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日本三大桜とは?一生に一度は見たい五大桜や桜の名所もご紹介

この記事では日本三大桜である福島県、山梨県、岐阜県の桜の名所をご紹介します。選定の理由やその歴史、みどころをわかりやすく解説。また同じように有名な日本五大桜や、こちらも見逃せない天然記念物の桜の巨木など桜の名所も紹介します。

ライター
Satoshi Nakamura
日本と世界を旅する釣り大好きアウトドア系ライター。テレビのリサーチ&構成作家として鍛えたスキルを活かして、旅先の歴史やみどころ、おいしいものを徹底調査してから訪れるのがモットー。これまでにアメリカのルート66走破とグランドサークルドライブ旅(2周)、日本の47都道府県ドライブ旅を達成し、現在は47都道府県での釣果達成にも挑戦中!
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この記事では日本三大桜である福島県、山梨県、岐阜県の桜の名所をご紹介します。選定の理由やその歴史、みどころをわかりやすく解説。また同じように有名な日本五大桜や、こちらも見逃せない天然記念物の桜の巨木など桜の名所も紹介します。

Contents

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日本三大桜・日本五大桜とは?

By 京浜にけ at Japanese Wikipedia, CC BY-SA 3.0

日本三大瀑布や日本三大鍾乳洞など、日本にはたくさんの三大〇〇があります。そのなかでも有名なもののひとつが日本三大桜。また日本五大桜という言葉もあります。

日本三大桜・五大桜は必見!

日本三大桜とは、福島県の「三春滝桜」、山梨県の「山高神代桜」、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」の3カ所を指します。日本三大桜は、いずれも国の天然記念物に指定されており、推定樹齢1,000年を超える巨樹ばかり。美しさだけでなく、深い歴史も堪能できますよ。

また日本三大桜に埼玉県の「石戸蒲ザクラ」と静岡県の「狩宿の下馬ザクラ」を加えた日本五大桜も有名です。

日本三大桜・五大桜の根拠は?

日本三大桜の根拠は、天然記念物として最初に選ばれたもののなかでとくに古く、巨大だったこと。大正8年に史跡名勝天然記念物保存法が制定されると大正11年にいくつかの桜の木が天然記念物に指定され、なかでも樹齢1,000年を超える3つの古木が日本三大桜と呼ばれるようになりました。

そしてその後に2つの天然記念物の桜を加えて日本五大桜と呼ばれるようになったのです。

日本三大桜や五大桜の品種は?

日本の桜で最も有名な品種はソメイヨシノ。成長が早く、20年ほどでほぼ最大にまで育つため、昭和30年代頃から日本各地に植えられて広まりました。

しかし日本三大桜や日本五大桜にソメイヨシノはありません。その理由はソメイヨシノの平均樹齢が60年から100年と短いから。日本三大桜はいずれも樹齢が1,000年以上で、ソメイヨシノよりも圧倒的に長生きなのです。

そんな三大桜の品種は、エドヒガンザクラ。本州、四国、九州に分布していた野生種で、のちに江戸周辺で積極的に栽培されたこととお彼岸の頃に開花することから江戸彼岸桜と名付けられました。

この記事では、日本三大桜・五大桜のそれぞれの見どころをご紹介します。ぜひ春の訪れと合わせて桜の名所をめぐってみてくださいね!

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日本三大桜①三春滝桜(福島県)

By Tadashi Okoshi - Illuminated, twilight: Takizakura, CC BY 2.0

三春滝桜は、福島県田村郡三春町にある桜の巨木。エドヒガン系のベニシダレザクラで、薄紅色の小さな花を枝いっぱいに咲かせます。名前の由来は枝垂れたその姿が滝のように見えることから。大正11年に国の天然記念物に指定されました。

同じエドヒガンザクラでも、三春滝桜はベニシダレザクラとして知られています。多くの桜は枝が上向きについていますが、枝垂れているのが特徴的で、枝垂れになるのは劣性遺遺伝子の働きによるものだそうです。そのため三春滝桜のタネを蒔いても1割程度の確率でしか枝垂れにはならず、残りの9割は普通の枝ぶりになります。

東西25mの巨木

三春滝桜の樹齢は推定1,000年以上で、樹高は13.5m。東西25m、南北20mも広がった枝ぶりが見事で、とくに正面から見た姿がすばらしいといわれています。

薄紅色の小さな花が無数に咲く姿は、まさに流れ落ちる滝のよう。別名「滝桜」とも呼ばれています。

見頃はいつ?

例年の見頃時期は、4月上旬から中旬にかけて。開花時期には有料で公開され、最盛期の夜間には18時から21時までライトアップも行われます。光に浮かび上がった滝桜は幻想的。その美しさは必見です。

樹勢が衰えて花が白くなったことも

三春滝桜は1,000年を超えた古樹。30年ほど前には樹勢が衰え、花が白くなったことがありました。そこで根元の土を掘り起こして軟らかくし、山の葉を使った完熟堆肥を与えたり地中に空気を送ったりするなどの土壌改良を実施。

根が傷まないように半径10mを柵で囲って立ち入り禁止にしたところ、徐々に回復しました。

三春滝桜の基本情報

住所

福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296

電話

0247-62-3690(三春まちづくり公社 観光部)

営業時間

6:00〜18:00

ライトアップ 18:00〜21:00(入場は20:30まで)

休業日

開花期間中なし

アクセス

磐越自動車道 郡山東ICから車で約30分

磐越自動車道 船引三春ICから車で約15分

三春駅からタクシーで約20分

料金

一般500円、中学生以下無料

(開花の翌日から葉桜まで)

公式サイト

https://miharukoma.com/experience/183

日本三大桜②山高神代桜(山梨県)

By 京浜にけ at Japanese Wikipedia, CC BY-SA 3.0

山高神代桜は、山梨県北杜市武川町の実相寺境内にある桜の巨木。大正11年に国の天然記念物に指定されています。

山高神代桜の推定樹齢は2,000年!日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征定の際にこの地に留まり、記念にこの桜を植えたと伝えられているほど古く、その伝承が名前の由来となっています。

鎌倉時代にはすでに老木となって樹勢が衰えていたそう。日蓮聖人が樹勢回復を祈願したところ再生したと伝えられています。

根回り約11.8mは日本最大級

樹高は約10.3m、根回りは約11.8m。日本で最古といわれる桜は、日本最大級の桜でもあります。天然記念物に指定された当時は樹高が13.6m、枝ぶりは東西27m、南北30.6mと今よりさらに大きかったそうです。

その後自然災害や治療のために最盛期よりは小さくなったものの、今もその巨大な姿は見る人を圧倒します。

見頃はいつ?

山高神代桜の見頃は例年4月上旬頃。実相寺の境内には神代桜の他にソメイヨシノが30本と8万株のラッパ水仙も植えられていて、ほぼ同時期に見頃を迎えます。黄色い水仙の絨毯と薄紅色の桜のコントラストが楽しめますよ。

懸命の治療が行われてきた桜

鎌倉時代にはすでに老木となっていた山高神代桜は、天然記念物に指定された大正時代から手厚く保護されてきました。しかし昭和23年には3年以内に枯死するという宣告を受けるほど弱ったこともあります。また昭和34年には台風で太枝が折れるなど大きな被害を受けました。

桜を回復させる動きが本格化したのは昭和46年以降。支柱を設置し、屋根で覆うなどの対策を行い、平成15年からは屋根を撤去して4年間をかけた土壌改良も行われました。

宇宙にも行った桜

平成20年には山高神代桜の種がスペースシャトルで宇宙へ行き、平成22年には発芽もしています。この『神代桜の宇宙桜』も実相寺で公開されていますよ。

さらに、山高神代桜の子桜は日本全国や世界各地にも植えられています。 国交の記念事業などに山高神代桜の苗木が贈呈されたため、今ではハンガリー、オーストリア、バチカン、サンマリノ、ポーランド、オーストラリア、ベトナム、台湾などで子孫が育っているそう。海外旅行の際には山高神代桜の子孫を探すのも楽しそうですね。

山高神代桜の基本情報

住所

山梨県北杜市武川町山高2763

電話

0551-42-1351(北杜市観光・商工課)

営業時間

8:30~17:00

休業日

なし

アクセス

JR中央本線 日野春駅からタクシーで約15分

JR中央本線 韮崎駅からバスに乗り、牧の原バス停で下車、徒歩約30分

中央自動車道 須玉ICから車で約15分

料金

一般 500円、市内 300円、高校生以下 無料
※3月中旬頃〜4月中旬頃

公式サイト

https://www.jindaizakura.com/jindaizakura/

日本三大桜③根尾谷淡墨桜(岐阜県)

By Alpsdake - Own work, CC BY-SA 4.0

根尾谷淡墨桜は岐阜県本巣市にあるエドヒガンザクラの巨木。蕾のときにはピンクだった花が満開時には白くなり、散り際には淡い墨色になることから名前がつきました。こちらも大正11年に国指定天然記念物に指定されています。

根尾谷淡墨桜の樹齢は1,500年以上。467年頃に後の継体天皇がこの地を去る際、1本の桜の苗木を植えたのがこの木だといわれています。

高さは日本三大桜でも随一

木の高さ約17.3mは日本三大桜でも最高。幹の周囲長は9.4mで、枝ぶりは東西22.4m、南北24.2mという見事なもの。こちらもエドヒガンザクラの一種です。

見頃はいつ?

例年の見頃は4月上旬から中旬。3月中旬から4月中旬まではライトアップも行われます。

手厚い保護で回復

根尾谷淡墨桜も幹の老化が問題になってきた桜。幹の内部にも大きな空洞が広がっているものの、樹木医や地元の人々の手厚い保護によって守られています。

大正2年には大雪のために幹の一部に亀裂が発生。それを機に樹勢が衰えはじめました。昭和23年には文部省の調査で3年以内に枯死するといわれましたが、梅などの古木の再生でも知られた医師の前田利行氏が山桜の根を接木したところ、見事に再生。その後も昭和34年の伊勢湾台風では太い枝が折れるなど危機を迎えますが、何度も治療が行われ、現在もその姿を保っています。

さくら資料館もおすすめ

花見と一緒に楽しみたいのが、淡墨公園内にあるさくら資料館。淡墨桜や根尾の歴史、伝統文化、自然について学べます。

なかでも注目は、淡墨桜の保存に尽力した前田利行氏や作家・宇野千代氏のコーナー。桜の古木を守る苦労や意義について深く考えさせられますよ。

根尾谷淡墨桜の基本情報

住所

岐阜県本巣市根尾板所字上段995

電話

0581-34-3988(本巣市観光協会)

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

樽見鉄道 樽見駅から徒歩約15分

東海環状自動車道 大野神戸ICから車で約40分

東海環状自動車道 山県ICから車で約40分

料金

無料

公式サイト

https://www.city.motosu.lg.jp/category/2-18-0-0-0-0-0-0-0-0.html

五大桜も見逃せない!

三大桜に2カ所を加えたのが、日本五大桜。この2つも国の天然記念物に指定されています。

しかもこの2本は、世界でここにしかない品種と、天然記念物を超える国の特別天然記念物。こちらも見逃せません!

石戸蒲ザクラ(埼玉県)

樹齢800年の古木は世界で1本の品種

By 京浜にけ - Own work, CC BY-SA 3.0

石戸蒲ザクラは、埼玉県北本市の東光寺境内にある珍しい桜の古木。薄桃色の花を咲かせるこの木は地域のシンボルになっています。

石戸蒲ザクラの品種は山桜とエドヒガンザクラが自然交配した雑種・カバザクラ。その他のカバザクラは接ぎ木などで増殖されたもので、自生するものは世界で石戸蒲ザクラ1本だけです。とても珍しい木ということで、この木も大正11年に国の天然記念物に指定されています。

樹齢800年の古木は源頼朝の弟に由来

石戸蒲ザクラは樹齢約800年。名前の由来は鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟である源範頼(のりより)です。蒲冠者(かばのかんじゃ)と呼ばれた範頼が追っ手から逃れたという伝説もあり、そのなかでは東光寺にたどり着いた範頼が杖を地面に突き刺すとそれが根付いて蒲ザクラに成長したといわれています。

この石戸蒲ザクラは江戸時代から評判が高く、滝澤馬琴は『玄同放言』という著書で蒲ザクラの来歴やその大きさを紹介しています。渡辺崋山の見事な挿絵もあって、石戸蒲ザクラの評判はさらに高まりました。

見頃はいつ?

石戸蒲ザクラの見ごろは例年4月上旬から中旬。同じ場所のソメイヨシノより数日遅いといわれています。白く小ぶりな花が特徴です。

4本あった幹のうち残るのは1本

石戸蒲ザクラの樹高は14m、根回りは7.4m、幹周りは6.6m。大正11年に国の天然記念物に指定された当時は根元から4本の幹が東西南北に広がっていました。

しかし戦後に樹勢が衰え、4本の幹のうち現存するものは東の幹だけに。一方で昭和50年代から南側の根元から新しい幹が成長し、今は6本の幹になっています。

石戸蒲ザクラの基本情報

住所

埼玉県北本市石戸宿3-119 東光寺境内

電話

048-594-5566(北本市)

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

JR北本駅からバスに乗り、北里メディカルセンター病院バス停で下車、徒歩約5分

桶川北本ICから車で約5分

道久喜ICから車で約30分

東松山ICから車で約30分

料金

無料

公式サイト

https://www.city.kitamoto.lg.jp/shisei/gaiyo/1/1418095931078.html

狩宿の下馬ザクラ(静岡県)

特別天然記念物の貴重な桜

By 京浜にけ - 投稿者の撮影, CC BY-SA 3.0

狩宿の下馬ザクラは、静岡県富士宮市狩宿にある桜の古樹。ヤマザクラでは日本最古ともいわれています。

狩宿の下馬ザクラは大正11年に天然記念物に指定されたあと、昭和27年に特別天然記念物に指定されました。赤い葉が開いたあと白い花が一斉に咲くアカメシロバナヤマザクラという珍しい品種であることや、樹齢830年以上とも1,000年以上ともいわれヤマザクラのなかでもとくに古いことが選定の理由です。

かつては数倍も大きかった

現在の下馬ザクラは幹周りが4.6mで樹高は14mです。しかし天然記念物に選定された当時は幹周りが8mで樹高はなんと35m、枝張りは東西に22m、南北30mもあったそう。まさに日本最大のヤマザクラでした。

その後、度重なる台風などで損傷したため現在の大きさまで小さくなってしまいましたが、数本のひこばえも生長。樹勢はまだ衰えていません。

見頃はいつ?

見頃を迎えるのは4月中旬から下旬。花房が4.5cm、花径が3cmもある大きな花を咲かせます。花の色が淡紅色から徐々に白くなるのも特徴です。

周辺の菜の花畑もみどころ。開花時期の週末には毎年、狩宿さくらまつりも開催され、お茶席やふるまい餅、狩宿狂言や舞台公演が行われます。 

狩宿の下馬ザクラの基本情報

住所

静岡県富士宮市狩宿98−2

電話

0544-27-5240(富士宮市観光協会)

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

富士宮駅からバス、狩宿の下馬桜入口バス停で下車、徒歩約10分

新富士ICから車で約25分

富士ICから車で約30分

料金

無料

公式サイト

https://www.city.fujinomiya.lg.jp/kankou/llti2b00000015db.html

日本三大桜の子孫樹が植樹されているスポット

日本を代表する古樹である日本三大桜。その子孫は各地に植樹されています。

なかでも三大桜のすべてが植樹されているのが、天平の丘公園と小金井公園です。実物の大きさや荘厳な雰囲気は味わえませんが、ここに行けば三大桜を身近に感じられますよ。

天平の丘公園(栃木県)

500本が咲き誇る桜の名所

photo by PIXTA

天平の丘公園は、広大な敷地が自慢の公園。美しい森林と貴重な史跡が残り、自然と歴史を堪能できます。なかでも人気は春の桜。日本三大桜の子孫樹や350本を超える八重桜を含む約500本の桜が咲き誇ります。

3月下旬から4月下旬の長期間にわたって天平の花まつりも開催され、多くの人で賑わいますよ。

季節のイベントも人気

また夏には古民家周辺を4,000個のカップ型灯籠で彩るしもつけ燈桜会が開催されます。

11月第1日曜日には天平の芋煮会も。農家住宅をリノベーションした古民家カフェや、階段下から頂上の大石に向かって手を叩くと鳴き龍のような音が返ってくる銭成石も人気です。みどころの多い公園なので、さまざまな季節に訪れてみてはいかが?

天平の丘公園の基本情報

住所

栃木県下野市国分寺993-1

電話

0285-32-8907(下野市商工観光課) 

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

JR宇都宮線小金井駅からタクシーで10分

栃木ICから車で約20分

壬生ICから車で約15分

料金

無料

公式サイト

https://www.city.shimotsuke.lg.jp/2039/info-0000001901-3.html

小金井公園(東京都)

広大な公園はヤマザクラの楽園

By Arashiyama - Own work, CC BY-SA 3.0

小金井公園は昭和29年に開園した広大な都市公園。玉川上水沿いにある公園の敷地は約80haもあり、 東京都の小金井市、小平市、西東京市、武蔵野市にまたがっています。

この広さは日比谷公園の5倍で、上野恩賜公園の1.5倍。広々とした草地や雑木林、SLの展示、27棟の歴史的建築物を移築した江戸東京たてもの園などがあります。

ヤマザクラの名勝にも指定

小金井公園はヤマザクラの名所としても有名。明治時代の調査ではヤマザクラの変種がたくさん見つかり、貴重なエリアとして名勝にも指定され、毎年春には多くの花見客で賑わう名所になりました。

昭和63年には公園内で新品種の小金井薄紅桜も発見されています。

1,400本の桜が楽しめる

小金井公園では、日本三大桜の子孫樹をはじめとした多くの桜を楽しむことができます。その種類はヤマザクラを中心に、ソメイヨシノやカスミザクラなど約50種。本数は約1,400本にもなります。

なかでもみどころは桜の園。種類が多いので3月下旬から4月下旬までの長い期間、桜の花を楽しめますよ。

小金井公園の基本情報

住所

東京都小金井市関野町1-13-1

電話

042-385-5611

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

JR中央線武蔵小金井駅からバスで10分

料金

無料

公式サイト

https://www.tokyo-park.or.jp/park/koganei/index.html

天然記念物の桜の名所

日本三大桜や日本五大桜は、まさに日本を代表する桜の古木。そして見事な巨樹です。

日本三大桜と日本五大桜を鑑賞したら、ほかにもある天然記念物の桜も見にいくのがおすすめ!日本三大桜や日本五大桜に負けないほどかなり大きく、迫力のある桜に出会えますよ。

桜の天然記念物の中には、珍しい種類であることや、自生地の南限、群生地であることなどの理由で選ばれているものもあります。そのようなものを除き、主に巨木として知られている天然記念物の桜を一覧で紹介しましょう。

盛岡石割ザクラ(岩手県)

By 掬茶 - Own work, CC BY-SA 4.0

盛岡地方裁判所の構内にある盛岡石割ザクラは、大きな花崗岩の割れ目に生えている樹齢360年以上のエドヒガンザクラの巨木です。

桜が石を割ったのではなく、巨石が落雷をうけてできた割れ目に種が入り込んで成長したとも言われています。

角館のシダレザクラ(秋田県)

photo by PIXTA

角館町の武家屋敷に植えられたシダレザクラは樹齢300年以上。巨大な桜が約150本も植えられています。先祖代々受け継がれたエドヒガンザクラ系のシダレザクラ群は他には見られないものであるため、昭和49年に国の天然記念物に指定されました。

なかには幹の直径が1m、樹高が20m以上の巨木もあります。

伊佐沢の久保ザクラ(山形県)

By Tomofumi Sato, CC BY-SA 3.0

伊佐沢の久保ザクラは、樹齢約1,200年の巨木。樹高13.85m、根周りは10.8m、幹周りは8.1mにもなります。昔は枝が約4,000㎡も広がったため、四反桜(よんたんざくら)と呼ばれるほどの大きさでした。

ところが幕末の頃に桜の根元のほこらで炊事をした人がいて、火災が発生。木の内部が焼け焦げたため、多くの枝が枯れ落ちて樹の形が一変してしまったそうです。

草岡の大明神ザクラ(山形県)

photo by PIXTA

草岡の大明神ザクラの樹齢は約1,200年。坂上田村麻呂が蝦夷を平定した際に記念植樹した5本の桜のうちの1本だと伝えられています。

樹高は18.8m、幹周が10.9mで、枝は23mから25mも広がっています。これは個人宅に植えられた桜としては日本最大級。平成17年に国の天然記念物に指定されています。

大戸のサクラ(茨城県)

By 小石川人晃 - Own work, CC BY-SA 4.0

大戸のサクラは、樹齢500年以上のシロヤマザクラ。徳川光圀も鑑賞したと伝えられている桜です。

根元の周囲は7mで、樹高は約15m。最大時には根元の周囲が10.4m以上あったと記録されています。昭和7年に国の天然記念物に指定されました。

素桜神社の神代ザクラ(長野県)

By Taken with Canon IXY 430F (Digital IXUS 245 HS) - Own work, CC BY-SA 3.0

素桜神社の境内にあるエドヒガンザクラの巨木は、推定樹齢が約1,200年と古いため、神代ザクラと呼ばれています。

国の天然記念物に指定されたのは昭和10年。根回りは約9m、周囲は11.3mもあり、山高神代桜や淡墨桜に匹敵する大きさでも知られています。

中将姫誓願桜(岐阜県)

By Monami - Own work, CC BY-SA 3.0

中将姫誓願桜は、願成寺の境内にある樹齢約1,200年の桜。ヤマザクラが突然変異して生まれたヤエザクラで、自然交配で生まれたものとしてはこの1本しかない貴重な品種です。昭和4年に国の天然記念物に指定されました。

臥龍桜(岐阜県)

By Opqr - Own work, CC BY-SA 4.0

臥龍桜は、大幢寺の境内にあり、龍が地に臥しているように見えることが名前の由来になった桜。

昭和48年に国の天然記念物に指定されたエドヒガンザクラで、樹齢は1,100年以上。平成元年には周辺が臥龍公園として整備されました。毎年4月中旬に桜まつりが開かれます。

白子不断桜(三重県)

By さかおり - Own work, CC BY-SA 4.0

白子不断桜は、子安観音寺の境内にある樹齢約1,200年の不思議な桜。ヤマザクラとオオシマザクラの雑種だと考えられています。

不断桜と呼ばれるのは、四季を通じて葉が残り、真夏以外にはどこかに花が咲き続ける四季咲きだから。霊木として古くから崇められてきました。

樽見の大桜(兵庫県)

By 弥 (talk) - Own work, Public Domain

樽見の大桜は、仙人の桜という意味で仙桜とも呼ばれる樹齢1,000年以上のエドヒガンザクラ。昭和26年に国の天然記念物に指定されています。

江戸時代の元禄の頃には20間四方に広がっていたというほどの巨木。現在では樹高13.8mほどになっています。それでも根回り7m、幹周6.3mの木はかなりの迫力がありますよ。

春といえば?おすすめの観光40選!自然・祭・行事・食べ物などを紹介

日本三大桜を見に行こう!

日本三大桜は1,000年以上の樹齢を誇る天然記念物の巨木。いずれも懸命な保護活動で守られています。日本人なら一生に一度は見ておきたいものですが、たいへんな老木であることも事実。今後さらに樹勢が弱まってしまう前に訪れるべきかもしれません。

日本五大桜やその他の天然記念物の桜の巨樹も必見!今度の春は、桜めぐりの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

cover photo by PIXTA

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