エローラ石窟群
エローラ石窟群は、ムンバイから北東へ350kmのアウランガーバード郊外に位置する石窟群です。5世紀から10世紀頃にかけてつくられたヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の3つの宗教寺院が1箇所に集合しているのが特徴的で、世界でも類を見ない遺跡と言われています。1983年には世界遺産に登録されており、岩から丁寧に掘ってつくられた34の石窟と細かな彫刻には思わず目を惹かれることでしょう。なかでも、第16窟の「カイラーサナータ寺院」はエローラ石窟群の最大の見どころ。高さ約32m、幅約45m、奥行き約85mと巨大な寺院で、外壁や回廊などさまざまな場所に神々の像やヒンドゥー教の神話のシーンが彫刻されています。
スポット情報
デリーでおすすめの観光スポット
フマユーン廟
フーマユーン廟は、ムガル帝国第2代皇帝であるフーマユーンの霊廟で、ムガル建築の原点とされる壮麗な建造物です。1993年に世界遺産に登録されました。このムガル建築はフーマユーン廟の完成から約100年後に建設されたとされている、インドで有名なタージ・マハルの建設に影響を与えたと言われています。赤砂岩と白大理石の鮮やかなコントラストが美しく、ムガル建築の特徴であるドームやアーチ型の門をもっています。内部は高い天井が印象的で、広々とした空間が印象的。フーマユーンをはじめとする複数の棺が安置されており、静謐な雰囲気を体感できるスポットです。
クトゥブ・ミナール
クトゥブ・ミナールは、インドで最も高い約72.5メートルもの高さがあるミナレット(尖塔)です。赤砂岩と大理石などで作られた、高くそびえる姿は、間近で見ると圧巻です。また、周囲にある歴史的建築物群とともに世界文化遺産に登録されています。クトゥブ・ミナールの敷地内には、さまざまな歴史的建築物があり、中でも3~4世紀に建てられた、さびない鉄の柱は特に注目です。この柱は、純度ほぼ100%の鉄でできているため長い年月を経ても錆びないと言われています。そのほかにも、敷地内にはさまざまな観光スポットがあるので、ぜひゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。
レッド フォート
レッドフォートは、インドの首都デリーにある赤砂岩でできた城です。17世紀にタージマハルを建設したムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建設されました。隣接するサリームガル・フォートとともに世界遺産に登録されています。城内は「コーラン」に描かれた楽園を再現したとされており、ペルシャやヒンドゥー教の影響を受けた美しいムガル様式の建築群が多く立ち並び見応えたっぷり。また、毎年8月15日にはインド独立記念日に首相が演説を行う重要な場所でもあります。ぜひレッドフォートを訪れてその歴史を感じてみてください。
インド門
インド門は、第1次世界大戦で戦没した兵士を弔うために、1929年に建設されました。高さ42メートルの壮大な建造物には、約13,300人の戦没者の名前が刻まれています。フランスのエトワール凱旋門をモデルにしたとされており、デリーのランドマークとしても知られているおすすめのスポットです。夜間にはライトアップが行われ、インド門が夜空に映える、幻想的な光景を楽しめます。昼と夜で違った雰囲気が楽しめるのが魅力です。また、インド門の周辺は広々とした芝生に囲まれており、インド門を眺めながらピクニックをしてのんびりと過ごすのもおすすめです。
ジャーマーマスジド
ジャーマー・マスジッドは、インド最大級のモスクです。この壮大なモスクは、タージマハルとレッドフォートを建築したムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンにより建設され、1656年に完成しました。ジャーマー・マスジッドの主な特徴は、中央の礼拝堂、3つの巨大なドーム、そして左右対称に配置されたミナレットです。高さ約40メートルあるミナレットには登ることができ、デリー市内を一望できます。また、広大な中庭は約25,000人を収容でき、多くのイスラム教徒が集まって祈りを捧げる神聖な場所です。ジャーマー・マスジッドを訪問する際は肌の露出は控えるようにしましょう。
アクシャルダム寺院
アクシャルダム寺院は、2005年に開業した比較的新しい寺院です。2007年に「世界最大の総合ヒンドゥー寺院」としてギネス世界記録に登録され、敷地面積は広大な24万平方メートルに及びます。ただの寺院ではなく、ウォーターショーやシアター、ボートライドなど、テーマパークのような多彩なアトラクションが楽しめるのが特徴です。また、訪問時には、肌の露出を控えましょう。肌を隠すのが難しい場合は、サロン(巻きスカートのような布)を借りられます。さらに、荷物検査が厳しく、携帯電話やカメラなどの持ち込みができませんが、入口で無料で預かってもらえます。事前に持ち込み禁止のアイテムを確認しておくことがおすすめです。