ウランバートル物価は高い？費用や予算、日本との比較も

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【結論】ウランバートルの物価は日本より安い！

ウランバートル、と聞いても物価のイメージが湧きにくいかもしれませんが、全体的に見ると東京や大阪などの日本の大都市より「かなり安い」のが現実です。特に、ローカルな食堂での食事や市内の交通費は、日本の3分の1から5分の1程度になることも！

一方で、おしゃれなカフェや輸入雑貨、外国人が利用する高級ホテルは日本と同じか、それ以上の価格設定になっていることもあります。ウランバートル旅行の予算を考える上で一番大切なのは、この「圧倒的に安いローカルな物価」と「観光客向けのツアー料金」を分けて考えること。市内の生活費をグッと抑えて、その分を大自然を満喫するツアー費用に充てる、というのが賢いスタイルです！

まずは、ウランバートルと日本（東京）の物価を一覧で比較してみましょう！

※為替レートは 1 MNT（トゥグルグ）＝約0.043円 で換算しています。（2025年11月時点）

この表からも分かる通り、日常生活に関わるアイテムは軒並み「安い」か「圧倒的に安い」ですよね！

注目はやはり交通費。バスやタクシーが驚きの価格です。一方で、観光客向けの「テレルジ国立公園日帰りツアー」は、日本円に換算すると約15,000円（※4人グループの場合の1人あたり料金）前後からとなり、日本の日帰りバスツアーと同等かそれ以上になることも。

これが、ウランバートル旅行の「二面性」の正体です！

ウランバートルの物価を徹底解説！【項目別】

それでは、各項目をさらに詳しく掘り下げて見ていきましょう！

食費

旅行の醍醐味といえば、やっぱりグルメ！ウランバートルの食費は、お店えらび次第で大きく費用が異なります。節約したい方はローカル食堂などをりようするのがおすすめです。

ローカル食堂（グアンズ）

まずは、絶対に食べてほしいモンゴル料理から。蒸し餃子の「ブーズ（Buuz）」や揚げ餃子の「ホーショール（Khuushuur）」が代表的です。

これらを「グアンズ（Гуанз）」と呼ばれる地元の食堂で食べれば、お腹いっぱいの食事でも一人あたり10,000〜15,000 MNT（約430〜645円）程度！日本のランチ定食と比べても半額以下で、節約したい旅の大きな味方です。

中級〜高級レストラン

もちろん、ちょっと良いレストランも。ウランバートルにはモダンモンゴル料理や、韓国料理、ヨーロッパ料理など、インターナショナルなレストランも豊富です。

中級レストランでのディナーは、一人あたり30,000〜50,000 MNT（約1,290〜2,150円）ほど。高級店でも、日本と比べればお得に楽しめるお店が多いですよ。

カフェ

スマホ世代の皆さんに嬉しいのが、カフェ文化の充実！ウランバートルは非常におしゃれなカフェが多いんです。

「ROC」やイタリアンコーヒーが楽しめる「Vergnano」といったカフェも多く、カプチーノ1杯が約8,300 MNT（約357円）から。日本のカフェより少し安い価格で、Wi-Fiを使って次の観光情報を調べるのにもピッタリです。

スーパー・コンビニ

スーパーでの買い物ももちろん安い。ミネラルウォーター（500ml）が約1,000 MNT（約43円）。チンギスビールなどのローカルビールは、レストランでは1杯5,500 MNT（約237円）ほどですが、スーパーならもっと安く手に入ります。

交通費

ウランバートルの物価の安さを最も実感できるのが交通費！ただし、この安さを享受するには「2つのカギ」が必要です。

バス（U-Moneyカード）

市内移動の最強の味方は、路線バスです。運賃はなんと、一律1,000MNT（約44円）！

ただし、乗車時に現金は使えません。必須アイテムが「U-Money（ユーマニー）カード」。このカードは、空港や街中のバス停近くのキオスク、または「CU」や「Circle K」といったコンビニでまずカード本体を3,600〜3,800 MNT（約155〜163円）程度で購入し、そこにお金をチャージして使います。ウランバートルに到着したら、まずこのカードを手に入れましょう！

タクシー（UB Cab アプリ）

もう一つのカギが、タクシー配車アプリ「UB Cab」です。ウランバートルでは、流しのタクシーを捕まえるのはNG！観光客だと分かると高額請求されるケースが多いため、絶対に避けてください。

「UB Cab」を使えば、料金は明朗会計。初乗り運賃が1,500 MNT（約65円）、1キロメートルあたりも約1,500 MNTです。市内の主要な場所なら、数100円程度で移動できてしまい、日本と比べて圧倒的に安い！

鉄道（市内観光）

ウランバートルには、東京の山手線や地下鉄のような、観光客が日常的に使う市内鉄道（メトロ）は、2025年現在まだ開通していません。「ウランバートル駅」は存在しますが、これはシベリア鉄道や中国へ向かう国際列車、または国内の長距離移動のためのもので、市内観光で使うことはほぼありません。

ウランバートル観光の移動は「バス」と「UB Cab」の2択！と覚えておきましょう。

宿泊費

宿泊費も、ウランバートルはとってもお得！幅広い予算に対応できるのが魅力です。

ホステル・ゲストハウス

バックパッカー向けのホステルやゲストハウスなら、1泊平均4,000円台から見つかります。とにかく費用を抑えたい人におすすめです。

3つ星ホテル

旅行初心者の方や、清潔・快適さを求める方におすすめなのが「3つ星ホテル」。日本でいうビジネスホテルのような快適なホテルが、なんと1泊3,500円〜6,000円程度で見つかります！ 21。これは日本の半額以下で、大きな節約ポイントです。

4つ星・5つ星ホテル

「4つ星ホテル」でも1泊1万円前後（平均87ドル） 24、「シャングリラ・ウランバートル」や「ブルー・スカイ・ホテル・アンド・タワー」などの「5つ星ホテル」も、1泊平均61,000円程度（安い日は1万円台から！）と、東京の同クラスのホテルと比べると格安です 26。

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観光・アクティビティ代

さて、ここが最重要ポイントです！ウランバートルの物価の「二面性」が最も表れるのが、この観光費用。

市内の観光スポット

まず、ウランバートル市内の観光スポット。これは非常に安いです。

• ガンダン・テグチェンリン寺院（Gandan Monastery）
  市内で最も有名なチベット仏教の寺院。敷地内への入場は無料の場合もありますが、本堂などへの入場料として 4,000 MNT（約172円）が必要です 30。
• モンゴル国立博物館（National Museum of Mongolia）
  モンゴルの歴史や文化を学ぶなら必見。大人の入場料は 20,000 MNT（約860円）です。
• チンギス・ハーン国立博物館（Chinggis Khaan National Museum）
  2022年にオープンした新しい博物館。豪華な展示で、大人の入場料は 30,000 MNT（約1,290円）です。

郊外へのツアー（安くはない！）

一方、モンゴル旅行のハイライト、「大草原へのツアー」は、市内の物価とは全く別の料金設定になっています。これらは観光客向けに価格が設定されており、多くの場合USD（米ドル）建てです。

• テレルジ国立公園（Gorkhi-Terelj National Park）日帰りツアー
  一番人気の「テレルジ国立公園」への日帰りツアー。これは、ツアー会社や参加人数によって価格が大きく変動します。
  プライベートツアーだと、1人参加で265〜290ドル（約39,750〜43,500円）もすることがありますが、4人などのグループで申し込むと1人あたり100ドル（約15,000円）程度まで下がります 35。
  ViatorやGetYourGuideなどの格安ツアーサイトでは、1人あたり59ドル〜120ドル（約8,850〜18,000円）程度のものも見つかります。この料金には、ウランバートルからの送迎、専用車（4WD）、ガイド、昼食、入場料などが全て含まれていることがほとんどです。
• 乗馬体験（Horse Riding）
  乗馬体験も人気アクティビティ。送迎やランチが含まれた1日乗馬ツアーは、1人あたり約100ドル（約15,000円）が相場です。テレルジツアーに組み込まれている短時間のものであれば、もちろんもっと安くなります 41。

その他（SIMカード）

最後に、ウランバートル旅行の「命綱」とも言えるSIMカード。空港や市内の「Unitel」などのキャリアショップで、旅行者向けのSIMカードが簡単に購入できます。例えば、10日間・15GBのデータプランがなんと 25,000 MNT（約1,075円）！。

これを手に入れて、Google マップや「UB Cab」アプリを駆使することが、賢く旅する最大のコツです！

ウランバートルの基本通貨と両替のコツ

ウランバートル旅行では、現金の扱い方が超重要！クレジットカード社会の日本とは少し事情が異なります。

通貨は「トゥグルグ（MNT）」

モンゴルの通貨は「トゥグルグ（Tugrik）」、または「トグログ」とも呼ばれます。通貨コードは「MNT」です 43。

「現金（トゥグルグ）」は必須！

ウランバートルでは、高級ホテルやデパート、一部のレストラン以外では、クレジットカードが使えない場所がまだまだ多いです。特にローカルな食堂や市場、タクシー（UB Cabもアプリ決済ではなく現金払い）は、ほぼ100%現金（トゥグルグ）のみ。

「トゥグルグの現金」をどれだけ持っているかが、旅の快適さを左右します！

お得な両替方法は？

では、日本円はどこで両替するのがお得なのでしょうか？

• 空港での両替は最低限に！
  まず、チンギス・ハーン国際空港での両替は最低限にしましょう。空港にも銀行や両替所はありますが、市内の両替所と比べてレートが悪いのが一般的です。空港では、ひとまず市内までの交通費とSIMカード代として、5,000円〜10,000円程度だけ両替するのがおすすめです。

• ベストレートは市内の私設両替所
  最もレートが良いとされているのが、市内の私設両替所です。特に「ナイマン・シャルガ（Naiman Sharga）」と呼ばれる両替マーケット（両替所がいくつも集まったビル）は有名で、銀行よりも良いレートで両替できることがほとんどです。
  両替には、日本円（JPY）か米ドル（USD）を持っていきましょう。特に米ドルは、新しいお札（新札）であるほど歓迎されます。

• ATMも便利だが…
  もちろん、市内には「ハーン銀行（Khan Bank）」や「ゴロムト銀行（Golomt Bank）」などのATMも多数あり、日本のクレジットカードやデビットカードでトゥグルグを直接引き出すことも可能です。
  ただし、ATMは現地通貨（MNT）のみの引き出しで、米ドルは出てきません。また、海外ATM利用手数料や為替手数料がご自身のカード会社から請求されるため、レートの良い両替所で現金（日本円）を両替する方が、トータルではお得になるケースが多いです。

ウランバートル旅行、期間別の費用・予算は？

物価が分かったところで、次は「結局、航空券やホテル代も全部含めていくら必要なの？」という疑問にお答えします！

ここでは、海外旅行初心者でも安心な「3つ星ホテル（1泊6,000円）」に泊まり、東京（成田）からの「往復航空券（70,000円）」を利用するモデルケースで、3パターンの予算をシミュレーションしました。

※航空券代は、オフシーズンやLCCのセール（経由便）を狙えば3万円台から、夏休みなどのハイシーズンは10万円以上と、時期によって大きく変動します。今回は平均的な価格として70,000円で計算しています。

【2泊3日】ウランバートル市内集中弾丸プラン

時間が限られた弾丸旅行！ウランバートル市内の見どころと、近郊のテレルジ国立公園を効率よく回るプランです。

• モデルプラン
  • 【1日目】到着→市内散策・両替
  • 【2日目】終日：テレルジ国立公園日帰りツアー
  • 【3日目】午前：ガンダン寺・国立博物館→空港へ
• 費用・予算（1人あたり）

2泊3日でも、一番人気のテレルジ国立公園に絞れば、総額約14万円でモンゴルの大自然に触れることが可能です！食費や交通費が安いので、現地での費用が抑えられるのが嬉しいですね。

【3泊4日】定番！市内と大草原満喫プラン

ウランバートル旅行で最もおすすめしたい、バランスの取れた定番プラン。市内観光もじっくり楽しめます。

• モデルプラン
  • 【1日目】到着→市内散策・両替
  • 【2日目】終日：テレルジ国立公園日帰りツアー
  • 【3日目】終日：市内観光（ガンダン寺、博物館、ザイサン・メモリアル）
  • 【4日目】お土産ショッピング→空港へ
• 費用・予算（1人あたり）

2泊3日のプランと比べて、たった1万円の差で丸1日長く滞在できます！この1日で市内をゆっくり観光したり、ローカルな食堂「グアンズ」めぐりをしたりと、ウランバートルの「安い」魅力を満喫できる、一番コストパフォーマンスの良いプランです。

【4V泊5日】ちょっと足を伸ばすアドベンチャープラン

せっかくなら、大自然をもっと！テレルジに加え、野生の馬（タヒ）が見られる「ホスタイ国立公園」にも足を伸ばす、アクティブなプランです。

• モデルプラン
  • 【1日目】到着
  • 【2日目】終日：テレルジ国立公園ツアー（乗馬体験も）
  • 【3日目】終日：ホスタイ国立公園日帰りツアー
  • 【4日目】終日：市内観光（博物館、ガンダン寺など）
  • 【5日目】空港へ
• 費用・予算（1人あたり）

総額は約17.6万円。3泊4日のプランから一気に予算が上がったことに注目してください。

これは、高額な「日帰りツアー」を2回に増やしたためです。ウランバートルの物価の「二面性」がハッキリと予算に表れていますね。しかし、この予算で2つの異なる国立公園を訪れることができるのは、モンゴルならではの贅沢です！

ウランバートル旅行の費用を抑える節約術！

物価が安いウランバートルですが、賢く立ち回ればもっとお得に旅ができます！海外旅行初心者でも簡単に実践できる、最強の節約術を伝授します！

食事はローカル食堂「グアンズ」をねらう

旅行中、毎食レストランでは食費がかさみます。勇気を出して、看板に「Гуанз（グアンズ）」と書かれた地元の食堂に入ってみましょう。メニューはモンゴル語キリル文字で読めなくても、ブーズやホーショールの写真があるお店も多いです。驚くほどの安さ（一食430円程度！）で、本場の味を楽しめます 1。

移動は「U-Moneyバス」を使いこなす

市内の移動は、1回44円の「U-Moneyバス」が最強の節約術 7。タクシー（UB Cab）も安いですが、何度も乗れば積み重なります。ウランバートルは渋滞がひどいので、時間帯によってはバスの方が早いことも。コンビニ（CUなど）でカードを買って、ぜひ乗りこなしてみてください 10。

タクシーは「UB Cab」アプリ一択！

これは節約術であると同時に、安全対策でもあります！絶対に、路上でタクシーを拾わないこと 14。「UB Cab」アプリを使えば、適正料金（初乗り約65円）で目的地まで行けます 16。ウランバートル旅行の成否は、このアプリを使いこなせるかにかかっています！

両替は空港を避け、「ナイマン・シャルガ」へ

手数料は目に見えにくいコストです。両替は、空港では最低限にし、レートの良い市内の両替所「ナイマン・シャルガ」を利用しましょう 14。10万円両替すれば、数千円の差が出ることも。この一手間が、旅の費用を大きく左右します。

ツアーは「ゲストハウス」で探す（上級者向け）

これが最大の節約ポイントになるかもしれません。高額な日帰りツアーですが、実はウランバートル市内のゲストハウスやホステルが、宿泊者向けに格安のツアーを催行していることがあります 54。英語での交渉が必要になる場合もありますが、ツアー会社を通すより安価にテレルジやホスタイに行ける可能性があります。興味がある方は、泊まっているホテルのフロントだけでなく、近くのゲストハウスの募集掲示板などをチェックしてみるのも手です。

ホテルの「無料空港送迎」を活用する

2021年に開港した新しいチンギス・ハーン国際空港は、市内から52キロメートルも離れています。タクシー代はかなり高額になりがち。そこで、予約するホテルに「無料の空港ピックアップ」が付いていないかチェックしましょう！特に3泊以上する宿泊者を対象に、無料送迎を提供しているホテルがあります。もし無料送迎がなくても、空港のシャトルバスを利用するのが、タクシーより安く市内へ向かう方法です。

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まとめ

ウランバートルの物価と費用、いかがでしたか？「ウランバートルは高い？」という疑問への答えは、「観光の仕方次第で、高くも安くもなる。でも、基本はとっても安い！」です。

そして、節約した分のお金を、モンゴルでしか体験できない「大草原のツアー」に思い切り使いましょう！ ウランバートルは、都市の利便性と大自然の壮大さを、驚くほど手頃な予算で両方体験できる、魅力的なデスティネーションです。

この記事の予算や節約術を参考にして、あなただけのウランバートル旅行を計画してみてくださいね。忘れられない冒険が待っていますよ！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

cover photo by Pixabay