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メキシコ・マヤ遺跡の魅力!歴史・観光の見どころなど謎多きマヤ文明を解説

メキシコ周辺に多く残されているマヤ遺跡は、世界遺産のチチェン・イッツァを含めて中米には5,000近くあるとされます。この記事では、マヤ遺跡の見どころや楽しみ方、マヤ文明の歴史、アクセス方法、観光の注意点などを解説します。観光を楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
NEWT編集部

メキシコ周辺に多く残されているマヤ遺跡。世界遺産のチチェン・イッツァを含めて中米には5,000近くの古代マヤ文明の遺跡があり、人気の観光スポットにもなっています。

この記事では、マヤ遺跡の見どころや楽しみ方、マヤ文明の歴史、アクセス方法、観光の注意点などを解説します。ぜひマヤ遺跡の旅行へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

マヤ遺跡の基本情報


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メキシコ・ユカタン半島を中心に位置するマヤ遺跡。まずは、マヤ遺跡の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

マヤ遺跡はメキシコのどこにある?


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マヤの遺跡は、中米のユカタン半島にある遺跡群です。遺跡は都市から離れた密林にあり、長い間草木に覆われていました。19世紀に遺跡群が発見されるまでは密林に埋もれたまさに廃墟のようだったそう。

ユカタン半島はメキシコ、グアテマラ、ベリーズの3ヶ国にまたがり、メキシコ湾とカリブ海との間に突き出ている半島です。もともとはキューバとも地続きでしたが、ユカタン海峡に相当する部分が海没して切り離されました。そんなユカタン半島には、現在わかっているだけでも5,000以上のマヤ遺跡があるといわれています。


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なかでも、マヤ遺跡の代表ともいえるのが、メキシコ・ユカタン州にあるチチェン・イッツァ。州都であるメリダから東へ約120キロメートルに位置しています。そして、チチェン・イッツァの東にある都市バジャドリドが、おもにマヤ文明の遺跡観光の拠点となります。

またカリブ海の一大リゾート地・カンクンとチチェン・イッツァは車で2~3時間の距離なので、休日のバカンスとマヤ遺跡観光をセットで楽しむこともできますよ。

マヤ遺跡・マヤ文明の歴史


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マヤ遺跡の観光に行くのであれば、マヤ文明のことを知っておくとより観光を楽しめますよ。マヤ文明は、中米を中心に紀元前から繁栄を誇った文明。なんと紀元前1,000年頃には、グアテマラのティカール神殿のピラミッドが建築されていたといわれる、長い歴史をもつ文明なのです!

ユカタン半島周辺では、紀元前1,000年頃から土器が使われるようになり、次第に文化水準が発展し、都市の形成がはじまります。紀元前400年以降になると、ティカル、ワシャクトゥン、エルミラドール、ナクべ、カラクルムなどの都市が大きく成長。マヤ文明が繁栄期をむかえます。


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意外にもマヤ文明が政治的に統一されたことは一度もありません。各地方で勢力を伸ばした王族が土地を支配していたため、マヤ遺跡の数は約5,000ヶ所に点在し、それぞれに個性が作られたといわれています。

マヤ文明は、紀元前250年から数々の都市が栄え、文化的な発展がありました。しかし、9世紀頃から次第に衰退し、人口減少や都市の消滅が発生。その理由は、気候変動や疫病、外敵の侵入などの説がありますが、はっきりとはわかっていません。マヤ文明の歴史は、現在も多くの謎が残されています。

マヤ遺跡最古の建造物を日本人が発見


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※画像はイメージです

マヤ遺跡の重要な発掘に日本人が関わっていることをご存知でしょうか?2017年頃からはじまった調査で、アリゾナ大学の日本人教授を中心とする国際調査チームがメキシコ東部で、紀元前1,000年頃に作られたとみられるマヤ文明最古・最大の建造物を発見しました。

この遺跡は、アグアダ・フェニックス遺跡と名づけられ、長さ約1.4キロメートル、幅約400メートル、高さ約15メートルで、重要な儀式に使われたと考えられています。


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※画像はイメージです

西暦250年ごろから950年ごろにかけて建てられたエジプトのピラミッドとは異なり、この遺跡は平らな構造であることが特徴。これまでマヤ文明で最古とされた建造物よりも古いとみなされ、マヤ文明の歴史を覆す新発見とされています。

マヤ文明は謎が多い⁉


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マヤ文明は多くの謎に包まれています。古代マヤの人々は、複雑な農業や天文学、さらにはアメリカ大陸初の文字体系を開発するという高度な文明を持っていました。

そのなかでもマヤ文字は、文字数650から700種類ほどから成り、未だ完全に解読されていません。なんと紀元前3世紀ごろから使われていた歴史の深い文字なのです!16世紀前半のスペイン人植民地時代まではマヤ文字の知識は保たれていたようですが、何らかの原因で知識が失われてしまいました。

マヤ文字の解読は、メソアメリカの高度な文明の解明に役立つはずともいわれ、現在も研究が続いています。

マヤ遺跡とマチュピチュの違いは?


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マヤ文明と、マチュピチュで有名なインカ文明が度々混同されますが、マヤは中米、インカは南米の文明で繁栄した場所が異なります。

混同されがちなマヤ文明とインカ文明ですが、高度な学問や技術を有し、何らかの原因で滅んでしまった点は共通しています。一方で、繁栄した時代が異なり、マヤ文明は紀元前に始まり9世紀に衰退、インカ帝国は15世紀から16世紀にかけて繁栄したといわれている文明。マヤ文明は、マチュピチュを中心としたインカ文明よりも、何千年も前より栄えていた文明です。

マヤ遺跡観光の見どころ・楽しみ方


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マヤ遺跡は、古代マヤ人の歴史と高度な建築の技術を知ることのできるスポットです。マヤ文明に関する遺跡はユカタン半島の広大な地域にまたがり、開発されていないスポットもまだまだあるので、効率的に観光できるよう、おすすめのスポットやマヤ遺跡の楽しみ方をまとめました!

マヤ遺跡に行く前に詳細情報をチェックして、計画的に散策できるようにしておきましょう。

マヤ文明最大の遺跡 チチェン・イッツァ


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マヤ遺跡で最も有名なスポットの一つであるチチェン・イッツァ(チチェン・イツァー)は、マヤの古典期(6~10世紀頃)を代表する都市遺跡です。広大なジャングルの中に、戦士の神殿や天文台など数多くの遺跡が点在しています。

チチェン・イッツァとはマヤ語で、聖なる泉のほとりの水の魔法使いという意味です。5世紀に水の魔術師であるイッツァによってこの都市が造られたといわれています。泉(セノーテ)に神聖な意義を宿していることが理解できますね。


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この一帯は、古代都市チチェン・イッツァの名称で1988年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。現在は高速道路で分断されており、北部はトルテカ期、南部はプウク期の建物が残っています。チチェン・イッツァは、南北で町の構成がはっきりとわかれているのが特徴です。

広大な敷地のチチェン・イッツァには以下のスポットがあります。

  • エル・カスティーヨ
  • 球技場
  • ツォンパントリ
  • ワシとジャガーの基壇
  • ヴィーナスの基壇
  • 戦士の神殿
  • 神聖なセノーテ
  • チンチャンチョブ
  • 修道女の家 など

とくに、エル・カスティーヨは、数あるチチェン・イッツァ遺跡のなかでももっとも有名なピラミッドです。マヤの天文学を体現するために構築され、当時の高度な文明を表していると考えられています。世界新七不思議の一つであるチチェン・イッツァの遺跡に足を運んで、マヤ文明の歴史に浸ってみませんか?

チチェン・イッツァ(Chichén Itzá)の基本情報
住所:Yucatán
電話:+529858510137
営業時間:8:00~16:30(日常日は時間変更の可能性あり)
休業日:なし
アクセス:メリダからバスで約1時間半
料金:大人(13歳以上)614メキシコペソ(約4,800円)
※2023年5月18日のレート、1メキシコペソ=7.80円で計算
公式サイト:https://www.chichenitza.com/tickets

マヤの最高神をまつっているエル・カスティーヨ


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チチェン・イッツァ遺跡の中央にそびえるエル・カスティーヨは、マヤの最高神をまつるピラミッドです。その規模は、高さ約24メートル、9層のピラミッド構造をしています。4面にそれぞれ91段の階段、最上部に神殿があり、神殿の1段の段差を合わせるとマヤ暦を象徴する365段になるのです!

エル・カスティーヨは、春分と秋分の日に行われる、翼を持つ蛇として創造された農業の神・ククルカンの降臨で有名です。太陽が西に傾くと、ピラミッドの影が階段の側壁に映し出され、それが階段の下にあるククルカンの頭部と合わさって、大蛇のような巨大な像になるのです!


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また、夏至と冬至には、ピラミッドの片側が照明の当たる部分と暗い部分にきれいに分かれます。これらは偶然ではなく、天文学の驚異的な先進知識があったことを証明するもの。ぜひ文明の高度な技術を実際に訪れて体感してみてください!

エル カスティーヨ(El Castillo)の基本情報
住所:Yucatán(チチェン・イッツァ内)
※営業時間や料金はチチェン・イッツァに含まれる
公式サイト:https://www.chichenitza.com/tickets

雨の神がいると信じられていたセノーテ・サグラド


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※画像はイメージです

雨の神が宿ると信じられ、聖なる泉としてあがめられたセノーテ・サグラド。水資源の少ないこの地域ではセノーテは神聖化されており、宗教的な儀式もとり行われていました。エル・カスティーヨの北側から約200メートルほどの場所に見えます。

セノーテはマヤ語で聖なる水を意味しますが、その名前とともに神秘的な歴史を物語っています。泉には雨の神がいると信じられていたため、干ばつが続くといけにえを捧げていたのです。女性や子ども、時には男性までもが身を投じていたそう。

セノーテ・ザクラドに行けば、豊かな緑に囲まれた非日常的な景観に、神秘的な雰囲気を感じられるでしょう。

セノーテ・ザクラド(Sacred Cenote)の基本情報
住所:Yucatán(チチェン・イッツァ内)
※営業時間や料金はチチェン・イッツァに含まれる
公式サイト:https://www.chichenitza.com/tickets

人間の頭蓋骨が特徴のツォンパントリ


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ツォンパントリは、チチェン・イッツァの中にあるスポットです。ツォンパントリという意味は、頭蓋骨の棚とされており、マヤの神々や人物の頭蓋骨の形をしたものが壁に取り付けられています。壁面を詳しく見れば、背筋の凍るような名前の由来をすぐに理解できるでしょう。

ツォンパントリは、長さ約60メートル・幅約12メートルの長方形の構造物です。頭蓋骨の絵柄は、支配者たちが宗教的意義、軍事的目的などでいけにえを捧げていたことを証明する記念碑としても重要な意味を持ちます。

規則的にも不規則的にも見えるパターンデザインは、見る人に普段とは違ったインスピレーションを与えるでしょう。

ツォンパントリ(Tzompantli)の基本情報
住所:Yucatán(チチェン・イッツァ内)
※営業時間や料金はチチェン・イッツァに含まれる
公式サイト:https://www.chichenitza.com/tickets

全長150メートルの球戯場


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チチェン・イッツァの球戯場は、全長約150メートルにも及ぶ巨大な遺跡です。

手ではなく、腰と太ももだけで球を操り、人の身長よりもはるかに高い場所にある石の輪の中に球を入れるという、特殊なルールの球技が行われていました。これは単なる娯楽ではなく、勝ったチームのリーダーが生贄になるという残酷なルールがあったそう。豊穣の神に祈りをささげる宗教儀式として行われていたといわれています。

球戯場(The Ball Game)の基本情報
住所:Yucatán(チチェン・イッツァ内)
※営業時間や料金はチチェン・イッツァに含まれる
公式サイト:https://www.chichenitza.com/tickets

丸いドームが特徴のカラコル


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カラコルは、マヤ遺跡でも数少ない円形構造物のひとつで、天体観測のための建造物と考えられています。円形の塔上部の開口部や、理想的な窓の配置など、天体観測に最適な設備環境が確認されているのが特徴です。

マヤ遺跡では複数の天文台が確認されています。当時のマヤ人は、太陽、月、星を正確に観測していたことがわかりますね。このカラコルで天文学に基づく膨大な知識体系を構築していったのでしょう。


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古代マヤ人は時の支配者と称されており、日食、月食、金星の動きなどを正確に計算できたそうです。また彼らは、太陽が沈んでまた昇るという円運動のライフサイクルを人間にも照らし合わせ、死者はよみがえると信じられてきました。

時を支配し、神の領域に近づいたマヤ人の象徴的な場所であるカラコルにぜひ足を運んでください。

カラコル(Observatory El Caracol)の基本情報
住所:Yucatán(チチェン・イッツァ内)
※営業時間や料金はチチェン・イッツァに含まれる
公式サイト:https://www.chichenitza.com/tickets

12歳で王位についたパカル王の古代都市パレンケ


photo by Unsplash

美しく優雅な巨大石造建築のパンレケも、マヤ遺跡のなかでは見逃せません。メキシコ南東部チアパス州にある遺跡パレンケは、「古代都市パレンケと国立公園」の名称で世界遺産に登録されています。

西暦615年にわずか12歳で即位したパカル王は、約68年にわたりパレンケを統治しました。パレンケはその息子とともに作り上げた古代都市とされています。

発掘により、当時最も高価なヒスイの仮面が、碑文の神殿で発見され、さらに巨大な石棺には、ヒスイの仮面をつけたミイラが眠っていたのです!この仮面は数十億円の価値があるとされ、ツタンカーメンの黄金の仮面にも匹敵するほどの大きな発見だったそう。隣接する博物館を訪れると、壮大な棺を見ることができますよ。


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パレンケのもうひとつの見どころは、中央にある宮殿。4階建ての塔があり、4面が東西南北を正確に捉えていることから、天体観測が行われていたことがうかがえる貴重な場所です。

パレンケ遺跡は広大な敷地に多くの見どころがあるので、人ごみを避けてゆっくりとマヤ文明に浸ることができますよ。

パレンケ (Palenque) の基本情報
住所:Carretera a Palenque- Zona Archaeologica Km. 8, 29960 Palenque, Chis., メキシコ
電話:+529163452721
営業時間:8:30~17:00(最終入場は16:00)
休業日:なし
アクセス:タバスコ州州都ビヤエルモサから車で約2時間半
料金:90メキシコペソ(約700円)
※2023年5月18日のレート、1メキシコペソ=7.80円で計算
公式サイト:https://www.inah.gob.mx/zonas/zona-arqueologica-palenque

他のピラミッドとは違う⁉ウシュマル


photo by Unsplash

マヤ遺跡の美しいピラミッドを見たいなら、メキシコ・ユカタン半島にあるウシュマルに行きましょう!数あるマヤ遺跡のなかで保存状態が極めてよく、石造りの曲線美が魅力です。この遺跡は「古代都市ウシュマル」として1996年に世界遺産に登録されています。

7~10世紀に繁栄をむかえたウシュマルのピラミッドは、高さ約36メートル、長さ約75メートル、幅約36メートルの大きさ。どっしりとした安定感と丸みを帯びた曲線が特徴で、優雅で壮大さを感じることができるでしょう。


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このピラミッドは、魔法使いが温めた卵から生まれた小人が一夜で建てたと言い伝えられる魔法使いのピラミッドです。まさに小人が積んだように、小さな石が無数に積まれた建築となっています。これは自然の耐久性にも優位な一面があり、今日の保存状態の良さにつながっています。

魔法使いの伝説と、他にはない美しさが魅力的なウシュマルに、ぜひ足を運んでみてください。

ウシュマル(Uxmal)の基本情報
住所:Yucatán
電話:なし
営業時間:不明
休業日:不明
アクセス:ユカタン州州都メリダから車で約1時間
料金:不明
公式サイト:https://whc.unesco.org/en/list/791/

登れる遺跡として有名!エクバラム遺跡


photo by pixabay

エクバラム遺跡は、紀元前300年頃に作られたマヤ文明のなかでも古い遺跡です。ひと際大きなピラミッドの、その高さは約32メートルと壮大。なんと観光客もピラミッドに登ることが可能です。頂上から眺める360度の大パノラマは決して忘れることはないでしょう。

エクバラムには当時の王朝時代の初代王の名前が記されている大きなモニュメントがあります。大きな石に繊細な彫刻が刻まれたモニュメントがあるのは、マヤ遺跡でも珍しいようです。

エクバラム遺跡は人気のチチェン・イッツァから車で約1時間の距離なので、2つを合わせて観光するのがおすすめです。

エクバラム(Ek-Balam)の基本情報
住所:Ekbalam, Yucatan, メキシコ
電話:なし
営業時間:8:00~17:00
休業日:なし
アクセス:ユカタン州州都メリダから車で約2時間半、チチェン・イッツァから車で約1時間
料金:90メキシコペソ(約700円)
※2023年5月18日のレート、1メキシコペソ=7.80円で計算
公式サイト:https://www.inah.gob.mx/zonas/21-zona-arqueologica-ek-balam

灯台としての役割を持っていたトゥルム遺跡


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マヤ遺跡の人気観光スポットであるトゥルム遺跡は、カリブ海を見下ろすようにそびえ立つ断崖絶壁にある遺跡です。その地形の性質上、船が通る際の灯台の役割も果たしていたといわれており、他のマヤ遺跡とは異なる個性を放つスポット。

トゥルムのもともとの名前は、マヤ語で夜明けや朝を意味するZamáという都市でした。この美しい都市は、古典期以降の最後の主要なマヤの居住地であり、13世紀から15世紀にかけて繁栄したといわれています。


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トゥルムは、スペイン人との接触、支配を受けたのちに衰退しますが、スペイン人がメキシコを占領した後も約70年生き延びたといいます。

断崖絶壁の城塞都市として、最後まで残ったマヤの都市の一つです。現在のトゥルムの遺跡を訪れて、かつて繁栄した文化や建築物に対して、栄枯盛衰の情緒を感じてみてはいかが?

トゥルム遺跡は、カリブ海の美しい海と青い空に映える、フォトジェニックな絶景が楽しめるスポットとしても人気が高いですよ。

トゥルム遺跡(Zona Arqueológica de Tulum)の基本情報
住所:Carretera Federal, Cancun - Chetumal Km 230, 307, 77780 Tulum, Q.R., メキシコ
電話:なし
営業時間:8:00~17:00
休業日:なし
アクセス:メリダから車で3時間半、カンクンから車で2時間
料金:90メキシコペソ(約700円)
※2023年5月18日のレート、1メキシコペソ=7.80円で計算
公式サイト:https://www.inah.gob.mx/zonas/99-zona-arqueologica-de-tulum

ジャングルの中に佇むコバ遺跡


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コバ遺跡は、トゥルム遺跡から約50キロメートル、カンクンの南に位置するマヤ文明の巨大遺跡です。深いジャングルのなかに遺跡があり、その水に恵まれた地形から、さざなみの寄せる湖水という意味を秘めています。

コバ遺跡の都市では、200年頃、近くの湖から水を得て農業が発展し、それにともなって人口も増加。500年頃には数多くの建造物が完成していました。最盛期の800年頃には、中心部には5万以上の人が住んでいたようです。

このコバ遺跡のピラミッドは頂上からロープが下がっており、観光客が上ることができましたが、2020年頃から登頂禁止になりました。大自然のなかで森林浴をしながら散策して、マヤの神秘を感じてみては?

コバ遺跡(Zona arqueológica de Coba)の基本情報
住所:Carretera Tulum-Cobá Estacionamiento Z, A, 77793 Cobá, Q.R., メキシコ
電話:なし
営業時間:8:00~16:00
休業日:なし
アクセス:メリダから約2時間50分、カンクンから約2時間
料金:要確認

地下トンネルがあるムイル遺跡


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トゥルム遺跡から南へ車で約40分の距離にあるムイル遺跡。シアンカーン自然保護区のなかの自然豊かな場所にたたずむ紀元前300年頃の都市遺跡です。ムイル遺跡は、トゥルム遺跡より小規模で観光客も多くないので、のんびり散策ができる穴場スポット!


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ポイントは、重要な建造物の間が地下トンネルでつながっている点。ムイル遺跡という名前は当時のマヤ人が呼んでいたものではなく、近くのラグーンから由来したもので、近世になって名付けられたものです。

緑豊かな自然のなかで、古代マヤの人々の生活風景を想像してみてはいかがでしょうか?

ムイユル遺跡(Zona Arqueológica de Muyil)の基本情報
住所:Reforma Agraria-Puerto Juárez km 25, 77710 Chunyaxché, Q.R., メキシコ
電話:+529838372411
営業時間:9:00~15:00
休業日:なし
アクセス:トゥルム遺跡から車で約20分、カンクンから車で約2時間10分
料金:70メキシコペソ(約550円)
※2023年5月18日のレート、1メキシコペソ=7.80円で計算
公式サイト:https://inah.gob.mx/zonas/zona-arqueologica-de-muyil

マヤ遺跡の観光に最適なシーズンは?


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ここからはマヤ遺跡を観光するのにおすすめのベストシーズンを紹介します。行きたいスポットを最大限楽しめる時期をねらって、古代文明のロマンに触れてみましょう。

ベストシーズンは雨が少ない11月〜4月


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マヤ遺跡が数多く点在するユカタン半島を訪れるのに最適なベストシーズンは、雨の少ない乾季の11月から4月までです。この期間は晴天が続き、1日を通して、悪天候に見舞われることは少なくなっています。

ユカタン半島北東部の人気リゾート・カンクンは、温暖気候です。特に11月から4月にかけては、雨季から外れているためビーチリゾートを満喫できるでしょう。マヤ遺跡観光とカンクンのビーチリゾートを両方楽しみたい方は、雨が少ない11月から4月に旅行に出発するのがおすすめです!

観光客が少ない時期を狙うなら9月〜11月


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観光客が少ない時期を狙うなら、9月から11月です。主要観光客の欧米からの渡航が比較的少ないので、のんびりと観光ができるでしょう。

欧米やメキシコ人のバカンスでは12月から3月はハイシーズンになります。9月〜11月は日本の夏休みにもあたらないので、混雑を避けられますよ。

ただし9月から10月はハリケーンの時期でもあるので、飛行機の発着に影響がある場合もあります。旅行プランの日程には余裕をもっておきましょう。また朝晩は肌寒くなるので、羽織るものは常にもっておくことをおすすめします。

マヤ遺跡の見学方法は?予約は必要?


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マヤ遺跡は、遺跡によって入場料が変わります。チケットが必要な遺跡は入り口でチケットを購入することができますよ。各遺跡に着いたら、公式のゲートから入場券をお買い求めください。料金は、時期によって変更があるので、最新情報を公式ページから事前に見ておいた方がいいでしょう。

それぞれの観光スポットで特に事前予約は必要ありません。オープン時間内(受付時間内)に余裕をもって入場しましょう。広大な地域に多数の遺跡が点在するマヤ遺跡は、奥が深くてなかなか回りきれないので、効率よく行きたい遺跡にしぼって見学するのがおすすめです。

チチェンイッツァの入場にはチケットの購入が必要!


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マヤ遺跡観光のハイライトとなるチチェン・イッツァの入場チケットは、2種類の入場料が含まれます。2種類の入場料が含まれた料金は、外国人は大人(13歳以上)614メキシコペソ(約4,800円)となっています。

料金は変更になる可能性があるので、詳しくはチェチェン・イッツァ公式サイトを確認してください。

オプショナルツアーに参加するのがおすすめ


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現地で申し込めるオプショナルツアーに参加するのもおすすめです。主要都市から、マヤ遺跡に関連する魅力的なツアーが販売されています。特に人気リゾート地・カンクンからはさまざまなツアーがありますよ。

たとえば、カンクンやリビエラから出発し、英語ガイドが付いて、チチェン・イッツァを2時間ほど自由行動できるツアーや、カンクン発の早朝出発のチチェン・イッツァ観光ツアー、チチェン・イッツァ周辺をコンパクトにコスパ良くまわるツアーなど、内容はさまざま。目的に合わせてツアーに参加するのもいいですね。

マヤ遺跡へのアクセス・行き方


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マヤ遺跡観光の拠点となる都市はカンクン。カンクンからマヤ遺跡へ行く方法はバス、レンタカーが一般的です。ここでは、バス、レンタカーそれぞれの行き方を解説します。

最も一般的な移動はバス


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マヤ遺跡観光で最も一般的な移動方法はバスです。ここではカンクンからチチェン・イッツァへと行く方法を紹介します。

まずはカンクンのADOバスターミナルを朝8時頃出発し、チチェン・イッツァ遺跡に到着します。帰りはチチェン・イッツァを夕方に出発。カンクンADOバスターミナルに夜20時前後に到着します。

行きと帰りはそれぞれ1本ずつしかないので、乗り遅れないようにしてください。チチェン・イッツァの滞在時間は4時間以上あるので、ゆっくり遺跡を楽しむことができますよ。

自由度を高くするならレンタカー


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時間を気にせず自由に行動したい方はレンタカーを選びましょう。カンクンにはレンタカー会社が多数あるので、気軽にチャーターすることができます。

カンクンからチチェン・イッツァまでの道のりはそれほど複雑ではなく、標識も多いのでたどり着くのは難しくはありません。交通ルールや事故には細心の注意を払いましょう。

マヤ遺跡観光における注意点


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ここからはマヤ遺跡の観光における注意点を3つ紹介します。トラブルを避けて、マヤ遺跡周辺の観光を楽しんでくださいね。

虫除けを用意しておく


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マヤ遺跡は観光地といえど、周りが密林に囲まれている場所が多いので、虫が多く発生します。そのため、虫除けを用意しておきましょう。あらかじめマヤ遺跡に行く前にバッグに忍ばせていくのがおすすめです。

歩きやすい靴と服装で行く


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必ず歩きやすい靴や服装でマヤ遺跡の観光にお出かけください。ベストな服装は、スニーカーや運動靴、スポーツウェアや通気性のいい衣類。たくさんの場所を安全に回ることができますよ。

立ち入り禁止区画に入らない


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マヤ遺跡では、遺跡によって立ち入り禁止区画が設けられている場所もあります。遺跡の立ち入り禁止区画には入らないように気を付けてください。

観光客が無断で立ち入り、ケガや死亡した方もいるので注意しましょう。以前は入れた場所もルールが変わって禁止になっている場所もしばしばあります。登れるかどうかもしっかり確認をしてくださいね。

古代の高度な文明!マヤ遺跡の観光を満喫しよう

この記事では、マヤ遺跡の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。謎に満ちたマヤ文明の歴史、知見を伝えるものは、残された数々の遺跡だけです。ぜひ紹介した情報を参考に、マヤ遺跡の観光を満喫してみてくださいね!

※新型コロナウイルスの感染防止対策のため、休業あるいは時短営業をしている場合があります。事前に最新情報をチェックすることをおすすめします。
※記事内の金額は2023年5月18日のレート、1メキシコペソ=7.80円で計算しています。

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