モンゴルの主要都市はどこ?県や都市の一覧や特徴などを解説
モンゴルには、首都ウランバートルをはじめとする主要都市があります。ウランバートルは経済、文化の中心地で、多くの観光スポットが集まっています。エルデネトは鉱山都市として知られ、経済的に重要な役割を果たしています。ダルハンは工業都市で、モンゴル国内での産業発展に寄与しています。これらの都市はそれぞれ独自の魅力を持ち、モンゴル旅行の際には訪れる価値がありますよ!
モンゴルには、首都ウランバートルをはじめとする主要都市があります。ウランバートルは経済、文化の中心地で、多くの観光スポットが集まっています。エルデネトは鉱山都市として知られ、経済的に重要な役割を果たしています。ダルハンは工業都市で、モンゴル国内での産業発展に寄与しています。これらの都市はそれぞれ独自の魅力を持ち、モンゴル旅行の際には訪れる価値がありますよ!
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モンゴルの行政区分である県とは?
日本の国土の4倍以上もの広大な土地を誇るモンゴル。モンゴルには、首都のウランバートル市のほか、21のアイマクが設置されています。このアイマクは、日本での県にあたるもので、県の下には郡にあたるソム、さらにその下に村にあたるバグが属しています。
まずはモンゴルの行政区分である県は、以下になります。
モンゴルの県(アイマク)の一覧
地域 | 行政区分・県名 |
---|---|
西部 | バヤンウルギー県 |
ゴビアルタイ県 | |
ザブハン県 | |
オブス県 | |
ホブド県 | |
ハンガイ(中北部) | アルハンガイ県 |
バヤンホンゴル県 | |
ボルガン県 | |
オルホン県 | |
ウブルハンガイ県 | |
フブスグル県 | |
ゴビ(中南部) | ゴビスンベル県 |
ダルハンオール県 | |
ドルノゴビ県 | |
ドンドゴビ県 | |
ウムヌゴビ県 | |
セレンゲ県 | |
トゥブ県 | |
ウランバートル市(トゥブ県) | |
東部 | ドルノド県 |
スフバータル県 | |
ヘンティー県 |
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モンゴルの都市の一覧!主要都市はどこ?
広大なモンゴルには多くの都市や町、村がありますが、主要な都市としてあげられるのは、首都のウランバートル、第二の都市であるエルデネト、そして第三の都市であるダルハンです。そのほか、人口が多い順に10都市をランキングにして、人口や特徴をまとめました。
本記事では主要都市である3都市について、観光や見どころ、気候などを徹底解説!モンゴル旅行の参考になる観光スポットでもあるので参考にしてくださいね。
都市名 | 県名・地域 | 人口 |
---|---|---|
ウランバートル | ウランバートル市・ゴビ(中南部) | 1,640,781 人 |
エルデネト | オルホン県・ハンガイ(中北部) | 101,976 人 |
ダルハン | ダルハンオール県・ゴビ(中南部) | 87,222 人 |
チョイバルサン | ドルノド県・東部 | 47,518 人 |
ムルン | フブスグル県・ハンガイ(中北部) | 42,911 人 |
ウルギー | バヤンウルギー県・西部 | 40,963 人 |
ナライフ | ウランバートル市・ゴビ(中南部) | 40,238 人 |
オラーンゴム | オブス県・西部 | 33,729 人 |
アルバイヘール | ウブルハンガイ県・ハンガイ(中北部) | 36,782 人 |
ホブド | ホブド県・西部 | 33,680 人 |
※ モンゴル国家統計局による調査結果より(2023年)
モンゴルの首都・ウランバートル
ウランバートルはモンゴルの首都で、政治、経済、文化の中心地です。古くからモンゴルを拠点とする遊牧民の政権が、置かれていた場所でもあります。17世紀にチベット仏教の高僧ジェブツンダンパ・ホトクトが統治し、現在のウランバートルの原型となる街が形成されました。
1924年に「モンゴル人民共和国」が誕生し、ウランバートルという名前がつけられました。モンゴル語で、ウランバートルは「赤い英雄」という意味です。ウランバートルはモンゴルの民主化以降、急速に発展し、現在ではモンゴル国の主要な都市機能が集まっています。訪れる際の玄関口としても重要な役割を果たしています。
ウランバートルはモンゴルの首都で、人口約160万人が住んでいます。モンゴルの政治、経済、文化の中心地です。市内は9つの行政区に分かれており、スフバートル区が中心部です。ウランバートルは標高約1,300mの高地に位置し、周囲を山々に囲まれています。治安は比較的いいですが、スリや置き引きには注意が必要です。
ウランバートルの基本情報 | |
---|---|
場所 | 中央部 |
治安 | 比較的安定 |
日本からの直行便 | あり 4時間45分〜 |
日本との時差 | −1時間 |
ウランバートルの気候
ウランバートルは海抜約1,300mの高所に位置し、大陸性ステップ気候に属しています。湿度は低く、降水量も少ないのが特徴です。とくに、冬は厳しい寒さが特徴的で、最低気温が-30℃以下になることもあります。冬に訪れる場合は、防寒対策をしっかりしましょう!
夏は比較的涼しく、最高気温は23℃程度と過ごしやすく、旅行のベストシーズンです。ただし、夜は冷え込むので長袖は忘れないでくださいね。春と秋は短く、気温の変動が激しいため、注意が必要です。
ウランバートルの平均気温の推移
月 | 平均気温(℃) |
---|---|
1月 | −21 |
2月 | -13.3 |
3月 | -3.9 |
4月 | 0 |
5月 | 8.8 |
6月 | 17.3 |
7月 | 17.9 |
8月 | 17 |
9月 | 11.5 |
10月 | 4.3 |
11月 | -11.5 |
12月 | -19.1 |
※ モンゴル国家統計局による調査結果より(2023年)
\モンゴルの気候やベストシーズンについての詳しい記事はこちら!/
ウランバートル市内の移動手段
ウランバートル市内であれば、バス路線は市内全域をカバーしているため非常に便利です。トロリーバスも主要なルートで運行されています。タクシーは手軽に利用できますが、料金交渉が必要な場合もあるので注意してくださいね。
移動手段 | 特徴 |
---|---|
バス | 市内全域をカバー 距離に関係なく1回の乗車が500トゥグルグ(約23円) U moneyというICカードが利用可能 |
トロリーバス | 主要な観光ルートで運行 距離に関係なく1回の乗車が500トゥグルグ(約14円) |
タクシー | 料金交渉が必要な場合あり |
ウランバートルの主な観光スポット
ウランバートルには、下記のように歴史や文化を感じられる多くの観光スポットがあります。旅行前にチェックしてくださいね。
観光スポット | 特徴 |
---|---|
スフバートル広場 | ウランバートル市の中心で、歴史的な建造物や博物館が集まっている |
モンゴル国立博物館 | モンゴルの歴史と文化を学べる人気スポット |
ホグドハーン宮殿博物館 | 「冬の宮殿」として使われていた |
ガンダン・テクチェンリン寺 | 仏教の信仰が厚いモンゴルにおける、モンゴル仏教の最高学府 |
テレルジ国立公園 | 自然に触れたい方におすすめ |
モンゴル第2の都市・エルデネト
エルデネトはモンゴル北部に位置する都市で、オルホン県の県都です。セレンガ川とオルホン川に挟まれた盆地に位置し、美しい自然環境も魅力の一つになります。エルデネトは1975年に設立され、主に鉱業で発展してきました。エルデネトは「富とともに」という意味を持ち、モンゴル国内第2位の人口を有する都市です。
銅鉱の採掘が盛んで、エルデネト鉱業株式会社が運営する銅鉱山はモンゴル経済に大きな影響を与えています。アジア最大級、世界4位の銅山で、この鉱山だけでGDPの13.5%、国税収入の7%がまかなわれています。
エルデネトの基本情報 | |
---|---|
場所 | オルホン県・ハンガイ(中北部) |
治安 | 比較的安全 |
日本からの直行便 | なし |
日本との時差 | −1時間 |
エルデネトの気候&ベストシーズン
エルデネトはモンゴル北部に位置し、典型的な大陸性気候です。夏は短く、6月から8月にかけて気温が20℃前後まで上がります。しかし、夜間は冷え込むことが多いので、軽い上着を持って行きましょう。旅行のベストシーズンは6月から8月です。この時期は気候が穏やかで観光に最適です。
冬は非常に厳しく、12月から2月にかけては気温が-30℃以下になることもあります。降水量は年間を通じて少なく、冬は乾燥しています。冬に訪れる場合は、防寒対策をしっかりと行ってくださいね。
エルデネトの平均気温の推移
月 | 平均気温(℃) |
---|---|
1月 | -15.8 |
2月 | -11.1 |
3月 | -2.5 |
4月 | 0 |
5月 | 7.4 |
6月 | 15.6 |
7月 | 16.8 |
8月 | 16 |
9月 | 10.1 |
10月 | 5.2 |
11月 | −8.7 |
12月 | −16 |
※ モンゴル国家統計局による調査結果より(2023年)
エルデネト市内の移動手段
エルデネト市内の主要な交通手段はバスとタクシーです。バスは市内を網羅しており、料金も手頃です。タクシーは便利ですが、料金交渉が必要な場合もあるので注意してください。ウランバートルからエルデネトへのアクセスは鉄道やバスが利用できます。市内の移動では、交通渋滞に注意してくださいね!
移動手段 | 特徴 |
---|---|
バス | 市内全域をカバー |
タクシー | 料金交渉が必要な場合あり |
エルデネトの主な観光スポット
エルデネトはモンゴル第2の都市で、観光スポットも多彩です。エルデネトは歴史と自然が融合した魅力的な都市で、とくに下記のスポットは必見です。
観光スポット | 特徴 |
---|---|
エルデネト鉱業博物館 | 鉱山の歴史や技術を学べる |
エルデネト文化センター | 地元の文化や伝統を体験できる |
オルホン川とセレンガ川との合流点 | 美しい景観を楽しめる |
モンゴル第3の都市・ダルハン
ダルハンはモンゴル北部に位置し、ダルハン・オール県の中心都市です。首都ウランバートルから約230キロメートルの距離にあります。1961年に設立され、モンゴル北部の工業開発の一環として発展しました。
市内をモンゴル縦貫鉄道が通り、工業都市としての役割を果たしています。ダルハンは比較的治安がよく、観光客も安心して訪れることができます。訪れる際は、工業都市としての歴史や文化を感じられるスポットを巡るのがおすすめです。
ダルハンの基本情報 | |
---|---|
場所 | ダルハンオール県・ゴビ(中南部) |
治安 | 比較的安全 |
日本からの直行便 | なし |
日本との時差 | −1時間 |
ダルハンの気候&ベストシーズン
ダルハンはモンゴル北部に位置し、四季がはっきりしているのが特徴です。ただ、春と秋は短く、気温の変動が激しいため、注意してください。
夏も短く、日中の最高気温は30℃前後まで上がることもありますが、夜は涼しくなります。冬は非常に寒く、最低気温が-30℃以下になることも。冬に訪れる場合は、防寒対策をしっかりと行ってくださいね。降水量は年間を通じて少なく、乾燥した気候が特徴です。とくに、冬は乾燥が強く、肌の保湿が必要になります。
旅行のベストシーズンは夏から初秋にかけてです。この時期は気温が穏やかで、観光に適しています。
ダルハンの平均気温の推移
月 | 平均気温(℃) |
---|---|
1月 | -21 |
2月 | -16.6 |
3月 | -1.3 |
4月 | 2.4 |
5月 | 10.7 |
6月 | 19.1 |
7月 | 20.6 |
8月 | 19.4 |
9月 | 13.3 |
10月 | 6.1 |
11月 | −9.8 |
12月 | −22.3 |
※ モンゴル国家統計局による調査結果より(2023年)
ダルハン市内の移動手段
ダルハン市内では、主にバスとタクシーが移動手段として利用されます。バスは市内を網羅しており、主要な観光地や商業地区へのアクセスが便利です。タクシーも手軽に利用でき、観光には便利です!また、ウランバートルからダルハンへは鉄道が通っており、約3時間で到着します。
移動手段 | 特徴 |
---|---|
バス | 主要な観光地や商業地区へのアクセスが可能 |
タクシー | 料金交渉が必要な場合あり |
ダルハンの主な観光スポット
ダルハンはモンゴル第3の都市で、工業都市として知られています。下記のような観光スポットもいくつかあります。ぜひ、計画的に観光地を巡ってください。
観光スポット | 特徴 |
---|---|
ダルハン仏教寺院 | 静かな雰囲気で落ちつけることから人気な寺院 |
アマルバヤスガラント寺院 | ダルハン郊外の大草原のなかにたたずむ大寺院 |
ダルハン博物館 | 地域の歴史や文化を学べる |
\モンゴルの治安についての詳しい記事はこちら!/
モンゴルのさまざまな都市を知って、旅行を楽しもう!
モンゴルにはウランバートル、エルデネト、ダルハンなどの主要都市があります。それぞれの都市には独自の魅力があり、旅行者にさまざまな体験を提供してくれるでしょう。
ウランバートルは首都としての役割を果たし、エルデネトは鉱山都市として知られ、ダルハンは工業都市として発展しています。それぞれの都市で、モンゴルの多様な文化や歴史を感じることができます。モンゴル旅行を計画する際には、ぜひこれらの都市を訪れてみてくださいね。
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
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