法隆寺は奈良を代表する観光スポット!見どころやアクセス方法を解説
法隆寺は、世界最古の木造建築群と言われる世界遺産建築です。国宝・重要文化財の指定を受けた建築物や調度品、仏像などが3,000点以上も収蔵されています。 紀元後607年に建立されたとされる法隆寺は、飛鳥時代の三重塔や五重塔、門やお堂などが鎮座しており、荘厳な雰囲気と美しさをたたえる建築物です。 この記事では、法隆寺の基本情報や見どころ、観光シーズン、おすすめの観光方法などについてご紹介。法隆寺観光を考えている方は必見ですよ。
法隆寺は、世界最古の木造建築群と言われる世界遺産建築です。国宝・重要文化財の指定を受けた建築物や調度品、仏像などが3,000点以上も収蔵されています。
紀元後607年に建立されたとされる法隆寺は、飛鳥時代の三重塔や五重塔、門やお堂などが鎮座しており、荘厳な雰囲気と美しさをたたえる建築物です。
この記事では、法隆寺の基本情報や見どころ、観光シーズン、おすすめの観光方法などについてご紹介。法隆寺観光を考えている方は必見ですよ。
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法隆寺の基本情報
法隆寺は奈良にある世界最古の木造建築で、国宝が数多く収蔵されている世界遺産です。ここでは、法隆寺の概要や知っておくべき特徴についてご紹介します。
法隆寺の概要を知って、法隆寺の観光プランの立案に役立てましょう。
法隆寺とは?
法隆寺は607年に推古天皇・聖徳太子によって建立された飛鳥時代の木造建築群。1993年12月に日本初の世界遺産に登録されたことで知られています。三重塔や五重塔、講堂、中央門・南門、収納庫、聖天堂など、大小さまざまな木造建築物が集結していますよ。
仏像や調度品など、国宝・重要文化財に登録されたものは3,000点を超えます。
法隆寺の特徴
法隆寺は約18万7,000平方メートルもの広大な敷地の中に飛鳥・奈良時代の貴重な木造建築や仏像、調度品などがバラエティ豊富に楽しめる観光スポットです。670年には一度すべての建築物が焼失したとされていますが、その後、すぐに飛鳥時代の建築様式で西院伽藍が再建。後の時代になって奈良時代の高僧が夢殿を中心に東院伽藍を完成させました。
世界最古の木造建築物として、世界中から観光客が訪れる人気スポットです。
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法隆寺の見どころ・楽しみ方
法隆寺は金堂を中心とする西院伽藍、夢殿を中心とする東院伽藍に分けられます。のべ18万7,000平方メートルもの広大な敷地なので、行きたいスポットに目星をつけて効率的にまわるのがおすすめです。ここでは、具体的な観光スポットを見ていきましょう。
中門
中門(ちゅうもん)は、西院エリアの入り口・正門にあたる国宝に認定されている門。大きな軒が鶴翼のように広く覆い被さり、エンタシスの柱がそれを支えています。門の下に構える迫力満点の金剛力士像は奈良時代に造られた現像する最古の仁王像です。
飛鳥・奈良時代の建築様式・美しさを後世に伝えている建築物となっています。
中門の脇には桜の樹が植樹されており、開花時期には中門と桜を一緒に撮影できますよ。
五重塔
五重塔は、中門をくぐった目の前にそびえ立つ塔です。高さは約31.5メートルで、飛鳥時代に造られた世界最古の木造建築・日本最古の塔と言われています。塔は一層一層が独立して造られている積み上げ構造で、心柱を吊り下げられる免震構造が特徴です。下段から上段に行くにしたがって軒が徐々に小さくなっていることで、塔が安定しています。
観光客は最下層の中心から上層部までのぞき見ることができます。心柱の下にある心礎にはお釈迦さまの遺骨が納められており、奈良時代に造られた仏像群も見られますよ。
金堂
金堂(こんどう)は、飛鳥時代に建立された西院の本堂です。西院伽藍の最古の建築物で、二重の瓦屋根と下層に造られた裳階(もこし)が重厚な印象を与えます。内部には多くの仏像が安置されており、聖徳太子のために造られたとされる緑味がかった金堂の釈迦三尊像、薬師如来蔵、阿弥陀三尊像、吉祥天など、飛鳥時代の仏像を鑑賞できますよ。
大講堂
大講堂は、僧侶たちが仏教を学び、研鑽するために建てられた建築物です。925年に焼失しましたが、990年に当時の大講堂を完全に復元した建物が再建されました。建物には結界を意味する暖簾がかかっており、神秘的な外観が特徴の薬師三尊像が安置されています。また、建設当初の法隆寺を伝えるフォトスポットとして有名ですよ。
夢殿
夢殿(ゆめどの)は、聖徳太子の供養と信仰のために建てられた聖地です。八角形の屋根が特徴で、屋根の頭頂部には宝珠が光り輝いており、一際目を引く建築となっています。聖徳太子を模したとされる金色の救世観音像は必見です。1230年には大規模な改修工事が施され、その美しい姿を現代にまで残していますよ。
大宝蔵院
大宝蔵院(たいほうぞういん)は、法隆寺に残る数々の国宝や重要文化財を保存している建物です。1998年に完成した新しい建物が特徴で、空調が効いた屋内で国宝の百済観音像や玉虫厨子、夢違観音像、金堂小壁画・百万塔などの見どころが盛りだくさん!
法隆寺がたどってきた歴史や守り受け継いできた文化・伝統を体感できるスポットです。
西円堂
西円堂は、薬師如来像が安置されている八角形のお堂です。橘夫人から請願された行基菩薩が建立したと言われています。1250年に再建されたものの、現在でも天平期の建築様式が随所に残されているのが特徴。堂内には薬師如来蔵を取り囲む形で十二神像や不動明王像、千手観音像が安置され、約一万点以上の刀剣や甲冑、鏡などが収蔵されています。
法隆寺の七不思議
法隆寺にはまことしやかにささやかれる以下の七不思議があります。
- 蜘蛛は巣を張らず、鳥はフンを落とさない
- 鯛の形をした石を踏むと水難を免れる
- 五重塔に掛けられた謎のカマ
- 不思議な伏蔵がある
- 法隆寺のカエルには片目が無い
- 夢殿の礼番の下が汗をかいている
- 風雨によって雨だれの石に穴が開いていない
どれも法隆寺の七不思議として言い伝えられていますが、実際には単なる噂や錯覚であったり、法隆寺を落雷や盗難などから守る措置であったりするそうです。
実際に法隆寺に足を運んで、七不思議の真相を確かめてみてはいかがでしょうか?
法隆寺を訪れるなら春と秋がおすすめ!
法隆寺はオールシーズンで楽しめる観光スポットですが、春先の桜の開花シーズン4月と新緑が美しい5月、紅葉のシーズンである10月・11月が美しい景観を楽しめる上に、暑すぎず、寒すぎずの丁度いい気温の下でゆっくりと観光を満喫できます。
ただし、桜や紅葉のシーズンはハイシーズンに当たります。そのため、混雑を避けるためには朝早い時間帯に法隆寺を訪れるのがおすすめです。
法隆寺の見学方法は?予約は必要?
法隆寺の見学にはチケットや予約は必要なのか、見学に要する時間はどれぐらいなのか知りたいという方もいるでしょう。ここでは、見学・予約方法をチェックしましょう。
入園にはチケットが必要
法隆寺の入園に予約は不要ですが、入園チケットを購入する必要があります。チケットの料金は大人一般が1,500円で、小学生が半額の750円です。障がい者の方は大人750円、小学生370円で入園できます。拝観時間は2/22〜11/3が午前8時〜午後5時、11/4〜2/21が午前8時〜午後4時半で、時期によって微妙に閉館時間が異なる点には気をつけましょう。
ボランティアガイドの方も駐在しているので、色々とお話を聞いてみては?
また、令和7年度から料金改定の情報もあるので、公式サイトでチェックしましょう。
見学に要する時間
法隆寺の観光にかかる時間は目的や見たいスポットによって前後します。敷地面積は東京ドーム約4個分の広大な敷地なので、すべて見ようと思うと1日がかりになるでしょう。南大門や西院伽藍・東院伽藍、大宝蔵院のゴールデンルートのみなら1時間半〜2時間が目安。前述した法隆寺の無料観光ガイドを利用する場合は2時間半ほどかかります。
法隆寺へのアクセス・行き方
法隆寺への代表的なアクセス方法は電車かバスです。法隆寺を含めた奈良観光をゆっくりと行いたい場合は、レンタカーやマイカーでまわる方法も挙げられるでしょう。
ここでは、法隆寺へのアクセス方法について詳しくご紹介します。
一般的な移動は電車とバス
電車に乗れば、法隆寺まで最短11分でアクセスできます。具体的には、JR奈良駅からJR大和路線の大和路快速に乗れば約11分でJR法隆寺駅に着きます。大阪方面からはJR久宝寺駅から大和路快速で約16分、JR天王寺駅から約22分、JR大阪駅から約39分です。
バスを使って移動する場合はJR筒井駅から奈良交通バスに乗って約12分、最寄りのJR法隆寺駅から奈良交通バスに約8分乗って法隆寺にアクセスすることも可能です。
大阪方面からでも大和路快速に乗って乗り換えなしでアクセスできるのが魅力ですね。
自由度を高くするなら車
法隆寺を含めた奈良観光を自由度高く楽しみたいならマイカーやレンタカーを利用するのもおすすめ。JR奈良駅からは35分〜45分前後でアクセスできます。奈良駅周辺にはレンタカー屋さんが数多く軒を連ねていますよ。国道25号線や県道754号線など、いくつかのルートがあるので、渋滞状況を考慮しながら最適なルートを選びましょう。
奈良・法隆寺の観光を満喫しよう
この記事では、奈良・法隆寺の概要や見どころ、観光シーズン、おすすめのアクセス方法などについてご紹介しました。世界でも希少な木造建築の建築群や貴重な国宝の数々を鑑賞できる法隆寺は、歴史好きや建築物好きの方におすすめのスポットです。
長い歴史と伝統がある法隆寺では、七不思議などの言い伝えも残っています。法隆寺の歴史や文化などを学びながら、七不思議の真偽を自分の目で確かめてみるのもおすすめ!
日本固有の歴史や伝統、巨匠たちが残した技巧を鑑賞したい方はぜひ訪れてみましょう。
法隆寺の基本情報 | |
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住所 | 〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
電話 | 0745-75-2555 |
営業時間 | 2/22〜11/3:午前8:00〜午後5:00、 11/4〜2/21:午前8:00〜午後4:30 |
休業日 | 無休 |
アクセス | JR奈良駅から大和路快速で約11分、 JR久宝寺駅から大和路快速で約16分 |
料金 | 大人 1,500円、小学生 750円 |
公式サイト |