イタリア・ローマのおすすめレストラン14選！地元の人気店を紹介

ローマ料理の基本情報

ローマは、イタリアの首都であり永遠の都とうたわれる、イタリア有数の大都市です。市内には美食を楽しめるレストランがたくさんあり、どこへ入ろうか迷ってしまうほど。

まずは、ローマ料理の特徴や名物料理など、ローマグルメの基本情報を解説します。

ローマ料理の特徴

古代ローマ帝国の首都として、古くから栄えてきたローマ。当時、肉の良い部分や魚は値段が高く、貴族や富裕層が食べるものでした。そのため、庶民は臓物や乳製品、野菜など手に入れやすい材料で美味しい料理を作る工夫をする必要がありました。

そこから生まれたのが、モツ料理のローマ風トリッパや、豚ほほ肉のベーコンを使ったカルボナーラなどのローマ料理です。

ローマっ子が普段食べている料理とは？

普段、ローマっ子が食べているものはシンプル。スパゲッティ・カルボナーラ（Spaghetti alla Carbonara）やブカティーニ・アマトリチャーナ（Bucatini all’amatriciana）など、地元ラツィオ州産の材料を使ったシンプルなレシピの定番料理が多いです。ローマのレストランならほぼ、どこでも注文できますよ。

スップリ（Suppli）という名前のモッツァレラ入りライスコロッケ、豚肉のロースト・ポルケッタ（Porchetta alla Romana）なども、家庭で食べられている料理の定番です。 B級グルメとして広く認知されていて、テイクアウトできるお店もローマ市内にたくさんあります。見どころを回るのに忙しく、歩きながら食べたい！というときに利用すると便利ですよ。

特に、スップリは一口サイズで、食べながら歩くのにピッタリ。その辺を散歩しながら食べるということも可能なので、トライしてみては？

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ローマのグルメならここ！大人気のレストラン4選

ローマは、イタリア中から美食の数々が集まるグルメの街です。ここからは、ローマに来たら絶対味わいたい！おすすめのレストランをご紹介します。

アルフレッド エ アーダ

とろけるような食感の煮込み料理が自慢

アルフレッド エ アーダは、サンタンジェロ城近くにあるレストラン。昔ながらのローマ料理を味わえるお店として、古くから地元の人に親しまれています。

この店で味わうならぜひ、煮込み料理を！オックステールのトマト煮込みである、コーダ・アッラ・ヴァチナッラ（Coda alla Vacinara）や、モツのトマト煮込みのトリッパ・アッラ・ロマーナ（Trippa alla Romana）が絶品です。じっくり煮込まれた肉は、口の中でとろけるような味わい。ぜひ赤ワインと一緒に食ベてみてくださいね。

お店はこぢんまりとしてアットホームな雰囲気。人気店なので、予約してから行くのがおすすめです。

レナート・アル・ゲットー

揚げたてのカルチョーフィが絶品

レナート・アル・ゲットーは、ローマ中心部の南側にあるゲットー地区にある人気のレストランです。

この店の人気料理は、カルチョーフィ・アッラ・ジューディア（Carciofi alla Giudia）。これはカルチョーフィ（アーティチョーク）を揚げたもので、ローマで食べられているユダヤ料理の中でもっとも有名なものです。揚げたてのパリパリで供されるカルチョーフィは、ほっくりした味わいで、ついついもう一皿頼みたくなる美味しさですよ。

もう一つ見逃せないのは、ローマ料理とユダヤ料理の両方が味わえる前菜盛り合わせ。ローマならではの料理とユダヤ料理の両方を味わいたいときは、ぜひ頼んでみましょう。辛口のフラスカーティワインと一緒に頼むと、ワインのお代わりが止まらなくなりますよ！

お店はゲットー地区のほぼ真ん中にあり、すぐ見つけられるでしょう。人気店なので予約してから行くのをおすすめします。

アンティカ・ビッレリア・ペローニ

至福の生ビールが味わえる人気店

トレヴィの泉から路地に入って徒歩で5分ほどの場所にある、アンティカ・ビッレリア・ペローニ。イタリアでも有数のビールメーカー、ペローニ社が直営しているビアホールです。

ここに来たら味わうべきなのはやはり、メーカー直送の生ビール！特に、濃厚な味わいと芳醇な香りを楽しめる、グラン・レゼルヴァ・ドッピオ・マルト（Gran Riserva Doppio Malto）が特におすすめです。

料理メニューには、ビールのお供にぴったりの料理が並びます。何を食べるか迷ってしまいそうですが、人気のメニューはソーセージ（wurstel）と、アマトリチャーナ（Bucatini all’amatriciana）です。特に、濃厚なトマトソースとベーコンの味わいが楽しめるパスタのアマトリチャーナは、胡椒をきかせた大人の味わいで、ビールのおかわりが止まらなくなる美味しさ！

広めのお店ですが、ランチとディナーの時間帯は混み合います。予約はできないので、確実に食べたいなら早めに行動を！

イル・ドゥーカ

昔ながらのローマ料理を堪能

ローマのグルメエリア・トラステヴェレ中心部から少し離れたところにあるイル・ドゥーカ。安くて美味しいと地元の人が通う、伝統のローマ料理を味わえる人気店です。

この店でぜひ味わいたいのは、自家製の手打ちパスタ！特に、トンナレッリ・カーチョ・エ・ペペ（Tonnarelli Cacio e Pepe）はシンプルながら絶品ですよ！地元ラツィオ州で作られるチーズであるペコリーノ・ロマーノと胡椒という、シンプルながら伝統のレシピで丁寧に作られているので、満足できる一皿です。

コーダ・アッラ・ヴァチナッラ（Coda alla Vacinalla）やアバッキオ（Abacchio）などの、ローマ伝統の肉料理もおすすめ。赤ワインと一緒に味わってみてください。お昼どきは特に混雑するので、ランチを食べるなら予約しておきましょう。

ローマ風ピッツァを食べに行こう！人気のピッツェリア3選

イタリアは、ナポリピッツァだけがピッツァではありません！ローマを旅するならぜひ、ローマ風ピッツァを味わってみませんか。麺棒で伸ばした生地はサクサクしてあっさりめ。食べやすく、次から次へと味わいたくなる美味しさです。

ここからは、ローマっ子に愛されている美味しいお店をご紹介！気軽に入れるお店ばかりを集めました。

ピッツェリア・レレメンターレ

モダンなピッツァに舌つづみ

伝統のローマ風ピッツァだけでなく、目新しい素材を使ったピッツァも楽しめると人気が高いのは、トラステヴェレにあるピッツェリア・レレメンターレです。

何を頼んでも美味しいと評判ですが、ローマ料理をアレンジしたピッツァ、サルティンボッカ・アッラ・ロマーナ（Saltinbocca alla Romana）と、カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ（Carciofi alla Romana）を使ったカプリチョーザ・エレメンターレは見逃せないメニュー！立ち寄る時はぜひ、チェックしてみてください。

サルティンボッカ・アッラ・ロマーナは、生ハムとセージのクリームが合わさった絶妙な美味しさ。トマトソースが使われていないあっさりした味わいは、白ワインとも合わせやすいですよ。カプリチョーザは、さっくり軽いピッツァの生地に、オイル漬けのカルチョーフィと生ハム、ゆで卵とオリーブが載った具だくさんのピッツァです。お腹が空いているならぜひトライしてくださいね。

ほかにも、ライスコロッケのスップリ（Suppli）も人気です。ビールとの相性は最高！ぜひ熱々を頬張ってみてください。

お店はシスト橋に近い場所にあり、トラム乗り場からは少々離れています。路地が多く道にも迷いやすいので、ローマ中心部から行く場合はガリバルディ橋で下車し、川沿いを歩くのがおすすめです。

ピッツェリア・エンマ

ちょっとお洒落なディナーを楽しめるエノテカ兼ピッツェリア

エノテカ（ワイン専門店）が立ち並ぶエリアのカンポ・ディ・フィオーリで人気なのが、ピッツェリア・エンマ。お店はエノテカとピッツェリアの両方を兼ねていて、お腹も満たせて美味しいお酒を楽しめると評判のお店です。

このお店のこだわりは、有機栽培の材料を使ったピッツァの生地。小麦の香りがふわっと広がり、他ではなかなか味わえない美味しさ。マルゲリータ（Margherita）などの伝統的なメニューの他にも、モダンなピッツァが数多くラインナップされています。

特に、ローマ料理でよく使われているベーコン、グアンチャーレ（Guanciale）を使ったマトリックス（Matrix）は要チェック！豊富なドリンクメニューと一緒に味わえば、また格別な美味しさです。

少々お高めのお店ながら、とてもモダンでお洒落な雰囲気。ここぞというときにぜひ訪れてみる価値はありますよ！ローマ旅行の記念に、ぜひ足を運んでみてくださいね。ちなみに、ドレスコードはスマートカジュアル。ジャケット必須の高級店ではないですが、服装は男性なら襟のある服、女性なら低くてもヒールのある靴など、それなりに気を使うのがおすすめです。

リストランテ・アル・グロッティーノ

こだわりのピッツァが味わえる

リストランテ・アル・グロッティーノは、サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ教会の裏手にあります。美味しいものに目がないローマっ子に長年愛されている地元の人気店です。

お店の名物は旬の素材を使ったピッツァ。春ならズッキーニの花、秋ならぶどうなどちょっと変わった素材を使ったピッツァが評判です。

ピッツァのほかにも、ローマならではのパスタ・トンナレッリ（Tonnarelli）を生地に使った、スップリ・ズバリアート（Suppli Sbagliato）もとても人気がある一品！いろいろな味がありますが、お腹に余裕があったらぜひアマトリチャーナ味を試してみましょう。グアンチャーレとペコリーノの味わいが口の中に広がり、赤ワインが止まらなくなる美味しさです。

近所には、サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂もあります。徒歩圏内なので、街歩きついでに立ち寄るにはぴったり。

ローマっ子も通う！地元で人気のB級グルメ店3選

ローマの名物はパスタだけにあらず！歩きながら食べられるサンドイッチの一種パニーノ（Panino）をはじめ、切り売りのピッツァであるピッツァ・アル・タッリオ（Pizza al Taglio）など、美味しいB級グルメもたくさんありますよ！

ここからは、地元で評判のお店を3つご紹介します。

アンティコ・フォルノ・ロショーリ

肉汁あふれるポルケッタのパニーノが自慢

ローマ中心部の西側にある、カンポ・ディ・フィオーリ広場。この界隈にはリーズナブルなエノテカやレストランが立ち並び、いつもにぎわっています。この辺りを歩くならぜひ、人気店のアンティコ・フォルノ・ロショーリへ立ち寄ってみてください。

アンティコ・フォルノとは「昔ながらのパン屋」という意味です。自家製のパンを使ったサンドイッチやパニーノを求める人でいつも混雑しています。

特に、ポルケッタ（豚肉のロースト）の薄切りをはさんだこの店のパニーノは絶品！柔らかくローストされたジューシーな肉は、ふっくら焼き上がった自家製パンと相性抜群ですよ。小さなスペースですが、店の外に食事ができるスペースもあるので、散歩ついでに立ち寄れるのも嬉しいですね。

お昼どきや夕食どきの時間帯は非常に混むので、行くなら早めに行動しましょう。

ラ・カーザ・ディ・スップリ

揚げたてのライスコロッケが絶品

美味しいスップリ（Suppli）を味わえるお店として名高いのが、地下鉄A線のレ・ディ・ローマ駅すぐ前にある、ラ・カーザ・ディ・スップリです。

スップリとは、トマト味のリゾットに一口大のモッツァレラを詰め、パン粉をつけて揚げたライスコロッケのこと。ローマの家庭でよく作られる、代表的なマンマの味としてよく知られています。

お店はカウンター形式のイートインスタイルになっていて、熱々のスップリを楽しめます。ビールと一緒に味わうのが地元流！食べ始めたら、もうひとつ、あとひとつ・・止まらなくなります。

スップリのほかに、ピッツァ・アル・タッリオもおすすめです。お腹が空いているときは、定番メニューのプロシュット・コット（Prosciutto Cotto）が乗っているものをぜひ味わってみてくださいね。

ローマ観光名所の一つ、サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂からも近く、徒歩15分ほどで行けます。大聖堂周辺を訪れる機会があればぜひ立ち寄ってみましょう。

パニフィーチョ・ボンチ

斬新なピッツァを切り売りで楽しめる

パニフィーチョ・ポンチは、住宅街の中にあるベーカリーです。天然酵母で作った自家製パンや切り売りのピッツァが人気で、いつも賑わっています。

ここを訪れるならぜひ、季節の野菜を使ったピッツァを頼んでみてください。そら豆やズッキーニの花、ブロッコリーなどいろいろな種類があり、選ぶのも楽しいです。添えられている生ハムやサルシッチャ（イタリアンソーセージ）とも相性ピッタリ！マルゲリータなどのクラシックなピッツァもあり、量り売りなので、少しづつ色々な種類を買って食べ比べるのもおすすめです。

このほかフォカッチャという、厚めのピッツァ生地で挟むタイプのサンドイッチも人気メニューの一つ。ボリューム満点なので、お腹がぺこぺこの人はぜひチャレンジしてみましょう。

バチカン美術館やサン・ピエトロ大聖堂にも近いので、見どころを回ったあとの食事として利用するのも良いですよ。

街歩きのお供に！ローマの人気ジェラート店4選

ローマには、たくさんのジェラート店があります。カフェやスーパーで売っている棒つきアイスもリーズナブルでそれなりに美味しいですが、せっかくローマを訪れるならぜひジェラートを味わってみてください！

ローマに住んでいるときは毎週ジェラートを食べ歩いていた筆者が、これは要チェック！というお店4店をご紹介します！ローマの街を歩きながら味わうジェラートは格別ですよ。　

グラッキ

絶対食べたいチョコレートのジェラート

グラッキは、高級住宅地のど真ん中にある人気のジェラート店。美味しいジェラートを目当てに、一年中お客さんが絶えない老舗です。

厳選した材料を使ったジェラートは、素材の美味しさを活かした味わいとなっています。特におすすめなのが、チョコレートのジェラート！中でもチョコレートに、ラムやグランマルニエなど洋酒を使ったものは、香り高く絶品です。やみつきになる美味しさですよ。

店内には4人ほど座れるベンチがあるので、休憩してジェラートを食べたい！と思ったときにもうってつけ。バチカン周辺やコーラ・ディ・リエンツォ大通り界隈を街歩きするとき、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

イル・ジェラート・ディ・サン・クリスピーノ

はちみつ味の優しい味わい

ローマ観光の中心、トレヴィの泉から徒歩5分ほどの場所に位置するのが、サン・クリスピーノ。ときには店の外まで行列するほど人気のジェラート店です。

このお店の名物は、はちみつのジェラートです。季節の果物を使ったジェラートと合わせて味わってみてください！口の中に広がるはちみつの優しい甘さと、濃厚な果物の味わいが絶妙に合い、歩き疲れた身体にしみわたるような美味しさです。

トレヴィの泉からほど近い場所にありますが、小さなお店なので見落とさないよう注意を！店内はかなり狭く、立ち食いできるスペースはありません。街歩きのお供に購入するなら、食べ歩きしやすいコーンタイプを買うのがおすすめです。

フィオール・ディ・ルーナ

いちごとチョコレートのジェラートは必食

本格ローマ料理のレストランがひしめく、トラステヴェレ地区。もちろんジェラートのお店もたくさんあり、どこへ立ち寄るか迷ってしまうほどです。

中でも高い人気を誇るのが、フィオール・ディ・ルーナ。農場から直送された新鮮素材を使って作るジェラートが、ローマっ子に大人気！ジェラートを求める人で、お店は一年中混雑しています。

このお店で人気なのは、新鮮ないちごのジェラートとチョコレートのジェラートとの2種類のフレーバーの組み合わせ。口の中いっぱいに広がるいちごの甘酸っぱさ、濃厚なチョコレートの美味しさは格別！ぜひ味わってみて下さいね。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会から歩いて3分ほどの、わかりやすい場所にあります。トラステヴェレでローマ料理を堪能したあと、締めとしてここのジェラートを食べにいくのもおすすめです。

グンター

すっきりした味わいの松のジェラート

グンターは、ローマの大人気のジェラート店。市内に数店舗あり、本店はトラステヴェレ地区とローマ中心部をつなぐシスト橋にほど近い場所にあります。美味しいものに目がないローマっ子で、いつも行列ができているお店です。

このお店のジェラートで特に注目されているのが、松のジェラート。見た目はミルクのアイスですが、口に入れたとたん濃厚なミルクの味にふんわりと松の香りが感じられ、とても美味しいと評判です。イタリアでは松の実や葉を、食用や薬用に利用する習慣があります。体にとても良いと言われているので、このお店を訪れるならぜひ試してみて欲しい一品です。

お店は、本店を含めてローマ市内に4店舗あります。街歩きがてら立ち寄りやすいのはトリトーネ通りに面した店舗。バルベリーニ美術館やトリトーネの噴水を見学したあと、休憩がてら立ち寄るのもおすすめです。

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ローマのレストランを満喫しよう

ローマを旅するならぜひ、地元の人に愛されているレストランで本場の味を楽しんでみませんか。ローマの人たちが普段食べているものを味わうのは、ローマの食文化を知ることにつながり、さらに旅の楽しみも増えることでしょう。

ぜひ紹介した情報を参考に、ローマのレストランを満喫してみてくださいね！

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