【2024年最新】エジプトは治安に注意!危険な場所や防犯対策も解説
エジプトの最新治安情報を詳しく解説します。観光客が注意すべき危険エリアや犯罪の傾向、夜間の注意点など、安全に旅行するためのポイントをまとめています。カイロ旅行の参考にしてください。
エジプト・カイロは歴史的な魅力にあふれた都市ですが、治安面では注意が必要です。特に観光客を狙った軽犯罪や客引きなどのトラブルに巻き込まれやすい傾向があります。夜間の一人歩きは危険で、ピラミッド周辺やナイトマーケットなどの観光地では特に警戒が必要です。本記事では、カイロで安全に観光するためのポイントを詳しく紹介します。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
エジプト・カイロの治安に関する最新情報
エジプト・カイロの治安状況は、近年改善傾向にあります。しかし、一部地域の治安は現在も非常に不安定で、現在もテロ事件発生の可能性は少なくありません。外務省は下記の地域に下記のような危険情報を発出しています。
危険情報 | エリア |
---|---|
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告) | ・リビア国境地帯 |
レベル2:不要不急の渡航は止めてください | 西部及び南部の砂漠地帯(地中海に面したマルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの沿岸地域などを除く) |
レベル1:十分注意してください | 大カイロ都市圏を含む上記以外の地域 |
西部や南部の砂漠地帯では、エジプト政府によるテロリスト掃討作戦にまきこまれる可能性があるので、絶対に立ち寄らないでください。
また、カイロでは、観光客をねらった軽犯罪が主な懸念事項です。スリやひったくり、ぼったくり、しつこい客引きなどのトラブルに巻き込まれやすい傾向があります。とくにピラミッドなどの観光地周辺では注意が必要です。
エジプトの経済状況も治安に影響を与えています。通貨暴落やインフレ、高い失業率が続いており、貧困率も高くなっています。これにより、犯罪行為が増加する可能性があるため、警戒が必要です。
2024年現在、カイロの治安は比較的安定していますが、常に最新情報を確認し、基本的な安全対策を講じることが重要です。とくに夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理には十分注意しましょう。適切な対策を取れば、カイロの魅力的な観光地を安全に楽しむことができます。
カイロで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
警察 | 122 |
救急 | 123 |
消防 | 180 |
観光警察 | 126 |
カイロ滞在中は、上記の緊急連絡先を携帯電話に保存しておくと安心です。とくに観光警察は、外国人観光客のトラブル対応に慣れているので、言葉の壁が心配な方は「126」に連絡するのがおすすめです。
ただし、緊急時にスムーズに対応できるよう、簡単な英語やアラビア語のフレーズを覚えておきましょう。例えば英語で「Help!(助けて!)」は、アラビア語で 「عاوني - ساعدني(サーイッドニ)!」 と言います。
また、滞在中のホテルの電話番号も控えておくと、現地スタッフに助けを求められるので便利です。万が一の時に慌てないよう、これらの情報を事前に確認しておきましょう。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
カイロで観光客が被害にあいやすい犯罪は?
カイロでは、観光客を狙った軽犯罪が頻発しています。とくに注意が必要なのは、スリやひったくり、ぼったくり、しつこい客引きなどです。人混みの多い観光地や市場では、常に警戒心を持ちましょう。
また、タクシーやお土産店での不当な高額請求も珍しくありません。これらの犯罪から身を守るには、貴重品の管理を徹底し、怪しい誘いには応じないようにしましょう。
①スリ・ひったくり
カイロでは、観光客を狙ったスリやひったくりが頻発しています。とくに人混みの多い場所や観光スポットで注意が必要です。よくある手口としては、以下のようなものがあります。
- 混雑した場所でぶつかるふりをして財布やスマートフォンを抜き取る
- バスや地下鉄の乗降時に、カバンから貴重品を盗む
- 観光スポット周辺で、写真撮影に夢中になっている隙にカメラを奪う
日本人旅行者はとくに狙われやすい傾向にあります。これは、日本人が現金をたくさん持ち歩いているというイメージがあるためです。被害を防ぐには、以下のような対策が効果的です。
もし、不幸にもスリやひったくりの被害にあってしまった場合は、犯人を追いかけたりせず、すぐに警察や観光警察(電話:126)に通報しましょう。また、パスポートや現金を盗まれた場合は、速やかに在エジプト日本国大使館に連絡し、対応方法を相談してください。
カイロ観光を楽しむためにも、常に警戒心を持ち、貴重品管理に気を配ることが大切です。ツアーに参加したり、信頼できる現地ガイドを利用するのも、被害を防ぐ有効な方法の一つです。
②タクシーやトゥクトゥクなどのぼったくり
カイロでは、タクシーやトゥクトゥクを利用する際に観光客を狙ったぼったくりが頻発しています。とくに注意が必要なのは、メーターを使用しないタクシーです。こういった車両では、目的地に着いてから法外な料金を請求されることがあります。
観光地周辺では、とくに高額請求の被害が多発しています。例えば、ギザのピラミッド周辺やエジプト考古学博物館付近では、通常の2〜3倍の料金を要求されることも珍しくありません。
このようなトラブルを避けるためには、以下の対策が効果的です。
- 正規のタクシーを利用する:白タクシーは正規のもので、メーターを使用します。
- 乗車前に料金を確認する:目的地までの概算料金を事前に確認しましょう。
- 配車アプリを活用する:Uber や Careem などの配車アプリを利用すれば、料金が明確で安全です。
- 小銭を用意する:お釣りがないと言われて高額紙幣を取られないよう、小銭を準備しましょう。
もし、不当に高額な料金を要求された場合は、毅然とした態度で交渉しましょう。それでも解決しない場合は、近くの警察官や観光警察(電話:126)に助けを求めることをおすすめします。
安全に移動するためには、ホテルのコンシェルジュに相談したり、信頼できる現地ガイドを利用したりするのも良い方法です。カイロの魅力を存分に楽しむためにも、交通手段には十分注意を払いましょう。
カイロで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
カイロは魅力的な観光地が多い一方で、治安面で注意が必要なエリアも存在します。特に観光客が集中する場所や人通りの少ない地域では、スリやひったくり、ぼったくりなどの犯罪に巻き込まれるリスクが高くなる傾向です。
また、経済状況の悪化に伴い、一部地域では犯罪が増加傾向にあります。安全に旅行を楽しむためには、これらの要注意エリアを把握し、適切な対策を講じることが重要です。
ギザのピラミッド周辺は観光客を狙った犯罪が多発!
ギザのピラミッド周辺は、エジプトを代表する観光地ですが、同時に観光客を狙った犯罪が多発するエリアでもあります。2018年12月には、ギザ市のピラミッドエリア周辺で爆発事件も発生し、外国人観光客が死傷しました。
また、しつこい客引きやぼったくり、そして詐欺的な行為などにも注意してください。とくに下記のような手口が確認されています。
- 無料や格安でラクダに乗せてくれると言って、降りる時に法外な料金を要求する
- 写真撮影を手伝うと言って、カメラを預かった後に金銭を要求する
- 特別な場所に案内すると言って、立ち入り禁止区域に連れて行き、罰金を払わせる
上記のようなトラブルを避けるためには、以下の対策が効果的です。
- 信頼できる正規のツアーに参加する
- 見知らぬ人からの勧誘は、きっぱりと断る
- カメラや貴重品は絶対に他人に預けない
- 料金は必ず事前に確認し、合意した金額以外は支払わない
また、ピラミッド周辺ではスリやひったくりにも注意が必要です。人混みの中で気を取られている隙に、バッグやポケットから貴重品を抜き取られる可能性があります。貴重品は体の前で持つ、リュックは前に抱えるなど、常に警戒心を持って行動しましょう。
ギザのピラミッドは世界遺産であり、一生に一度は見たい絶景です。しかし、その魅力に目を奪われすぎて警戒心を失わないよう注意しましょう。事前に十分な情報収集を行い、可能であれば信頼できるガイドやツアーを利用することで、安全かつ充実した観光を楽しむことができます。
リビア国境付近
エジプトとリビアの国境付近の治安は極めて不安定で危険な状況が続いています。武器や麻薬の密輸ルートとなっており、犯罪組織や過激派組織の活動が活発です。とくに、2011年のカダフィ政権崩壊以降、リビア側の国境管理が甘くなり、テロリストや武器の流入が増加しました。
エジプト政府は国境警備を強化していますが、広大な砂漠地帯であるため治安を安定させるのは決して簡単ではありません。武装集団による国境警備隊への攻撃や密輸業者との銃撃戦なども報告されています。
日本だけでなく多くの国が、リビア国境付近への渡航中止勧告を出しています。外国人は誘拐や武装集団による攻撃のリスクが高いので、この地域に近づくことは極めて危険なので避けてください。
シナイ半島
シナイ半島は、とくに北部地域において治安が不安定な状況が続いています。軍や治安当局を標的としたテロ攻撃が頻発しており、2022年5月には軍関係者11名が死亡する大規模な攻撃が発生しました。
そのため、日本の外務省はシナイ半島への渡航を強く控えるよう勧告しています。現在シナイ半島に滞在中の方には、早期の退避を検討することが推奨されています。
エジプト政府は軍事作戦を展開し、テロリストの掃討を進めていますが、完全な安定化には至っていません。観光地として知られる南部地域(シャルム・エル・シェイクなど)は比較的安全とされていますが、状況は流動的であるため最新の情報を常に確認し、安全を最優先にすることが重要です。
カイロの夜の治安は?
カイロの夜の治安については、注意が必要です。とくに観光客は狙われやすいので、夜間の一人歩きは避けた方が良いでしょう。
カイロは夜型の都市で、夜遅くまで人通りがある地域もありますが、それでも油断は禁物です。人通りの少ない場所や暗い路地は危険性が高くなります。夜間に外出する場合は、グループで行動することをおすすめします。
交通手段については、夜間のタクシー利用には注意が必要です。メーターを使わないタクシーでのぼったくりや、遠回りをされるなどのトラブルが報告されています。安全に移動するなら、Uberなどの配車アプリを利用するのが賢明です。事前に料金が分かり、ドライバーの情報も確認できるので安心です。
公共交通機関の利用も、夜間はさけた方が良いかもしれません。地下鉄は夜遅くなると人通りが少なくなり、スリなどの犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
女性旅行者の方は、とくに注意が必要です。夜間の一人歩きは絶対に避け、必要な外出の際はホテルのスタッフにタクシーを手配してもらうなど、安全な方法を選びましょう。
カイロの夜を楽しむなら、ホテル内のレストランやバーを利用したり、信頼できるガイド付きのナイトツアーに参加するのがおすすめです。エジプト料理を味わいながらナイル川クルーズを楽しむツアーなど、安全に夜のカイロを体験できる選択肢もあります。
常に周囲に注意を払い、貴重品の管理を徹底することで、カイロの夜の魅力を安全に楽しむことができるでしょう。治安情報は刻々と変化する可能性があるので、最新の情報を確認しながら行動することを忘れないでください。
カイロで被害にあわないための防犯対策
カイロを安全に楽しむには、日頃からの防犯意識が欠かせません。観光客を狙った軽犯罪が多いため、常に警戒心を持って行動しましょう。貴重品の管理や人混みでの注意、信頼できる交通手段の利用など、基本的な対策を徹底することが大切です。
また、現地の文化や習慣を理解し、不用意に目立つ行動は控えめにすることで、トラブルを回避できる可能性が高まります。以下では、具体的な防犯対策をご紹介します。
地下鉄では時間帯・車両などに注意する
カイロメトロは便利な交通手段ですが、利用時には注意が必要です。とくに混雑する時間帯は、スリやひったくりの危険性が高まります。ラッシュ時は可能な限り避け、比較的空いている時間帯の利用をおすすめします。
女性の方は、安全のため女性専用車両の利用をおすすめします。これらの車両は、他の車両に比べてトラブルに巻き込まれるリスクが低くなる傾向です。
地下鉄利用時は、貴重品の管理に特に気をつけましょう。財布やスマートフォンは、前ポケットや内ポケットに入れるなど、簡単に盗まれないよう工夫が必要です。バッグは必ず体の前で持ち、常に目を離さないようにしましょう。
日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在エジプト日本国大使館が発行している「安全の手引き」は、カイロ滞在中の安全対策に役立つ重要な情報源です。この手引きには、現地の治安状況や注意すべきポイントが詳しく記載されています。
大使館のホームページからダウンロードできるので、カイロ訪問前に必ず目を通しておきましょう。特に、最新の治安情報や緊急時の連絡先など、重要な情報が掲載されています。
渡航前にこの手引きを確認することで、カイロでの滞在をより安全に楽しむことができるでしょう。また、現地到着後も定期的に最新情報をチェックすることをおすすめします。
もしカイロで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
カイロ滞在中に不幸にも犯罪被害に遭ってしまった場合、迅速な対応が重要です。エジプトの緊急通報番号や日本大使館の連絡先を事前に確認しておきましょう。
警察(122)や観光警察(126)には英語対応可能なスタッフもいますが、言語の問題で詳細な状況説明が難しい場合は、日本大使館に相談するのがおすすめです。緊急時に慌てないよう、緊急連絡先や日本大使館の連絡先は携帯電話に保存しておきましょう。
在エジプト日本大使館
カイロ滞在中に思わぬトラブルに巻き込まれた場合、在エジプト日本大使館が頼りになります。パスポートの紛失や盗難、犯罪被害など、緊急時には躊躇せずに連絡しましょう。大使館では、現地警察への届け出に関する助言や、緊急時の旅券発給手続きなどのサポートを行っています。
在エジプト日本大使館の基本情報は以下の通りです。
- 住所:81 Corniche El Nil Street, Maadi, Cairo
- 電話:+20-2-2528-5910
- メール:ryoji@ca.mofa.go.jp
- 開館時間:日曜~木曜8:30~16:30(金土休館)
治安情報をチェックしてカイロ旅行を楽しもう!
カイロは歴史的な魅力にあふれた都市ですが、治安面では注意が必要です。スリやぼったくりなどの軽犯罪に気をつけ、夜間の一人歩きは避けましょう。特に観光地では客引きや詐欺に注意が必要です。
西部や南部の砂漠地帯では、エジプト政府によるテロリスト掃討作戦にまきこまれる可能性があるので、絶対に立ち寄らないでください。旅行前には必ず最新の情報をチェックし、外務省の海外安全ホームページなども確認しましょう。
※治安は短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
cover photo by Unsplash