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ラウマ旧市街はフィンランドにある世界遺産の歴史ある街並み!特徴や行き方などを解説

フィンランドを代表する観光スポット・ラウマ旧市街。北欧らしい木造建築が立ち並ぶ街並みは、1991年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。この記事では、ラウマ旧市街の見どころや楽しみ方、アクセス方法などを解説!ぜひラウマ旧市街へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
NEWT編集部
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フィンランドを代表する観光スポット・ラウマ旧市街。北欧らしい木造建築が立ち並ぶ街並みは、1991年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。カフェやレストラン、美術館など、立ち寄って楽しいスポットも豊富。季節ごとに表情を変える街並みは、のどかで心癒されます。

この記事では、ラウマ旧市街の見どころや楽しみ方、アクセス方法などを解説!ぜひラウマ旧市街へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

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ラウマ旧市街の基本情報

Rauma, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

フィンランド西部の代表的な観光スポット、ラウマ旧市街。まずは、ラウマ旧市街の歴史や特徴、世界遺産に登録された背景などの基本情報を解説します。

ラウマ旧市街とは?

Rauma, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

古都トゥルクから約100kmほどの距離にあり、ボスニア湾に位置するラウマは、フィンランドで最も古い港の一つで、数少ない中世から続く町です。ラウマ旧市街は町の中心部に位置し、約600棟のカラフルな色が特徴的な木造建築が立ち並びます。

カフェやレストランといったお店が並んでいるほか住居もあり、世界遺産に指定されているエリアでも、今も800人の住民が生き生きと暮らしています。

ラウマ旧市街の歴史と特徴

ラウマ旧市街の建物は、一度焼失してしまったものの、18世紀から19世紀に再建されました。一部の地下室は、それよりも古い時代の家でつくられ、残ったものもあります。

カラフルな外観で町を彩る住宅は、通りに沿って建てられており、かつて家畜小屋や穀物倉庫などとして使われていた納屋が、中庭を囲むように建っているのが特徴です。19世紀後半にかけては、港での貿易による町の発展により、装飾的な外壁や中庭の門も目立つようになりました。

また商業地域は、旧市街を貫くようにして通る2本のメインストリートに沿っていて、中心部にあるマーケット広場は地元の人々で賑わっています。マーケット広場には、1775〜1776年に建てられた旧市庁舎もあり、かわいい住宅や商業エリアとも調和のとれたランドマークとなっています。

ラウマ旧市街が世界遺産に登録されたのはなぜ?

Houses of Old Rauma by David Stanley is licensed under CC BY 2.0

ラウマ旧市街は、伝統的な北欧の木造建築が美しい保存状態で残されている優れた例として、1991年にフィンランド国内で最初にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

長い歴史の中で、道路や土地の区画、歴史的建造物、さらに個人の住宅が伝統的な技術や素材を使って、修復や改修を繰り返しており、丁寧に保存されてきています。

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ラウマ旧市街観光の見どころ

ラウマ旧市街は、カラフルな北欧の木造建築からなる街並みがかわいらしい、のどかな場所です。全てが徒歩圏内にそろっている小さな町とはいえ、どのポイントを見るのか事前に決めておかないと回り切れません。

エリア内にある美術館や博物館、教会などを含むさまざまな見どころをまとめました。

まるでおとぎ話の世界!中世の街並み

Rauma, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

一番の見どころはなんといっても、中世の趣を残す色鮮やかでかわいらしい街並み!ショップや博物館など、見どころスポットが徒歩圏内にあるので、歩きながら移動中も景色を楽しむことができます。

職人技が光る門や、ファサードの細かな装飾にも注目。統一感がありながらも、一つ一つ異なるデザインの建物や装飾は、見ているだけでうっとりしてしまいます。

まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような気分で街歩きを楽しみましょう。歩き疲れたら、カフェやレストランで一息つくのもおすすめです。夏にはテラス席でのんびりするのも気持ちがいいですね。

歴史と芸術に触れられる、博物館や美術館

Elaborate Furnishings by David Stanley is licensed under CC BY 2.0

実はラウマ旧市街は、博物館や美術館好きにはぴったりの場所。Rauma Maritime MuseumやRauma Art Museumなど、エリア内にいくつもの施設があり、ラウマの歴史や伝統工芸であるボビンレースについて、楽しみながら学ぶことができます。

大きな施設だけでなく、地域内にはたくさんのアーティストが住みながら制作活動をしており、作業場を開放しているアーティストや、アーティストのギャラリーを見学できるのも魅力です。

ランドマークとして知られている旧市庁舎でも、町の歴史に関する展示を見ることができるので、外観を眺めるだけでなく、中に入るのもお忘れなく。定期的に展示が入れ替わるので、繰り返し訪れても新しい発見がありそうですね。(※旧市庁舎は2024年3月1日から修復プロジェクトのため一般公開を停止中。2026年に再オープンする予定です。)

美しい聖十字架教会も必見!

Church of Holy Cross, Rauma, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

ラウマ旧市街に訪れたら見逃せないのが、旧市街の街並みができるよりもっと前、15世紀後半に建てられた聖十字架教会(Church of the Holy Cross)です。元々は、フランシスコ修道院の教会として建てられ、灰色の花崗岩を使った石造りの二廊式の教会となっています。

教会内では、16世紀に描かれた印象的な壁画やアーチ式の天井画を見ることができます。特に、天井に描かれた豪華なフレスコ画は圧巻!教会ならではの重厚な雰囲気に心が休まります。

伝統工芸のボビンレースはお土産にもおすすめ

Rauma Lace, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

ラウマの伝統工芸として知られているのが、繊細で美しいボビンレース。18世紀中頃には作られていたと言われており、何十個ものボビンに巻かれた糸を、まち針に絡ませながら編み上げられます。当時のヨーロッパでは、ドレスの装飾としてこのボビンレースが使われていました。

また、1971年から続く「レースウィーク」と呼ばれるレースの展示会が、毎年7月下旬に開催されています。フィンランド全土、そして世界各国から職人やゲストがラウマに集まり、町中がレース一色になります。

お土産にもぴったりなので、ぜひ現地で実物を見て、旅の思い出にとっておきのレースを選んでみてくださいね。

ラウマ旧市街観光に最適なシーズンは?

Rauma, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

それぞれの季節の魅力があり、一年を通して楽しむことができるラウマ旧市街。ただし、季節ごとのイベントが開催されたり、夏と冬とでは気候が全く違うので、事前にしっかり下調べをするのが大事です。

どの季節に訪れるのがベストなのか、どのような対策が必要なのか、旅のプランを立てましょう。

ベストシーズンは快適に過ごせる6〜9月

冬が長く、夏が短いフィンランドでは6〜9月が快適に過ごせる気候のベストシーズン。コンサートやアートイベントなどのイベントもたくさん開催されます。緑まぶしい季節なので、自然とカラフルな街並みとのコントラストは特に美しく、日本よりも涼しくて快適に過ごせるので、街歩きにも最適なシーズンです。

また、この期間はフィンランドでは日が長く、最も日が長くなる6月の夏至の時期には日の入りが23時をまわります。1日を長く楽しむことができるのも、得をした気分になれますね!

観光客が少ない時期を狙うなら12~3月

TGP_0121 by gronman www.gronmanphotos.com  is licensed under CC BY 2.0

寒さが厳しい冬の時期はオフシーズンですが、幻想的な雪景色を見ることができます。氷点下になる日も珍しくないので、しっかりとした寒さ対策が必要です。

12月にはクリスマスを祝うイベントが多く開催されるので、キラキラとしたヨーロッパの賑やかなクリスマスを楽しむことができるでしょう。ただし、休みになっている場合も多いため、目的の観光スポットがある場合は事前に確認をするようにしましょう。

ラウマ旧市街の見学方法は?予約は必要?

photo by pixabay

街並みを歩くだけなら、もちろん予約の必要はありませんが、美術館や博物館を見学したり、ツアーに参加するためには事前の準備が必要です。

ここではラウマ旧市街をより楽しむための情報を解説します。

美術館や博物館の入場にはチケットの購入が必要!

エリア内にある美術館や博物館の入場にはチケットの購入が必要なところもあります。チケットの料金や開館時間は施設によって異なるため、必ず事前に各施設の情報をチェックするようにしましょう。

美術館、博物館の概要と連絡先の一覧はラウマ市の公式サイトから確認することができます。

ガイド付きウォーキングツアーに参加するのもおすすめ

photo by Pixabay

6月下旬から〜8月下旬の日曜日には、ガイド付き(英語・フィンランド語)のウォーキングツアーが開催されます。ツアーでは地域の歴史や文化、現在の暮らしぶりなどについて話を聞きながら、散策を楽しむことができます。

ツアーの出発地点は、旧市庁舎前の広場で所要時間は1時間30分ほど。チケット(大人10ユーロ・約1,687円、15歳以下無料)は、事前にMarela Museumのショップか観光案内所で購入することができます。

ツアーに参加することで、より深くラウマ旧市街を理解し、現地の人たちと交流することもできるかもしれません。

ラウマ旧市街観光に要する時間 

見どころたっぷりのラウマ旧市街は、たっぷり1日かけて観光するのがおすすめです。時間に急かされず、のどかな現地のペースに合わせて街歩きを楽しみましょう。

ラウマ旧市街へのアクセス・行き方

photo by Pixabay

ラウマ旧市街はフィンランドの西部に位置します。周辺の主要都市、ポリ、トゥルク、タンペレ、ヘルシンキなどを拠点として、ラウマ旧市街へ行く方法が一般的です。ここでは、バスと車での行き方を解説します。

最も一般的な移動はバス

鉄道が通ってないラウマ旧市街には、バスでアクセスするのが最もメジャーな交通手段です。聖十字架教会の隣にバスターミナルがあり、主要都市とを繋ぐバスが発着します。

バス会社はMatkahuolto​​とOnni busの2社で、いずれも公式サイトからチケットを購入することができます。

フィンランド最大の都市ヘルシンキから、ラウマまでの所要時間は3時間30分〜4時間で、費用は20ユーロ(約3,374円)前後。ヘルシンキからの便の場合、1日に10〜20本は出ているのでフレキシブルに移動することができて便利です。

最短で向かいたいなら車

バスよりも早く、最短で移動したい場合にはレンタカーを利用しましょう。ヘルシンキからラウマまでは240kmで、最短3時間弱。やや長旅にはなりますが、レンタカーを利用することで、途中の観光スポットに立ち寄ったり、自由な時間配分で移動することができます。

国際免許などを準備する必要がありますが、レンタカーは1万円台から借りることができるので、大人数で乗り合わせる場合にはお得に移動することもできますね。

ラウマ旧市街の観光を満喫しよう

Rauma, Finland by Ninara is licensed under CC BY 2.0

この記事では、ラウマ旧市街の観光に関する見どころや歴史、アクセスなどをご紹介しました。歴史と現代の人々の暮らしが融合した世界遺産、ラウマ旧市街は、一度は行ってみたい人気の観光スポットです。

ぜひ紹介した情報を参考に、ラウマ旧市街の観光を満喫してみてくださいね!

 

ラウマ旧市街(Old Rauma)の基本情報

住所

Valtakatu 2, 26100 Rauma

電話

+358 2 834 3512(Tourist Information)

営業時間

24時間

休業日

年中無休

アクセス

ヘルシンキからバスで聖十字架教会に隣接するバスターミナルまで3時間30分〜、トゥルクからバスで1時間30分

料金

無料

公式サイト

https://www.vanharauma.fi/

 

※記事内の料金は、2024年6月16日のレート、1ユーロ=約168円で計算

cover photo by Pixabay

 

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