セネガル物価は高い？費用や予算、日本との比較も

セネガルの最新物価情報！日本と比べて高い？安い？

さっそく、セネガルの物価について結論からお伝えします！

セネガルの物価は、「旅行者の行動次第で、日本より高くも安くもなる」のがリアルなところ。

とくに首都ダカールは、西アフリカの中では物価が高い都市として知られています。しかし、これはあくまで「西アフリカの周辺国と比べて」の話。家賃などを除いた現地の生活費は、東京よりも低い水準にあります。

ポイントは、セネガルの物価が「ローカル（現地民）向け」と「観光客・駐在員向け」の二重構造になっていること。

例えば、現地の人々が通う食堂の食事は衝撃的に安いですが、お洒落なカフェのコーヒーは日本より高いことも。また、輸入製品や高級ホテルは、東京並みかそれ以上の価格が設定されています。

つまり、旅行者が「ローカルな体験」をえらべば、旅行費用は衝撃的に安く抑えられ、「欧米型の快適さ」を求めると、費用は青天井に高くなる、という特徴があります。

まずは、セネガルの物価が日本（東京）と比べてどれくらい違うのか、以下の詳細な比較表でチェックしてみましょう！

セネガルと日本の物価比較表

※ 1 XOF（CFAフラン） = 約0.25円 で計算（2025年11月時点の目安）

セネガル旅行で気になる！項目別費用ガイド

比較表でセネガルの物価の「二面性」が見えてきたでしょうか？

ここからは、旅行者が実際に「食べる」「乗る」「見る」シーンで、どれくらいの費用がかかるのか、具体的な相場を深掘りしていきます！

食費（グルメ・カフェ）の物価情報

セネガル旅行のハイライトは、なんといってもグルメ！この食費こそ、旅行費用を抑える最大の鍵です。

ローカルフードは衝撃の安さ！

セネガルの食費は、あなたが「どこで」「何を」食べるかによって、文字通り10倍以上変わります！

最大の狙い目は、ローカル食堂や屋台（ストリートフード）。セネガルの国民食「チェブジェン（Thiéboudienne）」（魚と野菜の炊き込みご飯）は、屋台や地元の小さな食堂なら、なんと500 XOF（約125円） ほどでお腹いっぱい食べられます！

その他、「ファタヤ（Fataya）」（揚げ餃子風のスナック）が500〜900 XOF（約125〜225円）、ドーナツ風の「ベニエ（Beignets）」が100〜300 XOF（約25〜75円）と、小腹が空いても安心の価格帯です。

レストラン・カフェは日本並みかそれ以上

一方、観光客向けのレストランや、お洒落なカフェで食事をすると、一気に日本並みの価格に。

とくに驚きなのが、「食事（チェブジェン）より、嗜好品（コーヒー）の方が高い」という価格の逆転現象。ローカルフードが500 XOF（約125円）なのに対し、カフェで飲むコーヒーは1杯1,500 XOF（約375円）もすることがあります。これは、輸入品や観光地価格がいかに高いかを示しています。

また、セネガルはイスラム教徒が多いため、アルコール（ビールなど）は提供される場所が限られ、価格も高め。レストランでのビール1杯が1,500 XOF（約375円）と、ローカルフード3食分に匹敵することも！

費用を抑えるなら、迷わずローカルフードをえらびましょう！

交通費・移動の費用の物価情報

交通費も、物価の「二重構造」がはっきり出ている分野です。空港アクセスと市内交通を分けて、賢い移動方法と相場を解説します。

最大の難関？空港（AIBD）からダカール市内へ

セネガルの玄関口、ブレーズ・ジャーニュ国際空港（AIBD）は、ダカール市内から約50kmとかなり離れています。ここでの移動手段が、旅の最初の出費ポイントです！

• タクシー：
  最も早くて楽ですが、最も高価。交渉制で、相場は20,000〜25,000 XOF（約5,000〜6,250円） ほどかかります。
• 空港バス（Dakar Dem Dikk）：
  Dakar Dem Dikk（ダカール・デム・ディック）社が運営する空港シャトルバスがあり、料金は 6,000 XOF（約1,500円） です。
• 鉄道（TER）：
  2024年に空港まで開通した「Train Express Regional (TER)」が、旅行者にとっての新たな選択肢です。空港（AIBD）からダカール市内へ向かう場合、まず駅（Diamniadio）までのシャトルバス（3,000 XOF）に乗り、そこからダカール市内までTER（1,500 XOF）を利用します。合計で4,500 XOF（約1,125円） と、タクシーの4分の1以下で移動できます！

ダカール市内の移動手段

市内の移動も、賢くえらべば驚くほど安く済みます。

• 市内バス（Dakar Dem Dikk）：
  圧倒的な最安手段！市内を網羅しており、多くの路線が150 XOF（約38円） という驚きの価格です。ただし、路線図が分かりにくく、初心者には難易度が高め。
• タクシー（黄色と黒）：
  市内の移動は、この交渉制タクシーが主流。必ず「乗る前に」値段交渉が必要です。相場を知らないと高くついてしまうことも。ダカール市内（プラトー地区〜アルマディ地区など）の移動は、1,500〜3,000 XOF（約375〜750円） が相場です。
• 配車アプリ（Yango）：
  海外旅行初心者の最強の味方！「Yango」という配車アプリを使えば、乗車前に料金が確定し、面倒な交渉は一切不要。最低料金は533 XOF（約133円） からと非常に良心的で、安心して利用できます。

観光・ショッピング・お土産の価格

セネガル旅行のハイライト、世界遺産「ゴレ島」や「ラック・ローズ（ピンクの湖）」の観光費用、そしてお土産の相場を見ていきましょう！

世界遺産「ゴレ島」への訪問費用

ダカールからフェリーで約20分のゴレ島。この島を訪れるには、複数の費用がかかります。

• フェリー代：
  外国人は往復で 5,200 XOF（約1,300円） の料金が必要です。
• 入島税（市税）：
  フェリーを降りた先で、500〜600 XOF（約125〜150円） の入島税（観光税）の支払いが必要です。
• 奴隷の家（Maison des Esclaves）：
  島のシンボルである「奴隷の家」の入場料として、非居住者は 1,500 XOF（約375円） がかかります。

ゴレ島を訪れるには、最低でも合計 7,200 XOF（約1,800円）ほどの諸費用がかかると覚えておきましょう。

「ラック・ローズ（ピンクの湖）」の費用

乾季にうつくしいピンク色に染まることで有名なラック・ローズ。

湖エリアへの入場自体は無料です。

ただし、湖の周りをめぐるための4WD（四駆）ツアーや、塩の採掘を見学するカヌー代が別途かかります。これらは高額なパッケージツアーに含まれているか、現地で個別に支払う必要があります。

カヌーツアーが約25ユーロ（約4,000円）、4WDツアーが1車両あたり約55ユーロ（約8,800円）が相場と、ここは観光地価格となっています。

お土産（ショッピング）の相場

マルシェ（市場）でのショッピングは、価格交渉（Haggling）が文化として根付いています。提示された価格で即決せず、コミュニケーションを楽しむ姿勢が重要です！

• アフリカ布（パーニュ）：
  色鮮やかなアフリカ布は、1ヤード（約90cm）あたり2,000 XOF（約500円）前後から。柄や質によって価格は異なります。
• 伝統衣装（ブブ）：
  セネガルの伝統的な衣装「ブブ」。市場などで売られている既製品なら3,000 XOF（約750円）程度からありますが、仕立ての良いものだと26,000 XOF（約6,500円）以上とピンキリです。
• ジェンベ（太鼓）や工芸品：
  これらのお土産は、特に価格が「あってないようなもの」。必ず交渉を楽しみましょう！

セネガルの通貨と為替レート

セネガル旅行で使うお金の基本情報も押さえておきましょう！

セネガルの通貨は「CFAフラン（セーファーフラン）」（通貨コード：XOF）です。これはセネガルだけでなく、西アフリカの8カ国で使われている共通通貨です。

海外旅行初心者にとって、セネガル旅行で最大の安心材料となるのが、このCFAフランの為替レート。

CFAフランは、ユーロ（EUR）と固定レートで連動（ペッグ）しています。

1 EUR = 655.957 XOF

このレートは変動しません。

これが何を意味するかというと、日本円とユーロの為替レートさえ見ておけば、自動的にCFAフランのレートも把握できるということ！

例えば、1ユーロ＝170円なら、1 XOF＝約0.26円。1ユーロ＝160円なら、1 XOF＝約0.24円、といった具合です。（※本記事では計算しやすいよう1 XOF＝約0.25円で目安を記載しています）

両替のコツは？

1. 日本でCFAフランは両替不可！
   残念ながら、日本国内の銀行や空港でCFAフランに両替することは非常に困難です。
2. 「ユーロ」を持っていくのが最強！
   最も簡単で安心な方法は、日本の空港で「ユーロ」に両替しておき、セネガルの空港（AIBD）やダカール市内の両替所で、ユーロからCFAフランに両替する方法です。
3. レート詐欺の心配なし！
   固定レートなので、どこの両替所を使ってもレートは「1 EUR = 655.957 XOF」です（ただし、両替手数料が引かれる場合はあります）。米ドル（USD）も両替可能ですが、ユーロの方が圧倒的に便利ですよ！

セネガル旅行の費用相場は？期間別（日数別）にご紹介

これまでの物価情報を元に、「結局、セネガル旅行には総額いくら必要なのか？」という読者の最終的な疑問にお答えします！

まず、セネガル旅行で最も大きな費用となるのが航空券。日本からの直行便はなく、ヨーロッパや中東を経由する必要があり、往復で18万円以上はかかります。飛行時間も乗り継ぎ含め24時間以上かかるため、現地での滞在日数は最低でも5日は欲しいところ。

ここでは、比較的現実的な「5泊7日」と、定番の「8泊10日」の2パターンの費用相場をご紹介します。

※以下の予算は、ローカルフードや配車アプリを活用し、「ローカル価格」で賢く滞在した場合の目安です。

5泊7日のセネガル旅行の費用相場（弾丸！ダカール＆ゴレ島）

市内と世界遺産ゴレ島に絞った、最低限の日数でセネガルの魅力を味わう弾丸プランです。

8泊10日のセネガル旅行の費用相場（定番！3都市周遊）

ダカール、ゴレ島に加え、ラック・ローズや古都サン＝ルイまで足を伸ばす場合のスタンダードなプランです。

個人手配で賢く節約すれば、8泊10日の旅行でも40万円以下に抑えることが可能です。ツアーを利用する場合、8日間で53万円〜が相場なので、いかにローカル価格をえらぶかが費用を抑える鍵となります！

セネガル旅行の費用を抑える！節約のコツ3選

最後に、セネガルの物価を賢く攻略し、旅行費用をグッと抑えるための具体的な節約術を3つご紹介します！

食事は「ローカル食堂」と「屋台」を恐れない！

最も効果的な節約術は、食費です。西洋風のスーパーは輸入品が多く、非常に高価。

勇気を出して、地元の人で賑わう食堂や屋台に飛び込んでみましょう！国民食「チェブジェン」は500 XOF（約125円）。これだけで、観光客向けレストランとの差額、数千円が一日で浮いてしまいます。

セネガルの人々は「テランガ」（最高のおもてなし精神）で知られています。地元の人々と同じものを食べるのが、一番安く、一番美味しい体験ですよ！

移動は「Yangoアプリ」と「乗車前交渉」を徹底！

交通費、とくにタクシー代は交渉次第で大きく変わります。

• 交渉が不安な方：
  まずは配車アプリ「Yango」を日本でダウンロードしていきましょう。これさえあれば、料金が固定されるため安心です。
• 交渉に挑戦したい方：
  Yangoでまず「相場」を調べましょう。その上で、流しのタクシーに「乗る前に」（ここが重要！）笑顔で値段交渉を。Yangoの提示額より少し安く交渉できれば大成功です！

市場での買い物は「笑顔で交渉（Haggling）」すべし！

アフリカ布や民芸品など、お土産が魅力的なセネガル。しかし、市場（マルシェ）では値札がないことがほとんど。これは、価格が「交渉」で決まる文化だからです。

深刻になる必要はありません！これは、ぼったくりを防ぐためというより、「文化的なコミュニケーション」の一環です。

笑顔で「（フランス語で）セ・アン・プー・シェール・プール・モワ（私にはちょっと高いかな）」とコミュニケーションを楽しんでみてください。最初の提示額の半額〜7割程度から交渉をスタートするのがコツですよ。

セネガルの物価を理解して、賢く旅行を楽しもう！

セネガルの物価は、一見すると「高い」部分もありますが、それは旅行者向けの価格や輸入品の話。ローカルな生活に目を向ければ、日本よりもずっと安く、エネルギッシュな日常を体験できます。

「高い」観光客価格と、「安い」ローカル価格の二重構造を理解し、賢く安い方の選択肢をえらび取ることが、セネガル旅行の費用を抑え、成功させる最大のコツです。

この記事で紹介した費用や節約術を参考に、あなただけのオリジナルなセネガル旅行の予算を立ててみてくださいね！

NEWTでは、セネガルへの航空券や、ダカールの安全・快適なホテルもおトクに予約可能です。ぜひチェックしてみてください！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

cover photo by Unsplash