天狗山は小樽の絶景スポット!見どころやロープウェイでの行き方を解説
小樽を代表する観光スポット・天狗山。北海道三大夜景のひとつに数えられる夜景の絶景スポットとして知られるほか、夏にはジップラインや熱気球、冬にはスキーなど季節ごとのアクティビティも楽しめる、見どころ満載の観光地です。 この記事では、天狗山の見どころやロープウェイでのアクセス方法、観光の注意点などを解説。ぜひ天狗山の観光を楽しむための参考にしてくださいね!
小樽を代表する観光スポット・天狗山。北海道三大夜景のひとつに数えられる夜景の絶景スポットとして知られるほか、夏にはジップラインや熱気球、冬にはスキーなど季節ごとのアクティビティも楽しめる、見どころ満載の観光地です。
この記事では、天狗山の見どころやロープウェイでのアクセス方法、観光の注意点などを解説。ぜひ天狗山の観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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小樽・天狗山の基本情報
北海道・小樽の代表的な観光スポット・天狗山。まずは、天狗山の名前の由来や特徴などの基本情報を解説します。
小樽にある天狗山とは?名前の由来は?
天狗山は北海道小樽市にある標高532.4mの山で、小樽のシンボルとして親しまれています。小樽市街地からは車で15分とアクセスしやすいのも人気の理由のひとつ。小樽を訪れるなら外せない主要な観光地です。
天狗山という名前の由来は諸説ありますが、代表的なものが次の3つと言われています。ひとつ目は、山中に天狗火(火や煙など)が見え、天狗がすんでいると言われていたこと、ふたつ目は、山や岩の形が天狗に似ていたこと、そして最後に、東北地方の日本海側から移住してきた人々が、故郷の天狗山を想って名づけたというものです。
山中にはそんな天狗山の歴史を知れるギャラリーや、天狗山神社などもあるので、詳しい歴史はぜひ現地で学んでくださいね!
天狗山の特徴
天狗山の最大の特徴はなんといっても頂上からの絶景!頂上には5つも展望台があり、小樽の市街地や小樽港、石狩湾、晴れた日には対岸の暑寒別連峰まで、どこまでも広がるうつくしい景色を臨めます。
天狗山山頂まではロープウェイでアクセスでき、標高が500m以上ある山とはいえ、軽装備で気軽に観光を楽しめるのもうれしいポイントです。
絶景レストランで食事を楽しむのもよし、全長400mの天狗山スライダーで草原を滑り抜けたり、山中にあるシマリス公園でリスや自然と触れあったりするのもよし、ウィンタースポーツを楽しむのもよし。
天狗山は旅行のスタイルや天候に合わせてさまざまなプランで満喫できるイチオシの観光スポットです!
天狗山のある小樽ってどんな街?
小樽市は、北海道の空の玄関口、新千歳空港がある「道央エリア」に位置します。
かつて、港、鉄道、にしんで栄えた名残である小樽運河付近のノスタルジックな街並みは、歩くだけで観光気分を味わえ、北海道観光の中心地のひとつとして人気の高いエリアです。また、道内最大の都市、札幌市から日帰りでアクセスができるので、札幌と小樽をセットでめぐるプランもおすすめです。
北海道の中では比較的温暖で、寒暖差が少なく、過ごしやすい気候が特徴で、はじめての北海道観光にもぴったり!
さらに、海の幸の宝庫でもあり、春にはニシンや甘エビ、夏はウニ、秋にはアワビ、冬はタラやヒラメなど、季節ごとにさまざまな海鮮料理を堪能できるのも小樽の魅力です。
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天狗山観光の見どころ・楽しみ方
天狗山は、絶景を眺められるだけでなく、季節ごとのアクティビティやパワースポットなど見どころが満載のスポットです。ここでは、ロープウェイや展望台、ジップライン、夜景など天狗山の見どころをまとめました!
事前に見どころをしっかりとおさえて、観光の計画を立てましょう。
ロープウェイで楽しむ空中散歩
天狗山の山麓から山頂までの全長735m、高低差271mを結ぶのが30人乗りのロープウェイ。眼下に小樽の街を見下ろす、およそ5分間の空中散歩を楽しめます。少しずつ遠ざかる小樽の街並みを眺めながらゴンドラに揺られるこの時間は、小樽旅行の中でもわすれられない思い出のひとつになることでしょう。
運行間隔は約12分で、混雑時にはさらに本数が増え6分間隔になるので、いつ行っても短い待ち時間で乗ることができます。チケットは山麓駅にある売り場で購入できますよ。
ロープウェイは一年を通して運行しており、夏だけではなく、冬の雪化粧をした小樽の街の景色も幻想的でおすすめです。
5つの展望台から臨む絶景
ロープウェイから見下ろす景色もさることながら、展望台からはより一層視界の開けた清々しい景色を臨むことができます。
天狗山には、天狗桜展望台、TENGUU テラス、第1展望台、第2展望台、第3展望台の全部で5つの展望台があり、それぞれ違う方向を向いているので、異なる景色が楽しめるんです!
小樽の街並みを最も間近に見られるのは、春には桜が咲く天狗桜展望台。ハート型のイルミネーションとともに写真撮影ができる「幸せ広場」はカップルに人気のスポットです。
展望台にはウッドデッキとイスが設置されていて、目の前には遮るものが何もないので、絶景とともにゆったり過ごせるのも魅力。山頂にあるTENGUU CAFEでドリンクなどをテイクアウトして、くつろぐのもいいですね。
ただし、第1〜3展望台は冬期は閉鎖されてしまうのでお気をつけくださいね。
北海道三大夜景!夜の景色も見逃せない
天狗山は札幌藻岩山、函館山に並んで「北海道三大夜景」のひとつとしても、とても有名なんです!夜の小樽の街がキラキラと輝く景色はまるで宝石箱のよう。ロマンチックでカップルでの旅行にもおすすめです。山頂にはレストランがあり、夜景を楽しみながらのディナーは格別ですよ。
特におすすめの時間帯は、夕景から夜景へと徐々に景色がうつろう、マジックアワーと呼ばれるタイミング。季節によってマジックアワーの時間は変動しますが、夏場は19時前後、冬場は16時から17時ごろが絶景撮影のチャンス!ぜひ日の入り時刻をチェックして、マジックアワーに狙いを定めて足を運んでみてくださいね。
ジップライン&熱気球にチャレンジ!
天狗山では山頂ならではのアクティビティも楽しめるんです!
小樽の街と日本海を眺めながら128mを滑走するTENGUUジップラインは、スリルがありながら、北海道の空気を身体いっぱいに浴びるのはとても爽快!4月から11月上旬の間の土日祝日のみ体験できます。ゴンドラでの空中散歩ではちょっと物足りない……という方はぜひ勇気を出してチャレンジしてみてくださいね。
また、空の上から360度のパノラマの夕景を楽しめるTENGUU熱気球もぜひ試してみたいアクティビティのひとつ。5月中旬から10月中旬までの間の18時から19時と限られた体験時間なので、乗ってみたい場合はしっかり計画して訪れましょう。
冬にはスキーや雪遊びを満喫
天狗山はスキー場としても人気のスポット。11月から3月のウィンターシーズンには、ゲレンデでスキーや雪遊びを満喫できます。
最大傾斜40度の上級者向けコースから、初心者でも楽しめるコースまで、全5種類の異なるコースを自分のレベルに合わせて滑ることができるのが、天狗山スキー場の特徴です。
滑りながら小樽港や石狩湾、天気が良ければ暑寒別連峰や積丹半島まで一望でき、絶景に向かってゲレンデを降りる爽快感はたまりません!
ゲレンデが北向きの傾斜地にあることから、雪が陽に照らされる時間が短く、ふわふわさらさらの良質な雪でスキーやスノーボードを楽しめますよ。
天狗にまつわるパワースポットも要チェック!
天狗にまつわるパワースポット巡りも天狗山の楽しみ方のひとつです。
天狗山の山中にある「小樽天狗山神社」には、天狗の由来とされ日本神話に登場する猿田彦大神が祀られており、交通安全、商売繁盛、学業成就のご利益があるとされています。夜には鳥居や参道がライトアップされ、特に神々しい雰囲気を感じられますよ。
天狗には優れた力があり長い鼻に触れると魔除けや願い事が叶うという伝説があるのをご存じでしょうか?そんな伝説にちなみ、鼻のなで方によって願いが叶うとされる「鼻なで天狗さん」も人気のパワースポット。交通安全、家内安全、商売繁盛、学業成就などあらゆる願い事が叶うといわれているので、ぜひ実際に触ってみてくださいね。
さらに、入館無料の天狗の館では、全国各地から集められた大小700もの天狗にまつわる品を見ることができ、天狗について楽しく学べますよ!
天狗山観光に最適なシーズンは?
せっかく天狗山を訪れるなら、ベストシーズンを狙って行きたいですよね。ここでは、天狗山観光におすすめのシーズンや、シーズンごとの気候や服装の注意点などを解説します。
ベストシーズンは快適に過ごせる4〜10月
天狗山は4月から10月がサマーシーズンとなっていて、5つの展望台がフルで楽しめ、ジップラインや熱気球といったアクティビティも充実しています。
小樽は真夏でも熱くなりすぎないので、比較的過ごしやすく快適です。ただ、春先や秋口は朝晩が肌寒くなることもあるので、羽織るものを一枚持っておくと安心です。
観光客が少ない時期を狙うなら11~3月
観光のオフシーズンは寒さの冷え込む冬場。積雪や氷点下になる日もめずらしくないのでしっかり防寒をして訪れましょう。
スキーや雪景色は冬だけの楽しみなので、人混みを避けつつも、特別な体験をしたい方にはむしろウィンターシーズンがおすすめです!
天狗山の見学方法は?予約は必要?
天狗山のロープウェイの乗車やアクティビティの体験にはチケットの購入や体験料が必要です。ここではチケットの購入方法やおトクなパスポートの情報をまとめてご紹介するので、観光の参考にしてくださいね!
ロープウェイ乗車にはチケットの購入が必要!
天狗山ロープウェイに乗るには、山麓駅にあるチケット売り場でのチケットの購入が必要です。運行時間は9時から21時で、料金は大人(中学生以上)が往復1,600円、子どもは800円、ペットも300円払えば一緒に乗車できます。
小樽市内線バス1日乗車券、高速バス往復券がついたおトクなセット券も。小樽発着の乗車券は中央バス小樽駅前ターミナルで購入でき、大人2,050円、子ども1,020円。
札幌駅発着の乗車券は、中央バス札幌ターミナルまたは北海道中央バス窓口で販売しており、大人2,980円、子ども1,490円です。小樽市内の他の場所を観光する方や、札幌からアクセスする方はぜひこちらを利用してくださいね。
ジップラインは当日受付、熱気球は予約可
ジップラインは事前の予約は行っておらず、当日先着順での受付となります。当日山頂の自動券売機で料金1,200円を支払う形式です。券売機は現金しか使えないので、必ず現金を準備しておくようにしましょう。
熱気球については電話で予約できますが、当日支払いとなっており、料金は大人(中学生以上)3,200円、小人(4歳~小学生以下)2,500円です。天候によっては飛ばない場合もあるので、運行するかどうか心配な場合は、当日17時ごろに公式サイトで告知される運行状況を確認してくださいね。
天狗山観光に要する時間
天狗山の観光は旅行プランに合わせて時間の調整が可能ですが、山麓から頂上までロープウェイで上り、一般的に展望台を満喫する所要時間は1〜2時間程度です。アクティビティやスキーをする場合にはその分の時間に余裕を持って計画を立てましょう。
天狗山へのアクセス・行き方
天狗山観光の拠点となる都市は小樽ですが、札幌から小樽へアクセスし、そこから天狗山へ行く方法が一般的です。ここでは、バス、電車、レンタカー(車)での天狗山への行き方を解説します。
天狗山までの最も一般的な行き方は電車と路線バス
JR札幌駅からJR小樽駅まで電車で移動するには、函館本線と快速エアポートの2つの路線があります。
函館本線の普通列車では約45分、快速エアポートで約30分、料金はいずれも片道750円です。予定に合わせてフレキシブルに移動したい場合には、運行本数の多い函館本線を、できるだけ速く移動したい場合には快速エアポートを利用するのがおすすめです。
JR小樽駅に到着したら路線バス「天狗山ロープウェイ線」に乗り換えて、約20分ほどで天狗山に到着します。路線バスの料金は大人240円、子ども120円。
天狗山以外の観光地も巡る場合には、おトクな一日乗車券もおすすめですよ。一日乗車券は大人800円、子ども400円で、ロープウェイの窓口に提示することでロープウェイの料金が割引になるサービスもあるので、旅行の工程に合わせて賢く利用してみてくださいね。
費用を節約するなら高速バス
費用を抑えたい場合には、高速バスを利用するのが最適です。札幌駅〜小樽駅までの料金は片道大人730円とコスパばつぐん。往復なら1,360円とさらにおトクになります!
所要時間は1時間で、日中は5〜10分間隔で運行しているので、スケジュールに合わせやすいのも魅力。乗車券を購入すれば必ず座ることができるので、天狗山でアクティブに動くのに備えて、また疲れのたまった帰り道にも安心です。
札幌〜小樽高速バス往復券とロープウェイの乗車券がセットになったおトクなチケットもあるので、最大限に活用して旅行の費用を節約しましょう!
最短で向かいたいならレンタカー(車)
旅行の行程に合わせて、電車やバスの時間を気にすることなく動きたい場合や、荷物の多い時にはレンタカーでのアクセスが便利。
札幌北ICから小樽ICまでは札幌自動車道経由でおよそ40分、そこから一般道を15分ほど走ると天狗山山麓に着きます。天狗山山麓には駐車場が多くあるので、車を停めてロープウェイで山頂までアクセスするのがおすすめ!
なお、天狗山山頂付近にも駐車場があるので車で直接アクセスもできますが、山道を運行するため運転には注意が必要です。
天狗山観光における注意点
最後に、天狗山を観光するための注意点を解説。営業時間や天候などにより旅行の計画が左右されることもあるので事前にチェックしておくのがおすすめです。
夏期と冬期で営業形態が違うので要注意!
天狗山ロープウェイは一年中運行していますが、4月から10月まではサマーシーズン、11月から3月まではウィンターシーズンの営業形態になっており、楽しめる内容が少し変わります。
サマーシーズンは5つの全ての展望台が開放されていますが、ウィンターシーズンは一部の展望台が閉鎖されます。その分、スキー場としての営業になり、スキーや雪遊びが楽しめます。
観光に行く場合には事前に営業状況を確認してからアクセスするようにしましょう。
アクティビティは天候に左右されることも
夏の間だけ楽しめるジップラインと熱気球は天候によって中止となる場合があります。天候は直前になるまで読めない場合もあるので、雨天や強風だった場合の代案を考えておくと安心です。
天狗の館など屋内施設は天気に左右されず見学できるので、雨でも予定を切り替えて楽しめるといいですね。
小樽の人気観光地・天狗山を満喫しよう
この記事では、天狗山の観光に関する見どころや、見学方法、アクセス方法などをご紹介しました。季節ごとの楽しみがある天狗山は、何度でも訪れたい小樽のおすすめ観光地です。
ぜひ紹介した情報を参考に、天狗山の観光を満喫してみてくださいね!
天狗山(天狗山ロープウェイ・スキー場)の基本情報 | |
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住所 | 北海道小樽市最上2-16-15 |
電話 | 0134-33-7381 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
休業日 | 運休日あり※公式サイトにてご確認ください |
アクセス | ・JR札幌駅からJR小樽駅まで電車で40分、高速バスで約60分。JR小樽駅から路線バス天狗山ロープウェイ線で約20分 ・札幌南ICから車で約55分 |
ロープウェイ料金 | 往復大人(中学生以上) 1,600円、子ども 800円 片道 大人(中学生以上) 960円、子ども 480円 |
公式サイト |
cover photo by PIXTA