【2024年最新】フィリピンで使えるSIMカードは?他の通信方法との比較や使い方を解説
旅行などでフィリピンに行く場合、現地でスマホが使えないと困りますよね。海外での主な通信手段としては、国際ローミングとSIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つの方法があります。 この記事では、フィリピンでの通信手段をご紹介。とくに一般的になりつつある海外用SIMカードを中心にくわしく解説します!
旅行などでフィリピンに行く場合、現地でスマホが使えないと困りますよね。海外での主な通信手段としては、国際ローミングとSIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つの方法があります。
この記事では、フィリピンでの通信手段をご紹介。とくに一般的になりつつある海外用SIMカードを中心にくわしく解説します!
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フィリピンでの通信方法を比較!
まずはフィリピンで通信手段を確保するための方法を比較してみましょう。
主な手段は、国際ローミング、SIMカード・eSIM・Wi-Fiルーターの4つです。現地で携帯電話の端末を購入する方法もありますが、高価になるためここでは除外します。
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国際ローミングを利用
最初にご紹介する通信手段は、各携帯会社が提供している国際ローミングを利用する方法です。docomoやau、ソフトバンク、楽天モバイルなど日本の主なキャリアはフィリピンでの国際ローミングに対応。使用手続きをしておけば、フィリピンでもスマホを利用できます。
国際ローミングのメリット
- 日本で簡単な手続きをしておけば現地ですぐに使える
- いつもと同じ感覚、同じ携帯番号でスマホを使える
国際ローミングのデメリット
- キャリアによっては他の方法よりも料金が高くなる
- 日本のキャリアを経由するため遅延が気になることがある
- 日本のギガをそのまま消費する
旅行先では調べ物などでネット接続の機会が増えます。そのためギガを使いきってしまう可能性があります。
フィリピン向けのSIMカードを購入
次に利用しやすいのは、海外用のSIMカード。フィリピンにいる間だけ使えるSIMカードを購入し、日本で使っているSIMカードと交換するか、ダブルスロットなら追加で入れる方法です。いつも使っているスマホにフィリピンの通信会社のSIMカードを入れるだけで、現地の回線を使用して通信ができます。
SIMカードのメリット
- インターネットの速度が速い
- 料金が海外ローミングより安いことが多い
- モバイルWi-Fiなどの機器がかさばらない
SIMカードのデメリット
- 使うためにはSIMフリーのスマホが必要
- SIMフリーではないスマホの場合、SIMロックを解除する必要がる
- 現地では日本の電話番号が一時的に使えなくなる
フィリピン向けのeSIMを利用
eSIMは、スマホ本体に埋め込まれた内蔵型SIMのこと。従来のSIMのように抜き差しする必要がなく、プロバイダとの契約時に契約者情報を書き込むことで使用できます。オンラインで現地の回線契約を行えば、そのままスマホが使えるのが魅力です。
eSIMのメリット
- 破損の心配がない
- オンラインで手続きするだけで到着後すぐに使用できる
- その他のメリットはSIMカードと同じ
eSIMのデメリット
- 使えるスマホやキャリアが限定されている(iPhoneの場合、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降のシリーズは使用可能)
- 日本でもeSIMを使っている場合、日本のプロファイルを一度削除するため、帰国時に再発行手続き(有料)が必要
- オンラインの設定は慣れていないと難しいと感じる可能性がある
- その他のデメリットはSIMカードと同じ
Wi-Fiルーターを利用
従来、多く利用されていたのがWi-Fiルーターです。その理由は海外ローミングと比べてWi-Fiルーターの方が安かったから。Wi-Fiルーターの端末を持ち歩き、スマホはWi-Fiで接続して使います。
Wi-Fiルーターのメリット
- 複数台が同時に接続できる
- スマホのキャリア設定を変える必要がない
Wi-Fiルーターのデメリット
- スマホとは別に端末を持ち歩く必要がある
- 電池の減りを気にする必要がある
- 端末の受け取りと返却の手間がかかる
- 日本の電話番号は一時的に使えなくなる
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フィリピンでSIMカードを使う方法
ヨーロッパやアジアではかなり一般的なプリペイドのSIMカード。安いものが多いのも魅力です。ではSIMカードをフィリピンで使う場合、どのような準備をすればいいのでしょうか。
スマホがSIMフリーか確認
まずは自分のスマホがSIMフリーかを確認します。SIMフリーとは、どの通信会社のSIMカードを挿入しても利用できる状態であること。最近のスマホはSIMフリーが一般的ですが、通信会社から購入して長く使っている端末の場合、SIMフリーではない可能性もあります。
SIMフリーでない場合はSIMロックを解除
スマホがSIMフリーではなかった場合、通信会社に連絡してSIMロックを解除してもらいます。通信会社の店舗窓口やネットから申し込むのが一般的な方法です。
フィリピン向けのSIMカードを購入
次にフィリピン用のSIMカードを購入します。SIMは日本でも購入可能。またフィリピンに到着してから購入することもできます。
フィリピンのSIMカードの選び方
SIMカードは、以下の2項目で選びます。
- 通信キャリア
- 使用日数・必要な容量(ギガ数)・音声通話プランの有無や無料通話の時間
フィリピンの通信キャリア
フィリピンのSIMカードを購入する際にはどの通信キャリアを選べばいいのでしょうか。フィリピンの2大キャリアといわれているのは、以下の2社です。
- Globe
- Smart
この2社ならフィリピン国内に多く普及しているため、スムーズに利用できるでしょう。
フィリピンのSIMカードを日本で購入する
フィリピンで使えるSIMカードは日本でも購入できます。Amazonで簡単に買えるのでとても便利ですよ!通信会社や必要な日数、データ容量など、種類豊富なプランからSIMカードを選んで購入できます。
ここでは、Amazonで販売されているSIMカードの一例をご紹介しましょう。
GlobeのSIMカードの例
- 10日間/1日500MBタイプで1,980円(一例)
- 1日500MB以降は最大通信速度128kbpsで無制限、翌日の現地0時にスピード制限を解除
- 電話番号による音声通話は利用不可。LINEやSkypeで通話可能
- 日本語マニュアルつき、難しい設定不要
- LINE公式アカウントで中国語、英語、日本語のカスタマーサービスを用意
SmartのSIMカードの例
- 7日間/12GBタイプで2,680円(一例)
- 現地無料通話
- SMS無制限
- LINE公式アカウントで中国語、英語、日本語のカスタマーサービスを提供
SIMカードはたくさんの種類があります。日数やデータ容量、音声通話ができるかどうかなど、使用の仕方によって選んでください。
フィリピンのSIMカードを現地で購入する
フィリピンはプリペイドのSIMカードが普及しているので街中のショッピングモールでも買うことができますが、空港で買う方が簡単です。マニラでもセブ島でも、どちらも到着出口のすぐそばに携帯ショップがあり、スマホの言語設定を英語にして渡せば、店員さんに初期設定もしてもらえます。また、滞在期間に合わせたネットのみのプランか、通話もできるプランにするかを伝えれば、最適なものを選んでくれますよ。
フィリピン用SIMカードの設定方法
フィリピン用のSIMカードを自分で購入した場合、使えるように設定することになります。ここでは海外SIMの使い方の基本を解説します。
元のSIMカードを取り出す
今使っているスマホから日本の通信会社のSIMカードを取り出します。スマホの電源をOFFにしたら、専用の取り出しピンを使ってスマホ側面の小さな穴をプッシュ。出てきたトレイを出して、取り出したSIMカードは大切に保管してください。デュアルスロットの場合、使っているSIMは取り出す必要はありません。
フィリピンのSIMカードを挿入する
日本のSIMカードを取り出した部分にフィリピン用のSIMカードを挿入します。トレイにSIMカードを載せて押し込みます。デュアルスロットの場合、2つ目のスロットにフィリピン用のSIMカードを挿入してください。SIMカードは繊細なので、破損しないようていねいに扱うのがポイントです。
フィリピンのSIMカードをセットアップする
挿入したらセットアップ(アクティベート)をします。機種や通信会社によってやり方は異なるため、SIMカードについている説明書を読んでセットアップを行なってください。
フィリピンでは設定の際に本人名義が必要となっていますが、場合によってはプリペイドSIMカードの会社名義で行える場合も。ここも説明書の指示にしたがってください。
フィリピン用のSIMを購入する際に気をつけること
フィリピン用のSIMカードの購入には、いくつか気をつけるべきことがあります。続いては間違って失敗しないためのポイントを解説します。
SIMカードの大きさを確認する
SIMカードの大きさには標準SIM、MicroSIM、NanoSIMの3種類があります。現在もっとも多く使われているのはNanoSIM。近年はアダプターを使って全てのタイプに対応するSIMカードも増えていますが、必ず確認してください。
SIMの使用期間やデータ量に注意する
海外SIMは使用する期間やデータ容量が決まっているプリペイド式のものを購入するのが一般的。旅行の日程より短かいものを購入すると途中で使えなくなり、逆に長すぎると無駄になってしまいます。
また、必要なデータ容量にも注意が必要。海外旅行ではネットで調べものをする機会も増えるので、普段より多めの容量が安心です。
フィリピンでの電話番号やアカウントを伝えておく
フィリピンのSIMカードを使用した場合、日本での電話番号は一時的に使えなくなります。その代わりに海外SIMの電話番号が与えられるので、日本からの着信を受ける必要がある場合は、海外用の電話番号を伝えておく必要があります。
またネットのみのプランの場合、音声通話はLINEやSkypeなどを使うことになるので、自分のアカウントを相手に伝えておくのがおすすめです。
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フィリピンでも快適にスマホを使おう!
この記事ではフィリピン用のSIMを中心に、フィリピンでスマホの通信手段を確保する方法を解説しました。通信がメインの人は海外SIMやeSIM、日本の電話番号を使い続けたい人は海外ローミング、大勢で一緒に行動する場合はWi-Fiルーターが最適です。自分にぴったりな通信方法を選んで、フィリピンでもスマホを快適に使ってくださいね!
cover photo by PIXTA