朝食が主役の旅、してみませんか？あの“絶品朝ごはん”のために泊まりたいホテル8選

朝食が主役の旅、してみませんか？

旅の楽しみといえば観光や温泉、美しい景色や非日常の体験。でも、「朝ごはん」の時間も、その土地を味わい尽くす大切なひとときになります。

湯気の立つご飯、地元の食材をふんだんに使ったおかず、味噌汁のやさしい香り。起きたばかりの体と心にしみわたる朝食は、旅先だからこそ楽しめる“ごちそう”です。最近では「朝食のおいしい宿」として全国のホテルが注目されていて、なかには朝食のために訪れたいほどのホテルも登場しています。

そんな“朝食が主役”の宿に泊まって、目覚めとともに幸せをかみしめる。そんな旅のスタイルはいかがでしょうか？

今回は、「朝食がとにかく美味しい」と評判のホテルを全国から厳選してご紹介します。どのホテルも、地元の旬を活かした食材や、丁寧な料理、景色とともに楽しめるロケーションなど、朝の時間を特別なものにしてくれる工夫が光るホテルばかり。

女性ひとり旅や友人との小旅行、母娘旅など、“ちょっとご褒美感のある旅”を探している方にぴったりのラインナップです。忙しい日々から少し離れて、「朝ごはん」から始まる旅を楽しんでみませんか？

朝ごはんは1日の「エネルギースイッチ」に

朝食をとることは、体と脳を目覚めさせる「スイッチ」のようなものです。朝食習慣に関するある調査によれば、朝食をきちんと摂っている人ほど「集中力が続く」「気分が安定する」と感じている割合が高いという結果になっています。

特に、炭水化物＋たんぱく質＋ビタミン・ミネラルのバランスがとれた朝食は、血糖値の急上昇を防ぎつつ、午前中のパフォーマンスを高めるのに役立ちます。

旅先ではつい不規則になりがちですが、そんな時こそ「丁寧な朝ごはん」が一日を整えてくれるはず。美味しくて、体にも心にも効く。旅先の朝食は、まさに“最初の目的地”です。

世界一の朝食を求めて｜The Okura Tokyo・オークラ東京（東京・虎ノ門）

都市型高層ホテルのプレステージタワーと日本美を基調とするヘリテージウイングの2つの部屋タイプが特徴的な「オークラ東京」。ロビーに足を踏み入れた瞬間に日本の奥深い美意識を感じられる5つ星ホテルです。

そんなオークラ東京でいただきたいのが、「世界一の朝食」と称されるホテルオークラ伝統のフレンチトースト。シェフが焼き上げる絶妙な厚みと香ばしさは唯一無二の味わいです。

オールデイダイニングのオーキッドでは、フレンチトーストのほかにもビュッフェスタイルで、旬の食材や季節の味覚を堪能できます。また、ヌーヴェル・エポックではオークラ庭園の四季を眺めながらシェフ厳選のメニューをいただけますよ。都心にいながら“旅するような朝”を叶える極上の朝食体験はいかがでしょうか？

おすすめポイント

• 伝統のフレンチトーストは絶対外せない一品
• ビュッフェで旬の味覚が豊富
• ラグジュアリー空間で非日常を演出

朝のぜいたくを極める｜シャングリ・ラ東京（東京・丸の内）

東京駅から徒歩1分のラグジュアリーホテル「シャングリ・ラ 東京」。都会の喧騒を忘れさせる華やかなシャンデリアやアートが美しい空間を作り出し、温かなアジアンホスピタリティとともに心解きほぐす滞在ができるホテルです。

ここ「シャングリ・ラ東京」では、28階の「ピャチェーレ」で提供される朝食が人気。名物の生搾りメロンジュースは、果肉感たっぷりで濃厚な甘みが癖になりファンも多い1杯です。

エッグベネディクトは4種類あり、1894年のオリジナルレシピを再現したものや、オマール海老とキャビアを使用したエッグベネディクト、サーモンとほうれん草のエッグベネディクト、茄子の揚げ浸しエッグベネディクトと他にはない多彩なバリエーションがそろっています。

ビュッフェステーションと選べるメインディッシュの組み合わせで、優雅な朝のひとときを過ごしてみてはいかが？

おすすめポイント

• 果肉たっぷりの生搾りメロンジュースは必飲の逸品
• 多彩なエッグベネディクトのバリエーションが楽しめる
• 東京の景色を一望できるラグジュアリーな空間での朝食

1日が変わる、最強朝ごはん｜ホテルニューオータニ（東京・紀尾井町）

広大で緑豊かな由緒ある日本庭園に囲まれ、歴史と格式を感じさせる「ホテルニューオータニ」。家族団欒から国際会議まで幅広いニーズに応える最上級のおもてなしを積み重ねてきた名門ホテルです。

ここでの朝食は、“最強の朝食”との呼び声高い、ホテルニューオータニのオールデイダイニングでいただける「SATSUKI ブレックファストビュッフェ」。その魅力は、なんといっても約150種類におよぶラインナップと、健康・美容・美味しさの三拍子がそろった食材の数々。

食材はシェフが厳選し、卵料理はシェフが目の前で焼き上げるライブキッチン、新鮮な野菜を使ったサラダバー、スーパーフード、黒毛和牛のローストビーフ、トリュフスクランブルエッグそして「パティスリー界のピカソ」とも呼ばれる「ピエール・エルメ・パリ」のヴィエノワズリーやヨーグルトなど、朝から圧巻のぜいたく感。たくさんの朝食を眺めるだけでもご褒美感満載になる場所です。

おすすめポイント

• 約150種類もの圧倒的メニュー数＆バリエーション
• 新・最強の朝食で健康と発酵をテーマに
• 目の前で仕上げるライブキッチン＆ぜいたく食材も多数

クラシックホテルで味わう伝統の洋朝食｜ホテルニューグランド（神奈川・横浜）

横浜のクラシックホテル「ホテルニューグランド」は、山下公園に面した歴史的ホテルです。昭和モダンの趣を色濃く残したクラシカルな空間では、開業当時からマッカーサー元帥やチャーリー・チャップリン、そしてベーブ・ルースなど国内外の来賓をもてなし続けています。1992年に横浜市認定歴史的建造物となり、2007年には近代化産業遺産の認定を受けた横浜を代表する名門ホテルです。

ここ「ホテルニューグランド」では、開業当初から「最新式設備とフレンチ・スタイルの料理」をキャッチフレーズに掲げ、レストランに力を注いでいます。ドリア、ナポリタンそしてプリンアラモードを生み出しました。

朝食でもこの伝統が光り、「ホテルニューグランド」は伝統的な洋食メニューが楽しめる朝食が魅力です。特に、自家製のパンを使用したふわふわのフレンチトーストに、とろっと蕩けたチーズと旨味が広がるベーコンをはさんで焼き上げた「モンテクリストサンド」は、朝食でも提供されており、宿泊者から高い評価を得ています。

おすすめポイント

• 伝統の洋食メニューが楽しめる
• 海を望むダイニングでの朝食
• クラシックな雰囲気の中での食事

朝食ランキング常連の実力派｜ホテルピエナ神戸（兵庫・神戸）

神戸・三宮に位置する「ホテルピエナ神戸」はヨーロッパ趣向のインテリアに、快適に眠ることができるシモンズベッドが備えられた全90室あるラグジュアリーホテル。アメニティにもこだわりがあり、日本のタオル産業発祥の地である大阪・泉州地域で生産される「泉州」タオルが完備され、過ごすほどに心地よくなる癒やしの空間を味わえます。

そんな「ホテルピエナ神戸」は、トリップアドバイザーの朝食のおいしいホテルランキングで2010年から7年連続で日本1位を獲得した名ホテル。近郊の食材を使った料理やヨーロッパ各地方の料理、季節のフルーツを取り入れたデザートなど、見た目も味も感動レベルです。兵庫の素材をふんだんに取り入れた、地元愛あふれる“美食の朝ごはん”は、わざわざ足を運ぶ価値ありの一食。

おすすめポイント

• レストランパトリーのパティシエが手がけるスイーツが朝から食べ放題
• 兵庫産の野菜や卵を使用した、体に優しいおかず
• 神戸らしい異国情緒漂うクラシックな空間

海鮮好きの朝食天国｜ラビスタ函館ベイ（北海道・函館）

函館のベイエリアに建ち、世界三大夜景の一つである函館の夜景を一望できる人気ホテル「ラビスタ函館ベイ」。館内では大正ロマンをイメージしたクラシカルな雰囲気を味わえます。最上階には大浴場と露天風呂があり、百万ドルとも称されるロマンチックな夜景を眺めながら源泉掛け流しの湯に浸かる時間は、旅の癒やしのひとときです。

「ラビスタ函館ベイ」で全国的に有名なのが北海道の味覚をふんだんに集めた朝食バイキングです。イクラ・ホタテ・甘エビ・イカなど、獲れたての海鮮を自分好みに丼に盛れる海鮮丼は名物。加えて北海道グルメの定番・じゃがバターやジンギスカン、デザートも充実しています。まるで市場のような朝食会場で、北海道を食べ尽くすぜいたくなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか？

おすすめポイント

• 自分でつくる「海鮮丼」が大人気
• 北海道ならではの豊富な郷土料理メニュー
• 朝イチの賑わいさながらに楽しめて朝から気分爽快

京都の朝は名店が監修する天ぷらを｜ホテル ザ セレスティン京都祇園（京都・東山）

清水寺そして鴨川に近接する絶好のロケーションにある「ホテル ザ セレスティン京都祇園」。情緒溢れる閑静な立地にあるこのホテルは日本の伝統や京風景が溶け込んでいます。2024年には「ミシュランキー」で「1ミシュランキー」を獲得し特別な滞在を提供するラグジュアリーホテルです。

祇園の名店「八坂圓堂」が監修する朝食では、揚げたての天ぷらや特製の出汁巻玉子、季節の一品などがビュッフェスタイルで並びます。京懐石・京ばんざい・精進料理の技法を用いて、京野菜や湯葉、琵琶湖の魚など地元食材を最大限に引き出した“京都の朝”を堪能できるのが魅力。伝統と美食が融合したぜいたくな時間が、旅の始まりを特別に彩ります。

おすすめポイント

• 「八坂圓堂」監修の天ぷらを朝から堪能
• 京野菜や京懐石など地元料理がふんだん
• 和モダンな空間で落ち着いた朝の時間を演出

自然と調和したモダン空間で地元食材を味わう｜ホテルインディゴ軽井沢（長野・軽井沢）

浅間山の大自然に見守られ、西洋文化が息づく別荘地である軽井沢。「ホテルインディゴ軽井沢」は、ぬくもりある別荘に着想を得て、木材を基調とした建築と暖炉の炎が心を灯す温かな空間が魅力のホテルです。

季節の味覚を味わいながら心身ともにリラックスするぜいたくなひとときを体験できる場所。都会の喧騒を離れて、自分だけの別荘にいるような時間を味わってみませんか？

温かいホスピタリティで迎えられるホテルでの朝食は、地元食材をふんだんに使ったビュッフェスタイルを「オールデイ ダイニング KAGARIBI」で味わえます。

契約農家から届く新鮮な地元野菜やフリッタータなどバラエティ豊かなメニューが並びます。落ち着いた朝を過ごしたい時には、「インディゴブレックファースト」や「和朝食」といったセットメニューも用意されており、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

おすすめポイント

• 新鮮な地元野菜を使った料理を楽しめる
• スムージーや地元の食材を使ったジュースなどドリンクの種類が豊富
• 落ち着いた空間でゆったりと朝のひとときを過ごせる

朝ごはんが主役のちょっとぜいたくな旅を

旅の楽しみは、朝から始まります。丁寧な料理、地元の味覚、絶景とともに味わう一皿“朝だけのごちそう”が、旅の満足度をぐっと高めてくれるでしょう。

観光でも温泉でもなく、朝ごはんを目的に宿を選ぶというぜいたく。そんな新しい旅のかたちを、ぜひ体験してみてください。今日紹介したホテルなら、きっと“早起きしてよかった”と思える朝が待っています。

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