ヘルシンキ大聖堂はフィンランドを代表する観光地!見どころや行き方などを解説
フィンランドを代表する観光スポット・ヘルシンキ大聖堂。1852年に完成し、今もヘルシンキのランドマークとして多くの観光客を出迎えます。 この記事では、ヘルシンキ大聖堂の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひヘルシンキ大聖堂へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
フィンランドを代表する観光スポット・ヘルシンキ大聖堂。1852年に完成し、今もヘルシンキのランドマークとして多くの観光客を出迎えます。
この記事では、ヘルシンキ大聖堂の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひヘルシンキ大聖堂へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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ヘルシンキ大聖堂の基本情報
フィンランドの代表的な観光スポット・ヘルシンキ大聖堂。まずは、ヘルシンキ大聖堂の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
ヘルシンキ大聖堂とは?
ヘルシンキ大聖堂は、建築家のカール・ルートヴィヒ・エンゲル(Carl Ludvig Engel)と都市計画家のヨハン・アルブレクト・エーレンストローム(Johan Albrecht Ehrenström)によって設計されました。
1918年にフィンランドが独立するまでは、当時のロシア皇帝ニコラス1世にちなんで聖ニコラウス教会と呼ばれていましたが、1959年にヘルシンキ教区が設立されたときに、名前がヘルシンキ大聖堂に変更されたのだそう。
ヘルシンキを代表する観光スポットとして、世界中から多くの観光客を出迎えるだけでなく、今も宗教行事や国の式典などの会場としても利用されています。
ヘルシンキ大聖堂の特徴
ヘルシンキ大聖堂の特徴としてよく注目されるのが、屋根の上にそびえ立つ12人の使徒の像。イエスの最も近い弟子を象ったもので、真鍮で作られた像としては世界最大規模なのだそう!
実はこの12の使徒の像は、ヘルシンキ大聖堂の設計士であるエンゲルが亡くなった後に建てられたもの。中央ドームと教会本体の間とのバランスを修正するために、付け加えられたと言われています。
本堂だけでも圧倒的な存在感を放っていますが、この像の存在がさらに荘厳な雰囲気を醸していますね。訪れた際はぜひ注目してみてください。
ヘルシンキ大聖堂のあるヘルシンキってどんな街?
フィンランドの首都・ヘルシンキは、フィンランド湾に面する港町。国内最大の都市でありながら人口は65万人ほどで、日本の首都である東京と比べると、ゆったりと穏やかな空気が流れています。
フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが、多くの人が英語も堪能。特にヘルシンキは、1年を通して世界中から多くの観光客が訪れ、外国からの移民も多く生活しているため、ほとんどの場所で英語が通じます。
ただ、街中の看板や案内のサインは英語表記がないこともあるので、事前にスマホには翻訳アプリやGoogleレンズ(画像の翻訳サービス)を入れておくと安心です。フィンランド語から日本語は翻訳が正しく機能しないことがよくあるので、その場合は少し面倒ですが、フィンランド語から英語、それをさらに日本語に翻訳してみましょう!
ヘルシンキ大聖堂以外にも、デザインやアートに触れられる美術館や、モダンな建築、北欧ならではのかわいい街並み、本場のサウナ、マーケットでのショッピングなど、日本人に人気なスポットが数多くあります。
また、ヘルシンキを観光の拠点として、バスや電車で郊外の小さな町に足を伸ばし、緑あふれる森や美しい湖でのんびりと過ごしたり、古い街並みの散策を楽しんだりするのもいいですね!
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ヘルシンキ大聖堂観光の見どころ
ヘルシンキのシンボルとして圧倒的な存在感を放つヘルシンキ大聖堂。ヘルシンキの街を散策していると、遠くからでもドーム型の美しい建築を臨むことができ、見るたびにヘルシンキにいるということを改めて認識させてくれます。
遠くから眺めるだけでも印象的ですが、ここではヘルシンキ大聖堂の見どころを詳しく見ていきましょう。
青空に映える、真っ白な外壁と造形美
ヘルシンキ市内にはヘルシンキ大聖堂のほかにも数多くの教会がありますが、まぶしいほどの白亜の外壁を持つ教会はめずらしいものです。
建物全体が上から見るとギリシア十字型になっていて、左右対称の美しい設計になっていることも特徴の一つ。十字の上にグリーンの5つのドームがバランスよく乗っています。また大聖堂の中央ドームは、海抜80メートルもの高さがあります。
真正面から対面すると、ずっしりとした安定感を肌で感じることができるでしょう。ドームを支える柱の装飾や、キリストの生涯を描いたレリーフなど細かい部分もお見逃しなく!
荘厳な佇まいのパイプオルガン
建物の中に入ると、これもまた圧倒されるのが、きらびやかなパイプオルガン。ヘルシンキ大聖堂のメインパイプオルガンです。なんとこのオルガンには5,614本ものパイプが使われているのだそう!
ヘルシンキ大聖堂で、最初にパイプオルガンのコンサートが開かれたのは1847年のこと。時を経て現在のメインオルガンは、1967年にデンマークの会社によってつくられたものとなっています。礼拝やオルガンコンサート、典礼の際に、現役で活躍しています。
また定期的にコンサートも開催されていますので、タイミングが良ければ実際にその荘厳な音色に包まれることができるかもしれません。オルガンコンサートの日程は、公式サイトのイベントページで確認してみてくださいね!
6〜8月限定!地下聖堂にアート展示とカフェが登場
ヘルシンキ大聖堂の地下には「Crypt」と呼ばれる地下聖堂があります。6月から8月のサマータイムのみオープンする特別な場所で、ここには無料で入場可能です。
地下聖堂へは、大聖堂の裏側にある屋外の入り口(住所 Kirkkokatu18)か教会内からエレベーターを使って降りていくことができます!メインの教会とは対照的な素朴なつくりで、隠れ家のような雰囲気。地下に降りるアプローチが冒険気分で、わくわくしますね!
地下では、ヘルシンキ市内にあるCafé Hiekkaによる出張カフェや、アート展示などのイベントも多数開催されます。アート展示は1〜2週間ごとに入れ替わるので、長く滞在される場合は繰り返しふらっと立ち寄ってみてください。
ヘルシンキ大聖堂観光に最適なシーズンは?
ヘルシンキ観光はできれば快適に過ごせる時期に行きたいですよね。フィンランドの中ではヘルシンキは最南部に位置し、比較的過ごしやすい街ではありますが、それでも冬場には日本では経験することのない寒さまで冷え込むこともあります。
またフィンランドの施設やお店ではよくあるように、ヘルシンキ大聖堂でもサマータイムとウィンタータイムが決まっていて、時期によって開館時間や入場料に変動があります。
ここでは、ヘルシンキ大聖堂を訪れるのに最適なシーズンについて解説をします。
ベストシーズンは快適に過ごせる6・7・8月
ヘルシンキ大聖堂では6月1日から8月31日をサマータイム、9月1日から5月31日をウィンタータイムとして、時期によって入場料や開館時間を変更しています。サマータイムの入場料は大人8ユーロ(1,350円)と、ウィンタータイムに比べると高いですが、快適に過ごせるのでベストシーズンと言えます。
ヘルシンキは、海辺の港町ではありますがじめじめとした湿気はなく、からっとした晴れ間が多いのが嬉しいポイント。気温は高い時でも25度前後ととても気持ちが良いです。朝晩は20度以下にまで気温が下がるので、薄手のカーディガンや羽織ものを忘れず常備しておきましょう!
観光客が少ない時期を狙うなら9月〜5月
9月〜5月は、入場料(5ユーロ・約843円)の支払いが任意となります。特に冬場はオフシーズンとなるので、空いている時期を狙うならおすすめです。
ただ最も寒い1、2月には、ヘルシンキの平均気温は-6℃程度まで下がります。暖かいジャケットにニット帽、足元はくつしたを重ねて履き、防水で滑りにくい靴で雪に備えてくださいね。
雪化粧をしたヘルシンキ大聖堂も冬ならではの美しさで、寒さを耐え抜いた分、きっと素敵な思い出になることでしょう!
ヘルシンキ大聖堂の見学方法は?予約は必要?
ヘルシンキ大聖堂を観光する際の、見学方法やチケットの購入についてをご紹介します。
開館時間は基本的には、サマータイム(6月1日から8月31日まで)は、月曜から木曜が9時から17時、金曜が9時から14時、さらに月曜から金曜の18時から21時は無料で入場ができます。またウィンタータイム(9月1日から5月31日まで)は、月曜から土曜9時から18時、日曜が11時から18時です。
基本的には上記の開館時間になりますが、時期によって変動が多く少し複雑なので、訪れる前によく確認するようにしましょう。また、臨時閉館や開館時間の変更可能性もあるので、直前に公式サイトで日にちごとの開館時間をチェックすることをおすすめします!
夏季はチケットの購入が必要!
ヘルシンキ大聖堂の入場には、6〜8月にはチケットの購入が必要で、大人が8ユーロ(1,350円)です。また、9〜5月は任意での支払いとなり大人5ユーロ(843円)。一年を通して18歳以下は無料です。
事前購入の必要はなく、現地のビジターセンターかオンラインで購入することができます。
ガイドツアーに参加するのもおすすめ
より深くヘルシンキ大聖堂について知りたい方は予約制のガイドツアーに参加するのもおすすめです。ガイドツアーの開催日程はこちらから確認することができます。10分間の気軽なツアーと40〜45分のツアーがあるので、旅のプランに合わせて参加してみてください!
ヘルシンキ大聖堂観光に要する時間
ヘルシンキ大聖堂の観光は30分〜1時間程度をみておけば十分でしょう。もし予定が詰まっていて時間がない場合には、近くで外観を見るだけでも行く価値がある場所なので、ぜひ街歩きのルートに加えてみてくださいね。
遠目からもグリーンのドームが見える場所がたくさんあるので、ヘルシンキ市内を移動する際は景色を少し気にしてみると、思いがけず街並みに溶け込むヘルシンキ大聖堂を見ることができるかもしれません!
ヘルシンキ大聖堂へのアクセス・行き方
ヘルシンキ大聖堂観光の拠点となる都市はヘルシンキ。主要駅であるヘルシンキ中央駅からヘルシンキ大聖堂へ行く方法が一般的です。ここでは、トラム、徒歩、バス、メトロそれぞれの行き方を解説します。
最も一般的な移動はトラム
ヘルシンキの街並みのアイコンとなっている、黄色と緑色のトラム(路面電車)は、便数が豊富で停留所も多く、とても便利な公共交通手段です。2、4、5、7に乗って、ヘルシンキ元老院広場(Senaatintori)で降りれば、ヘルシンキ大聖堂はすぐ目の前。
車窓を眺めながらトラムに揺られる時間も楽しいので、ぜひ一度は乗ってみてくださいね!
チケットは、バスやメトロと共通でHSLのアプリで購入することができます。事前にアプリをダウンロードして、クレジットカードの紐付けをしておくとスムーズです。1日に3回以上乗車する場合はdayチケットがお得なので、旅のプランに合わせて選びましょう。
費用を節約するなら、ヘルシンキ中央駅から徒歩
ヘルシンキ最大の駅・ヘルシンキ中央駅からヘルシンキ大聖堂までは、徒歩でアクセスすることができます。駅から東の方面に500mほど。時間にすると12分程度なので、街並みを楽しみながら歩くのにはちょうど良い距離ですね!
荷物が多い場合には、ヘルシンキ中央駅の地下にロッカー(3.9ユーロ/3時間〜・約658円〜)があるので利用してみてくださいね。利用時間は朝6時から深夜0時までです。預け入れの時間を気にする必要がありますが、荷物を預けて身軽に観光を楽しみましょう!
バスやメトロでもアクセス良好
そのほか出発地点の場所によっては、バスやメトロでのアクセスも便利です。バスの場合はKaisaniemen puisto駅で降りて徒歩6分、メトロの場合はヘルシンキ大学駅(Helsingin yliopisto)から徒歩3分。
どちらもトラムと同じHSLのアプリでチケットを購入することができます。メトロは日本と違って改札がないので少し戸惑うかもしれませんが、チケットは必ず購入してから乗車してくださいね。
ヘルシンキ大聖堂の観光を満喫しよう
この記事では、ヘルシンキ大聖堂の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。ヘルシンキ大聖堂は、フィンランドを訪れるなら見逃せない人気の観光スポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、ヘルシンキ大聖堂の観光を満喫してみてくださいね!
ヘルシンキ大聖堂(Helsinki Cathedral)の基本情報 | |
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住所 | Unioninkatu 29, 00170 Helsinki |
電話 | +358-09-2340-6120 |
営業時間 | 【9月1日〜5月31日】 月〜土 9:00〜18:00、日 11:00〜18:00 ※地下聖堂は休業 【6月1日〜8月31日】 月〜木 9:00〜17:00、金 9:00〜14:00 地下聖堂/月〜土 10:00〜17:00、日 11:00〜17:00 ※時期によって変動あり、要確認 |
休業日 | なし |
アクセス | ヘルシンキ中央駅(Helsingin päärautatieasema)から徒歩12分 トラム 2、4、5、7に乗車、ヘルシンキ元老院広場(Senaatintori)で下車、徒歩1分 メトロ ヘルシンキ大学駅(Helsingin yliopisto)から徒歩3分 バス Kaisaniemen puisto駅から徒歩6分 |
料金 | 【9月1日〜5月31日】 5ユーロ(843円)を任意にて支払い 【6月1日〜8月31日】 大人8ユーロ(1,350円)、18歳未満は無料 ※2024年6月16日のレート1ユーロ=約168円で計算 |
公式サイト |
※この記事内の金額は、2024年6月16日のレート、1ユーロ=168円で計算
cover photo by PIXTA