【函館観光】2泊3日のおすすめモデルコースを紹介！

函館観光！2泊3日のおすすめモデルコースを紹介

幕末に日本初の国際貿易港として開港し、いち早く外国の文化が入ってきたことから、街の至るところに異国情緒を感じさせる函館。街並みだけでなく、新鮮な海鮮グルメや自然あふれる公園、世界でも有数の美しさを誇る夜景など、さまざまな魅力がぎっしりと詰まっています。

今回はそんな函館の魅力をよくばりに詰め込んだ2泊3日のモデルコースをご紹介。このモデルコースを参考に、ご自身の訪れてみたいスポットに変更したり追加したりしながら、大満足の函館旅行にしてくださいね！

函館観光1日目のモデルコース

函館観光1日目は、幕末の歴史を感じる五稜郭エリアと、西洋の異国文化が色濃く残る元町エリアを散策。夜ははしご酒を楽しんで、1日目の夜を華やかに締めましょう！

【10:00】函館空港到着

道外から函館への玄関口

北海道外から函館を訪れる場合、玄関口となるのが函館空港。道外の空港から函館空港へは、東京羽田・大阪伊丹・名古屋中部から直行便が運航しています。

函館空港から函館駅へはシャトルバスで約20分、路線バスで約33分とアクセス良好。レンタカーを借りる場合は、函館中心部まで約20分でアクセスできます。

【11:00】まずは五稜郭公園へ

幕末の歴史に触れられる、土方歳三最期の地

五稜郭は、幕末の函館開港に伴い、蝦夷地（現在の北海道）の防衛や外国との交渉を行うために整備された場所です。また、新撰組副長として知られる土方歳三が活躍し、絶命した箱館戦争の舞台としても有名。

現在の五稜郭公園は、堀や石垣、橋など幕末当時の遺構を残す、散策しながら歴史を感じることのできる公園となっています。園内には、幕末の役所を復元した箱館奉行所や、星形の城郭や函館市内を見下ろせる五稜郭タワーなどの見どころがありますよ！

五稜郭公園は桜の名所としても人気。例年4月下旬から5月上旬に約1,600本もの桜が咲き誇る絶景を見に、道内外から多くの観光客が訪れます。

なお、函館空港から五稜郭公園へは、路線バスで約40分ほどでアクセスできますよ。

【11:30】五稜郭タワーから函館の景色を満喫

五稜郭公園と函館市内を見下ろす絶景タワー

五稜郭公園内にあり、地上約90メートルの展望2階から、星形が特徴の五稜郭全体や函館市内を360度展望することができる五稜郭タワー。天気がよければ津軽海峡まで見渡すことができます。

特に夕焼けの時間は、函館市内がオレンジ色に染まる美しい景色を堪能できますよ！また、桜の季節には、五稜郭公園中の桜が咲き誇り、公園全体がピンク色に染まる絶景を楽しむことができるとあり、非常に多くの観光客が訪れます。

五稜郭タワーでは展望フロアのほかにも、幕末のペリー来航から現在にいたる歴史を学べる展示や、景色を見ながらほっと一息つける展望カフェ、函館グルメが楽しめるレストランや、新選組のグッズなどが人気の売店など、さまざまな施設を楽しむことができますよ。

【12:00】函館市民のソウルフード・ラッキーピエロでランチ！

唯一無二の個性あふれるローカルハンバーガーチェーン

函館のソウルフードといえば「ラッキーピエロ」と答える人も多いほど、市民から長年愛されるローカルハンバーガーショップ。函館地区に17店舗展開されており、アンティークな洋画やクリスマスなど、店舗ごとに個性豊かなテーマの装飾が施されています。

そんなラッキーピエロの人気ナンバー1メニューかつ筆者のおすすめがチャイニーズチキンバーガー。大きな唐揚げに甘じょっぱい中華風の醤油ダレがしみ込んだチャイニーズチキンとマヨネーズが合わさった、何度でも食べたくなるおいしさのオリジナルバーガーです。

また、サイドメニューのおすすめはアラカルト人気ナンバー1のオリジナルラキポテ。太めのフライドポテトにミートソースとホワイトソースをかけた一品で、ボリュームがあるのでシェアして食べるのがおすすめ！

ラッキーピエロでは、オリジナルロゴの入ったマグカップやTシャツなどのほか、北海道のローカルドリンクのガラナや、北海道産ミルクのお菓子など、多種多様なお土産も販売されているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね！

なお、五稜郭タワーからラッキーピエロ 五稜郭公園前店へは徒歩約1分です。

【14:00】八幡坂で記念撮影

函館湾を見下ろす絶景スポット

教会群や旧函館区公会堂など異国情緒あふれる建物が点在する元町エリアにある八幡坂。坂の上からは函館湾を一望し、函館港に係留展示されている青函連絡船記念館摩周丸を正面に眺めることができます。

その景観の美しさから、数々のCMや映画のロケ地にもなっており、函館山からの夜景と並ぶ人気の絶景スポットとなっています。

夏の爽やかな青空の眺めも美しいですが、冬になると坂の両脇の並木にイルミネーションが装飾され、光り輝く幻想的な風景を楽しめます。

【14:30】旧函館区公会堂で歴史を感じる

明治時代に建てられた函館の洋風建築の代表的存在

旧函館区公会堂は、1907（明治40）年の大火により、町会所・商業会議所が焼失してしまったことから、1910（明治43）年に住民の集会所・商業会議所の事務所としてつくられた建物。明治時代の洋風木造建築の代表的な建築様式で建てられました。

館内には、公会堂の歴史にまつわる展示や、明治時代当時そのままのテーブルが並び、レトロな雰囲気を味わえるカフェ、大正天皇や昭和天皇、現在の上皇・上皇后がご滞在された部屋などがあります。

そして、公会堂は絶景の写真映えスポットでもあります。ここでは明治時代にタイムスリップしたかのような写真が撮れますよ！また、公会堂は函館湾を一望する高台にあるため、バルコニーからは開放感あふれる絶景を味わえます。

館内では、明治のハイカラな文化をほうふつとさせるドレスの貸し出し（有料）も。ゴージャスなドレスを着て写真を撮るのも、特に女子旅では盛り上がっておすすめです！

【15:30】元町公園で休憩タイム

函館港を一望するひとやすみにぴったりの公園

旧函館区公会堂の道を挟んで向かいにあるのが元町公園。函館湾と市内を一望する絶景スポットで、初夏には坂の下の旧イギリス領事館とともに、薔薇の名所としても市民から親しまれています。園内へは出入り自由なので、元町エリア散策の休憩地としてもぴったりです。

実は元町公園は、函館市が「はこだて」という地名になった由来の場所。室町時代、のちに松前藩の初代藩主となった武田信広とともに津軽からやって来た武将・河野政通が、現在の元町公園付近に箱型の館を築いたことから、「箱館」の名がついたと言われています。

【17:30】夜は大門横丁ではしご酒を楽しむ

函館グルメを気軽に食べ飲み歩きできる屋台街

函館観光1日目の締めくくりは、JR函館駅からほど近い常設屋台街・函館 ひかりの屋台 大門横丁へ！函館の新鮮な海鮮メニューが並ぶ居酒屋、函館発祥と言われる塩ラーメン、北海道を代表するグルメのザンギやジンギスカンなど、さまざまなジャンルの屋台が26店舗も並びます。

どの店も気軽にふらっと立ち寄ることができ、お手頃な価格なので、ぜひ数件をはしごして、色々な函館グルメを味わいましょう。

大門横丁のお客さんは観光客も多いですが、実は地元客も多く訪れます。店主や地元客との会話を楽しむのも、旅の良い思い出になりますよ！

【20:00】ラビスタ函館ベイ（共立リゾート）に宿泊

函館の夜景と極上の朝食ビュッフェを楽しめる大人気ホテル

函館を代表するホテルとして道内外の観光客から絶大な人気を誇るラビスタ函館ベイ。その人気の理由は、客室や大浴場・露天風呂から望む夜景と、北海道のグルメを堪能できる朝食ビュッフェです。

お部屋や館内の大きな窓からは、函館の美しい景色が一望できます。また、13階にある大浴場と露天風呂からは、百万ドルの夜景とも呼ばれる函館の夜景を源泉かけ流しの湯を堪能しながら楽しめ、旅の疲れをゆっくりと癒すことができます。

また、客室はハイカラな函館らしく、大正ロマンをイメージした落ち着いた内装。どの部屋からも函館の景色を眺めることができ、ロマンチックな函館の夜を過ごすことができます。

函館観光2日目のモデルコース

函館観光2日目は、朝から函館グルメを満喫した後、赤レンガ倉庫を散策。午後は函館の名湯・湯の川温泉で癒されましょう。夜は世界三大夜景とも言われる函館の夜景を楽しんで忘れられない思い出に！

【8:00】ラビスタ函館ベイで極上の朝食！

北海道の味覚が詰まった朝食ビュッフェを堪能

ラビスタ函館ベイのもう1つの人気の理由が、口コミで7年連続北海道の朝食第1位に選ばれたこともあるほどの朝食。イクラや甘エビをはじめとする新鮮な海鮮を自分で好きなだけ盛り付けられるセルフ海鮮丼や、函館名物のイカやとうもろこしをはじめとする道産野菜などの炙り焼きといった、函館や北海道のグルメが食べ放題となっています。

心行くまで北海道グルメを味わって、2日目の観光のエネルギーをチャージしましょう！

【10:00】午前は金森赤レンガ倉庫でショッピング

お土産ショッピングとスイーツを楽しめる複合施設

午前中はベイエリアに立ち並ぶ、函館の代表的な観光スポット・金森赤レンガ倉庫を散策。元は貿易港として栄えた函館港に届く輸入雑貨や船具などの倉庫として1909（明治42）年に建てられたもので、1988（昭和63）年に飲食店や土産物店が多数入る複合施設となりました。

函館ならではのお土産やおしゃれな雑貨屋などさまざまな店がありますが、ぜひチェックしてもらいたいのが函館の洋菓子店です。函館洋菓子 スナッフルスは、軽くふわっととろける食感が特徴のスフレケーキ・チーズオムレットが人気。店内にはサロンスペースが併設されており、ケーキやドリンクをいただけます。

また、パティスリー プティ・メルヴィーユでは、函館近郊の大沼町の山川牛乳、自然卵、フレッシュバターなどの道産材料で作られたスフレタイプのチーズケーキ・メルチーズが人気です。筆者のおすすめは、かぼちゃのプリン！北海道産の「くりりん」という品種のかぼちゃがふんだんに使われたプリンで、かぼちゃの驚くほど濃い自然の甘みを堪能できます。店内のカフェスペースでぜひ味わってみてください。

【12:00】函館朝市でランチ！

函館の新鮮な海鮮を味わうならここ！

函館観光でかかせない定番スポットが函館朝市。JR函館駅から徒歩1分の好立地にあるため、アクセスしやすいのも魅力です。

函館朝市は約250軒もの店舗が軒を連ねており、海産物をはじめ野菜や果物、珍味など、函館の味覚が集まる大きな市場。朝市の名の通り、早くオープンする店だと朝5時ごろから営業していますが、14時～15時ごろまでオープンしているお店もあるので、ランチ利用が可能です。

さまざまな種類の海鮮丼や焼き魚や煮魚の定食などが食べられる食堂、釣ったイカをその場でさばいて刺身にしてもらえるイカの釣り堀など、さまざまなお店があります。なお、お店によって営業時間は異なるので、お目当てのお店がある場合は営業時間を事前にチェックしておきましょう。

【14:00】午後は湯の川温泉で日帰り入浴と足湯

江戸時代に発見され、歴史上の人物も浸かった名湯

午後は、函館朝市から市電やバスで約30分ほどでアクセスできる温泉地・湯の川温泉に行きましょう。

湯の川温泉は定山渓温泉（札幌市）、登別温泉（登別市）とともに北海道三大温泉郷に数えられる名湯。その歴史は古く、江戸時代に松山藩主が今の湯の川温泉に浸かった記録があるほか、明治時代初めの箱館戦争時には、旧幕府軍の榎本武揚が傷病兵を療養させ、榎本本人も浸かっていたと言われています。

そんな湯の川温泉には、宿泊だけでなく日帰り入浴ができるホテルが10軒あります。旅で疲れた身体をほぐすべく、じっくり温泉に浸かりましょう。特におすすめは函館湯の川温泉 海と灯／ヒューイットリゾートと湯の浜ホテル。津軽海峡を一望しながら入浴を楽しめますよ！

また、市電湯の川温泉電停の前には無料開放の足湯があります。朝9時から夜21時まで自由に利用できるので、湯の川散策の合間にぜひ足を休めてくださいね。

【17:00】夕食は五島軒本店でカレーを味わう

創業明治12年の異国情緒漂う老舗洋食店

五島軒は1879（明治12）年にロシア料理とパンの店として創業し、その後、西洋料理店として愛されてきた老舗洋食店。国登録有形文化財にも登録されており、レトロで歴史を感じさせる建物でその味を味わえるのが、五島軒本店 レストラン雪河亭です。

カレーやビーフシチューなどのカジュアルな洋食から、気軽なフレンチやロシア料理のコース、本格的なフルコースまで、予算や食べたい内容に合わせて選ぶことができます。

「五島軒といえばカレー」と言われるほど、特に人気が高いのが各種カレーメニュー。スパイスとブイヨンのうまみが広がるリッチな味をぜひ楽しんでみてください。

【18:30】ロープウェイで函館山の夜景を満喫！

日本が世界に誇る100万ドルの夜景

函館観光2日目を締めくくるのは、函館を訪れたら外せない、函館山山頂からの夜景観賞です。函館の夜景の美しさは、世界三大夜景や日本三大夜景にも数えられるほど。光り輝く市街地が津軽海峡と函館湾に挟まれた独特の地形が、函館の夜景ならではのきらめく宝石のような美しさを作り出しています。

ロープウェイを利用すると、山麓から頂上までの上り下りともに約3分と気軽にアクセスできるのも、スケジュールの忙しい観光客にはうれしいポイント。なお、山頂は山麓よりも気温が低く、特に日没後は気温が下がるため、羽織物を持っていくようにしましょう。

【20:30】Hotel & Spa センチュリーマリーナ函館に宿泊

天空露天風呂と朝食が自慢の大人気ホテル

2019年にオープンした、函館のホテルの中でも新しいシティリゾートホテルです。人気の理由は、函館山とベイエリアを望む絶景の天空露天風呂・大浴場と、北海道の素材を活かした朝食ビュッフェ。

また、さまざまなお部屋のスタイルから予算や人数に応じて、自身にぴったりの部屋を選べるのも魅力です。シンプルでモダンな雰囲気のスタンダードルーム、高層階から景色を眺められるプレミアルーム、天然温泉のビューバスが備えられたスイートルームなどがあり、思い思いのスタイルで函館観光2日目の疲れを癒すことができます。

函館観光3日目のモデルコース

いよいよ函館観光3日目。朝食で北海道の食材を存分に味わった後、最終日はレンタカーを借りて、北海道らしい雄大な自然や動物にふれあいに、大沼方面へ行ってみましょう。

【7:00】Hotel & Spa センチュリーマリーナ函館で至福の朝食バイキング！

北海道の食材を活かした体にやさしい朝食バイキング

Hotel & Spa センチュリーマリーナ函館に宿泊したら、外せないのが朝食ビュッフェ。世界の港町をイメージした朝食となっており、時期によっては世界各国の珍しいメニューをいただけることも。

食材は道産の野菜、海鮮、玄米が中心となっており、旅行最終日でちょっぴりお疲れの体に優しい食材たちとなっています。

【9:00】レンタカーを借りて大沼公園へ

北海道の大自然を思い思いに楽しめる国定公園

朝食を食べたら、JR函館駅周辺でレンタカーを借りて、車で約30分ほどの大沼国定公園へドライブ！大沼国定公園は、活火山の駒ケ岳と、その噴火によってできた大沼湖、小沼湖、じゅんさい沼、大小126の島の一帯から成っています。

大沼公園は北海道らしい雄大な自然と景色が魅力。散策路が整備されており、ウォーキングを楽しめるほか、春から秋はサイクリング、カヌー、遊覧船、冬はスノーモービル、氷上ワカサギ釣りなどといったさまざまなアクティビティが楽しめます。

また、四季折々の花や野鳥などに出会えるのも特徴。オオハクチョウやシマエナガなど、北海道ならではの野鳥も数多く生息しています。

【10:00】大沼名物のスイーツを味わう

名物の大沼だんごとソフトクリームを堪能

大沼公園で遊んだ後は、大沼名物のスイーツを味わいましょう。「大沼といえばこれ」というほど、ファンから根強い人気を誇るのが大沼だんご。大沼だんごは一般的なだんごのように串に刺さっているのではなく、箱の折に入っており、みたらし醤油やこしあん、ごまあんの中にだんごが沈んでいます。楊枝でそのだんごを刺して食べるスタイルで、シンプルで素朴な味わいは、いくらでも食べてしまいそうな美味しさです。

また、新鮮な牛乳を生産する山川牧場直営の山川牧場ミルクプラントのスイーツもおすすめ。搾りたての牛乳の濃厚ながらもさっぱりとした味わいを活かしたソフトクリームはバニラ・チョコ・コーヒー・抹茶など全7種類の味わいから選べます。

バニラソフトにいちご・もも・マンゴーなど、フルーツを混ぜ込んだフルブレンドソフトも人気。そのほかにもミルクシェークやスムージーなど、山川牧場の牛乳の味わいを活かしたさまざまなスイーツが味わえます。

【11:00】レンタカーで函館空港へ

いよいよ2泊3日の函館旅行もラスト。レンタカーで函館空港へ向かいましょう。大沼公園から函館空港までは車で約30分ほどのアクセスです。

なお、JR函館駅周辺の多くのレンタカー店では、追加料金なしで函館空港に乗り捨て返却することができるので安心ですよ！

＼函館の詳しい観光情報はこちら！／

2泊3日で函館観光を満喫しよう！

函館の魅力を詰め込んだ2泊3日のモデルコースをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。函館には魅力的な観光スポットやグルメがまだまだたくさんあるので、ご自身の興味に合わせて旅程をアレンジしてみてくださいね。

このモデルコースを参考に、ぜひ函館観光を楽しんでください！

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