ハイチでおすすめの観光地10選!名所から穴場スポットまでエリア別に厳選
カリブ海に浮かぶ島国ハイチには、ポルトープランスやハイチ唯一の世界遺産・ラミエール国立歴史公園などの有名な観光地がいっぱい!今回は、ハイチ旅行でおすすめの観光スポットを、名所から穴場まで10選ご紹介します。ただしハイチは、外務省からは退避勧告が出ている国のため(2024年8月現在)、渡航を検討する際は情報を十分に収集してくださいね。
カリブ海に浮かぶ島国ハイチには、ポルトープランスやハイチ唯一の世界遺産・ラミエール国立歴史公園などの有名な観光地がいっぱい!今回は、ハイチ旅行でおすすめの観光スポットを、名所から穴場まで10選ご紹介します。
ただしハイチは、外務省からは退避勧告が出ている国のため(2024年8月現在)、渡航を検討する際は情報を十分に収集してくださいね。
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ハイチで人気の観光スポットは?治安は?
ハイチは首都ポルトープランスをはじめ、のどかな街ジャクメルなど魅力的な観光スポットがたくさんあります。
ただし外務省によると、ハイチ全土の危険レベルは4と高く、退避勧告や渡航は止めるよう発表されています。デモやストライキ、ギャングによる犯罪行為も多発しているため、どんな理由であれ渡航は控えるようアナウンスが出ていますので、十分に注意してください。
今回はハイチの人気観光地と治安、旅費についてご紹介します。
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首都ポルトープランス近隣の観光スポット6選
初めてのハイチ旅行で、まず訪れたいのがハイチの首都ポルトープランスです。ハイチはカリブ海に浮かぶ島国で、かつてフランスの植民地であったハイチは、1804年にフランスから独立。そのためポルトープランス周辺ではフランスの雰囲気を感じるスポットも点在しています。
公用語はハイチ・クレオール語とフランス語ですが、観光地では英語も通じる場合もあります。ハイチの人気観光スポットをチェックしてみてくださいね!
ポルトープランス
カラフルな街並みが魅力的なハイチの首都
ハイチの首都であるポルトープランスは、トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約15分の場所に位置しています。ポルトープランスとは、フランス語で「王子の港」を意味します。その名の通り、街の中心はゴナイーヴ湾に面しており、人口の約25%がポルトープランスに集中しているのだとか。
定番の観光スポットや国立大学をはじめとする高等教育機関、ハイチのテレビやラジオ局などもポルトープランスにあるため、首都の雰囲気を感じるでしょう。一方で、スラム街になっている場所も多くあります。夜はできるだけ出歩かないよう、十分に注意しましょう。
見どころが詰まっているポルトープランスには、ベストウェスタンやマリオットなど大型チェーンのホテルもあるので、セキュリティ面で安心して滞在できるのもポイント。
また、ポルトープランスの東に位置するペシオンヴィルには、新鮮な野菜やフルーツを使った料理が楽しめるカフェが並んでいます。中にはハイチ料理のスープ・ジュムー(カボチャのスープ)がいただけるお店もあり、ハイチの雰囲気を存分に楽しめるでしょう。
ポルトープランス(Port au Prince)の基本情報 | |
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住所 | Haiti |
電話 | なし |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約15分 |
料金 | なし |
ノートルダム大聖堂の遺跡
ハイチを象徴する巨大な大聖堂
ノートルダム大聖堂の遺跡は、トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約17分のところにあるハイチを象徴するスポット。1884年に建設が始まり、1914年に完成した大聖堂は、ポルトープランス大聖堂とも呼ばれています。
巨大なノートルダム大聖堂でしたが、2010年1月12日に起きたハイチ大地震により大聖堂は破壊されてしまいました。地震から10年以上経ちますが、復建作業があまり進んでいないため、現在は大聖堂の壁側が一部残っている状態です。
大聖堂の内部も破壊されているため、中を覗くことはできません。なお、破壊される前の大聖堂の上部には2つのキューポラがあり、船員にポルトープランスの港だとわかるように、灯台として使っていたのだとか。
ノートルダム大聖堂の遺跡では、当時の凄まじさを物語っているかの雰囲気を感じるでしょう。
ノートルダム大聖堂の遺跡(Notre Dame Cathedral Ruins)の基本情報 | |
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住所 | P au p Rue Dr Aubry #138 haiti HT, 6 Rue St Laurent, Port-au-Prince, Haiti |
電話 | なし |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約17分 |
料金 | なし |
ハイチ ナショナル パンテオン博物館
ハイチの歴史文化に触れるならここ!
1983年に開館したハイチ ナショナル パンテオン博物館は、白大理石が使われていて豪華なつくり!ハイチを独立国家に導いた人物やハイチの歴史、文化にまつわるコレクションが展示されています。
先コロンブス時代の石器や植民地時代の奴隷の鎖、彫刻や絵画など幅広い種類の展示が鑑賞できますよ。
クリストファー・コロンブスが使用していたサンタマリア号やハイチ革命の指導者のひとりで国王であったアンリ・クリストフが自殺したときの銃など、見応えのある展示も要チェックです。
博物館の屋上には変わった形をしたオブジェがあり、思わず写真を撮りたくなってしまうかも。館内にはレストランも併設されているので、博物館を巡ったあとに利用してみてはいかがでしょうか?
ハイチ ナショナル パンテオン博物館(National Pantheon Museum)の基本情報 | |
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住所 | GMV7+455, Av. de la République, Port-au-Prince, Haiti |
電話 | +509-34-17-4435 |
営業時間 | 月〜木曜 8:00〜16:00、金曜 8:00〜17:00、土曜 10:00〜16:00、日曜 12:00〜17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約20分 |
料金 | 要確認 |
公式サイト |
マーシュ デ フェア
ローカルの人が集まる人気のマーケット
マーシュ デ フェアは、Iron market(鉄の市場)とも呼ばれる公設市場です。金属製の赤い塔が特徴的で、門をくぐるとローカルの人々で賑わっており、ショッピングが楽しめますよ。
食料品や日用品だけでなく、ハイチの手工芸品も売られているので、お土産探しにぴったりのスポットです。
お土産だけでなく、ローカルフードが楽しめるのも魅力のひとつ。ハイチ料理を味わいつつ、現地の雰囲気も楽しめそうですね!
マーシュ デ フェアは2008年の火災や2010年の大地震で被害を受けましたが、現在は修復されているので、ぜひチェックしてみてください。
マーシュ デ フェア (Iron Market)の基本情報 | |
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住所 | HM24+JPH, mian channu, Port-au-Prince, Haiti |
電話 | +509-31-01-0204 |
営業時間 | 月〜金曜 8:00〜18:00、土曜 8:00〜翌5:00、日曜 8:00〜翌4:00 |
休業日 | なし |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約20分 |
料金 | 商品によって異なります |
ワンストップスーパーマーケット
限定品が買える!ハイチで有名なスーパーマーケット
ワンストップマーケットは、ハイチで有名なスーパーです。トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から約30分のところにあり、スーパーなだけあって食材や日用品はもちろん、お土産も豊富に取り揃えています。
ボリュームたっぷりのハンバーガーやピザ、ドーナツやケーキなどのデリコーナーも充実しているので、テイクアウトしてホテルで食事を楽しむのもよさそうですね。
海外のスーパーらしいカラフルな商品がずらりと並んでいて、現地の雰囲気を味わうのにぴったり!
おもちゃや家電コーナーもあり、日本の商品との違いを探すだけでも楽しい時間が過ごせそうですね。朝早くから営業しているので、お土産の買い足しに訪れやすいのもポイントです。
ワンストップマーケット(One Stop Supermarket)の基本情報 | |
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住所 | Petion-Ville, Haiti |
電話 | +509-28-11-9797 |
営業時間 | 月〜土曜 8:00〜15:00 |
休業日 | 日曜 |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約30分 |
料金 | なし |
公式サイト |
バルバンクールラム蒸留所
最高級のラム酒を贅沢にいただける!
160年以上の歴史あるバルバンコートラム蒸留所は、トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約18分のところに位置しています。
ハイチ産のサトウキビを樽でゆっくりと発酵させた味わい深いラム酒の製造をしており、ハイチで唯一のラム蒸留所なのだとか。
バルバンコートラム蒸留所ではツアーが行われており、サトウキビの収穫からラム酒ができるまでの全工程を見学できます。ツアーは11月から5月の毎週金曜日に開催されていて、フランス語か英語で聞けますよ。テイスティングもあり、出来立てのラム酒から15年熟成されたラム酒まで楽しめるとのこと。
ラム酒はUSドルでも購入できるので、お土産にぜひ選んでみてはいかがでしょうか?
バルバンコートラム蒸留所(Barbancourt Rum Distillery)の基本情報 | |
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住所 | HMXW+P7X, Unnamed Road, Port-au-Prince, Haiti |
電話 | +509-28-16-3090 |
営業時間 | 月〜土曜 8:00〜16:00 |
休業日 | 日曜 |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約18分 |
料金 | 要確認 |
公式サイト |
ハイチ郊外にある穴場スポット4選
ここでは、ハイチ郊外にある穴場の観光スポットをご紹介します!
ラバディ
クルーズ船に乗ってプライベートビーチを堪能!
ラバディはカパイシャン国際空港から車で約35分、ハイチ北部のカパイシャン郊外にある半島です。ロイヤルカリビアンのクルーズに乗船する方が滞在できるプライベートビーチがあります。クルーズ船は、主にアメリカ・マイアミから出港しています。
透き通るほどきれいなエメラルドグリーンの海を眺めたり、バーベキューランチを豪華に楽しんだりして、至福のひとときが過ごせる穴場スポットです!
海の上を滑る全長800メートルのジップラインがあり、スリリングな体験もできますよ。また水面に浮かぶトランポリンやカヤックなどアクティビティがたくさんあるので、充実した時間が過ごせるでしょう。
ビーチアクティビティだけでなく美しい大自然も満喫できるので、非日常的な空間を楽しみたい方は、ぜひクルーズ船に乗船してみてはいかがでしょうか?
ラバディ(Labadie)の基本情報 | |
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住所 | QQP4+F95, Labadie, Haiti |
電話 | +509-33-54-5047 |
営業時間 | 要確認 |
休業日 | 要確認 |
アクセス | カパイシャン国際空港から車で約35分 |
料金 | マイアミ出港のクルーズ船ツアー 254USドルから(約37,828円) ※2023年10月11日のレート、1ドル=148.93円で計算 ※ロイヤルカリビアンでは、料金がUSドル表記になっています。 |
公式サイト |
シタデル、サン・スーシ城、ラミエール国立歴史公園
ハイチで唯一の世界遺産
シタデル、サン・スーシ城、ラミエール国立歴史公園はハイチ北部のカパイシャン、ミロ地方に位置しています。標高970メートルの場所に位置するシタデルは、フランスから独立したあと、再び侵略されないために建てられたのだとか。
サン・スーシ城はハイチの国王アンリ・クリストフが住居として使っていた王宮で、ハイチ革命のあと最初に造られた建物のひとつです。1810年から1813年にかけて建設され、踊り場や広大な庭園、水道システムなどが整っていました。現在は遺跡として残っており、壁面や柱から当時の豪華さやスケールに驚くことでしょう。
ラミエール国立歴史公園の敷地内には独立した当時の建造物がいくつかありますが、シタデルとサン・スーシ城が特に有名なスポットです。
ハイチの象徴ともいえるシタデル、サン・スーシ城、ラミエール国立歴史公園は、1982年にハイチで唯一のユネスコ世界遺産に登録されました。通過や切手のデザインにもなっているので、ハイチでコインを手にしたら、ぜひチェックしてみてくださいね!
シタデル、サン・スーシ城、ラミエール国立歴史公園(Palais Sans Souci)の基本情報 | |
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住所 | JQ3J+VCM, Milot, Haiti |
電話 | なし |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | カパイシャン国際空港から車で約30分 |
料金 | 要確認 |
ジャクメル
19世紀から変わらない街並みを散策
ジャクメルはハイチ南部にある都市で、1698年に建設されました。賑やかな首都ポルトープランスとは対照的に、のんびりと大自然が満喫できる観光スポットです。
街を歩いていると、木製の動物の置物やカラフルな紙粘土でできた仮面など、手工芸品のお店が目に留まります。ハイチらしいお土産が買えるので、気になるお店を見つけたらぜひ入ってみてくださいね。
ジャクメルはコーヒー商人の拠点と言われており、美味しいコーヒーがいただけるのも楽しみ方のひとつ。19世紀から街の様子はあまり変わっておらず、当時の富豪がフランスから購入した鉄製の柱やバルコニーなど、街並みはおしゃれな雰囲気があります。当時の住居を改装して、ホテルとしてオープンしているところもあるのだとか。
ジャクメルはカリブ海に面しているため、海風を浴びながらゆっくりとした時間を過ごすのもおすすめです。
ジャクメル(Jacmel)の基本情報 | |
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住所 | Haiti |
電話 | なし |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約3時間15分 |
料金 | なし |
バシンブルー
手付かずの池に思わずうっとり
バシンブルーは、ジャクメルの街から車で約40分の場所にある自然の池と7つの滝があるスポットです。手付かずの池と滝はターコイズブルーで、美しさにうっとりしてしまうほど。
参加人数限定の現地ツアーがあり、ホテルの送迎や経験豊富なガイド付きで安心して大自然を満喫できますよ。
石灰岩で削られた滝のまわりは、スライダーのように滑れるようになっているので、美しい滝を間近に感じられるでしょう。
まるでアートのような鮮やかなブルーの池で泳げるのは、バシンブルー以外ないと言っても過言ではありません。ハイチ旅行で日程に余裕があれば、ぜひ訪れてみたい秘境スポットです。
バシンブルー(Bassin Bleu)の基本情報 | |
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住所 | 6CP6+2R5, Arrondissement de Jacmel, Haiti |
電話 | なし |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | トゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港から車で約3時間20分 |
料金 | 各ツアーによる |
ハイチ観光を楽しむために
ハイチ観光を安全に楽しむために、事前に知っておきたい情報や注意点をまとめました。特に気になる治安や旅費についてご紹介するので、ぜひ旅行前にチェックしてみてくださいね。
ハイチ旅行の治安・観光時の注意点
魅力的な観光スポットがあるハイチですが、外務省によると危険度レベルは4と高く、渡航することは止めるよう発表されています。観光スポットの多い首都・ポルトープランスも例外ではなく、ギャングによる犯罪が多発しているとのこと。
情勢不安や自然災害も重なり、貧困層を中心にデモやストライキが発生しているため、渡航する場合は注意が必要です。
一目で観光客だとわかるような身なりは避けたり、大金を持たずに外出したり、自身を守る行動を取っていきましょう。後ろに人がいる場合は、スマホを見ずに周りを見ながら歩くことも大切です。
宿泊するホテルを決める際は、武装警備員が配置されていたり高い塀に囲まれていたり、セキュリティがきちんとしている場所を選ぶといいでしょう。また、夜は危険なので出かけないことをおすすめします。
\ハイチの治安についての詳しい記事はこちら!/
ハイチ旅行に必要な費用や日数は?
航空券とホテルのパックツアーはあまりなく、別々で取ってハイチへ向かう場合が多いです。航空券は往復で約33万円からで、アメリカ・マイアミ国際空港やジョン・F・ケネディ国際空港を経由してハイチに到着します。乗り継ぎは2〜3回で、所要時間は最短で26時間ほどです。
セキュリティ面がしっかりしているマリオット・ポルトープランス・ホテル(Marriott Port-au-Prince Hotel)を選んだ場合、1泊199ドル(約29,637円)から滞在できます。食事はワンプレートランチなら400グールド(約440円)、飲料水は20グールド(約22円)ほど。
首都ポルトープランスだけの滞在であれば2日間、地方エリアまで訪れるなら5日間あると観光が十分に楽しめるでしょう。
ハイチの人気観光スポットを満喫しよう
この記事では、ハイチのおすすめの観光スポットをご紹介しました。魅力たっぷりの観光地がたくさんありますが、外務省から退避勧告が出ているため、現状では渡航するのが難しいかもしれません。
渡航できるようになったらいつでも観光できるように、紹介した観光地をぜひ参考にして、ハイチ旅行の計画を立ててみてくださいね。
※記事内の金額は2023年10月11日のレート、1グールド=1.11円、1ドル=148.93円で計算しています。
cover photo by pixabay