【2024年最新】ベトナムで使えるSIMカードは?他の通信方法との比較や使い方を解説
ベトナム旅行の際、スマホでSNSや調べ物をするためには通信手段が必要です。その主な選択肢は国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つ。この記事では、ベトナムでの通信手段をご紹介します。とくに、海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてくわしく解説するのでぜひ参考にしてください!
ベトナム旅行の際、スマホでSNSや調べ物をするためには通信手段が必要です。その主な選択肢は国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つ。ではどの方法がいいのでしょうか?
この記事では、ベトナムでの通信手段をご紹介。とくに、海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてくわしく解説するのでぜひ参考にしてください!
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
ベトナムでの通信方法を比較
まずはベトナムでスマホを使う方法を比較しましょう。現地でだけ使う携帯電話の端末を購入することも可能ですが、それでは高価になりがち。そこで日本で使っているスマホをベトナムで使えるようにします。その主な方法は国際ローミング、SIMカード・eSIM・Wi-Fiルーターの4つです。
\NEWTでベトナム旅行をチェック/
人気のベトナムツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに!
国際ローミングを利用する
最初にご紹介する通信手段は、各携帯会社が提供している国際ローミングを利用する方法です。docomoとauはベトナムでの国際ローミングに対応。日本で使用手続きをしておけば、ベトナムでもスマホを利用できます。ただしソフトバンクはベトナムでの国際ローミングには対応していません。
国際ローミングのメリット
国際ローミングのメリットは、日本で簡単な手続きをしておけば現地ですぐに使えることです。そして何よりも日本と同じ電話番号でスマホを使用できるのがメリット。日本からの電話番号での着信がある人はもっとも適した方法になります。
国際ローミングのデメリット
一方でデメリットは他の方法よりも料金が高くなる可能性があることです。また旅行先では調べ物が多く、意外に多くのデータを使ってしまいますが、国際ローミングでは日本のギガをそのまま消費するため、プランによってはギガを使いきってしまう可能性があるのもデメリットです。
ベトナム向けのSIMカードを購入する
海外で一般的なのは、プリペイドのSIMカードを購入して現地の通信キャリアに接続する方法です。ベトナムにいる間だけ使えるSIMカードを購入し、日本で使っているスマホのSIMカードと交換、またはダブルスロットなら追加で入れて通信キャリアを切り替えます。
SIMカードのメリット
SIMカードは現地の通信キャリアに接続するため、一般的にインターネットの速度が速いのがメリットです。また料金も一般的に海外ローミングより安くなります。モバイルWi-Fiとの比較では、スマホ以外の機器がかさばらず、機器の充電も不要なのがメリットです。
SIMカードのデメリット
旅行中に日本の電話番号が使えなくなるのは、着信がある人にとっては大きなデメリットかもしれません。またSIMフリーのスマホが必要となるのも人によってはデメリット。ただし近年はSIMフリーのスマホが多いので、問題にはならないことがほとんどです。もしSIMフリーではない場合、SIMロックを解除する必要があるため、少し面倒になります。
eSIMを利用する
eSIMは、スマホ本体に埋め込まれた内蔵型SIM。最近対応機種が増えているもので、従来のSIMのように抜き差しする必要がありません。eSIM対応機種ならオンラインで回線契約を行えば、そのままスマホが使えるようになります。
eSIMのメリット
eSIMのメリットは、カードの出し入れがないのでSIMカードの破損の心配がないこと。オンラインで手続きをするだけで、慣れた人なら簡単にベトナムの通信キャリアに切り替えることができます。その他のメリットはSIMカードと同じ。対応機種が増えてくれば今後の主力になっていく可能性がある方法です。
eSIMのデメリット
一方で使えるスマホやキャリアがまだ限定されるのはデメリット。たとえばiPhoneの場合、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降なら使用可能ですが古い機種では使えません。そして日本でもeSIMを使っている場合、日本でのプロファイルを一度削除するため帰国時に再発行手続き(有料)が必要であるのもデメリット。またオンラインでの手続きや設定に慣れていない人は手間取るかもしれません。その他のデメリットはSIMカードと同じです。
Wi-Fiルーターを利用する
従来はもっとも安価で一般的だったのがWi-Fiルーター。Wi-Fiルーターの端末を持ち歩き、スマホはWi-Fiで接続して使います。
Wi-Fiルーターのメリット
Wi-Fiルーターのメリットは複数台が同時に接続できること。大勢で一緒に行動する場合、各自が通信方法を考えなくていいのは便利です。
またSIMカードのようにスマホのキャリア設定を変更しなくても使えるのはメリットかもしれません。
Wi-Fiルーターのデメリット
一方でデメリットは、Wi-Fiルーターという荷物が増えることと、意外に電池の減りが早いので電池残量を気にする必要があること。また端末の受け取りと返却に手間がかかるのもデメリットです。そして旅行中に日本の電話番号が一時的に使えなくなるのは、海外ローミング以外に共通したデメリットだといえます。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
ベトナムでSIMカードを使う方法
ベトナム旅行で一般的な方法のひとつがプリペイドのSIMカード。安いものもたくさんあり、価格面でもメリットがあります。ではSIMカードをベトナムで使う場合、どのような準備をすればいいのでしょうか。
スマホがSIMフリーであることを確認する
まずは自分のスマホがSIMフリーの端末かどうかを確認します。SIMフリーとはどの通信会社のSIMカードを挿入しても利用できる状態のこと。最近はSIMフリーが一般的ですが、通信会社から購入して長く使っている端末の場合、SIMフリーではない可能性もあります。
SIMフリーでない場合はSIMロックを解除する
スマホがSIMフリーではなかった場合、SIMロックを解除してSIMフリーにします。通信会社の店舗窓口やネットから申し込み、SIMロックを解除してもらうのが一般的です。
海外SIMカードを購入する
次は海外SIMカードを購入します。これは日本で購入する方法と現地で購入する方法があります。
ベトナムのSIMカードの選び方
海外SIMカードは、以下の3項目を考慮して選びます。
- 通信キャリア
- 使用日数・必要な容量(ギガ数)
- 音声通話プランの有無・無料通話の時間
ベトナムの通信キャリア
ベトナムのSIMカードを購入する際にはどの通信キャリアを選べばいいのでしょうか。ベトナムでは以下の3社が3大キャリアと呼ばれています。
- MobiFone
- VinaPhone
- Viettel
この3社で市場の約96%を占めています。残り4%には以下のような通信会社があります。
- Vietnamobile
- Gmobile
- Itel
- Local
- Wintel
基本的には3大キャリアがもっとも安心。通信速度やつながりやすさはホーチミンやハノイ市内などの都市部ではほぼ同じですが、地方ではViettelがやや優れているといわれています。
ベトナムのSIMカードを日本で購入する
ベトナムで使えるSIMカードは日本でも簡単に購入できます。店舗に行かなくてもAmazonで購入可能。通信会社や必要な日数、データ容量など、自分に適したSIMカードを選んで購入します。種類はVinaPhoneまたはVietnamobileが充実しています。
Amazonで販売されているSIMカードの一例をご紹介しましょう。
VinaPhoneのSIMカードの例
- 7日間/データ無制限タイプで1,280円〜(一例)
- 受信専用番号つき
- 3 in 1サイズに対応
- LINEサポートセンターあり
東南アジア6カ国タイプのSIMカードの例
- シンガポール マレーシア タイ ベトナム インドネシアで利用可能
- 10日間/10GBタイプで1,980円〜(一例)
- ベトナムではViettel、シンガポールではSingtel、マレーシアではDiGi、タイではDTAC、インドネシアではXLに接続
- 3 in 1サイズに対応
- データ通信専用SIM(電話番号での通話はできずLINEやSkypeなどで対応)
- LINE公式アカウントで日本語、英語、中国語のカスタマーサービス
ベトナムのSIMカードを現地で購入する
日本で購入する以外に、ベトナムに到着してから空港や市街でTravel SIMカードを購入する方法もあります。ホーチミン、ハノイの空港にはたくさんのSIMカードショップが並んでいて、3大キャリアの店舗もあるので安心。値段も日本で買うより格安な場合がほとんどです。お店のスタッフがSIMカードの差し替えも行ってくれるので、お任せで完了します。
ベトナムの都市部は無料Wi-Fiが充実!
ベトナムは、インターネットが非常に普及した国。街中のあちこちに無料Wi-Fiがあるので、都市部ならあまりスマホの通信データを使うことがありません。ネットをよく使う現地の人でも月に3G〜5Gの契約でまかなえるくらい、無料Wi-Fiを利用できます。そのためプリペイドSIMのデータ容量は少なめでも大丈夫かもしれません。
一方で無料Wi-Fiはスピードが遅かったりつながりにくいこともあるので、少しでもスムーズではないのが嫌な人は余裕を持った容量を購入するのがおすすめです。
ベトナム用SIMカードの設定方法
ベトナム用のSIMカードを購入したら、スマホを使えるように設定します。ここでは海外SIMの使い方の基本を解説します。
元のSIMカードを取り出す
まずは使っているスマホに入っている日本の通信会社のSIMカードを取り出します。スマホの電源をOFFにしたら、専用の取り出しピンでスマホ側面の小さな穴をプッシュ。スロットを出します。取り出したSIMカードはていねいに扱い、なくさないように保管してください。デュアルスロットの場合はSIMを取り出す必要はありません。
ベトナムのSIMカードを挿入する
日本のSIMカードを取り出した部分にベトナム用のSIMカードを載せてスマホに戻します。デュアルスロットの場合は2つ目のスロットにベトナム用のSIMカードを挿入してください。
ベトナムのSIMカードをセットアップする
SIMカードを挿入したらセットアップ(アクティベート)をします。機種や通信会社によってやり方は異なるため、説明書に従ってセットアップを行なってください。
ベトナム用のSIMを購入する際に気をつけること
ベトナム用のSIMカードの購入には、いくつか気をつけるべきことがあります。続いては失敗しないためのポイントを解説します。
eSIMと間違えないように気をつける
通販で購入するとき、SIMカードと検索してもeSIMがいっしょに出てきます。eSIMの対応機種ならとくに問題なく使用できますが、未対応の機種の場合は使えないことになるため、間違えて購入しないよう注意してください。
SIMカードの大きさに注意する
SIMカードには3種類(標準SIM、MicroSIM、NanoSIM)の大きさがあります。現在もっとも多く使われているのはNanoSIM。アダプターを使って全てのタイプに対応するSIMカードも増えています。まずは自分のスマホのSIMカードの大きさを確認してください。
SIMカードのサービスの違いに注意!
音声通話をしたい人は、SIMカードを選ぶ際に音声通話プランの有無に気をつけてください。
また使用可能日数やデータ容量のほか、データ上限が1日単位のものと総量のもの、データ上限を超えた場合に速度が落ちるものと一切使えなくなるものといった違いがあるので、自分のスマホの使用量に合わせてプランを選びましょう。
もし旅行の日程より短かいタイプを購入すると途中で使えなくなるので要注意。逆に長すぎても無駄になるのでしっかりチェックすることが大切です。
サービススタートになるタイミングを確認する
とりあえず試しに挿入したりせず、SIMカードがどの段階でサービススタートになるかを確認してください。設定不要タイプのSIMカードの場合、旅行前に挿入して電源を入れるとサービスがスタートし、終了までのカウントダウンがはじまってしまうこともあるので、要注意です。
ベトナムでの電話番号やアカウントを必要な人に伝えておく
海外ローミング以外の方法では日本の通信会社とつながらなくなり、日本の電話番号は一時的に使用不能になります。音声通話プランつきの海外SIMなら現地の電話番号が与えられるので、日本から電話の着信を受ける必要がある場合、海外用の電話番号を伝えるようにしてください。
またデータ通信のみのプランの場合、音声通話はLINEやSkypeなどを使うことになるので、必要な人にはアカウントを伝えておくようにしましょう。
\NEWTでベトナム旅行をチェック/
人気のベトナムツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに!
ベトナムでも快適にスマホを使おう!
この記事ではプリペイドのSIMカードを中心に、ベトナムでスマホの通信手段を確保する方法を解説しました。海外ローミングや海外SIM、eSIM、Wi-Fiルーターにはそれぞれにメリットやデメリットがあるので、最適な方法を選んでください。上手に通信手段やプランを選択してベトナムでもスマホを快適に使ってくださいね!
cover photo by PIXTA