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フィンランド料理のおすすめ17選!絶対食べたい人気メニューを厳選

フィンランド料理といえば、ミートボールやシナモンロールが人気!フィンランドならではの食材を使った料理もありますが、日本人にも親しみやすいメニューが多いのが特徴です。 この記事では、フィンランド料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、スープ、肉料理、魚料理、名物料理、スイーツなどのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

ライター
NEWT編集部
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フィンランド料理といえば、ミートボールやシナモンロールが人気!フィンランドならではの食材を使った料理もありますが、日本人にも親しみやすいメニューが多いのが特徴です。

この記事では、フィンランド料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、スープ、肉料理、魚料理、名物料理、スイーツなどのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

Contents

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フィンランド料理の特徴

photo by pixabay

フィンランドはヨーロッパの中でも最北に位置しており、とくに冬は長く非常に寒い地域です。そのため、フレッシュな野菜や果物が手に入る期間が限られており、昔から長期保存できる果物や野菜、発酵食品を料理に使うという特徴があります。現在でもその伝統が残っており、フィンランド料理には全粒穀物や貯蔵が可能なベリーが使われることが多くなっています。

郷土料理では付け合わせとしてジャガイモを一緒に食べる場合が多く、蒸かしたりマッシュポテトにしたりするのが一般的。主食には大麦やライ麦を使ったパンが食べられており、ジャガイモやパスタがある場合であっても、必ずといっていいほどパンも提供されます。

また、輸送技術ができあがるまで調味料やスパイスを仕入れるのが難しかったため、素材の味を感じられるシンプルな味付けが多いのも伝統的なフィンランド料理のポイント。昔から酪農が盛んであるため、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が多く使われているのも特徴といえるでしょう。

さらにフィンランドでは伝統的に狩猟をしてきており、トナカイやシカを食べる習慣があります。トナカイはフィンランドならではの食べ物なので、訪れた際にはぜひ食べてみてくださいね。

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フィンランド料理のおすすめ前菜2選

まずは前菜を紹介します。さっぱりとした口当たりのメニューが多く、メインディッシュ前に軽くお腹を満たしてくれます。

グラーヴィロヒ

新鮮なサーモンにスパイスを漬け込み寝かせた料理

Cutting the gravadlax in Elba  by Miia Sample is licensed under  CC BY-SA 2.0

グラーヴィロヒは、新鮮なサーモンの切り身と塩やディル、香辛料などを漬け込んで冷蔵庫で熟成させたもの。日本で知られているスモークサーモンは、実はこのグラーヴィロヒを燻製させたもので、フィンランドではクリスマスの前菜やおもてなし料理として親しまれています。

スパイスの風味がしみ込んだサーモンは、旨みが詰まっていて絶品!一度食べたら忘れられなくなる料理です。薄くスライスしたグラーヴィロヒを、ライ麦パンと一緒に食べるのが定番ですよ!

ロソッリ

見た目が鮮やかなフィンランド風の根菜サラダ

Christmas foods  by Miia Sample is licensed under  CC BY-SA 2.0

サイコロ状に切った茹でジャガイモや人参などの根菜類、フルーツなどを混ぜて作るフィンランドのサラダ、ロソッリ。ビーツが入っているので、鮮やかな赤色が目を引きます。

フィンランドではクリスマスの定番料理として親しまれているので、その時期にフィンランドを訪れる予定のある方は、ぜひ食べてみてくださいね。とってもボリューム感のあるサラダなので、これだけでお腹いっぱいにならないようオーダーするときには要注意!

フィンランド料理のおすすめスープ2選

続いてはスープです。どれもクリーミーでやさしい味わいなので、日本人の口にも合いますよ。

ヘルネケイット

やさしい味わいのエンドウ豆のスープ

Pea Soup - creamy  by Elaine Ashton is licensed under  CC BY-ND 2.0

ヘルネケイットは、エンドウ豆と豚肉の伝統的なスープのこと。やわらかくなるまで煮込まれたエンドウ豆は非常にクリーミーで、ポタージュのようです。

フィンランドでは、毎週木曜日になるとこのヘルネケイットを食べるのが定番!というのも、昔カトリックでは金曜日が断食の日とされており、それを乗り切るための栄養食として食べられていたんだとか。満足感があってタンパク質も豊富なので、女性におすすめですよ。

ロヒケイット

定番といえばこれ!サーモンのクリームスープ

By Marty B - Salmon soup at Löyly, Helsinki, CC BY-SA 2.0,

ロヒケイットは新鮮なサーモンと野菜を牛乳で煮込んだ、フィンランドで愛される定番スープ。料理名になっているロヒは「鮭」、ケイットは「スープ」という意味です。サーモンとジャガイモ、玉ねぎ、牛乳や生クリーム、ディルなどを使って作られます。具だくさんで満足感があるので、メインディッシュとして食べられることも。

サーモンの旨みが牛乳クリームスープと絶妙にマッチ!日本のクリームシチューのような、ホッとするやさしい味わいです。ディルが使われているので、サーモンの臭みもありません。食材の旨みがたっぷり詰まったスープは絶品ですよ。

photo by NEWTスタッフ

ロヒケイットは睡眠の質が良くなるとされていることから、ディナーによく食べられています。フィンランドのディナーでは、ぜひロヒケイットを食べてみてはいかがでしょうか?

フィンランド料理のおすすめ肉料理3選

続いては肉料理を紹介します。日本でも知られているミートボールやロールキャベツのほか、フィンランドならではのトナカイ肉を使った料理があります。

ポロン・カリストゥス

やわらかく煮込まれた肉がたまらない!トナカイのシチュー

By Htm - Oma teos, Public Domain, 

フィンランドでは、日頃からトナカイの肉を使用した料理がよく食べられています。なかでもポロン・カリストゥスは、トナカイの肉を薄切りにしトロトロになるまでじっくり煮込んだもので、ラップランド地方の郷土料理です。

トナカイの肉は高タンパクで低カロリーなのに栄養満点!クセがありそうなイメージですが、やわらかくて獣臭さもなく、想像以上に美味しくて食べやすいですよ。

ポロン・カリストゥスは、マッシュポテトと甘酸っぱいリンゴンベリー(コケモモ)のジャムを添えて食べるのが伝統的な食べ方。肉料理にベリーのジャムを添えるのは意外な気もしますが、ビタミンが取れる、肉の臭みが消えるという理由から、フィンランドでは肉料理と一緒にベリーのジャムが食べられることが多いんですよ。

リハプッラ

北欧の定番料理!ミートボール

By JIP - Oma teos, CC BY-SA 4.0, 

リハプッラは、北欧料理では定番となっているミートボールのこと。子どもはもちろん大人からも大人気!一般家庭でもよく作られており、それぞれの家庭でレシピがあるのが特徴です。作り方自体は日本のミートボールとそんなに変わりませんが、リハプッラは、外はカリカリ中はジューシー!

また味付けとなるソースには、スメタナやケルマビーリと呼ばれるサワークリームに近いものが使われるのも、フィンランドならでは。さらにリンゴンベリージャムを添えて、マッシュポテトと一緒に食べるのが一般的です。

カーリカーリュレート

フィンランドの郷土料理!オーブンで焼き上げるロールキャベツ

By Kotivalo - Oma teos, CC0

カーリカーリュレートとはフィンランドの郷土料理の一つで、ロールキャベツのこと。フィンランドではオーブンで焼きながら煮込むため、焦げ目があるのが一般的です。

一見、日本のロールキャベツと同じように見えますが、カーリカーリュレートは甘いのが特徴!バターとシロップをかけて焼いたあと、リンゴンベリーのジャムと一緒に食べます。

まるでスイーツのようなロールキャベツであり、なかなか味の想像がつかないかもしれません。しかし、やわらかく煮込まれたキャベツとジューシーなひき肉が甘いソースとマッチして、一口食べるとそのおいしさに驚きますよ。

フィンランド料理のおすすめ魚料理2選

続いて紹介するのは魚料理です。フィンランドといえばサーモンが有名ですが、そのほかにもおいしい魚料理がたくさんありますよ。

パイステットゥ ムイック

フィンランドのファストフード!ムイックの素揚げ

By V-7 - Own work, CC BY-SA 4.0, 

料理名にあるムイックは、サケ科の小さな淡水魚のこと。下準備などが必要なく、揚げるとおいしいことから、フィンランドでは大人気の食材です。

パイステットゥ ムイックは、揚げたのちにシンプルに塩で味付けされていて、そのままレモンをしぼったりマッシュポテトと一緒に食べたりするのが一般的です。また、油ではなくバターで揚げるのがフィンランド流!

レストランはもちろん、マーケットでも手軽に食べられます。カリッと揚げられたムイックは絶品なので、小腹が空いたときなどは、ぜひパイステットゥ ムイックをつまんでみてくださいね。

ハパンシラッカ

油で揚げたニシンの酢漬け

By JIP - Own work, CC BY-SA 3.0, 

ニシンを油で揚げ、野菜と一緒に調味料やお酢で漬けこんだハパンシラッカ。夏によく登場するメニューで、マスタードソースをつけて、パンやジャガイモと一緒に食べるのがおすすめです。

ハパンシラッカとは、フィンランド語で「酸っぱいニシン」という意味。揚げたものにかぎらず、生のニシンを酢漬けにしたものもあります。強烈な臭いから「世界一臭い食べ物」として知られているシュールストレミングは、ニシンを塩漬けにしたものですが、こちらもフィンランドではハパンシラッカと呼ばれています。

フィンランドでおすすめの名物料理5選

ここでは、フィンランドならではの名物料理を紹介します。ミルク粥でできたカレリアパイや食感が独特なチーズ、レイパユーストなどどれもフィンランドならではの料理です。

カレリアパイ(カレリアン・ピーラッカ)

ミルク粥を生地にのせて焼いた満足感たっぷりのパイ

Close-up of Finnish national speciality and typical dish "Karjalanpiirakka": filled Karelian pirogge with thin pastry crust  by Marco Verch is licensed under  CC BY 2.0

カレリア地方の郷土料理であり、フィンランドの名物とも言えるカレリアパイ。ミルク粥の甘さが、どこか懐かしさを感じる味わいです。食感はもちっとしていて満足感があるので、これ一つでけっこうお腹いっぱいになってしまうかも。

フィンランドでは朝食やおやつとしてだけでなく、結婚式のような特別な日にも食べられる伝統的な食べ物となっています。スーパーやマーケットにあるパン屋さんでも売られているので、小腹が空いたときはチェックしてみてくださいね。

カラクッコ

パンの中に肉と魚を入れて焼き上げた総菜パン

By Rst2000 - Own work, CC BY-SA 3.0, 

カラクッコは、豚肉もしくはベーコンとムイック(小魚)の塩漬けを段々に重ねて、ライ麦パンの生地で包んで焼いた料理。フィンランド東部のクオピオの郷土料理で、ムイック以外にもマスやサーモンが入っていることもあります。

カラクッコはオーブンで焼きますが、その時間はなんと5~6時間!じっくり熱が入った具材はとってもジューシーです。もともとは、木こりのお弁当として食べられていたんだとか。そのため、非常にボリュームがあり腹持ちがいいです。

ブラックソーセージ(ムスタマッカラ)

豚の血や麦が入ったソーセージ

WP_20151015_03_07_20_Rich  by Helen Penjam is licensed under  CC BY 2.0

ブラックソーセージは、豚の血、豚肉、麦がぎっしり詰まったソーセージ。名前のとおり、真っ黒な見た目をしています。

普通のソーセージのようにジューシーな味わいというよりは、少し固めでボソボソしたような食感が特徴。味は少し独特でクセが感じられるため、リンゴンベリージャムと一緒に食べられることが多いです。

タンペレの名物として知られているので、訪れた際は挑戦してみてはいかがでしょうか?

グリッリマッカラ

アツアツにグリルされた大きなソーセージ

WP_20150923_18_46_37_Rich  by Helen Penjam is licensed under  CC BY 2.0

フィンランドは自然が豊かであることから夏は湖のほとりでバーベキューをすることも多く、その際にグリッリマッカラ・ソーセージをグリルで焼いたものは欠かせません。表面はパリっと、中は肉汁がたっぷりでジューシー!グリッリマッカラをマスタードにつけてビールと一緒に食べるのが、フィンランドの人たちは大好きです。

また、冬になるとサウナの中にあるサウナストーンでグリッリマッカラを焼いて楽しみます。そのための専用の焼き器も販売されているんだとか。1年を通して食べられている、人気の名物料理です。

レイパユースト

ほんのり甘くて食感がおもしろいチーズ

IMG_9033  by Antti T. Nissinen is licensed under  CC BY 2.0

フィンランドで有名なレイパユーストは、食感が特徴的なチーズ。牛乳を原料に作られることが多く、一般的なチーズと違って、食べると「キュッキュッ」と不思議な嚙みごたえがするため、思わずクセになってしまうかも。

ほんのり甘くて、サラダに乗せたりクラウドベリージャムと一緒に食べることが多いです。レイパユーストはお酒とあわせておつまみというよりは、おやつとして食べられることが多いため、コーヒーを合わせるのがフィンランド流。

フィンランド中のレストランで食べられるので、見つけたらぜひ試してみてくださいね。

フィンランド料理のおすすめスイーツ3選

最後に紹介するのはスイーツです。シナモンロールは日本でも食べられていますが、ほかにもおすすめのスイーツがあるのでぜひチェックしてみてください!

コルヴァプースティ

コーヒーのお供にぴったり!フィンランド定番のシナモンロール

By Lilitala - Own work, CC BY-SA 4.0

コルヴァプースティとは、シナモンロールのこと。コルヴァプースティは「ビンタされた耳」という意味で、側面が耳のように見えることから名付けられました。

シナモンと砂糖がたっぷり入っているのはもちろん、生地にはカルダモンも負けないくらい使われています。シナモンロールと呼ばれるものの中には、シナモンを使わずにカルダモンだけが入ったコルヴァプースティもあるほどで、そちらもフィンランドならではの味わい。

お祝い事をはじめ、家庭でも食卓によく並びます。フィンランドのカフェで見かけたら、ぜひホットコーヒーと一緒にどうぞ。

ムスティッカピーラッカ

フィンランドで人気のベリーパイ

#mustikkapiirakka #Ronjadidthis by Tommi Rissanen is licensed under  CC BY-SA 2.0

ムスティッカピーラッカは、ブルーベリーがたっぷり入ったパイのこと。パイといっても、パイ、タルト、チーズケーキがミックスされたようなスイーツで、フィンランド人はムスティッカピーラッカが大好き!家庭でもよく作られています。

甘い生地と甘酸っぱいベリーは相性ばつぐん!このパイの上に、バニラクリームをかけて食べるのが人気の食べ方です。

フィンランドでは自然を壊さない程度であれば、森で実ったベリーは自由に収穫してよいとされています。7~8月はブルーベリーが森によく実るため、ムスティッカピーラッカは夏の定番スイーツとして親しまれているんだとか。

ラスキアイスプッラ

スパイシーな甘いパンにクリームとジャムをはさんだスイーツ

Fastlagsbulle by erik forsberg is licensed under  CC BY 2.0

カルダモンがたっぷり練りこまれた甘いパンに、たっぷりのホイップクリームとジャムをサンドしたスイーツ。ジャムのかわりにアーモンドクリームをはさむこともあり、最近では抹茶クリームやフルーツペーストが入ったラスキアイスプッラも登場しています。

食べごたえがあってカロリーが気になるところですが、そのおいしさにペロリと食べられちゃいますよ!2月頃に登場する期間限定のスイーツなので、その時期にフィンランドを訪れる人はぜひ探してみてくださいね。

おいしいフィンランド料理を満喫しよう!

フィンランド料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?フィンランド料理はトナカイの肉や豚の血などびっくりする食材が使われることもありますが、日本でもなじみのあるメニューがあり、味付けも比較的日本人の口に合いやすい料理が多くなっています。

今回紹介したフィンランド料理はどれもおすすめのものばかりなので、ぜひ食べてみてくださいね!

 

cover photo by Unsplash

 

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