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ハワイのチップの相場は?場面別に金額と渡し方のマナーを解説

ハワイ旅行で戸惑うことが多いチップの文化。旅行中はどのような場面で、いくらくらい渡せばいいのでしょうか?現地のチップの相場に加えて、チップが必要なシーンや渡し方のマナー、注意点をまとめました。

ライター
NEWT編集部
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ハワイ旅行で戸惑うことが多いチップ。旅行中には多くの場面でチップを渡すことがあります。ではどのような場面で、いくらくらいのチップを渡せばいいのでしょうか?

この記事では、ハワイのチップの相場を紹介。チップが必要な場面や渡し方のマナーも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

Contents

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チップとは?必要な理由は?

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日本では馴染みのないチップ。そもそもなぜチップというものがあるのでしょうか。

チップの意味

チップは、受けたサービスに対して感謝の気持ちを示すために払うお金。日本ではサービスに対してその場でお金を払うのは無粋なイメージがありますが、チップが習慣となっている国ではまったく逆。チップは歴史のある習慣であり、大切な作法なのです。

チップはお給料の一部

チップはお客さんから直接受け取るお給料です。チップの習慣がある国の場合、サービス業の賃金はチップを前提として低く設定されています。

チップが必要な国と不要な国

ではチップが必要な国と必要ではない国をまとめてみましょう。

チップが必要な国

アメリカ・カナダ・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・ブラジル・香港・インドネシア・タイ・フィリピン・エジプト・アラブ首長国連邦(UAE)など

こちらはごく一部。チップが必要な国はたくさんあるので、以下のリスト以外の国は、基本的に必要だと考えてください。

チップが必要ではない国

フィンランド・デンマーク・スロベニア・オーストラリア・ニュージーランド・カンボジア・マレーシア・べトナム・中国・台湾・韓国・日本

チップが必要な国でも、チップが必要な場面は国によってさまざま。旅行に行く前にはその国のチップについて調べておくことが必要です。

そして今回のテーマであるハワイはアメリカなので、チップは必要。サービス業に従事している人はチップが給料の一部として生活費になるので、しっかり渡すようにしましょう。

必要な場面でチップを払わないとどうなる?

ではチップが必要な場面で払わないとどうなるのでしょうか?

チップが習慣となっている国では、チップを払わないのはサービスに対して大きな不満があるという意思表示になります。そのためトラブルになることも。何が問題だったか聞かれることや、呼び止められてチップの渡し忘れを指摘されることがあるので気をつけてください。

日本人の中には、いいサービスならチップを払うと勘違いしている人もいますが、それは間違い。必要な場面ではよほどひどいサービス以外には払うのが当たり前と考えてください。

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チップが必要な場面と必要ではない場面

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ではハワイではどのような場面でチップが必要なのでしょうか?まずはチップが必要な場面と必要ではない場面をまとめてみましょう。

チップが必要な場面

  • タクシー
  • シェアライド(Holo Holo、Lift、Uberなど)
  • 荷物運びや積み下ろし
  • バレーパーキング
  • ベッドメイキング
  • ルームサービス
  • Uberイーツ
  • レストラン・カフェ
  • ヘアサロン・ネイルサロン・マッサージ
  • オプショナルツアー
  • 結婚式のスタッフ

それぞれの場面でのチップの相場や渡し方については、この後で詳しく解説します。

チップが必要ではない場面

  • ザ・バス(市バス)、トロリー
  • コンドミニアム
  • Airbnb
  • ホテルのフロントやコンシェルジュ
  • スーパーマーケット
  • ファーストフード
  • フードコートなどのテイクアウト
  • ツアーデスク
  • レンタカーのスタッフ
  • 結婚式の牧師や神父

基本的には個人的にサービスを受けていない場合や、小売店、セルフサービスの場合はチップはいりません。また結婚式の牧師さんや神父さんにチップを渡すのは失礼だとされています。

ただし基本的にチップが必要ない場所でも払うことはあります。たとえば荷物が多いときにスーパーマーケットのスタッフが車まで運んでくれたら、チップを渡すのが一般的。ホテルのコンシェルジュも、タクシーを呼んでもらう程度のサービスではチップは不要ですが、難しい要望をお願いしたら払うことがあります。

ハワイのチップの相場と渡し方

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ではここからは、ハワイでチップが必要な場合に支払うべき相場とスマートな渡し方を解説しましょう。

タクシー

タクシーのチップの相場は、料金の15%から20%です。セント単位は切り上げて1ドル単位で渡します。さらに運転手さんがスーツケースなど大きな荷物の出し入れを手伝ってくれた場合は、荷物1個につき1ドルを追加します。

たとえばタクシー料金が50ドルでスーツケースを2個出し入れしてくれた場合、チップを含んで60ドルから62ドルを渡すのが正解。タクシーを降りるときにメーターの金額にチップを加えて計算し、まとめて渡してください。

シェアライド

ハワイにはHolo Holo (ホロホロ)やLift(リフト)、Uber(ウーバー)といったシェアライドがあり、利用者が増えています。この場合も基本的にはタクシーと同じ15%から20%のチップを渡します。

ただしこちらは降車後にドライバーの評価を送り、その際にチップを追加するのが一般的。下車時に渡す必要はありません。

配車係やシャトルのドライバー

空港ではタクシーの配車係がタクシーを拾ってくれ、エアポートシャトルのドライバーがホテルなどへの送迎をしてくれることもあります。この場合、配車や運転だけならチップは不要ですが、自分の荷物の積み降ろしを手伝ってくれたらチップを渡すのがマナーです。

相場は荷物1個につき1ドル。タイミングが難しくなりますが、配車係ならタクシーに乗る前、エアポートシャトルのドライバーなら荷物を受け取るタイミングですばやく渡します。

ホテルのポーター

ホテルに到着後、ポーターに荷物を部屋に運んでもらったら、荷物1つにつき1ドルから2ドルを渡します。またスーツケースが1つでも1ドルということはなく、最低2ドルは渡すのがマナーだという意見も。

タイミングは部屋に到着したとき。待たせると失礼になるので、到着後すぐに渡せるように準備しておきましょう。

ベッドメイキング

毎日のベッドメイキングは、宿泊1人につき1日1ドル以上が相場。高級ホテルでは2ドルが相場という意見もあります。また最終日には置かない人もいますが、最終日にもチップは置いておくのがマナーです。

ルームサービス

ルームサービスはチップが必要なときとそうではないときがあります。まずはホテルが用意しているメニューを確認してください。メニューにサービス料が加算されると書いてあれば、チェックアウトのときにまとめて請求されるのでチップは不要です。

一方でサービス料が含まれていない場合はチップが必要。そのときの相場は注文した金額の18%から20%となります。ルームサービスを届けてもらったタイミングで渡すようにしてください。

駐車係

レストランやホテルなどがバレーパーキングの場合、駐車係に車の鍵を預けて駐車してもらいます。この場合のチップの相場は1回につき2ドルから5ドルです。

相場に幅がありますが、これはその駐車場の格式によるもの。地元のレストランなら2ドルで、ホテルは3ドル、高級なホテルなら5ドルというイメージになります。駐車係が運転席から降り、車の鍵をこちらに渡すタイミングで渡しましょう。

レストラン

レストランの場合、テーブルまで食事を運んでくれるレストランではチップが必要となります。相場は一般的なレストランで18%から20%。高級レストランは20%〜25%です。窓側の席に案内してもらうなど、特別なサービスをしてもらったと感じた場合は、多めに支払います。

レストランでは食事後にテーブル係が勘定書を席まで持ってきてくれるので、勘定書の金額にチップを足し、テーブルでまとめて支払うのが一般的。勘定書にチップとトータル料金の欄があり、そこに自分で記入することもよくあります。レストランによっては勘定書に18%、20%などのチップの目安金額が書かれていることも。その場合はひとつを選んで支払います。

ビュッフェ形式のレストラン

基本的にセルフサービスのレストランではチップは不要。ただし自分で料理を取りに行くビュッフェ形式のレストランでは注意が必要です。食べ終わったお皿を片付けてくれるお店ならチップを払うのがマナー。料金の10%ほどをテーブルに置いておきます。

カフェ

テーブルまで飲み物を運んでくれるカフェの場合、チップの相場や支払い方は一般的なレストランと同じです。

そしてスタバなどのカフェチェーンではチップは任意となっているのが一般的。レジ横にチップを入れが置いてあるので、払いたいときはその中に入れるようにします。

アクティビティ・ツアー

アクティビティツアーを日本語予約サイトで予約すると、ツアー料金にチップの分も含まれていることがよくあります。そのときはチップの支払いは不要です。

一方、現地で予約したアクティビティや、チップは含まれていませんと書いてあるツアーはチップを用意します。相場は料金の15%から20%。担当してくれたスタッフに支払います。

マッサージなど

マッサージやヘアサロン、ネイルサロンなど、サービスそのものが商品のときも、チップが発生します。チップの相場は料金の20%が一般的。勘定書にチップが含まれていることもよくあるので、まずは勘定書を確認し、含まれていなければチップを加えて支払います。

ウエディング

ハワイでウエディングを行った場合、ウエディング会社の担当者の方にチップを渡します。一般的な相場は20ドルから50ドルほどです。

スムーズにチップを払うポイントと注意点

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ハワイなどアメリカではチップはマナーのひとつ。スムーズに支払うコツを押さえておきたいものです。そこでチップに関するポイントと注意点をご紹介しましょう。

チップは紙幣で支払う

チップを料金に対する割合で計算すると半端な額になりがちですが、紙幣で支払うのがマナー。コインで支払うと少し失礼なニュアンスになります。半端な額になったときは切り上げて1ドル単位にしてください。

チップ用の紙幣はたくさん準備しておく

チップを払う場面はたくさんあります。そのときに1ドル札がないからといってチップを渡さないのは失礼なので、チップ用の紙幣は事前に準備しておくのがマナーです。

ホテルではチップ用の1ドル札に両替してくれるので、チェックインする際に20ドルほど1ドル札にしておくのがおすすめ。また空港到着後もすぐにチップが必要になるので、日本で円をドルに両替するときにも1ドル札を多めに用意しましょう。

チップはポケットに入れておく

チップを払うとき、相手を待たせるのはスマートではありません。相手の前で財布を出して紙幣を探すのはエチケット的にNG。日本人の感覚では違和感がありますが、すぐに渡せるよう、折り畳んだ紙幣をポケットに入れておくのが正しい方法です。

計算アプリを用意しておく

いろいろな場面で料金に対してのチップを素早く計算する必要があります。よくあるのは料金の18%から20%を足す場面。18%を足すなら料金×1.18、20%を足すなら料金×1.2となります。すぐに計算できるよう、スマホの電卓アプリを開きやすい位置にセットしておくのもおすすめです。

チップ代が料金に含まれているかをチェック

ハワイではチップは広く浸透していますが、チップ文化に慣れていないアジア諸国の観光客が多いため、最初から料金にチップが含まれていることもよくあります。

伝票をチェックしてTip includedやGratuity includedなどと書いてあれば、チップ代込みの料金。TipまたはGratuityの欄があって金額が記入されているパターンもあります。代金に含まれているときにチップを払うと二重払いになってしまうため注意してくださいね!

クレジットカードは数字の前に$をつける

クレジットカードで支払い、伝票にチップ代を記入するときは、数字の前に必ず$のマークをつけてください。数字の前後に空白を作らないことも大切です。これはチップの額を書き直されないための防衛手段。ごくまれに額を書き足され、後に高額な支払いに気づくことがあるので注意してください。

クレジットカードと現金の併用もある

レストランなどでクレジットカードで払うとき、代金の支払いはクレジットカード、チップの支払いは現金を選ぶこともできます。そうしたい場合は、レシートのチップ(TIP)の欄には0またはCashと書いて渡し、クレジットカードの支払い後に現金でチップを渡します。

キャッシュレス決済の支払い方法も覚えておく

最近はハワイでもキャッシュレス決済が増えています。日本のキャッシュレス端末にチップの項目はありませんが、ハワイでは決済端末の画面上にチップを選ぶ欄が出るのがポイント。会計の際にチップを何%にするかタッチで選んでから支払いをします。 

チップの相場は変化する

一般的なレストランの相場は少し前までは15%から20%といわれていましたが、その後、相場が上昇。今は18%から20%が一般的な相場になっています。このようにチップの相場は変化することもあるため、ハワイをしばらく訪れていない人は、近年の相場をチェックしておくのがおすすめです。

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チップを正しく払ってハワイを楽しもう!

チップはハワイでは当然のマナー。日本人は忘れがちですが、ハワイでサービス業に携わる人はチップの収入を前提とした安い基本給で働いていますから、必要な場面では必ず払うようにしてください。

またチップの額が相場より少ないのも相手に対して失礼な行為。気分よくハワイに滞在するためにも、それぞれの場面でのチップの相場を覚えておくことが大切です。スマートにチップを払って、エレガントにハワイを楽しみましょう!

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