台湾タクシーの乗り方ガイド!料金や呼び方、アプリでの予約方法なども紹介
台湾観光を楽しむには、タクシーでの移動が便利!電車やバスよりも快適に移動でき、効率的に観光できます。 この記事では、台湾のタクシーの乗り方や止め方、料金などを徹底解説。Uberをはじめとするアプリでの予約方法や、ぼられないためやタクシーを利用する上での注意点も紹介するので、快適な台湾旅行の参考にしてくださいね。
台湾観光を楽しむには、タクシーでの移動が便利!電車やバスよりも快適に移動でき、効率的に観光できます。
この記事では、台湾のタクシーの乗り方や止め方、料金などを徹底解説。Uberをはじめとするアプリでの予約方法や、ぼられないためやタクシーを利用する上での注意点も紹介するので、快適な台湾旅行の参考にしてくださいね。
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台湾のタクシー運賃・初乗り料金はいくら?
台湾のタクシーの料金は、2024年6月現在、以下の通りです。初乗り運賃は85元(約415円)と日本より安く設定されています。台湾のタクシーは黄色の車体が目印で、会社を問わず利用できます。Uberをはじめとするアプリで呼ぶタクシーは、黄色の車体ではないことも。赤色のナンバープレートが目印になります。
流しのタクシーだけでなく、アプリからも簡単に呼べるので、台湾観光中は気軽にタクシーを活用してみてはいかがでしょうか。
運賃項目 | 料金 |
---|---|
初乗り運賃 | 85元(約415円)/1.25キロメートル |
加算運賃 | 5元(約24円)/200メートル、5元(約24円)/1分(時速5キロメートル以下) |
深夜料金 | 初乗り料金20元(約98円)上乗せで105元(約512円) |
特定期間運賃(旧正月など) | 初乗り料金105元(約512円) |
台湾のタクシーでは、迎車代金はかからないものの、スーツケースなどでトランクを利用する場合は別途料金が発生することがあります。ただし、請求されないタクシーもあるので、乗車時に確認しておくと良いでしょう。
台北市内から各エリアまでの目安料金
台北市内から各エリアまでの目安料金は以下の通りです(台北駅を起点)。
場所 | 所要時間 | 料金(目安) |
---|---|---|
松山空港 | 約15分 | 205元(約1,000円)〜 |
桃園空港 | 約50分 | 1,000元(約4,880円)~ |
九份 | 約1時間 | 1,100元(約5,368円)〜 |
台北101 | 約20分 | 240元(約1,171円)〜 |
電車移動に比べてタクシー料金は高く感じるかもしれませんが、複数人で乗れば1人あたりの料金は割安になります。荷物の持ち運びや乗り換えなど、さまざまなメリットを考えれば、スムーズな移動手段としてタクシーを選ぶのは賢明な選択ですよ。
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台湾のおすすめタクシー会社や種類
台湾でおすすめのタクシー会社をご紹介します。台湾最大手の会社や、日本人にもなじみのあるアプリを使った配車サービスなど、さまざまな種類のタクシー会社・アプリがあるので、目的や状況にあったものを選びましょう。
台灣大車隊(台湾タクシー)
台湾タクシーこと台灣大車隊は、台湾最大手のタクシー会社。台湾全土で23,000台を超えるタクシーを有していて、その数はなんと台湾全体のタクシーの約25%を占めているんだとか!
台湾のタクシーは政府の規定によって車体が黄色く、台湾では愛称として小黄(シャオホァン)と呼ばれています。台灣大車隊のタクシーは、黄色い車体の行灯に『台灣大車隊』の文字が書かれているのが目印です。
街中で手をあげて乗車する流しのタクシーも多数ありますが、スマートフォンアプリから直接タクシーを呼んだり、電話で事前に配車を依頼したりできるサービスにくわえ、コンビニのマルチペイメント端末からも台灣大車隊のタクシーの手配ができます。
12年連続で『台北タクシー交通サービス優秀賞』を受賞していて、国内最大手ならではの安心感があるのも魅力。台湾旅行初心者におすすめです!
大都會計程車(メトロポリタンタクシー)
大都會計程車(メトロポリタンタクシー)は、台湾の主要なタクシー配車会社のひとつ。台湾で最初にタクシー予約アプリを導入した配車アプリの先駆者でもあります。
現在では台湾全土で約8,000台のタクシーが走っています。アプリや専用の電話番号から直接タクシーを手配できるのでとても便利。黄色い車体に『M』のロゴが書かれたタクシーが目印です。
大都會計程車の大きな特徴は、クレジットカード、Apple Pay、LINE Payなど多様な決済方法に対応していること。旅行中、現金をあまり持ち歩かずに移動できるのがうれしいポイントです。
LINE GO
LINE TAXIは、LINEを使った配車アプリで、2023年10月にLINE GOと改名されました。最大の魅力は、LINEのメッセンジャーアプリ内から直接タクシーを呼べること!
LINEアプリがあれば別途アプリをインストールする必要(一部、日本のLINEでは使えないこともあり)がなく、私たち日本人にとってもなじみのあるLINEを使って予約ができるので、旅行で台湾を訪れる際にとてもおすすめです。
利用方法はシンプル。LINE TAXIの公式サイトから、LINE GOをLINEアプリ内で友だち追加し、予約の項目にて出発地と目的地を入力すれば完了です。アプリ上で概算料金や評価を確認できたり、チャットボットを通じて運転手とコミュニケーションを取ったりすることもできます。
『預約叫車』を選ぶと日時指定ができますが、一度手配をするとキャンセル料がかかることをお忘れなく。デビットカード、クレジットカード、LINE Pay、Apple Pay、Google Pay など、多様な決済方法に対応しているのも便利ですね。
Uberタクシー
日本でおなじみのUberタクシー、台湾でも活用してみては?Uberは一般の人が自家用車をタクシーとして登録し、ドライバーとして運行しているので、通常のタクシーと同水準の料金ながらも清潔で質の高い車が多いのが特徴です。
アプリ上でドライバー情報や目的地までのルートが記録されるので、セキュリティ面でも安心。料金やルートが事前に提示され、クレジットカードで自動決済ができるのも便利ですね。
目的地を口頭で伝える必要がなく、万が一忘れ物をした場合でも乗っていたタクシーを特定できるのがメリットです。アプリの表示は全て日本語なので、言語の心配もいりません。利用する場合は、あらかじめ日本でアプリの登録を済ませておきましょう。
台湾のタクシーの乗り方・呼び方・流れ
つづいては、台湾でタクシーを利用する場合の乗り方や実際の流れをご紹介します。
①タクシーを探す・呼ぶ
台湾の主要な道路沿いや繁華街などでは、流しのタクシーを手で止めて乗車することができます。宿泊しているホテルのフロントで呼んでもらうのも、便利で安全な方法です。その他にも、スマートフォンのアプリや、コンビニの端末からタクシーを呼ぶサービスが利用できますよ。
タクシーの呼び方には、おもに以下の3通りの方法があります。
手を挙げて流しのタクシーを呼ぶ
台湾では日本と同様に、路上を走行している空車のタクシーに手を挙げて乗車できます。
空車のタクシーは、赤い文字で『空車』と表示されています。タクシーの運転手のなかには英語を話せない人も多く、中国語しか伝わらないのが一般的。目的地が有名な観光地や駅名であれば、英語で通じる場合もありますが、中国語の住所を書いた紙などを用意しておくと安心です。
基本的には空車の文字が表示されていれば乗車できますが、すでに他の客を拾う予定がある場合や、運転手が勤務終了で帰路に就こうとしている場合には、手を挙げても停車してくれないことがあります。
アプリを使ってタクシーを呼ぶ
アプリを利用する場合は、電話番号でのSMS認証が必要です。アプリによって日本の電話番号を登録できるかどうかが異なります。Uberタクシーは、日本の電話番号でも登録できるので、台湾出発前にあらかじめ登録し、SMS認証まで済ませておくのがおすすめです。台湾の電話番号が必要な場合は、台湾でSIMカードを購入すれば利用できます。
アプリで目的地と出発地を入力すると、システムがドライバーを探してくれます。ドライバーが見つかると、ドライバーの写真、車種、ナンバープレートが表示されるので、該当の車が来るのを待ちましょう。アプリによっては、車のサイズや女性ドライバーなど、さまざまな条件を設定してオーダーすることも可能です。
コンビニの機械からタクシーを呼ぶ
台湾のコンビニには、コンビニの端末からタクシーを呼べるとても便利なサービスもあるんですよ!ファミリーマートやセブンイレブンなどの大手コンビニをはじめ、さまざまなコンビニで利用できます。
まずはコンビニの端末で『生活服務』もしくは『叫車服務』の項目を選択し、タクシー会社を指定します。次に自分の電話番号を入力すると、レシートが発行されるので、記載された車両ナンバーを確認しましょう。あとはタクシーが来るのを待つだけです。
コンビニの端末でタクシーを呼ぶと、記録が残るのもメリットです。ただし、利用するには台湾の電話番号が必要になることに注意しましょう。
②タクシーに乗車する
日本のタクシーは自動ドアですが、台湾のタクシーは手動式になっています。乗車時は自分でドアを開けて車内に入り、降車時はドアを閉めることをお忘れなく!流しのタクシーに乗車する場合は、車体にキズがなく見た目の綺麗なタクシーを選ぶのがおすすめです。
③運転手に目的地を伝える
台湾のタクシー運転手は英語が通じない場合がほとんどです。また、地図を見せても理解してもらえないことが多いため、行き先の住所を紙に書いて見せて伝えるのが良いでしょう。
手間はかかりますが、確実に正しい場所に連れて行ってもらうため、できるだけ明確に目的地を伝えることが大切です。
④メーターが動いているか確認する
乗車したらすぐに、メーターが起動しているかどうかを確認しましょう。メーター料金が適用されない場合は、乗車を断るか、事前に料金を交渉することが必要です。
配車アプリを利用すればアプリ内で料金を確認できますが、観光地周辺でタクシーを拾う場合は、メーター料金ではなく交渉が必要なことも。ぼられる可能性もあるため、相場以上の料金を伝えられたら、乗車を見送るのが賢明です。
⑤料金を支払う
自分でメーターを確認して、適切な料金を支払いましょう。支払いは現金のほか、クレジットカードやApple Payで支払いができることも。現金の場合は、運転手がおつりを持ち合わせていない場合も多いので、少額のお金を用意しておくと安心です。
レシートには運転手情報や料金、日時が記載されていて、万が一トラブルが発生した場合の証拠となるので、降車時には必ずレシートを受け取りましょう。
台湾のタクシーに乗る際の注意点
台湾はタクシーの運行台数も多く、上手に活用することで、観光も効率よく楽しめますよ!ただし、便利な一方でいくつか注意点もあるので、以下で解説します。
メーターが動いているか確認する
乗車したらすぐに運転手がメーターを起動しているか確認してください。メーター料金が適用されていない場合は、乗車を断るか事前に料金を交渉する必要があります。観光地付近では、客引きをしてメーターを無視する不審なタクシーに注意しましょう。
とくに、台北市内から九份までをタクシーで移動する場合は、メーターではなく料金交渉になることがあります。相場は片道1,000~1,300元(約4,877~6,341円)となるので、それ以上の金額を伝えられたら、ぼったくりの可能性も頭に入れましょう。
台湾のタクシーは手動開閉
台湾のタクシーはドアが自動ではなく、手動で開閉する必要があります。乗車時は自分で車内に入り、ドアを手動で開け閉めする必要があります。降車時も同様に、後続の車やバイク、歩行者に気をつけながらドアを開閉しましょう。
必ずシートベルトを着用する
台湾では、前部座席、後部座席ともにシートベルトを着用することが義務付けられています。未着用の場合は罰金の対象となる可能性も。万が一の事態にそなえ、自身の安全のためにも必ずシートベルトを着用しましょう。
少額の現金で支払う
タクシー料金はメーターで決まりますが、空港や一部観光地から乗車する場合は、固定料金や追加料金が発生することも。不明な点は乗車前に確認しましょう。また、おつりがない場合があるため、できるだけ少額の現金を用意しておくのが賢明です。
台湾でタクシートラブルに遭った場合の解決方法
トラブルに遭わないのが一番ですが、万が一の場合の対処法をご紹介します。最後まで安全に旅行を楽しむためにも、できる限りの対策を講じておきましょう。
タクシーのナンバープレートを控える
乗車時にタクシーのナンバープレートを控えておくと、トラブル発生時の重要な証拠になります。降車時に受け取るレシートにも会社名や料金が記載されているので、旅行が終わるまではとっておくのが賢明です。
警察に連絡する
乗っているタクシーが事故にあった、運転手とトラブルになった、貴重品を盗まれたなどの緊急時や事件、事故があった場合は、警察に連絡しましょう。 その他、日本国大使館の役割を果たす日本台湾交流協会の連絡先も控えておくと安心です。事務所は台北と高雄にあります。
トラブルが起きた場合は冷静に対処し、できる限り多くの情報や証拠を確保しておきましょう。
機関 | 連絡先 |
---|---|
日本台湾交流協会 台北事務所 | +886-2-2713-8000 |
日本台湾交流協会 高雄事務所 | +886-7-771-4008 |
警察 | 110番、165番(詐欺ホットライン) |
消防・救急 | 119番 |
※台北市、台中市および高雄市において警察へ通報する際に、中国語のできない方は、次の外国人専用ホットラインを利用することもできます。 | |
台北市政府警察局外事服務站 | 02-2556-6007(24時間、英語対応)※常駐ではないが、日本語対応が可能なスタッフも在籍 |
台中市政府警察局外事科外僑服務専線 | 0922-958-110(24時間、英語対応) |
高雄市政府警察局外事科外事服務站 | 07-215-4342(24時間、英語対応) |
タクシーを活用して台湾旅行を満喫!
本記事では、台湾のタクシーサービスの種類や予約方法、支払い方法まで、タクシーを利用するための情報をご紹介しました。タクシーは、台湾旅行中の強い味方!日本に比べ料金が安いので、さまざまな観光スポットを巡りたいときや、旅行の大きな荷物を運びたいときにも、気軽に利用できるのが魅力的です。
電車やバスなどの公共交通機関と比べて、移動時間の節約や、体力の温存にもなりますよ。ぜひタクシーを上手に活用して、充実した台湾旅行を満喫してくださいね。
※2024年6月20日のレート、1元=4.88円で計算しています。
cover photo by Unsplash