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ベトナムの治安ここに注意!女性ひとり旅は大丈夫?安全に旅行するコツを解説

ベトナムは、東南アジアの中でも治安の良い国と言われていますが、注意が必要なエリアも存在します。今回はベトナムの治安について、ハノイやダナン、ホーチミンの治安の悪い場所、夜の様子、観光時の注意点、トラブル事例など、マップ付きで最新情報を解説。

ライター
NEWT編集部
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ベトナムは、ノスタルジックな街並みからリゾート地まで、数多くの観光名所がある人気の観光地。東南アジアの中でも治安の良い国と言われていますが、注意が必要なエリアも存在します。

今回はベトナムの治安について、治安の悪い場所や夜の様子、観光時の注意点、トラブル事例など知っておきたい現地情報を紹介します。マップ付きなので、ベトナムで旅行する時は参考にしてくださいね。

Contents

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ベトナムの治安に関する最新情報

photo by Unsplash

ベトナムは、日本や韓国などアジア圏を中心とした海外からの観光客が多く訪れる、東南アジアの中でもとくに人気の旅行先。ベトナムは仏教徒が多いことから温厚な国民性で、治安も比較的安全です。女性のひとり歩きも大きな問題はありませんが、人通りがない道を歩くのは避けましょう。

ただし、夜の繁華街エリアはにぎわっていますが、場所によっては事件に巻き込まれる可能性があるので、男女問わず一人で出歩くのはおすすめできません。

また、外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を0〜4のレベルに分けていますが、ベトナム全土は2024年10月現在、全エリアの危険度がレベル0です。

隣国のカンボジアやラオスの危険度はレベル1と注意勧告が出ていることからも、東南アジアの中では治安の安全が守られている国というのが分かります。しかしながら、治安が良いとされる場所であっても海外では油断は禁物です。

今回はベトナムの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどを紹介します。

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ベトナムで治安が悪いとされる要注意スポット

ベトナムは、どのエリアも比較的安全な地域ですが、その中でも気をつけてほしい観光スポットがいくつかあります。またベトナムでは、観光客向けの露店で販売している商品やお土産には、値段が書いていない場合も多く、高額な値段を提示されることも。

ここでは、ベトナムの中でも気をつけたいエリアを各都市に分けてご紹介します。

ハノイ・旧市街付近は観光客を狙った犯罪が多発!

photo by pixabay

首都であるハノイでは、観光名所が点在していますが、その中でも気をつてほしいエリアが旧市街周辺です。有名なホアンキエム湖周辺の旧市街は、ノスタルジックな街並みと活気あふれるベトナムの雰囲気が漂う人気の観光地。豪華なホテルからゲストハウスまで観光客が多く宿泊するエリアでもあるため、周辺にはナイトスポットも数多くあります。

その中でも、ハノイ最大のナイトスポットとして有名なのがタヒエン通りです。昼間はバイクや車も通る静かな商店街ですが、夜になると歩行者天国になり、通りには簡易的なテーブルと椅子がずらりと並んだ飲み屋街に変化します。

タヒエン通りだけでなく、旧市街にある通りはどこも賑やかなナイトスポットとなり、ミュージックバーやシーシャバーが立ち並ぶ通り、フットマッサージやお土産屋さんが並ぶ通りなど、さまざまな楽しみ方ができます。

photo by Unsplash 

夕方から賑わいを見せはじめますが、夜遅くにかけてさらに人が増えだすため、21時以降は通り全体が混雑します。飲食店エリアでは客引きが多く、なかには半ば強引に椅子に座らせるなど悪質な客引きもいます。強引な勧誘やしつこい交渉をする場合には、はっきりと断ってその場を早めに離れるようにしましょう。

またハノイ旧市街のナイトスポットに訪れるのは、ほとんどが海外からの観光客です。観光客同士との距離が近くなったり、見知らぬ人と交流しやすい場でもありますが、まれにスリの被害や睡眠薬を入れられるといった観光客同士のトラブルに発展する場合も。見知らぬ人とお酒を飲む際には、とくに気をつけるようにしましょう。

 

ダナン・夜のドラゴンブリッジは盗難や事故に注意!

photo by pixabay

海沿いに面したリゾート地として有名なダナンは、人が密集した観光スポットが少ないため、ほかの都市と比べても治安が良い地域です。そんなダナンですが、気をつけてほしいスポットが、ハン川にかかるドラゴンブリッジ(ロン橋)。ドラゴンをかたどっているため、全長666mの “世界最長の鋼鉄製ドラゴン” ということで、ギネスにも記録されるほどの迫力満点の巨大な建築物です。

ドラゴンブリッジは夜になると毎日ライトアップされるため、夜景スポットとしても人気です。ただし、ドラゴンブリッジはビーチ側とダナン市内をつなぐ橋ということもあって、昼夜問わず交通便が多い場所。車よりバイクの交通量が多いベトナムでは、猛スピードで橋を通るバイクが多いので、無理に車道を渡ると接触事故の可能性があるので、注意が必要です。

photo by Unsplash 

さらにドラゴンブリッジでは、土日の夜にはドラゴンが火を吹くショーが開催されます。迫力のあるショーが無料で観覧できるので、観光客だけでなく、地元の人も押し寄せるほど人気となっています。

ショーは21時に始まり、その時間帯は車両が一時通行止めとなります。橋の上は歩行者天国となりますが、その際に、人混みに紛れてスリや盗難の被害に遭いやすいので、貴重品やカバンの自己管理は徹底しましょう。

また、ショーの前後には橋の上が封鎖されるため、交通量がさらに増えます。歩道と車道の距離が近いため、略奪を目的にバイクから手を伸ばすケースもあるので注意が必要です。

 

ホーチミン・ブイビエン通りはトラブルに巻き込まれやすい!

photo by Unsplash

ベトナム最大の都市ホーチミンは、歴史を感じる観光スポットが多い人気の観光地です。その中でも危険なエリアが、バックパッカー通りと称されるベトナム最大のナイトスポットと安宿が集結するブイビエン通りです。

昼間は飲食店やマッサージ屋さんがまばらにある閑散とした通りですが、夜になると両脇の歩道には簡易的なテーブルと椅子がずらりと並び、ローカルフードとお酒を楽しむ観光客で賑わいます。ほかにもガールズバーやバー、さらに大型のミュージッククラブが立ち並び、通りまで爆音が響きわたるほど。

この通りでは客引きだけでなく、窃盗を目的に異性に声をかけるケースもあります。睡眠薬をお酒に混ぜ、財布や携帯といった貴重品が盗まれるといった昏睡強盗の被害に遭う可能性もあります。アルコールを飲む場合は気が大きくなりやすいので、注意深く行動するように心がけましょう。

ほかにも、マリファナや違法売春などの勧誘や客引きも多いので、そのような勧誘を受けた際にははっきりと断るか、すぐにその場から離れましょう。

 

ホーチミン・中華街チョロンはスリに要注意!

Chợ Lớn Walking Tour by Prince Roy is licensed under CC BY 2.0

チョロンは、ベトナム最大のチャイナタウンです。ホーチミン市在住華人が多く住んでいることもあり、広大な市場や露店、中華料理が楽しめる屋台、レストラン、教会、寺院など中国の文化を感じられるスポットが目白押し。

観光客も多く訪れる人気の観光スポットですが、日中は地元の人と観光客で賑わっているため、人混みに紛れて窃盗の被害に遭いやすいエリアでもあります。

屋台が立ち並んでいるため食べ歩きが楽しめる反面、両手が塞がっている間にスリやひったくりに狙われるケースも。チョロンを訪れる際は、事前に貴重品やカバンの防犯対策を徹底してから行くようにしましょう。

 

ベトナムの夜の治安は?

photo by pixabay

ベトナムを代表するおもな観光都市は、ハノイ、ダナン、ホーチミンの3都市があげられます。それぞれの都市にナイトスポットのエリアがあり、観光客や地元の若年層が夜遅くまで楽しむ光景が見られます。ハノイでは旧市街周辺に代表的なナイトスポットが点在しているほか、ホーチミンのブイビエン通りでは夕方から露店や飲食店がオープンし、朝方までにぎわいを見せます。

ナイトスポットに出かける際は、犯罪にあう危険性が高くなるため、できるだけ一人行動は避けるようにしましょう。また移動の際は、配車アプリのGrabなどを使って、安全な方法で移動するのがおすすめ。タクシーやバイタクもありますが、値段交渉が必要な場合が多く、正規より高額な値段を請求される場合も。Grabであれば、到着地までの料金を事前に確認できるため、ぼったくりの心配もありません。

ベトナムのナイトスポットに限らず、ぼったくりやスリといった事件の被害者は、一人でいる女性が狙われている場合が多いと言われています。女性ひとりで夜に外出するのは大変危険なので、複数人で移動するようにしましょう。

ベトナムで女性ひとり旅は大丈夫?

photo by Unsplash

ベトナムは、観光地ではスリなどの軽犯罪はあるものの、おおむね治安が良く、女性が一人で観光しても問題なく過ごせます。夜間のお出かけには、行動には上記の通り注意が必要ですが、大きな観光都市で過ごす分には、一人で問題なく観光が楽しめますよ。

とくに、ホーチミン、ハノイ、ホイアン、ダナンは、観光地や見どころも多く、観光客で賑わっているので、ひとり旅でも気兼ねなく過ごせてとくにおすすめ。海外旅行で注意すべきことを押さえておけば問題ないので、女性ひとり旅に初挑戦するときにもおすすめの渡航先です。

\女性の海外ひとり旅に関する記事はこちら!/

女子ひとり旅におすすめの国5選!経験者が厳選&ひとり旅を楽しむコツを紹介

 

ベトナムで観光客が被害にあいやすい犯罪は?

観光客が多く訪れるベトナムでは、スリなどの盗難やぼったくり、昏睡強盗といった観光客を狙った犯罪が目立ちます。ナイトスポットや人通りが多いエリアはとくに被害にあう可能性は避けられません。

ここでは、ベトナムで観光客が被害にあいやすい犯罪をくわしくご紹介します。

スリ・ひったくり

photo by Unsplash ※画像はイメージです

スリや置き引き、ひったくりは日本人旅行者がもっとも巻き込まれやすい犯罪です。というのも、日本では置き引きやスリの被害がとても少ないため、貴重品をテーブルに置いたまま食事をしたり、作業をする人が多いからです。しかし、ベトナムに限らず海外では、目を離したすきを狙ってスリや盗難の被害にあうケースが多いのが現状です。

また、ナイトスポットや市場など人通りが多いエリアでは、人混みに紛れて後ろポケットやリュックのチャックを開けるといった悪質なスリもいます。ここで気をつけて欲しいのが、スリやひったくりの被害に気づいた時、無理やり荷物を取り返そうとしないことです。海外では、複数人で犯行に及ぶことが多いので、武器を所持していて返り討ちにされることも。

犯人を追いかけて取り合いになると、怪我だけでなく命にかかわる可能性もあります。被害に遭ってしまった際には、命を守ることを優先するようにしましょう。

バイタクやタクシーなどのぼったくり

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ベトナムの移動手段としてよく使われるタクシーや個人のバイクタクシーは、値段交渉によって料金が決まります。その値段交渉の際に、観光客に対して正規の金額よりも高額な金額を提示するドライバーも多いです。とくに値段交渉に慣れていない旅行者や、観光地周辺で乗る場合にぼったくりに遭いやすいので注意しましょう。

さらに、ハノイの旧市街周辺で多く見かけるシクロと呼ばれる人力車のような乗り物には要注意。シクロは一般的な移動手段とは違い、周辺の観光スポットをシクロに乗りながら見て回る乗り方です。

シクロは、まわりたいコースを事前に交渉して値段が決まるのですが、交渉が曖昧に決まってしまうと、精算時に言いがかりをつけて上乗せしてくる悪質なドライバーも多いです。交渉の際には、事前に時間によってなのか、場所の数なのか、1人に対しての金額かを必ず確認しましょう。

ぼったくりの被害にあわないようにするためにも、事前に相場を把握しておくのが大切です。また配車アプリ・Grabで、タクシーやバイタクを利用するなど、値段交渉の必要がない交通手段を選ぶのもおすすめですよ!

③昏睡強盗

photo by pixabay ※画像はイメージです

ベトナムにあるナイトスポットの中には、ガールズバーやクラブといった見知らぬ人とお酒を酌み交わす場所も多いです。一人で来ている男性がとくに狙われやすく、隙を見てお酒に睡眠薬を混ぜて眠らせ、所持金や貴重品を持ち去るという悪質な犯罪に遭うケースが報告されています。

また、昏睡強盗はバーやクラブだけでなく、ブイビエン通りやタヒエン通りといった歓楽街の飲み屋にも起こりうる被害です。

見知らぬ人には十分警戒することも大切ですが、歓楽街に出向く時には、現金や貴重品は必要最低限のものだけ持って歩くようにしましょう。

ベトナムで被害にあわないための防犯対策

楽しい海外旅行でも、トラブルや犯罪に巻き込まれてしまったらせっかくの旅行も台無しになってしまいますよね。トラブルや被害に遭わないためにも、どのような対策ができるのか知っておくことで、安心して旅行を楽しむことができます。

ここでは、ベトナムで被害に遭わないための、防犯対策をご紹介します。

①夜間に一人で出歩かない

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歓楽街エリアでは、夜間や深夜がとくに事件に巻き込まれやすい時間帯です。飲酒をする旅行客も多いため、観光客同士のトラブルやお酒を利用しての犯罪も起きやすくなります。

また、日中は賑やかな市場や通りも露店が閉まると人通りが少なくなります。人通りが少ない場所も強盗や犯罪に巻き込まれる可能性があるので、一人で出歩くのは避けるようにしましょう。

②見知らぬ人とは適度な距離を保つ

photo by pixabay ※画像はイメージです

ベトナムの歓楽街やナイトスポットでは、観光客同士の距離が近くなることが多く、時にはお酒を酌み交わしたり、声をかけらたりすることもあります。見知らぬ人と交流ができるのは旅行の醍醐味の一つではありますが、トラブルや犯罪に巻き込まれる可能性もあるということを念頭に、警戒心を忘れないようにしましょう。

ナイトスポットに出向く際には、最低限の現金と貴重品を持ち歩き、見知らぬ人とは適度の距離を保つようにしましょう。現金は財布だけでなく、ポケットやカバン、靴の中など至るところに小さく分けて持ち歩くのもおすすめ。万が一被害に遭ってしまった場合でも、一文なしになる心配はありません。

③貴重品の管理を工夫する

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ベトナム観光で被害に巻き込まれやすいケースのひとつは、スリや盗難です。観光客を狙ったスリや盗難は、非常に巧妙な手口で行われるため、気づかないうちに被害にあってしまうケースが多いです。

効果的な予防策としては、背負う形のリュックは使用せず、ショルダーバックや小さいバッグを胸の前に掛けておくようにしましょう。視界に入る位置にカバンがあれば、スリを未然に防ぐことができます。

また、財布の中に入れるクレジットカードや現金も最小限のものに減らし、残りは宿泊先の金庫に保管しておくのがベスト。貴重品や財布を一度紛失してしまうと、日本のように戻ってくるケースはほぼありません。全財産を無くさないためにも、現金やカードは小分けに保管しておくのがおすすめです。

日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう

在ベトナム日本大使館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードや印刷ができます。ベトナム在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。

ベトナムで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

ベトナム旅行中に思わぬ犯罪や事故、トラブルに巻き込まれたときに焦ってしまわないよう、事前に緊急連絡先をメモしておくと安心です。

ここでは、ベトナムの緊急連絡先をご紹介します。

緊急通報先

photo by pixabay ※画像はイメージです

ベトナムでの緊急連絡先は、救急車が「115」、警察が「191」です。ベトナム全土共通の緊急連絡先となっています。ただし、英語が通じない場合がほとんどなので、周りにいる地元の人などに助けを求めたり、翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取るといいでしょう。

在ベトナム日本大使館

photo by Unsplash

ベトナムで、パスポートの盗難や予期せぬ犯罪に巻き込まれた時には、まずは最寄りの警察署でポリスレポートを作成してもらいましょう。手続きなどで困った時は、在ベトナム日本大使館へ連絡することでサポートしてもらえることもあります。

警察で発行した紛失や盗難の届出を各都市の日本大使館または日本領事館に持参すると、紛失した旅券の失効手続きが行われ、帰国のための渡航書を作成してもらうことができます。詳しくはそれぞれの日本大使館または日本領事館の公式サイトを参照してください。

在ベトナム日本大使館の連絡先

在ダナン日本領事館の連絡先

在ホーチミン日本国総領事館の連絡先

治安情報をチェックしてベトナム旅行を楽しもう!

ベトナムは東南アジアの中でも治安が良く人気の旅行先ですが、スリやひったくり、ぼったくりなど観光客を狙った軽犯罪は発生しているので、細心の注意をはらって過ごすことが大切です。また、ナイトスポットは犯罪に巻き込まれやすいので、貴重品の自己管理は徹底しましょう。夜のひとり歩き、人通りが少ない場所は避けると安心です。

犯罪に巻き込まれないために、カバンを前にかけておくなど、自分自身で対策することがポイント。初めは注意を払っていても旅行に夢中になると、ついつい気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを意識して、予防対策を忘れずに旅行を楽しんでくださいね!

 

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

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