
宮古ブルーってどんな海?ビーチ20選と全国の青の名所も紹介!
この記事では宮古ブルーについて特集します。宮古島の青い海はなぜあんなに美しく、独特なブルーなのでしょうか?その謎に迫り、一度は訪れたい島内各地のビーチを紹介します。また全国の〇〇ブルーの名所についても解説しますよ!



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宮古ブルーとは?

日本には〇〇ブルーと名づけられた青い水の名所がたくさんあります。宮古ブルーはそのひとつで、全国でももっとも有名なブルーのひとつ。この〇〇ブルーは場所によって色がかなり異なることをご存知ですか?
宮古ブルーとは、宮古島周辺の海の色のことを指します。その色合いはとても明るく、エメラルドグリーンともいわれますよ。沖縄県の海はどこも美しいといわれますが、宮古ブルーは宮古島の周辺だけで見られるという特別な青。その美しさは格別です。
宮古島の特定の海岸ではなく、伊良部島や下地島など、橋で渡っていける周辺の島々でも同じ色の海が見られるのが特徴ですよ。
宮古ブルーができる理由は?

ではなぜ宮古島の周辺では宮古ブルーといわれる独特な青色の海になるのでしょうか?
その理由としては、まず宮古島の地形が関係しています。宮古島は、サンゴ礁が長い年月をかけて砕かれた琉球石灰岩の島。石灰岩は白色で光をよく反射します。宮古島周辺はこの琉球石灰岩が全体を覆っているエリアで遠浅の海が多いので、海底の砂が太陽光を反射し、海が明るく見えるのです。
さらに、周辺に川がないことも宮古ブルーという美しさを作り出す理由のひとつ。川があると陸地から泥や砂が運ばれるため、清流といわれる川だったとしても海水は濁ってしまいます。
一方、サンゴ礁が隆起してできた宮古島には、山や川がほとんどありません。降った雨は石灰岩の大地の下に浸透していき、石灰岩層を通過した雨水は濾過されてから海に湧き出るため、陸地から泥が流れこまず、海水の透明度がとても高くなるのです。
光をよく反射する琉球石灰岩の白い砂と、透明度の高い海水。この2つのどちらが欠けてもエメラルドグリーンの海にはなりません。この奇跡的な組み合わせが宮古ブルーを作り出しているのです。
宮古島で泳げる時期は?
宮古島の海で泳げる時期は、海水温が高い3月下旬から11月頃。3月下旬にシギラビーチが島でもっとも早い海開きを迎え、その他の多くのビーチは4月の第1日曜日に海開きとなります。
6月から9月はハブクラゲが発生しやすい時期なので注意が必要。この時期はクラゲ防止ネットのあるビーチで泳ぐのがおすすめです。
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宮古島のビーチ10選
宮古島は周囲が100kmほどの島。一周すれば車で3〜4時間の島の各エリアに美しいビーチが点在しています。それぞれのビーチには個性があるので、目的に合わせてビーチを選ぶのが正解です!
まずは旅の中心エリアとなる宮古島のビーチ10選から紹介しましょう。
与那覇前浜ビーチ
東洋一の美しさといわれる人気のビーチ

与那覇前浜ビーチは東洋一の美しさといわれるビーチです。宮古島の南東側に位置し、来間島に向かう来間大橋の北側にあります。約7kmも続く広々とした砂浜は、宮古島を訪れたら一度は見ておくべき絶景スポットです。
パウダー状のやわらかな砂の海岸はサンゴ礁や岩がないため、純粋な宮古ブルーを見られるのがポイント。サンゴや岩で足を切る心配がなく、潮の流れも穏やかなので、小さな子どもでも安心です。
レンタルも充実で気軽に遊べる
また人気のビーチだけに海の家でのレンタルも充実。パラソルとビーチチェアを借りてゆったりと優雅なビーチリゾートを満喫したり、シュノーケルセットを借りて海中探検を楽しんだりできます。海の家では宮古そばの麺を使ったご当地グルメの宮古焼きそばも見逃せませんよ。
マリンアクティビティ派にもぴったり。ソファー型チューブアクティビティのビッグマーブルや、バナナボード、ジェットスキー、シーカヤック、ウェイクボードなどに挑戦できます。
与那覇前浜ビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市下地字与那覇 |
アクセス | 宮古空港から車で約15分 みやこ下地島空港から車で約35分 平良中心部から車で約20分 |
シギラビーチ
施設充実!シギラリゾート内のビーチ

宮古島南側の中央あたりに位置するシギラビーチは、宮古島最大のリゾート施設であるシギラリゾート内にあるビーチ。シギラリゾート宿泊者は無料で利用できるプライベートビーチです。
宿泊者以外は施設使用料と駐車場が有料になりますが、安全で施設も充実しているので小さな子ども連れのファミリーでも楽しく遊べます。
シュノーケルやマリンアクティビティにぴったり
遠浅のエリアが広く波も穏やかなので、宮古ブルーを存分に堪能できるのも魅力。透明度の高い海には、サンゴや100種類以上のカラフルな熱帯魚が泳いでいるので、シュノーケリングにもぴったりです。ウミガメが現れるビーチとしても有名ですよ。
カヤックやパラセーリング、グラスボード、SUPヨガなどマリンアクティビティも豊富。貸切クルージングや洞窟探検ツアー、海釣り体験もあります。
リゾート内はレストランも充実していて民謡や沖縄ポップスの演奏が楽しめるお店もあるので、ここを訪れるだけでも宮古島の魅力をたっぷり味わえますよ。
シギラビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市上野新里1405-214 |
アクセス | 宮古空港から車で約15分 みやこ下地島空港から車で約50分 平良中心部から車で約30分 |
パイナガマビーチ
市街地にもっとも近いビーチ

パイナガマビーチは、宮古島市の市街地である平良地区からもっとも近い海水浴場です。平良地区の繁華街から徒歩10分ほどでアクセスできます。
屋根つきの休憩スペースが点在しているので、地元の方や観光客のお散歩スポットとしても人気です。遊歩道にはスロープが設置されているため、シルバー世代にもおすすめです。
水遊びに向いているビーチ
パイナガマビーチは珊瑚礁がなく、防波堤の内側にあるので波も穏やかなビーチ。監視員はいませんが、6月から10月ごろには遊泳エリアにクラゲ避けのネットも設置されるので、小さな子ども連れでも海遊びを楽しめます。
サンゴや岩が少ないので、カラフルな熱帯魚は少なめ。シュノーケリングにはあまり向いていませんが、宮古ブルーの海を眺めるのにもぴったりですよ。
パイナガマビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良下里247-2 |
アクセス | 宮古空港から車で約10分 みやこ下地島空港から車で約20分 平良中心部から徒歩約10分 |
砂山ビーチ
砂山を越えていく絶景ビーチ

宮古島西岸のやや北側にある砂山ビーチは、その名前の通り、砂山を越えた先に広がるビーチ。平良地区の市街地からも比較的近い人気の撮影ポイントです。砂山を越えるには少し体力が必要ですが、その先には絶景が待っていますよ。
美しい砂浜とまさに宮古ブルーの海、その海に浮かぶ伊良部島や池間島など、最高の景色が砂山ビーチの魅力。夕陽の名所としても知られています。
アクティビティよりも景色の美しさを楽しむビーチ
波の浸食によってできたアーチ状の岩の造形美も魅力。一方でビーチにシャワーやトイレ施設はなく、マリンアクティビティのレンタルもありません。西よりの風が吹くと波が立ち、沖には急な深みなどもあるので、シュノーケリングにはあまり向いていないビーチでもあります。
宮古ブルーの景色の美しさを楽しみたい人や写真を撮りたい人におすすめです。 砂山を越えるのは帰り道の方が大変なので体力を残しておくようにしてくださいね。
砂山ビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良荷川取 |
アクセス | 宮古空港から車で約25分 みやこ下地島空港から車で約30分 平良中心部から車で約10分 |
新城海岸
珊瑚礁が魅力のシュノーケルスポット

新城海岸は宮古島の東南の端から少し北上した位置にあるビーチ。モンパの木のトンネルを抜けると見えてくる広い海岸です。
透明度が高く波が穏やか、浅瀬に珊瑚礁が広がりたくさんの熱帯魚を観察できるのが特徴。珊瑚が多いため陸地から見ると宮古ブルーの中に黒い部分がたくさん見えますが、潜ってみればその美しさに驚くはず!宮古島でもとくに人気のシュノーケリングスポットです。
ウミガメに遭遇できることも
サンゴや熱帯魚が多いのはビーチに向かって右側のエリアです。
一方、左側は砂地に海草が生えた場所で、ウミガメの出現エリア。タイミングが合えば何頭ものウミガメが訪れて海草を食べる様子を見られるかもしれません!海岸から海を見て、人が集まっているところがあったらウミガメがいる可能性大。ウミガメは浮き上がると2回息継ぎをするので、よく探してみてください。
新城海岸の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市城辺字新城 |
アクセス | 宮古空港から車で約25分 みやこ下地島空港から車で約50分 平良中心部から車で約30分 |
吉野海岸
熱帯魚の楽園

吉野海岸は新城海岸のすぐ南、宮古島のほぼ南東の端にあるビーチ。宮古島を代表する景勝地の東平安名崎にも近いので、合わせて観光するのもおすすめです。
約500mの砂浜が続くビーチは透明度がとても高く、熱帯魚の種類と数は宮古島でもトップクラスだといわれています。波打ち際に近い浅瀬から珊瑚礁が広がっているのも特徴で、さまざまな美しいサンゴや熱帯魚を簡単に観察できますよ。波も穏やかなので、海水浴やシュノーケリングにはぴったりです。
ウミガメの産卵地としても有名
吉野海岸は、ウミガメの産卵スポットとしても有名です。産卵は5月初旬から8月下旬の夜。明け方にいくと孵化したばかりの子ガメがいるかもしれません。
ただしウミガメに近づきすぎるのはNG。産卵前のウミガメは非常に警戒心が強く、驚かせると産卵をやめて海に戻ってしまうこともあります。産卵時期のウミガメは絶対に驚かさず、遠くから静かに見守るようにしてくださいね。
吉野海岸の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市城辺新城15-38 |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 みやこ下地島空港から車で約55分 平良中心部から車で約35分 |
保良泉ビーチ
施設も充実したビーチ

保良泉ビーチは宮古島の南東の端付近の南岸にあるビーチです。周囲を断崖に囲まれたビーチは少しだけ秘境のような雰囲気。
一方で海は遠浅で波も穏やかなので子ども連れでも安心です。トイレやシャワー、飲食店や更衣室なども充実していて、楽しいビーチパークもあります。浅瀬に珊瑚礁も広がっているので、シュノーケリングやダイビングなども快適に楽しめますよ。
鍾乳洞探検ツアーも
保良泉ビーチは干潮時だけ入口が現れる珍しい鍾乳洞があることでも有名。カヤックで行く鍾乳洞探検ツアーで神秘的な鍾乳石を見られます。
ビーチの名前の元になった、湧き水を利用した真水のプールである保良泉(ぼらがー)も人気のスポットです。プールサイドには監視員も常駐していますよ。
保良泉ビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市城辺保良1139-1 |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 みやこ下地島空港から車で約50分 平良中心部から車で約35分 |
イムギャーマリンガーデン
散策も楽しい海辺の箱庭

イムギャーマリンガーデンは宮古島の南側中央、シギラビーチのすぐ東側にある海浜公園です。複雑な入り江を活かして遊歩道や展望台が整備されているスポット。ビーチだけでなく散策も楽しめます。高さ30mの展望台から見えるのは海岸や磯、珊瑚礁などで、その景色は海辺の箱庭と呼ばれていますよ。
外洋と隔てられた入り江なので、波もゆるやか。場所を選べば小さな子どもも遊べます。入場料や施設利用料は無料な上に、シャワーが完備されているのもうれしいポイントですよ。
シュノーケルもおすすめ
珊瑚が豊富なビーチはシュノーケリングにもぴったり。また水深が最高で15mになる深い場所もあるので、ビーチエントリーのダイビングスポットとしても人気です。たくさんの魚がいるほか、ウミガメにも出会えるかもしれません。
海浜公園の名前になっているインギャーは、囲まれた湧き水という意味。入り江から地下水が湧き出ていて真水と海水が混ざり合っているので、水がゆらゆらと揺らいで見えることがありますよ。
イムギャーマリンガーデンの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市城辺友利605-2 |
アクセス | 宮古空港から車で約20分 みやこ下地島空港から車で約40分 平良中心部から車で約20分 |
わいわいビーチ
波が穏やかで美しい人工のビーチ

わいわいビーチは港の横に作られた人工のビーチ。正式名称は博愛ワイワイビーチと言います。自然の海岸でないとは信じられないほど美しく、まさにエメラルドグリーンの宮古ブルーの海で泳ぐことができます。
以前は岩場が多かった場所を防波堤で囲んだ作りで、砂浜はきれいに整備されているのが特徴。波が穏やかなので子ども連れでも気軽に遊べます。屋根つきの休憩場所や広場、遊具、ビーチバレーコートなど公園としての設備も充実していますよ。
ウミガメに出会えるビーチも
人工ビーチから奥へと進むと、テトラポットの向こう側にもビーチがあり、ウミガメに出会えることで有名です。午前中から昼までの満潮前後に行けば比較的よく見られるといわれています。
ただしこちらの海岸は潮の流れが早くなることも。入るときは海の状況に気をつけてください。
博愛わいわいビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市上野962 |
アクセス | 宮古空港から車で約15分 みやこ下地島空港から車で約50分 平良中心部から車で約25分 |
間那津海岸
地元でもあまり知られていない穴場ビーチ

間那津海岸は、宮古島北部の狩俣半島の西側にある穴場のビーチ。堤防の前にある小さな海岸で、地元でもあまり知られていません。
砂浜ではなく大きく砕けたサンゴのかけらが集まっているのが特徴で、そんな海岸には天然の岩のトンネルがあります。トンネル内の岩場には満潮時なら泳いでいけ、その先にはとても透明度の高い海が広がっていますよ。
岩のトンネルの先にはさらなるビーチも
絶景の海の色は、まさに宮古ブルー。そして海岸の左側にはもうひとつ岩のトンネルがあります。トンネルを進んでいくと、そこにあるのは岩礁に囲まれたプライベート感いっぱいのビーチ。誰にも教えず独り占めしたい見事な景色が待っています。魚は少なめですが、美しい海を眺めて静かに過ごしたい人にはとくにおすすめですよ。
間那津海岸の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良狩俣3482-1 |
アクセス | 宮古空港から車で約20分 下地島空港から車で約35分 平良中心部から車で約20分 |
宮古島近隣のビーチ10選
宮古島は周囲の伊良部島や下地島、池間島、来間島と橋でつながっています。周辺の島々にも宮古ブルーのビーチがたくさんあるので、ドライブがてら訪れてみはいかがでしょうか?
八重干瀬
日本最大級のサンゴ礁群

八重干瀬は、池間島の北側にある日本最大の卓状珊瑚礁群。100種類以上のサンゴが集まったエリアは周囲が25kmもあり、大潮の干潮時には海中の珊瑚礁が海面に姿を現すため、幻の大陸とも呼ばれています。国の名勝と天然記念物に指定された八重干瀬は非常に高い透明度も特徴。日本を代表するダイビングやシュノーケリングのスポットとして知られています。
自力で訪れることはできないので、宮古島から出発するツアーに参加するのが一般的です。ツアーによってアクティビティや訪れる場所などに違いがあるので、しっかり比較して選んでくださいね。
さまざまなスポットで珊瑚礁と宮古ブルーを満喫
八重干瀬はとても広く、一度のツアーですべてを見切るのは難しい。八重干瀬の珊瑚礁やリーフポイントには名称がついているので、各スポットの特徴を知っておくといいかもしれません。
ポイント名 | 特徴 |
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ドゥ | 八重干瀬で最大のリーフ。クマノミやスズメダイが見られる。 |
キジャカ | 別名・お花畑。ウミガメとの遭遇率が圧倒的に高い。 |
ユラビジ | 八重干瀬の中でも魚の数が多く、シュノーケリングとダイビングの人気スポット。 |
サスン | 浅瀬にあるので、初心者のシュノーケリングでも人気。 |
イフ | 珊瑚礁がなく、熱帯魚もほとんどいないスポット。宮古ブルーの海を堪能できる。 |
八重干瀬の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良前里 |
アクセス | 宮古島の平良港から船で約40分(ツアーに参加) |
ユニの浜
伊良部大橋の近くに現れる幻の干潟

ユニの浜は、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の近くにある浜。干潮のときだけに現れるビーチで、幻の島とも呼ばれています。潮の満ち引きの具合によって形が変わるのもポイント。訪れるたびに異なる景色を楽しめます。
伊良部大橋周辺の海は、宮古島らしい明るく輝くような色が特徴です。そんな宮古ブルーの海を満喫できるユニの浜は、浅瀬で波も穏やかなためファミリーでも安心して楽しめます。写真映えする絶景でもおなじみなので、宮古ブルーの写真をたくさん撮りたい人におすすめです。
シーカヤックやSUPで上陸
ユニの浜は伊良部大橋からも見えるため自力で泳いで渡れそうな気がしますが、ユニの浜までの距離は約1.4kmもあります。潮流もあり個人での上陸は危険なので、プロのインストラクターがガイドするツアーに参加するのが鉄則です。ツアー会社はその日の潮位や風など、天候の影響も考慮して安全な上陸の計画を立ててくれますよ。
ツアーではジェットスキーやシーカヤック、SUP(サップ)などで浜に上陸します。干潮の時刻に行くのが基本ですが、サンセットが楽しめる夕方の時間帯もおすすめですよ。
ユニの浜の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市 |
アクセス | 宮古島からジェットスキーやカヌー、SUPなどで上陸 |
渡口の浜
きめ細かな白砂のビーチ

渡口の浜(とぐちのはま)は約800mも続く白い砂浜が魅力のビーチです。伊良部大橋を渡ってアクセスできる伊良部島の南西側に位置しています。
伊良部大橋からも近く、訪れやすいのがポイント。絶景の伊良部大橋のドライブついでにアクセスでき、周囲にはカフェや売店もあるので、海水浴をしなくても十分に楽しめます。
ちなみに伊良部大橋の宮古島側は海亀が集まるスポット。助手席や後部座席に乗ったら海面をじっと見てみてください。息継ぎに上がってくるウミガメを高確率で見られるかもしれません!
シルクのような砂
渡口の浜の魅力は、きめ細かな白い砂。宮古島周辺の他のビーチと比べても驚くほどに粒が細かくサラサラのビーチは、砂というよりもシルクのような肌触りだといわれています。
カヤックやSUPなどのマリンスポーツが楽しめ、ビーチからは宮古島や来間島、下地島を眺めることもできますよ。
渡口の浜の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市伊良部字伊良部 |
アクセス | 宮古空港から車で約25分 みやこ下地島空港から車で約5分 平良中心部から車で約20分 |
佐和田の浜
日本の渚100選のビーチ

佐和田の浜は、伊良部島の北西部にある海岸。日本の渚100選に選ばれているビーチです。全国から幅広く選ばれることもあって沖縄県からは3カ所しか選定されていませんが、そのなかで宮古島から唯一選ばれたのがこの佐和田の浜です。
ビーチ自体はとても穏やかなので、家族での海遊びに最適。一方でかなり遠浅でサンゴは少ないのでシュノーケルには向いていません。西側にはみやこ下地島空港があり、海水浴をしながら飛行機を見られるのもポイントです。
沖合の巨岩が特徴
佐和田の浜は沖合に転がっている巨大な岩の数々が特徴。干潮時にはたくさんの岩が出現します。これは1771年の大津波で運ばれてきたものと言われていて、美しい砂浜と宮古ブルーの海、そして巨大な岩が幻想的な光景を作り出しています。
また夕陽の時刻もおすすめ。海と岩と夕陽が作る眺めは昼間の宮古島とはまた違った迫力を感じさせてくれますよ。
佐和田の浜の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市伊良部佐和田 |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 みやこ下地島空港から車で約5分 平良中心部から車で約25分 |
中ノ島ビーチ
天然の水族館といわれるビーチ

中ノ島ビーチは下地島の西側にある海岸。下地島は伊良部島とは細い川のような海峡で区切られた島で、みやこ下地空港があることで知られています。
そんな下地島の中ノ島ビーチは白い砂浜にたくさんの岩場が混ざっているのが特徴。透き通った宮古ブルーだけでなく、珊瑚礁や熱帯魚も楽しめます。美しい海にいる魚は100種類以上。天然の水族館と呼ばれるビーチはシュノーケリングにぴったりです。
近くの通り池もおすすめ
中ノ島ビーチではカヤックツアーや青の洞窟ツアーなど、さまざまなアクティビティが楽しめるのも魅力。
また中ノ島ビーチのすぐ近くには有名な通り池もあります。海のすぐ近くにある池は水中で海とつながっているユニークな場所で、多くのダイバーが一度は潜ってみたいと憧れるスポットです。通り池の周囲には遊歩道が整備されいて散策もできるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
中ノ島ビーチの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市伊良部 |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 みやこ下地島空港から車で約5分 平良中心部から車で約25分 |
ワンセブンエンド
空港が目の前の絶景ビーチ

ワンセブンエンド(17end)は、下地島の北西の端にあるビーチ。下地島の北側はみやこ下地島空港の敷地ですが、その滑走路のすぐ西側に広がっています。
名前の由来はみやこ下地島空港の滑走路に書かれた方角です。みやこ下地島空港では南側に向かって約170°の方位に着陸するため、滑走路には「17」と書かれています。さらに滑走路の末端は英語でRunway End(ランウェイ エンド)。そのため滑走路脇のビーチをワンセブンエンド(17end)と呼ぶようになりました。下地島の南側には、約350度の方角を表す35エンドビーチもあります。
ワンセブンエンドは航空機の離着陸や訓練飛行のタッチアンドゴーがみられる海岸で、航空マニアの聖地にもなっていますよ。
もっとも美しい宮古ブルーが見られるビーチ
ワンセブンエンドは、地元民がもっとも勧める宮古ブルーの海です。
空港の埋め立て工事で潮の流れが変わったことで誕生したワンセンブンエンドは、新しくできた潮流が白い砂を海岸に集め、水深が浅くなったことから、広大な宮古ブルーの海へとなりました。
干潮時にはきめ細かな白い砂浜が広がり、エメラルドグリーンからターコイズブルーへとゆるやかに濃くなっていく海は、まさに絶景。また遮るものが何もない海に夕日が沈んでいくサンセットの名所としても知られています。
ワンセブンエンド(17end)の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市伊良部佐和田 |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 みやこ下地島空港から車で約5分 平良中心部から車で約25分 |
長間浜
1kmも続く自然のままのビーチ

長間浜は来間島の西海岸にある穴場のビーチです。宮古島と来間大橋で結ばれている来間島は島の周囲が約9kmと小さく、のどかな空気が流れる島。近年はおしゃれなカフェも増えて人気が上昇しています。
そんな来間島のアダンの木に囲まれた道を抜けると見えてくるのが長間浜。手つかずのまま残された白い砂浜のビーチが約1kmも続いています。砂浜から見る宮古ブルーの海の美しさは圧巻。夕日や星空の鑑賞スポットとしても有名です。
宮古島最大のカクレクマノミスポット
長間浜は宮古島最大のカクレクマノミスポットともいわれている海岸。シュノーケリングをすればサンゴの間にクマノミなどたくさんの魚を見ることができます。
ただし公共の海水浴場ではなく監視員はいないので、小さな子ども連れには向いていません。またクラゲネットの用意もないので、6月から9月のハブクラゲ注意報が発令される時期には注意してください。
長間浜の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市下地来間484−1 |
アクセス | 宮古空港から車で約20分 みやこ下地島空港から車で約40分 平良中心部から車で約25分 |
長崎浜
プライベート感あふれる美しい海岸

長崎浜は来間島の南西の端にある海岸。来間島西岸にある3つの浜のうち一番南にあり、一般的なガイドブックではほとんど紹介されることもない隠れ家的ビーチです。岩場の間にある小さな砂浜は、まさにプライベートビーチ感覚。道は分かりやすく、すぐ近くに車を停めるスペースもあります。
ただし流れが速く海水浴やシュノーケリングには不向きなので、宮古ブルーの海を眺めながらゆったり過ごすのがおすすめです。
夕日と星空の人気スポット
島の南西にある長崎浜は夕日の鑑賞スポットとしても知る人ぞ知るスポット。さらに市街地から離れていて周囲に民家がないため星空を眺めるのにも最適だといわれています。天気がよければ天の川を見ることもできるので、懐中電灯を用意して行ってみるのもおすすめですよ。
長崎浜の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市下地来間 |
アクセス | 宮古空港から車で約20分 みやこ下地島空港から車で約40分 平良中心部から車で約25分 |
ムスヌン浜
静かに眺めたい穴場のビーチ

ムスヌン浜は、来間島の西側に位置する穴場ビーチ。観光化されていないのでプライベートビーチ感覚でたたずむことができます。周囲には入口などを示す案内板はなく、畑のなかを進んでいった先にあります。
ここは穏やかで静かな海を見ながら過ごすのに適したビーチ。透き通った宮古ブルーの眺めは見事です。また美しい夕景と満天の星も魅力のひとつ!
一方で潮の流れが早く、6月から9月にはハブクラゲが発生しやすいため遊泳には向いていません。監視員もいないので、眺めるだけにするのがおすすめです。
磯釣りスポットとしてもおすすめ
ムスヌン浜は地元住民にとっては磯釣りスポットとしておなじみ。ダツやカツオ、ハタ類、フエフキダイの仲間など、いろいろな魚を狙うことができます。透明度が高いので、魚を見ながら釣れるのも魅力。大きな群れや巨大魚が回ってくることがあるので、釣れなくても飽きずに楽しめますよ。
ムスヌン浜の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市下地来間 来間島 |
アクセス | 宮古空港から車で約20分 みやこ下地島空港から車で約40分 平良中心部から車で約25分 |
フナクスビーチ
池間島の小さな穴場ビーチ

フナクスビーチは池間島の北東にある小さなビーチ。池間島は宮古島を北上し、池間大橋を渡った先にある周囲約10kmの小さな島です。宮古島の観光では見逃されることもあるエリアですが、池間大橋はかなりの絶景なので、観光も一緒に楽しめます。
そんな池間島のフナクスビーチは入り口にブロックが積み上げられていることから池間ブロックとも呼ばれる海岸。ブロックが置かれた目印のポイントか駐車場の裏側から降り、モンパの木を抜けると小さく美しい海岸が見えてきます。
クジラ岩と珊瑚礁がみどころ
フナクスビーチは白い砂浜と珊瑚礁が美しく、透明度がとても高いビーチ。シュノーケリングスポットとしても人気です。沖に行けば珊瑚礁があり、カクレクマノミなどたくさんの熱帯魚が見られるのは魅力ですよ。
またビーチの右側には、SNSでも話題になっているクジラ岩と祈りの黒珊瑚があります。クジラ岩は頭が大きなマッコウクジラのように見える岩。干潮時には開いた口元まで見えます。祈りの黒珊瑚は、手を合わせて拝んでいる女性のように見える黒い珊瑚礁。この2つのスポットまでは岩沿いを歩いていくので、しっかりした履き物も用意していってください。
フナクスビーチ(池間ブロック)の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良池間 |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 みやこ下地島空港から車で約45分 平良中心部から車で約30分 |
宮古島のおすすめホテル
宮古島には魅力的なホテルもいっぱい。なかでもビーチに近いリゾートホテルなら部屋やダイニングからでも宮古ブルーの海を堪能することができます。
宮古島を訪れるならぜひ泊まってみたいホテルを紹介しましょう。
ホテルシギラミラージュ
シギラセブンマイルズリゾートを満喫できる優雅なホテル

シギラセブンマイルズリゾートは、宮古島南岸の自然の中にある巨大なリゾートエリア。その名の通り7マイル(約11km)の海岸沿いに広がる敷地は約140万坪もあり、ビーチやプール、ゴルフ場、温泉、レストランがそろっています。
ラグジュアリーからカジュアルまで好みに合わせて選べるホテルが8つもあるのは大きな魅力。レストランはなんと30以上もあって琉球料理やステーキ、和食などが楽しめます。リゾート内だけで宮古島の魅力を満喫できるので、ゆったり派にはぴったりですよ。
好みのスタイルでラグジュアリーな時間を堪能
ホテル シギラミラージュはシギラセブンマイルズリゾート内でもラグジュアリーなホテル。Small Luxury Hotels of the World™に宮古島ではじめて正式加盟したホテルです。
宮古島の優雅なリゾート時間を堪能できるのが魅力。高層で海と緑に囲まれたロケーションのベイサイド、小高い丘に立つヴィラタイプのプールヴィラプレミア、海を取り囲む絶景が魅力のビーチフロントという3つから好みの滞在スタイルを選べます。
ホテル自慢のレストランはジャパニーズダイニングの蜃気楼。鉄板焼き、ステーキ、天ぷら、しゃぶしゃぶという4つの食べ方から選んで希少な宮古牛などを堪能します。
ホテルシギラミラージュの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市上野新里1405-201 |
電話 | 0980-74-7400 |
チェックイン | 15:00~23:00 |
チェックアウト | 11:00 |
料金 | 52,039円~/1泊1部屋2名 朝食付き ※掲載料金は2025年6月3日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。 |
アクセス | 宮古空港から車で約15分 宮古空港からシャトルバスあり |
公式サイト |
ヒルトン沖縄宮古島リゾート
日本の離島では初のヒルトン系列のホテル

ヒルトン沖縄宮古島リゾートは、2023年6月にグランドオ-プンした日本の離島初のヒルトン系列のホテル。みやこサンセットビーチに隣接し、宮古ブルーの海が目の前に迫る好ロケーションです。また美しい夕陽や伊良部大橋の絶景も魅力。部屋のプライベートバルコニーやルーフトップバーからすばらしい景色を楽しめます。
伊良部大橋が近いので伊良部島や下地島に行きやすいのもポイント。平良市街へも車で10分ほどと便利です。
宮古ブルーの内装やプールも魅力
ホテルのインテリアも宮古ブルーにこだわっているのが特徴。さわやかな青がリゾート気分を盛り上げてくれます。
人気の施設はなんといってもプール。ファミリー用、大人用、キッズ用と、水深の異なる5つのプールが屋内外に用意されています。みやこサンセットビーチへはプールエリアから直接アクセスが可能です。SUPやスノーケリング、島ウォーク、ヨガなどアクティビティも充実しています。
ルーフトップバーのユナイは絶景の夕陽を望むおすすめのスポット。宮古島産のハーブやフルーツを使ったオリジナルのカクテルなどをいただきながらぜいたくな時間を過ごせます。
ヒルトン沖縄宮古島リゾートの基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良久貝550-7 |
電話 | 0980-75-5500 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 11:00 |
料金 | 36,550円~/1泊1部屋2名 ※掲載料金は2025年6月3日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。 |
アクセス | 宮古空港から車で約15分 下地島空港から車で約25分 宮古空港から無料シャトルバスあり |
公式サイト | https://www.hilton.com/ja/hotels/okamihi-hilton-okinawa-miyako-island-resort/ |
ホテルアトールエメラルド宮古島
繁華街へもすぐに行けるホテル

ホテルアトールエメラルド宮古島は、宮古島で唯一のシティ&リゾートホテル。繁華街の西里大通りに徒歩約10分でアクセスできるので、宮古島の居酒屋めぐりも楽しめます。
またパイナガマビーチまでは徒歩わずか4分。宮古ブルーのビーチや港の散策にもぴったりな好立地です。部屋は全室オーシャンビューですよ。開放的なオープンエアプールも魅力です。
アクティビティメニューも豊富
ホテルから豊富なアクティビティの申し込みができるのもポイント。パラセーリング、シーカヤックのユニ上陸ツアーや探検ツアー、サンセットカヤック、八重干瀬シュノーケリングツアー、コーラルリーフツアー、スキューバダイビング、体験ダイビング、SUP、ジャングルナイトツアーなどたくさんの種類があるので、何も調べずに宮古島を訪れても存分に楽しめます。
ホテルアトールエメラルド宮古島の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県宮古島市平良字下里108-7 |
電話 | 0980-73-9800 |
チェックイン | 15:00~23:00 |
チェックアウト | 11:00 |
料金 | 11,284円~/1泊1部屋2名 ※掲載料金は2025年6月3日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。 |
アクセス | 宮古空港から車で約13分 下地島空港から車で約20分 |
公式サイト |
日本各地の〇〇ブルー
宮古ブルーは日本でもっとも有名な青色の名所。しかし日本にはほかにもたくさんのブルーのスポットがあります。宮古ブルーの次には日本中のブルーを訪ねてみるのもおすすめ。
ここでは一度は訪ねてみたい〇〇ブルーの名所を紹介しましょう。
美瑛ブルー(白金青い池)

北海道美瑛町の白金青い池は、明るい青が特徴的な美瑛ブルーのスポット。この色は上流にある硫黄沢川などの水にわずかなアルミニウムが含まれているのが原因だといわれています。
太陽の光と水中のコロイド粒子が衝突して光が散乱するなかで、波長の短い青い光がわたしたちの目に届き、青く見えるそう。池の底にある白い土壌が光を反射して、青さを引き立てているともいわれています。
摩周ブルー(摩周湖)
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摩周湖は北海道一の美しさともいわれる湖。周囲が約20kmの巨大なカルデラ湖です。浅いところでは池の底までハッキリ見えるほどの透明度は世界トップクラス。美しい水が空の色を反射する深い青の湖面は摩周ブルーと呼ばれています。
6月から9月の早朝には気象条件によって雲海が現れることも。日の出前から出かけて運がよければ雲海とそのあとの摩周ブルーの両方を眺めることができますよ。
サロマンブルー(サロマ湖)

サロマ湖は周囲約91kmの広大な汽水湖。豊かな自然に包まれ、多くの野鳥が見られることから人気の観光スポットです。そのみどころは、深く鮮やかな湖面の青色。湖を囲む森林とのコントラストも美しく、サロマンブルーと呼ばれています。
景色を眺めるなら幌岩山の山頂にある展望台がおすすめ。展望デッキからはサロマ湖の全貌だけでなく、湖とオホーツク海を隔てる砂嘴や知床連山などの絶景も見ることができます。
積丹ブルー(積丹半島)

北海道西部の積丹半島は、鮮やかに輝く青い海が特徴。北海道の海は深く暗い青が基本ですが、積丹半島の水深が浅い岸付近は透き通った明るい青が特徴。宮古島のようなエメラルドグリーンとも違い、青の成分が強い独特な積丹ブルーを見ることができます。
沖合の深みのあるコバルトブルーへとつながる青のグラデーションも魅力。そんな景色を見るなら、日本海に突き出した神威岬(かむいみさき)がおすすめです。切り立った尾根沿いに遊歩道が続き、青の絶景を堪能できます。
ドラゴンブルー(龍泉洞)

龍泉洞は、山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並ぶ日本三大鍾乳洞のひとつ。国の天然記念物に指定されている鍾乳洞は総延長が5,000mともいわれています。そのうち公開されているのは約700m。なかでも青い地底湖がみどころで、神秘的な青い色はドラゴンブルーと呼ばれています。
この龍泉洞の地底湖は最大水深が120m。透明度は洞内湖のなかでは世界一の41.5mを誇ります。 水は透明度が高いと光の青がよく見えるようになるため、深い地底湖にライトを当てると吸い込まれるような青に輝きます。
四万ブルー(奥四万湖)

奥四万湖はダムにせき止められた周囲約4kmの湖。コバルトブルーの水があまりにも美しいため四万ブルーと呼ばれています。奥四万湖の水は、底まで見えるほどの透明度。その高い透明度の水に少量の鉱物の成分が混ざることで、独特な明るい青になります。
この四万ブルーは場所や季節、時間帯や天気によって微妙に色合いを変えるのが特徴。 とくに青が美しいのは雪解け水が流れ込む4月から5月で、晴れた日の午前中が狙い目といわれています。
八丈ブルー(八丈島)

八丈ブルーは東京都の八丈島で見られる海の青。透明度が高く透き通っているのに深い青が特徴です。その色がとくにはっきりするのは夏場。黒潮が八丈島に届くと透明度が平均30m、ときには50mにもなり、どこまでも澄んだ美しいマリンブルーになります。
東京都とは信じられないような青は、お鉢めぐりも楽しい八丈富士や、太平洋を見渡せる温泉施設のみはらしの湯などから眺めることができます。
ボニンブルー(小笠原諸島)

東京の竹芝桟橋からフェリーで24時間かけてアクセスする小笠原諸島。父島でのフェリーの滞在期間を含めて最低でも6日間1セットの旅となるだけにハードルが高いエリアです。しかし小笠原諸島の周囲に広がる深い藍色の海は、ボニンブルーと呼ばれてダイバーたちの憧れの的になっています。
ボニンという名前は、かつて小笠原が無人(ブニン)島と呼ばれたことに由来。八丈ブルーよりもさらに濃い青が特徴です。おすすめはドルフィンスイミング。イルカを追って海に入ると、どこまでも深い藍色に包まれたような感覚になりますよ。
阿寺ブルー(阿寺渓谷)

阿寺ブルーは、長野県大桑町の阿寺渓谷で見られる青です。阿寺川は清流として知られる木曽川の支流。その澄んだ水の色はとても明るいブルーグリーンで、あまりにも美しいことから「阿寺ブルー」と呼ばれるようになりました。
渓谷沿いには犬帰りの淵や千畳岩などの景勝地が点在。夏にはこの美しい水で泳げ、秋には阿寺ブルーと紅葉の鮮やかなコントラストを見ることができます。
銚子川ブルー(銚子川)

銚子川ブルーは三重県の銚子川で見られる青みがかった透明な色です。銚子川は本州でもっとも多い降水量を誇る大台ケ原が源流。岩場の急勾配を一気に流れ落ちるため泥が混ざることがなく、下流まで水が澄んでいるのが特徴です。どこまでも透き通った川の水はうっすらと青みがかった透明色に見えます。
仁淀ブルー(仁淀川)

高知県の清流といえば四万十川が有名ですが、美しさで知られているのは仁淀川。水温が低く、急流で苔などが生えないため不純物がほとんどない川は青く輝き、仁淀ブルーと呼ばれています。
仁淀ブルーの絶景が見られるスポットのなかでもとくに有名なのが、にこ淵。周囲を森に囲まれた滝壺で、木々の緑を映しながら青く輝く姿はとても神秘的です。もともと水神様である大蛇が住む場所として地元住民は立ち入らなかった神聖な場所なので、訪れる際はマナーをよく守るようにしてください。
ヨロンブルー(与論島)
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与論島は奄美群島のひとつ。美しいアクアブルーの海はヨロンブルーと呼ばれています。白い砂とはるか遠くまで続く遠浅の海が作る風景は、自然に発光しているようだともいわれるほど明るいのが特徴です。
与論島にはヨロンブルーのビーチがいくつかありますが、なかでもよく知られているのは干潮時だけ出現する百合ヶ浜。人気のツアースポットになっていて、年齢の数だけ星の砂を拾えば幸せになれるともいわれています。
慶良間ブルー(慶良間諸島)

慶良間諸島は、沖縄本島の西約40kmの沖合にある大小20余りの島々。那覇から高速船に乗れば35分から50分ほどでアクセスでき、ダイビングやホエールウォッチングで人気です。
そんな慶良間諸島の青い海はケラマブルーと呼ばれています。クリアな水色から深い群青色へと変化して行く青色が特徴。白い砂浜と透明度の高い海、水深の変化と南国の強い日差しが見事な青いグラデーションを生み出しています。
川平ブルー(石垣島)

川平湾は石垣島の北部にある絶景スポット。日本百景と国の名勝にも指定されている海はあまりの美しさから川平ブルーと呼ばれています。クリスタルブルーとも呼ばれるほど透明感があるのが特徴。太陽の位置や潮の満ち引きによって刻々と色が変わることから七色の海とも称されます。
潮流が激しく遊泳は禁止ですが、グラスボートなど海の美しさを堪能できるアクティビティがいっぱい!近くのカフェや展望台でのんびりと過ごしながら、表情を変えていく川平湾を眺めるのもおすすめです。
波照間ブルー(波照間島)

波照間島は日本最南端の有人島。その北西部にあるニシ浜で見られる海は、クリーム・ソーダのような海の色といわれ、波照間ブルーと呼ばれています。
そんな海の中には豊かな珊瑚礁があるのも魅力。シュノーケリングの人気スポットで、たくさんの熱帯魚や、運がよければウミガメにも会えます。
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宮古ブルーと日本各地のブルーを見にいこう!
日本を代表する宮古島の美しい海。実際に見る宮古ブルーは写真や動画では伝えきれない感動を与えてくれます。宮古ブルーの美しさを知ったら、きっと何度も訪れたくなりますよ。
そして宮古ブルーに心が動いたら、日本各地のブルーの景色を訪ねてみるのもおすすめ。ゆたかな表情を持った青の魅力にハマるかもしれませんよ!
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