公用語
デンマークの公用語はデンマーク語ですが、英語教育が盛んなため英語も広く通じます。特に首都コペンハーゲンでは、ホテルやレストラン、ショップなどで英語対応が一般的です。看板や案内表示もデンマーク語と英語の併記が多く、観光中に言葉で困ることはほとんどありません。
宗教
デンマークの国教はキリスト教の福音ルーテル派で、国民の多くがこの教会に所属しています。町の中心には美しい教会が建ち、観光名所としても親しまれています。信教の自由が認められており、イスラム教などの少数宗教も共存しています。多様な文化が穏やかに共生する国で、訪れる人もその豊かさを感じられるでしょう。
通貨
デンマークの通貨はデンマーク・クローネ(DKK)で、補助単位はオーレ(øre)です。1クローネは100オーレに相当し、値札には「kr」と表示されます。紙幣は5種類、硬貨は6種類が流通しており、2028~2029年に新紙幣の導入が予定されています。
クレジットカード、キャッシュレス決済
デンマークではキャッシュレス化が進み、ほとんどの場所でクレジットカードやデビットカードが使えます。一部、現金が使えない店もあります。VisaやMastercardが主流で、タッチ決済対応カードを持っておくと便利です。JCBカードは利用できない場合があるので注意しましょう。ATMも多く、PINコードを使えば現地通貨の引き出しもできますが、現金は少額で十分です。
費用
デンマーク旅行の費用は、4泊6日で1人あたり約25〜40万円が目安とされています。
航空券:往復で約18万円〜
宿泊費:1泊あたり約1.5〜3万円
交通費:1万円前後
食事代:4万円〜
デンマークは北欧の中でも物価が高く、特に外食費やホテル代が日本より高めです。旅行時期や航空券の種類によって費用は大きく変わりますが、冬季は比較的安く訪れることができます。ツアーや格安宿を活用すると、予算を抑えて快適に滞在できます。
ビザ
日本人はデンマークをはじめとするEU諸国へ短期旅行する際、ビザは必要ありません。ただし、2026年からは電子渡航証明のETIAS(エティアス)の申請が必要になります。出発前にオンラインで簡単に登録し、承認されれば最長90日間デンマークを含むヨーロッパ各国を自由に旅行できます。なお、パスポートの有効残存期間は入国時に6か月以上あることが望ましいため、更新時期には注意しておきましょう。
日本との時差
デンマークと日本の時差は8時間です。日本の方が8時間進んでおり、日本が正午のときデンマークは午前4時になります。一方、サマータイムの3月最終日曜から10月最終日曜までは、時差が7時間になります。この期間は日本が正午のとき、デンマークは午前5時です。
気候
デンマークの気候は、北欧の中では比較的穏やかで四季がはっきりしています。冬も極端に冷え込むことは少なく、年間を通して過ごしやすい気候です。春(3~5月)は10~15℃でまだ肌寒く、夏(6~8月)は20℃前後と快適で観光のベストシーズン。秋(9~11月)は涼しく紅葉が美しく、冬(12~2月)は0℃前後まで冷え込みます。夏は夜10時ごろまで明るく、冬は日照時間が短いのが特徴です。
服装
デンマークは一年を通して天気が変わりやすく、重ね着できる服装が基本です。春と秋は気温の変化が大きいため、薄手のコートやセーターが便利です。夏は20℃前後と涼しく、日中はTシャツで過ごせますが、朝晩は冷えるので軽い上着を1枚持っておきましょう。冬は0℃前後まで冷え込むため、ダウンコートや厚手のセーター、マフラー、手袋などしっかりした防寒対策が必要です。折りたたみ傘や風を防ぐ上着なども重宝するでしょう。
旅行のベストシーズン
デンマークのベストシーズンは6月から8月の夏です。この時期は気温が15〜20℃ほどと穏やかで過ごしやすく、日照時間が長いため観光に最適です。朝早くから夜遅くまで明るく、1日をたっぷり楽しめます。空気が乾燥していて爽やかに感じられ、街歩きや屋外のカフェ、フェスティバルなどを満喫できます。特に6月下旬の夏至前後は夜の22時ごろまで明るく、北欧らしい夏の雰囲気を味わえる時期です。
治安
デンマークのベストシーズンは6月から8月の夏です。この時期は気温が15〜20℃ほどと穏やかで過ごしやすく、日照時間が長いため観光に最適です。朝早くから夜遅くまで明るく、1日をたっぷり楽しめます。空気が乾燥していて爽やかに感じられ、街歩きや屋外のカフェ、フェスティバルなどを満喫できます。特に6月下旬の夏至前後は夜の22時ごろまで明るく、北欧らしい夏の雰囲気を味わえる時期です。
物価
デンマークの物価は日本より全体的に高く、ヨーロッパの中でも特に物価水準が高い国のひとつです。食事はランチで約2,000〜3,000円、ディナーで5,000円前後が目安で、コーヒー1杯も700円ほどします。ホテルは1泊1室あたり15,000円前後からと高めで、交通費や観光施設の入場料も割高です。日用品も牛乳約は250円、パンは約550円など日本よりやや高く、旅行の際は全体的に出費が多くなる傾向があります。
交通手段
デンマークでは公共交通機関が充実しており、電車、地下鉄、バスを使えば主要都市間や市内を快適に移動できます。特にコペンハーゲンでは地下鉄が便利で、観光スポットを効率よく巡ることができます。交通費は1日あたり1000円前後が目安で、24時間券やCity Passを利用するとお得です。ICカードのRejsekortを使えば運賃が割安になります。タクシーは料金が高めのため、短距離利用や夜間移動時に限るのがおすすめです。
空港から市街地へのアクセス方法
コペンハーゲン国際空港から市街地へは、電車や地下鉄を利用すると便利です。デンマーク国鉄(DSB)を使えば、空港からコペンハーゲン中央駅まで約13分で到着します。地下鉄M2ラインなら、コンゲンス・ニュートー広場まで約15分です。どちらも空港ターミナル3から直接アクセスでき、チケットは券売機やアプリで購入できます。タクシーの場合は荷物が多い時や夜間移動におすすめです。
インターネット
デンマークのインターネット普及率は99.0%と非常に高く、日本とほぼ同じ感覚で利用できます。北欧地域は世界一の普及率を誇り、無料Wi-Fiも多く、観光中も快適にインターネットを利用できます。国内キャリアではTDC NET / YouSeeやTelia DanmarkなどがeSIMに対応しており、到着後すぐに使えて便利です。他にもプリペイドSIMやポケットWi-Fiの利用も可能で、旅のスタイルに合わせて選べます。
電源プラグ
デンマークのプラグ形状は主にCタイプ(2ピン丸型)で、一部ではBタイプやKタイプも使用されています。日本の製品を使う場合は、マルチタイプの変換プラグを用意しておくと安心です。電圧は220〜230ボルトで、日本(100ボルト)とは異なります。そのため、日本の電化製品を使用する際は変圧器が必要です。
飲水
デンマークでは水道水をそのまま飲むことができ、安全性も高いとされています。ただし日本と水質が異なるため、胃腸が弱い人や不安がある場合はミネラルウォーターを利用すると安心でしょう。市販の水は「炭酸入り」と「炭酸なし」があるため、購入時にラベルの確認を忘れずに。レストランでは水が有料のことも多く、500mlのミネラルウォーターは約400円が目安です。
トイレ
デンマークのトイレは洋式で清潔に保たれており、設備の整った場所が多いのが特徴です。観光地や駅、デパートなどでは有料の場合が多く、料金は10デンマーク・クローネ前後です。支払いは現金のほかカードに対応している場所もありますが、トイレ用の現金を用意しておく方が無難です。また、トイレットペーパーがないこともあるため、携帯用ティッシュを持っておきましょう。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。