
【2025年最新】セネガルの世界遺産まとめと訪問のコツ
セネガルには7つの世界遺産があり、豊かな文化と自然が織りなす魅力的な観光地が点在しています。奴隷貿易の歴史を伝えるゴレ島から、渡り鳥の楽園ジュッジ国立鳥類保護区まで、セネガルの多様な遺産を紹介します。文化遺産5件と自然遺産2件をめぐり、西アフリカの歴史と生態系を体感できる旅の計画にお役立てください。



セネガルには、豊かな歴史と自然を反映する7つの世界遺産があります。文化遺産5件、自然遺産2件と、バランスの取れた構成が特徴です。
本記事では、これらの魅力的な遺産を詳しく紹介し、訪問する際のコツもお伝えします。セネガルの文化と自然の豊かさを体感できる世界遺産の旅へ、ぜひ出かけてみてください。
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2025年現在、セネガルの世界遺産の数は全部で7件

セネガルには、5件の文化遺産と2件の自然遺産があります。ニオコロ-コバ国立公園は、現在危機遺産に指定。ジュッジ国立鳥類保護区は過去に危機遺産に指定されていましたが、現在は解除されています。
セネガルは、西アフリカに位置する国で、豊かな文化遺産と自然遺産を誇ります。ユネスコ世界遺産に登録されているのは、文化遺産5件と自然遺産2件の計7件です。
これらの遺産は、セネガルの多様な歴史と文化、そして豊かな自然環境を反映しています。 奴隷貿易の歴史を伝えるゴレ島や、フランス植民地時代の面影を残すサン-ルイ島など、セネガルの複雑な過去を物語る遺産が多く存在する場所。
一方で、セネガンビアのストーン・サークル群のような先史時代の遺跡も見られます。 自然遺産では、サルーム・デルタやニョコロ=コバ国立公園など、生物多様性豊かな地域が保護されていることも有名。これらの遺産は、セネガルの文化的アイデンティティと自然の豊かさを世界に示す重要な存在です。
世界遺産名 | 遺産種別 | 登録年 |
---|---|---|
ゴレ島 | 文化遺産 | 1978年 |
ニョコロ=コバ国立公園 | 自然遺産 | 1981年 |
ジュッジ国立鳥類保護区 | 自然遺産 | 1981年 |
サン-ルイ島 | 文化遺産 | 2000年 |
セネガンビアのストーン・サークル群 | 文化遺産 | 2006年 |
サルーム・デルタ | 文化遺産 | 2011年 |
バサリ地方:バサリ族、フラ族、ベディック族の文化的景観 | 文化遺産 | 2012年 |
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見どころと魅力セネガルの世界遺産7つ

セネガルには、文化遺産5件と自然遺産2件の合計7つの世界遺産があります。これらの遺産は、セネガルの豊かな歴史と文化、そして驚くほど多様な自然環境を反映している場所です。
奴隷貿易の歴史を伝えるゴレ島から、フランス植民地時代の面影を残すサン-ルイ島、謎に包まれたストーン・サークル群まで、セネガルの文化遺産は見逃せません。
自然遺産では、生物多様性豊かなサルーム・デルタや、西アフリカ最大の自然保護区であるニョコロ=コバ国立公園が訪れる人を魅了します。
これから、セネガルの7つの世界遺産それぞれの魅力や見どころをご紹介します。セネガルへの旅行計画の参考にしてください。
ゴレ島
奴隷貿易の歴史を伝える島

ゴレ島は、セネガルの首都ダカールから約3キロメートルの沖合に位置する小さな島です。15世紀から19世紀にかけて、アフリカからアメリカ大陸への奴隷貿易の中継地として使われた悲しい歴史を持っています。
1978年にユネスコ世界文化遺産に登録され、現在は奴隷制度の歴史を伝える重要な場所です。 島内には、奴隷貿易の歴史を伝える建物や施設が残されています。とくに「奴隷の家」は、奴隷たちが過酷な環境で過ごした様子を今に伝える貴重な遺構です。
植民地時代の建築物や要塞跡、歴史博物館なども見どころ。 ゴレ島を訪れる際は、現地ガイドによるツアーに参加することをおすすめします。
彼らの説明を通じて、島の歴史をより深く理解することも。島内は徒歩で回れる大きさですが、日差しが強いので帽子や日焼け止めを忘れずに持参しましょう。
ゴレ島の基本情報 | |
---|---|
住所 | Île de Gorée, Dakar, Senegal |
電話 | - |
営業時間 | - |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | ダカールのダカール港からフェリーで約20~30分 |
料金 | 奴隷の家入場料:約500セー・エフ・アー(約100円) |
公式サイト | - |
サン・ルイ島
フランス植民地時代の面影を残す街

サン・ルイ島は、セネガル北西部のセネガル川河口に位置する島で、2000年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。17世紀から20世紀初頭まで、フランス領西アフリカの首都として栄えた歴史ある街です。
島内には、フランス植民地時代の建築物が数多く残されています。特徴的な色彩の建物や細い路地、優雅な広場など、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気。ファイドルブ橋やガバナンス宮殿、漁村地区なども見どころです。
サン-ルイ島を訪れる際は、徒歩や馬車で島内を散策するのがおすすめ。11月から2月の乾季が観光に適しており、毎年5月に開催されるジャズフェスティバルも人気です。島内は比較的安全ですが、夜間の一人歩きはさけましょう。
サン・ルイ島の基本情報 | |
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住所 | Saint-Louis, Senegal |
電話 | - |
営業時間 | 24時間(個別の施設は異なる) |
休業日 | なし(個別の施設は異なる) |
アクセス | ダカールから車で約4時間 |
料金 | 島内入場無料(個別の施設は有料) |
公式サイト | - |
セネガンビアのストーン・サークル群
謎に包まれた巨石群

セネガンビアのストーン・サークル群は、セネガルとガンビアにまたがる地域に点在する巨石群で、2006年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
紀元前3世紀から紀元後16世紀にかけて造られたと考えられていますが、その目的や意味は未だ謎に包まれています。 4つの主要サイト(シネ・ンガエネ、ワナール、ワッス、ケルバチ)があり、それぞれに特徴的な石柱や円形の配置が見られます。
これらの巨石群は、当時の人々の高度な技術力や天文学的知識を示す証拠とも考えられる場所です。 ストーン・サークル群を訪れる際は、現地ガイドを利用することをおすすめします。
各サイトの歴史や特徴、最新の研究成果などを詳しく解説してもらえるので便利です。サイト間の移動には車が必要なので、ツアーに参加するか、ドライバー付きの車をチャーターするといいでしょう。
セネガンビアのストーン・サークル群の基本情報 | |
---|---|
住所 | MFW7+3VM, Sine Ngayène, セネガル |
電話 | - |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | ダカールから車で約5~7時間 |
料金 | 各施設によって異なる |
公式サイト | - |
サルーム・デルタ
生物多様性豊かな三角州

サルーム・デルタは、セネガル中西部に位置する広大な三角州で、2011年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。マングローブ林、干潟、砂州、塩性湿地など、多様な生態系が見られる貴重な自然環境です。 デルタ内には、18種以上の鳥類をはじめ、多くの魚類や哺乳類が生息しています。
冬になると約95種の水鳥が越冬のために飛来し、さらに多くの渡り鳥や海鳥が訪れる場所です。とくに、フラミンゴやペリカンなどの水鳥の観察スポットとして人気があります。先史時代の貝塚も発見されており、自然と文化の融合した景観を楽しめるでしょう。
サルーム・デルタを訪れる際は、エコツアーに参加するのがおすすめ。ボートでマングローブ林をめぐったり、野鳥観察をしたりと、自然を満喫できます。11月から4月の乾季が訪問に適していますが、蚊よけ対策は必須です。環境保護の観点から、ゴミの持ち帰りや野生動物への餌やりを控えるなど、責任ある観光を心がけましょう。
サルーム・デルタの基本情報 | |
---|---|
住所 | Saloum Delta, Senegal |
電話 | - |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | ダカールから車で約3〜4時間 |
料金 | 無料(ツアーにより異なる) |
公式サイト | - |
バサリ地方:バサリ族、フラ族、ベディック族の文化的景観
伝統文化が息づく文化的景観

バサリ地方は、セネガル南東部に位置し、2012年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。この地域には、バサリ族、フラ族、ベディック族という3つの民族が共存し、独自の文化や伝統を今も守り続けています。
バサリ族は、独特の階級社会と成人儀礼で有名です。フラ族は、牧畜を中心とした生活を送り、うつくしい装飾品で有名。ベディック族は、少数民族ながら、独自の言語や宗教観を持っています。
これらの民族の伝統的な家屋、農耕地、聖なる森などが、文化的景観を形成している部族です。 バサリ地方を訪れる際は、現地のガイドと共に村々を訪れ、各民族の生活や文化を学ぶことをおすすめします。
ただし、写真撮影や村の訪問には必ず許可を得るなど、文化的配慮が必要です。乾季(11月から5月)の訪問が適しており、とくに2月ごろに行われるバサリ族の成人儀礼の時期は、伝統文化を体験する絶好の機会といえるでしょう。
バサリ地方の基本情報 | |
---|---|
住所 | H524+9WG, Kote, Senegal |
電話 | — |
営業時間 | 日の出から日没まで(村の訪問はガイドと要相談) |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | ダカールから車で約12時間 |
料金 | ガイド料金:約20,000~30,000シーエフエー(約4,983~7,474円)/日から |
公式サイト | - |
ニョコロ=コバ国立公園
西アフリカ最大の自然保護区

ニョコロ=コバ国立公園は、セネガル南東部に位置する広大な自然保護区で、1981年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。サバンナ、森林、湿地など多様な生態系を有し、西アフリカ最大の野生動物の生息地として知られています。
公園内では、ライオン、チーター、ヒョウ、アフリカゾウ、バッファロー、各種のアンテロープなど、多くの野生動物を観察できる可能性があります。また、330種以上の鳥類も生息しており、バードウォッチングの名所としても人気です。
ただし、2007年から危機遺産に指定されており、密猟や生息地の減少などが問題となっています。現在、セネガル政府と国際機関が協力して保全活動に取り組んでいる国立公園です。
ニョコロ=コバ国立公園を訪れる際は、公認ガイド同伴のサファリツアーに参加することをおすすめします。乾季(11月から5月)が訪問に適していますが、とくに2月から4月が野生動物の観察に最適な時期。公園内での自由な移動は制限されているため、事前に許可を得たツアーで訪れることが重要です。
ニョコロ=コバ国立公園の基本情報 | |
---|---|
住所 | Niokolo-Koba National Park, Tambacounda Region, Senegal |
電話 | +33 1 45 68 43 78 |
営業時間 | 日の出から日没まで(サファリツアーの時間による) |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | ダカールから車で約8時間 |
料金 | 約5,000シーエフエー(約12,456円) |
公式サイト | - |
ジュッジ国立鳥類保護区
渡り鳥の楽園

ジュッジ国立鳥類保護区は、セネガル北西部のセネガル川デルタに位置し、1981年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。アフリカとヨーロッパを行き来する渡り鳥の重要な中継地として知られています。
保護区内には、3つの主要な生態系(河川、湖沼、砂丘)が存在し、約400種の鳥類が確認されています。とくに、フラミンゴ、ペリカン、コウノトリなどの大型水鳥や、さまざまな種類のカモ、シギ、チドリなどを観察することも。
1984年から2006年まで危機遺産に指定されていましたが、干ばつ対策や生態系の回復により、現在はリストから外れています。しかし、気候変動や周辺地域の開発などの課題は依然として、何一つ変わっていません。
ジュッジ国立鳥類保護区を訪れる際は、11月から4月の乾季がおすすめです。とくに11月から1月は、渡り鳥が最も多く飛来する時期。バードウォッチングツアーに参加すれば、専門ガイドの解説付きで効率よく鳥類を観察できます。双眼鏡や望遠レンズ付きカメラがあると、より充実した観察ができるでしょう。
ジュッジ国立鳥類保護区の基本情報 | |
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住所 | Djoudj National Bird Sanctuary, Saint-Louis Region, Senegal |
電話 | +221 77 181 02 59 |
営業時間 | 7:00~18:00 |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | サン-ルイから車で約1時間 |
料金 | 約3,000シーエフエー(約747円) |
公式サイト | - |
セネガルの世界遺産を訪れる際の注意点とコツ

セネガルの世界遺産を訪れる際は、その価値を十分に理解し、責任ある観光を心がけることが大切です。文化遺産と自然遺産それぞれに適した注意点があります。効率的な周遊プランを立てることで、より充実した世界遺産めぐりが可能になるでしょう。
文化的配慮を忘れずに
セネガルの文化遺産を訪れる際は、現地の文化や習慣を尊重することが重要です。服装は控えめにし、肩や膝を露出させないようにしましょう。とくにモスクなどの宗教施設では、より厳格な服装規定があることがあります。写真撮影の際は、必ず許可を得てから行うようにしてください。人物を撮影する場合は、事前に了承を得ることが礼儀です。
自然遺産では環境保護に配慮を
ニョコロ=コバ国立公園やジュッジ国立鳥類保護区などの自然遺産では、環境保護に十分な配慮が必要です。指定されたルートから外れないようにし、動植物に触れたり、餌を与えたりしないでください。
ゴミは必ず持ち帰り、自然環境に影響を与えないよう心がけましょう。とくに野生動物の観察時は、静かに行動し、動物たちのストレスにならないよう注意が必要です。
効率的な周遊プランを立てよう
セネガルの世界遺産は国内各地に点在しています。効率的にめぐるには、事前に綿密な計画を立てることをおすすめします。首都ダカールを拠点に、ゴレ島とサン-ルイ島を組み合わせるのが一般的。
遠方の遺産を訪れる場合は、国内線や長距離バスの利用を検討しましょう。季節によっては道路状況が悪化することもあるので、移動手段の選択には注意が必要になります。
最新の治安情報をチェック
セネガルの治安はやや不安定であるため、最新の治安情報をチェックして慎重に計画してください。とくに、カザマンス地方には、「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が発出されています。また、マリとの国境地帯については「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」も出ています。
社会情勢は短時間で大きく変化することも珍しくありません。渡航を検討する際は、最新の情報をチェックして慎重に計画してください。
セネガルの世界遺産めぐりで、多様な文化と自然を体験しよう!

セネガルの7つの世界遺産は、この西アフリカの国の豊かな歴史、文化、自然を映し出す宝物です。奴隷貿易の歴史を伝えるゴレ島から、謎に包まれたストーン・サークル群、生物多様性豊かなサルーム・デルタまで、それぞれが独自の魅力を持っています。
文化遺産では、植民地時代の面影を残すサン-ルイ島や、伝統文化が息づくバサリ地方など、セネガルの多様な文化に触れることができるでしょう。
自然遺産では、西アフリカ最大の自然保護区ニョコロ=コバ国立公園や、渡り鳥の楽園ジュッジ国立鳥類保護区で、豊かな生態系を体験できます。
これらの世界遺産を訪れることで、セネガルの奥深さを肌で感じ、理解を深められるでしょう。責任ある観光を心がけ、これらの貴重な遺産の保護に貢献しながら、セネガルの魅力を存分に楽しんでください。
※記事のレートは、2025年7月2日現在、1シーエフエー=0.25円で計算しています。
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。
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