クレタ島の物価は日本より高い？安い？2025年最新の旅行費用と節約のコツを徹底解説

クレタ島の物価はどれくらい？日本との比較表

まずは、旅行で必ず使うアイテムの物価をざっくり把握しておきましょう。

2025年現在、1ユーロ＝約180円前後で推移しています。日本の感覚で買い物をすると「あれ？意外と高いかも」と感じる場面もあれば、「これは安い！」と驚くものもあるんです。

以下に、主要なアイテムの相場をまとめました。

※1ユーロ＝180円で換算（2025年時点の目安）。レートは常に変動するため、旅行前に最新情報をチェックしてくださいね。

【項目別】クレタ島の物価を詳しくチェック！

ここからは、旅行中に気になる9つの項目について、実際の使い心地や注意点も交えて詳しく見ていきましょう。「これを知っておけば現地で慌てない！」というポイントをお伝えします。

ミネラルウォーター（500ml）

クレタ島の水道水は飲めないわけではありませんが、硬水のため日本人のお腹には合わないことも。観光客はミネラルウォーターを買うのが一般的です。

スーパーやキオスク（売店）では、500mlボトルが0.50〜1.00ユーロ（約90〜180円）ほど。日本と同じくらいの感覚ですね。スーパーで6本セットなどをまとめ買いすると、1本あたり0.30ユーロ（約60円）以下になることもあり、かなりお得ですよ！

ただし、レストランで注文すると2〜3ユーロ（約360〜540円）ほどチャージされることが多いので注意してくださいね。

レストランでの食事

旅行の醍醐味といえば、やっぱり食事！でも、観光エリアのレストランは日本よりお値段が張ります。

海沿いの景色のいいレストランや、観光客向けの店でディナーを楽しむ場合、メイン料理にドリンク1杯で1人あたり25〜40ユーロ（約4,100〜6,600円）は見ておいたほうが良いでしょう。特にシーフード料理はグラム単位での計り売りになることも多く、予想以上に高額になることがあるので、注文前に価格を確認するのがおすすめです。

ローカルな食堂（タベルナ）での食事

「もっと安く、おいしいものを食べたい！」という方は、地元の人で賑わう「タベルナ（Taverna）」へ行きましょう！

タベルナは日本でいう大衆食堂や居酒屋のような場所。ここなら、ムサカやグリークサラダなどの伝統料理とお酒を楽しんでも、1人あたり15〜20ユーロ（約2,700〜3,600円）ほどで収まります。

さらに節約派におすすめなのが、ギリシャのファストフード「ギロ（Gyros）」や「スブラキ（Souvlaki）」。ピタパンにお肉や野菜を挟んだボリューミーな一品が、4〜6ユーロ（約720〜1,080円）で楽しめます。ランチはこれで済ませると、かなり食費を浮かせられますよ。

コーヒー（カフェ）

ギリシャ人はコーヒーが大好き！街中にはおしゃれなカフェがたくさんあります。

定番の「フレッド・エスプレッソ（冷たいエスプレッソ）」や「フラッペ」は、3〜4.50ユーロ（約540〜810円）が相場です。

日本やスターバックスと同じくらいの価格帯ですが、テラス席で地中海の風を感じながらゆっくり過ごす時間はプライスレス。テイクアウト専門店なら、2ユーロ（約360円）前後で買えるお店もありますよ。

タクシー初乗り

クレタ島のタクシーは、移動手段としてとても便利ですが、日本と比べると少し複雑な料金体系です。

初乗り料金は4.00ユーロ（約720円）からスタートすることが一般的。その後、1キロメートルごとに料金が加算されます。

注意したいのは、空港からの移動や深夜早朝、大きな荷物がある場合に追加料金がかかること。例えば、イラクリオン空港から市内中心部までは15〜20ユーロ（約2,700〜3,600円）が目安です。トラブルを避けるためにも、乗車前に「To the city center, how much?（市内までいくら？）」と確認しておくと安心ですね。

バス（基本運賃）

クレタ島の公共交通機関といえば、緑色の車体が目印の「KTEL（クテル）」バスです。

• 市内バス（イラクリオン市内など）：1.20〜2.00ユーロ（約216〜360円）。キオスクや自販機で事前にチケットを買うと安く、車内で買うと少し割高になります。
• 長距離バス（都市間移動）：例えば、イラクリオンからハニア（約3時間の旅）までは、片道約16ユーロ（約2,880円）です。

バスは本数も多く、エアコンも効いていて快適。タクシーやレンタカーに比べて圧倒的に安いので、費用を抑えたい旅行者の強い味方です！

ホテル代

ホテルの価格は、シーズン（時期）によって大きく変動するのが特徴です。

• ゲストハウス・ホステル：30〜50ユーロ（約5,400〜9,000円）
• 中級ホテル（3つ星クラス）：80〜120ユーロ（約14,400〜21,600円）
• リゾートホテル（4〜5つ星）：200ユーロ〜（約36,000円〜）

7月・8月のハイシーズンは上記の1.5倍〜2倍近くまで跳ね上がることも。逆に、少し時期をずらした5月・6月や9月・10月なら、素敵なリゾートホテルに比較的お得に泊まれますよ。

観光・お土産など

クレタ島最大の見どころ「クノッソス宮殿」の入場料は、大人20ユーロ（約3,600円）。イラクリオン考古学博物館とのセット券なら少しお得になります。

お土産として人気の「クレタ産オリーブオイル」は、スーパーで買えば500mlで8〜12ユーロ（約1,440〜2,160円）ほど。空港で買うよりも街中のスーパーマーケットで買うのが断然おすすめです！

結局いくらかかる？期間別・旅行費用シミュレーション

「じゃあ、トータルでいくら用意すればいいの？」

航空券代（日本〜ギリシャ往復 約15万〜25万円）を除いた、現地でかかる滞在費（ホテル・食事・交通・観光）の目安を期間別に計算してみました。

【2泊3日】弾丸プラン（イラクリオン中心）

クレタ島は広いので2泊だとかなり駆け足ですが、主要スポットに絞れば楽しめます。

• 現地費用目安：約400ユーロ（約72,000円）
  • ホテル（中級）：160ユーロ
  • 食事・カフェ：150ユーロ
  • 交通・観光：90ユーロ

【3泊4日】王道プラン（イラクリオン＋ハニア）

一番おすすめの期間！遺跡も美しい街並みもバランスよく楽しめます。

• 現地費用目安：約600ユーロ（約108,000円）
  • ホテル（中級）：240ユーロ
  • 食事・カフェ：220ユーロ
  • 交通・観光：140ユーロ

【4泊5日】ゆったりリゾートプラン

ビーチでのんびりしたり、南部の秘境へ足を伸ばしたりできます。

• 現地費用目安：約800ユーロ（約144,000円）
  • ホテル（中級）：320ユーロ
  • 食事・カフェ：300ユーロ
  • 交通・観光：180ユーロ

※上記はお土産代を含まない、1人あたりの概算です。ホテルをシェアする場合や、食事のスタイルによって費用は大きく変わります。

物価高でも大丈夫！費用を抑える3つのコツ

最後に、円安の中でも賢くクレタ島を楽しむための「節約のコツ」を伝授します！

食事は「タベルナ」と「ギロ」を使い分ける

毎食レストランに行くと食費がかさみます。「昼は手軽にギロ（約5ユーロ）、夜はタベルナでしっかり（約20ユーロ）」という風にメリハリをつけるのがおすすめ。地元のパン屋さん（ベーカリー）で買うパイも、安くておいしい朝食になりますよ。

移動は「KTELバス」をフル活用

タクシーでの長距離移動は非常に高額になります（例：イラクリオン〜ハニア間をタクシーで行くと150ユーロ以上かかることも！）。バスなら約16ユーロで済むので、移動は基本バスをえらびましょう。時刻表はネットで確認できますが、少し遅れることもあるので、時間は余裕を持って行動してくださいね。

オフシーズン・ショルダーシーズンをねらう

7月・8月は宿泊費が高騰します。狙い目は5月〜6月前半や9月後半〜10月。気候も暖かく海に入れるのに、ホテル代はハイシーズンの3〜4割安くなることも。「安く、かつ快適に」過ごすなら、この時期がベストシーズンと言えるでしょう。

まとめ

クレタ島の物価は、日本と比べると確かに「ちょっと高いかな？」と感じる部分はあります。でも、工夫次第で費用を抑えつつ、日本では味わえない素晴らしい体験ができる場所です。

地中海のおいしい空気と食事、そして温かい人々が待っています。ぜひ、賢くプランニングして、最高のクレタ島旅を楽しんでくださいね！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

cover photo by Unsplash