知立市観光で外せないおすすめスポット13選！モデルコースも紹介

＼知立市のおトクなホテルをチェック！／

知立市ってどんなところ？江戸時代の旅情が薫る東海道の宿場町

愛知県のほぼ中央に位置する知立市は、名古屋駅から電車で約20分という抜群のアクセスを誇ります。かつては「池鯉鮒」と記され、江戸時代には東海道五十三次の39番目の宿場町として大いに栄え、賑わいは歌川広重の浮世絵にも描かれました。

知立市の観光の魅力は、宿場町としての歴史が色濃く残っている点にあります。神社仏閣や松並木など、旅人の喉を潤し疲れを癒したであろう名残が随所に残り、散策するだけで江戸時代へタイムスリップしたような気分に浸れます。

また、平安時代の歌人が和歌に詠んだカキツバタの名所や、明治天皇ゆかりのハナショウブが咲き誇る公園など、四季折々の花々の美しさも楽しめるのが特徴です。歴史と文化、自然が凝縮された知立市で、心に残る素敵な旅を体験してみてください。

知立観光で絶対行きたい！定番のおすすめ名所10選

知立市観光で絶対に外せない定番の人気スポットを10カ所紹介します！歴史好きも、お花好きも、グルメ好きも、みんなが楽しめる名所を見ていきましょう。

知立神社

三河国二宮として崇敬を集める、歴史深き知立の総鎮守

知立の地名の由来ともいわれ、古くから「池鯉鮒大明神」として親しまれてきた知立神社は、社伝によれば日本武尊が東国平定の際に立ち寄ったことが創祀とされています。歴史の深さは印象的で、江戸時代には東海道三大社の一つに数えられ、道中の安全を願う旅人で賑わっていました。

境内に足を踏み入れると凛とした空気に包まれ、心が清められるような感覚になります。室町時代に建てられた多宝塔は国の重要文化財にも指定されており、朱塗りの柱と複雑な組物が織りなす優美な建築美は必見です。

＼おトクなホテルをチェック！／

八橋かきつばた園（無量壽寺）

平安時代の和歌の世界へ！約3万本のカキツバタが咲き誇る名勝地

平安時代の歌人・在原業平が『伊勢物語』の中で「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」と、「かきつばた」の五文字を詠み込んだことで知られる、歴史的なカキツバタの名勝地です。

見頃は5月上旬からゴールデンウィーク期間にかけてで、園内には大小16の池があり、約3万本ものカキツバタが一斉に紫色の花を咲かせます。しっとりとした土の香りやほのかな甘い花の香りに包まれ、木道を歩けば平安絵巻の世界に迷い込んだような優雅な雰囲気を味わえます。

毎年行われる「史跡八橋かきつばたまつり」の期間中は茶会や俳句大会なども催され、多くの観光客で賑わう、文学と自然が融合した美しいスポットです。

知立公園花しょうぶ園

明治天皇ゆかりの気品あふれる花々が彩る市民の憩いの場

知立神社のすぐ隣に広がる知立公園は、ハナショウブの名所として知られる公園です。ここに咲くハナショウブは、昭和31年から35年の3回にわたり明治神宮から下賜されたもので、明治天皇と昭憲皇太后が愛した気品ある60品種が初夏になると一斉に華やかに咲き誇ります。

毎年5月下旬から6月中旬にかけて「知立公園花しょうぶまつり」が開催され、期間中には夜間のライトアップも行われます。昼間の鮮やかな花はもちろん、闇夜に浮かび上がる幻想的な光景も格別です。

まつり期間中は茶会なども催され、多くの人でにぎわいます。八橋のかきつばた園とはまた異なる、明治の品格が漂う花景色を楽しめるスポットです。

知立松並木

往時の面影を偲ぶ、約500m続く旧東海道の緑のトンネル

旧東海道沿いの山町から牛田町にかけて、約500メートルにわたって続く松並木は、江戸時代の旅人たちが実際に歩いた歴史ある道です。高くそびえる松の木々がつくる緑のトンネルを歩けば、松葉のざわめきがまるでかつての旅人たちの語り声のように感じられることでしょう。

夏は涼しい木陰を、冬は冷たい風を防ぎ、当時の旅人にとっては正にオアシスのような存在でした。現在は愛知県の天然記念物に指定され、大切に保護されています。

道沿いには遊歩道も整備されていて、車の心配をせずゆったりと散策できます。

知立市歴史民俗資料館

知立の歴史をまるごと体感！宿場町の賑わいが蘇る

知立の歴史と文化を深く知るなら、訪れてみたいのが「知立市歴史民俗資料館」です。館内には、原始時代から近代までの貴重な資料が豊富に展示されています。

最大の見どころは、東海道の宿場町「池鯉鮒宿」の賑わいを再現した精巧なジオラマで、大名行列や旅籠、馬市など、江戸時代の活気ある様子が目の前に広がります。市内の遺跡から出土した土器や、古い農家の暮らしを再現したコーナーもあり、歴史の深さをじっくり体感できる内容です。

入館料は無料なので、知立市観光のスタート地点として立ち寄れば、街歩きが何倍も楽しくなること間違いなしのおすすめスポットです。

＼おトクなホテルをチェック！／

遍照院

弘法大師ゆかりの古刹と、活気あふれる縁日「弘法さん」

平安時代初期の僧、弘法大師（空海）がこの地に約1ヶ月滞在した際に開いたと伝えられる由緒ある寺院です。本尊は、弘法大師が別れを惜しむ村人のほうを振り返った姿を刻んだ「見返弘法大師像」で、優しい表情は多くの参拝者の心を癒しています。

寺が最も賑わうのは、毎月旧暦21日の縁日「弘法さん」の日です。参道には約300もの露店が並び、新鮮な野菜や果物、おいしい料理、骨董品までさまざまな品物が販売されます。

威勢の良い掛け声と掘り出し物を探す人々の熱気で、境内はお祭りのような賑わいに包まれます。歴史ある寺院の静かな雰囲気と縁日の活気を両方楽しめる、地元の人々に親しまれているパワースポットです。

知立まつり

ユネスコ無形文化遺産！江戸時代から続く豪華絢爛な山車祭

毎年5月2日・3日に知立神社で開催される知立まつりは、知立が誇る一大イベントです。最大の見どころは、豪華な5台の山車の上で上演される「山車文楽」と「からくり人形芝居」。

これらの伝統芸能は、全国的にも非常に珍しく、1990年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された世界に誇る文化です。

きらびやかな山車の上で、三味線と語りに合わせて人形が生きているかのように物語を紡ぐ様子は圧巻で、町の人々が一年をかけて準備してきた熱気がひしひしと伝わってきます。

藤田屋

知立といえばコレ！旅の疲れを癒す、もっちり優しい甘さの大あんまき

知立名物といえば「大あんまき」。元祖として広く知られているのが、江戸時代に創業した「藤田屋」です。

東海道を行き交う旅人たちのお腹を満たしてきた歴史ある和菓子で、もっちりとした薄皮の生地に、丁寧に炊き上げたあんこを挟んだ大あんまきは、素朴ながらも奥深い味わいが魅力です。

定番の黒あんと白あんに加え、カスタード、チーズ、天ぷらあんまきなど多彩な種類も人気を集めています。国道1号線沿いの本店はドライブ途中に立ち寄る人も多く、いつも賑わっています。

根上りの松

大地の力を感じる、奇跡の造形美を誇る古松

名の通り、松の根が地面から約2メートルもせり上がるという、珍しい姿の松が立っています。巨大なタコの足のようにうねり、大地を掴む根の造形は圧倒的な生命力を感じさせてくれます。

この松がある場所は、東海道よりもさらに古い「鎌倉街道」の跡地とされているのが特徴です。根元には石碑が建てられており、鎌倉時代の女流歌人・阿仏尼が『十六夜日記』に記した一節が刻まれています。

何百年もの間、旅人たちを見守り続けてきた古松は、自然の力強さと時代の重みを伝える、知る人ぞ知るパワースポットです。

知立市観光交流センター

旅の始まりはここから！情報収集とお土産探しに最適な拠点

名鉄知立駅から徒歩5分の場所にある「知立市観光交流センター」は、旅の始まりにぜひ立ち寄りたいスポットです。ここでは知立市内の観光パンフレットや地図が手に入るだけでなく、スタッフが親切に見どころやおすすめの回り方を丁寧に教えてくれます。

また、知立市のマスコットキャラクター「ちりゅっぴ」のグッズが買えるのもこのセンターだけで、キーホルダーや文房具など旅の記念におすすめのアイテムが揃っています。観光情報が充実しているので、情報を集めてから街歩きを始めるのがおすすめです。

知立観光の穴場！あなたにおすすめしたいスポット3選

定番を押さえたら、通な穴場スポットへ行きましょう。地元の人に愛される公園や、歴史の深さを感じられる史跡など、知立の新たな魅力を発見できる場所を紹介します。

草刈公園

なぜここに！？スフィンクスとピラミッドが現れる不思議な公園

知立市福祉体育館の隣にある一見普通の公園ですが、奥へ進むと巨大なスフィンクスとピラミッド型の遊具が現れます。インパクトは絶大で、思わず「なぜエジプト…？」と疑問に思ってしまうほどです。

スフィンクスは滑り台になっており、内部に入ることも可能。スフィンクスの目から外を覗けば、すぐそばを走る名鉄の赤い電車が見え、電車好きの子どもたちにも大人気です。

ピラミッド型の遊具はジャングルジムとして遊べる仕様になっていて、普通の公園にはないユニークさに子どもたちも大興奮。知立市とエジプトの関連性は不明ですが、このシュールで面白い光景はSNS映えも抜群の、一見の価値がある楽しい穴場スポットです。

萬福寺

樹齢500年超！天に昇る龍のような姿に圧倒される御神木

上重原町にある万福寺の境内には、根をしっかりと張り、天に向かって伸びる巨大なイブキの木がそびえています。樹齢は推定500年以上で、力強くねじれた幹は龍が天へ昇るような迫力を感じさせてくれます。

長い年月を生き続けてきた巨木の前に立つと、雄大な自然と時間の流れを実感でき、心が不思議と落ち着くでしょう。静かな境内で、この御神木が放つ生命力を体感してみてください。

来迎寺一里塚

江戸時代の距離感がわかる！ほぼ完全な形で残る貴重な史跡

「一里塚」は、江戸時代に徳川幕府が主要街道に一里（約4km）ごとに設置した距離の目印です。旅人たちは塚を頼りに、次の宿場町までの距離を測りながら旅をしていました。

多くの一里塚が失われた現在、来迎寺一里塚は街道の両側に塚がほぼ完全な形で残っている、全国的にも珍しい場所です。愛知県の史跡にも指定され、こんもりとした土の塚に立つと、江戸時代に馬や徒歩で旅した人々の足音や息づかいが感じられるでしょう。

知立の歴史とグルメを巡る！日帰り満喫モデルコース

知立の魅力を1日で効率よく楽しむためのおすすめモデルコースを紹介します。公共交通機関と徒歩で巡れるプランなので、車がなくても問題ありません。

＼おすすめホテルをチェック！／

まとめ

知立市は、江戸時代の宿場町の面影と平安時代から続く文学的な景観、地元の人々の温かさが感じられる魅力あふれる街です。

今回紹介したスポットのほかにも、知立市にはまだまだ多くの見どころがあります。次の休日に、歴史と文化が息づく知立市で心に残る旅をしてみてください。

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

cover photo DSCF1589 by Daisuke K is licensed under CC BY-ND 2.0