韓国のタクシーの乗り方ガイド!料金や呼び方、アプリでの予約方法も紹介
韓国観光を楽しむには、タクシーでの移動が便利!電車やバスよりも快適に移動でき、効率的に観光を楽しめます。 この記事では韓国に留学経験のある筆者が、韓国のタクシーの乗り方や止め方、料金などを徹底解説。Uberをはじめとするアプリでの予約方法やタクシーを利用する上での注意点も紹介するので、快適な韓国旅行の参考にしてくださいね。
韓国観光を楽しむには、タクシーでの移動が便利!電車やバスよりも快適に移動でき、効率的に観光を楽しめます。
この記事では韓国に留学経験のある筆者が、韓国のタクシーの乗り方や止め方、料金などを徹底解説。Uberをはじめとするアプリでの予約方法やタクシーを利用する上での注意点も紹介するので、快適な韓国旅行の参考にしてくださいね。
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韓国のタクシー運賃・初乗り料金はいくら?
韓国(ソウル)のタクシーの初乗り運賃は4,800ウォン(約546円)と、日本より少し安く設定されています。韓国・ソウルの一般的なタクシーは、オレンジかシルバーの車体が目印。流しのタクシーはもちろん、アプリでも簡単にタクシーを呼べるため、ぜひ気軽に使ってみてくださいね。
また、観光客が多いソウルでは、一般的なタクシーのほか、英語が通じるインターナショナルタクシーや、優秀な運転手のみが運転する模範タクシーなどがあります。
それぞれの韓国のタクシーの料金と特徴は、以下の表でご確認ください。
一般タクシー
ソウル市内でもっとも多い一般的なタクシーです。日本語や英語は通じないことが多いですが、数が多いため気軽に利用できるでしょう。
料金 | |
---|---|
基本料金 | 4,800ウォン(約546円)/1.6キロまで |
加算運賃(距離) | 100ウォン(約11円)/131メートル |
加算運賃(時間) | 100ウォン(約22円)/30秒 |
深夜料金(22時~翌4時) | 20%割増~ |
事業区域外(市外)への運行 | 20%割増 |
模範タクシー
韓国ではじめてタクシーを利用する方におすすめなのが、模範タクシーです。法人で5年以上無事故に勤める、個人で10年以上のタクシー運転手の経験があるなど、いくつかの条件をクリアした優秀な運転手のみが運転しています。
黒塗りのボディにゴールドで「모범(モボム)」と書いてあるのが目印です。模範タクシーの運転手の多くは日本語や英語が話せるため、日本人旅行者にとっては安心できるタクシーですよ。
料金 | |
---|---|
基本料金 | 7,000ウォン(約796円)/3キロまで |
加算運賃(距離) | 200ウォン(約22円)/151メートル |
加算運賃(時間) | 200ウォン(約22円)/36秒 |
深夜料金(22時~翌4時) | 20%割増~ |
事業区域外(市外)への運行 | 20%割増 |
インターナショナルタクシー
インターナショナルタクシーは、日本語や英語に対応しているタクシーです。黒色のボディにオレンジで「international taxi」と書いてあるのが目印です。流しでは走っていないため予約が必要ですが、空港にある専用デスクや公式サイトからも手配できるので、ぜひ利用してみてくださいね。
料金 | |
---|---|
基本料金 | 7,000ウォン(約796円)/3キロまで |
加算運賃(距離) | 200ウォン(約22円)/151メートル |
加算運賃(時間) | 200ウォン(約22円)/36秒 |
深夜料金(22時~翌4時) | 20%割増~ |
事業区域外(市外)への運行 | 20%割増 |
空港からソウル・明洞までのタクシーの目安料金
各空港からソウルの中心地である明洞まで一般タクシーを利用した場合、料金の目安は次の通りです。
所要時間 | 料金(目安) | |
---|---|---|
仁川空港~明洞 | 1時間10分ほど | 57,000ウォン(約6,480円)~ |
金浦空港~明洞 | 50分ほど | 23,000ウォン(約2,629円)~ |
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韓国では配車アプリでタクシーを呼ぶのもおすすめ!
韓国では、配車アプリでタクシーを呼ぶのが一般的です。流しのタクシーが見つからないときや、効率的にタクシーを利用したり、目的地まで安心して向かいたかったりするときは、ぜひ利用してください。
KAKAO TAXI (カカオタクシー)
カカオタクシーは韓国を代表する配車アプリです。なかでも、カカオタクシーは安全性を重視しており、ドライバーの運転履歴や車両の安全点検などを厳密に審査しています。日本の番号でも利用できるので、ダウンロードしておいて損はないでしょう。
料金の支払いは現金やクレジットカードのほか、交通カードのT-moneyも利用できます。車両の移動距離に応じた料金が自動で清算されるので、不正請求を受ける心配もありませんよ。
Uberタクシー
日本でも馴染みのあるUberは、韓国でも人気のある配車アプリです。日本のUberアプリを利用して、Uberと韓国企業が共同運営している「UT」を配車することができます。
日本のクレジットカードを登録しておくことができるので、現地での支払いは必要ありません。慣れたアプリで手軽に配車したいときにおすすめです。
韓国のタクシーの乗り方・流れ
日本と韓国でタクシーの利用方法に大きな違いはありませんが、はじめて韓国でタクシーを利用する方は乗車方法や支払いに不安を感じることもあるでしょう。
ここでは、韓国でタクシーに乗るときの流れをご紹介します。
①タクシーを探す・呼ぶ
韓国はタクシーを利用する人が多いため、基本的には探し回ることはありません。道を歩いているだけでタクシーを見かけるので、スムーズに乗車できますよ。
タクシーを利用するときは、次の方法で乗車しましょう。
手を挙げて流しのタクシーを呼ぶ
韓国では、主要観光地の前やタクシー乗り場だけでなく、基本的には道路沿いで手をあげて止めることでもタクシーに乗車できます。
運転席前のモニターに赤いランプで「빈차(ピンチャ)」の文字があれば空車、青いラインプで「예약(イェヤッ)」の文字があれば予約車です。
ソウルでは大通りに出るとタクシーがたくさん走っているので、手を上げて乗車の意思を示しましょう。
アプリを使ってタクシーを呼ぶ
タクシーを呼び止めるほかにも、ホテルのフロントに頼んで呼んでもらったり、タクシー配車アプリを利用して希望の場所まで配車したりすることも可能です。
韓国でおすすめのタクシー配車アプリは、「カカオタクシー」「Uber」などがあります。
②タクシーに乗車する
韓国のタクシーは、ドアを自分で開ける必要があります。日本のように自動開閉ではないため、タクシーが停車していることを確認し、自分で開けましょう。
また、大きな荷物であれば運転手がトランクに積みこんでくれますが、荷物に気が付いていない場合もあります。その場合は、運転手に挨拶をしたあと、荷物の積み込みをお願いしましょう。
③運転手に目的地を伝える
タクシーに乗ったら、目的地を伝えます。英語ではなく、現地の言葉で書いたメモを使うのがおすすめです。韓国では似た発音の地名も多いため、誤って聞き取られると目的地への到着が遅れてしまうことも。
また、ホテルや観光地でないお店にアクセスする場合は、韓国語の住所を提示するのもおすすめです。お店の電話番号や最寄り駅などもあわせてチェックしておくと、運転手と目的地を確認するときに役立ちますよ。
④メーターが動いているか確認する
乗車のあと実際に車が走りはじめたら、料金メーターが動いているか確認しましょう。料金メーターが作動していない場合や、見当たらない場合は、運転手に尋ねましょう。
ソウルではGPSを使用して走行料金を計算するアプリ式のメーターが導入されています。料金メーターを利用していないタクシーは不当な料金を請求してくる可能性があるので、途中であっても降車するのがおすすめです。
⑤料金を支払う
目的地に到着したら、メーターに表示された料金を支払いましょう。ソウルのタクシーではクレジットカードやT-moneyカードでも支払いできます。現金で支払う場合は、おつりがでない可能性を考慮して細かく崩しておくのがおすすめです。
なお、韓国にはチップの制度はありません。気持ちよく挨拶をして、タクシーを降車しましょう。
韓国のタクシーに乗る際の注意点
韓国旅行でタクシーを利用すると便利なことも多いですが、いくつか注意する点があります。韓国でタクシーを上手に使いこなすためにも、事前にチェックしてくださいね。
ここでは、韓国のタクシーに乗るときの注意点をご紹介します。
メーターが動いているか確認する
近ごろの韓国ではあまり見かけませんが、不正請求を避けるために料金メーターが動いているか確認しましょう。不審な点があれば、乗車を避けるのがおすすめです。
また、ソウルでは2022年からGPSによる自動車の位置情報をリアルタイムで把握するアプリ式のメーターが本格導入されています。運転席の携帯に表示されていることが多いので、確認してみましょう。
韓国のタクシーは手動開閉
韓国ではタクシーに乗り込むとき、自分でドアを開ける必要があります。自動で開閉するタクシーはなく、運転手がドアを開けてくれることもありません。
これらを知らずに自動ドアを期待し待っていると、利用しないと勘違いされ、タクシーが去ってしまったり、後ろから別の人が乗り込んだりするケースもあります。また、荷物をトランクに乗せたい場合も、積極的に伝えるようにしましょう。
料金の交渉には応じない
一部のタクシーでは、韓国語や英語が話せない外国人に対し、料金の交渉や過剰な請求をしてくるケースがあります。
なかには、メーターを使用せずに目的地までの料金を交渉後、乗車させるタクシーも。利用客が多くなかなかタクシーを捕まえられない深夜・早朝の時間帯を狙って交渉してくることが多い傾向にあります。
韓国・ソウルのタクシーは料金メーターを利用することが義務付けられているため、料金の交渉には断じて応じない姿勢を示しましょう。
少額の現金で支払う
キャッシュレスが進んでいる韓国では、タクシーでもカード払いができます。現地のほとんどの人がカード払いや配車アプリを使用するため、稀に現金のおつりを十分に用意していないタクシーがあります。
頻発するケースではありませんが、おつりがでない場合は多めに支払う必要があるので、なるべく細かい現金を用意しておくと安心でしょう。もしくは、乗り込む前に現金払いにきちんと対応してくれるか、確認してみるのもおすすめです。
韓国でタクシートラブルに遭った場合の解決方法
ここでは、韓国でタクシーのトラブルに遭ったときの解決方法をご紹介します。急なトラブルでも焦ってしまわないよう、事前にチェックしておきましょう!
タクシーのナンバープレートを控える
韓国でタクシートラブルに遭遇したときは、まずは人通りの多い場所で降車しましょう。慣れない海外での争いは避けるのが賢明です。
また、乗車・降車するときには、タクシーのナンバープレートを控えておきましょう。降車するときに、レシートを受け取っておくと証拠となる会社名や料金が分かり後に役立つかもしれません。
警察に連絡する
タクシーとのトラブルが悪質な場合は、警察に連絡して対応してもらうのもひとつの方法です。もしくは、韓国観光公社観光苦情申告センターに相談すると、対処方法を教えてもらえるかもしれません。
機関 | 連絡先 |
---|---|
警察 | 112番 |
韓国観光公社観光苦情申告センター | 1330番(日本語相談可能) |
ただし、揉めている最中に煽るように電話をかけたり、証拠を残そうと撮影したりするのは、危険を伴うので慎重な行動を意識してくださいね。
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タクシーを活用して韓国旅行を満喫!
本記事では、韓国のタクシーの乗り方や料金、アプリでの予約方法などをご紹介しました。
韓国のタクシーは日本よりも料金が安く、流しのタクシーやアプリで気軽に乗車できるため、観光中の強い味方。効率的に観光を楽しみたい方は、ぜひ韓国でタクシーを活用してみてくださいね。
※2024年6月16日のレート、100ウォン=11.381円で計算しています。
cover photo by PIXTA