ドミニカ共和国の物価は高い？費用や予算、日本との比較も紹介

＼ドミニカ共和国のおトクなホテルを予約！／
1泊1万円以下〜あり！予約はお早めに

ドミニカ共和国の物価は安い？高い？日本（東京）と徹底比較

ドミニカ共和国の全体的な物価水準は、日本と比べてかなり低い水準です。さまざまな国際的な比較サイトのデータによれば、物価指数はドミニカ共和国が39.56、日本は66.84とされています。

家賃を除く月間の生活費では、東京が約850ドル（約127,500円）、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴは約728ドル（約109,200円）とやや低めですが、一方で現地の平均月収は約482ドル（約72,300円）に留まり、東京の約2,453ドル（約368,000円）とは大きな差があります。​

この収入格差が、ドミニカ共和国の物価を理解する上で非常に重要です。現地住民は低い収入でも生活できるよう、1回約36円の地下鉄など格安なローカル価格で暮らしています。

一方、観光客が利用するレストランや施設は東京の物価水準かそれ以上の価格設定のこともあります。

※本記事での為替レート：1 ドミニカ・ペソ (DOP) = 約1.81円、1 米ドル (USD) = 約150円（2025年11月時点の仮レート）

ドミニカ共和国旅行の費用！食費・交通費・観光費

この比較表からわかるように、「地元民プライス」の交通機関や家賃、国産品（ラム酒！）は衝撃的な安さです。

しかし、「観光客プライス」の代表であるレストランやタクシーは、日本（東京）と同等、あるいはそれ以上に高いことがわかります。

この「二重物価」を理解した上で、旅行の3大出費である「食費」「交通費」「観光・ホテル費」を賢く抑えるコツを見ていきましょう。

食費の物価：ローカルフード「コメドール」は格安！

ドミニカ共和国の食費は、どこで食べるかによって大きく変わります。リゾートエリアのプンタ・カナや首都サントドミンゴの観光客向けレストランでディナーを食べると、1人あたり1,500 DOP（約2,700円）以上、人気店では5,000円超も珍しくありません。

加えて、会計時には18%のITBIS税と10%前後のサービス料が自動的に加算されるため、税込み価格で約28%高くなります。例えば、メニューで5,000円と思っても約6,400円を支払うことになるので注意が必要です。​

一方、地元民が通う「コメドール（Comedor）」という大衆食堂では、代表的なご飯セット「ラ・バンデラ」でも1食300 DOP（約540円）程度から安く楽しめます。

スーパーマーケットを使えば、「プレジデンテ（Presidente）」ビールは24本で1,895 DOP（約3,430円）、700mlの「ブルガル（Brugal）」ラム酒も約965 DOP（約1,750円）で購入できます。

交通費の物価：メトロは格安！でもタクシーは高い？

ドミニカ共和国の交通費は、観光客向けとローカル利用で極端に価格差があります。観光タクシーは非常に高額で、たった20分程度の利用でも25米ドル（約3,750円）以上請求されることが多く、東京の初乗り500円と比べて高い水準です。​

一方、現地住民が利用する交通手段は驚くほど安価。首都サントドミンゴの地下鉄（メトロ）は1回20 DOP（約36円）で利用でき、1日乗り放題パスも80 DOP（約145円）という破格です。

OMSAと呼ばれる公共バスは15〜30 DOP（約27〜54円）、相乗りタクシー「カーロ・プブリコ」は25〜50 DOP（約45〜90円）で主要ルートを移動できます。​

海外旅行初心者には、アプリで料金が事前確定し、観光タクシーより大幅に安価なUberの利用が特におすすめです。観光エリアで安全かつ適正価格で移動したいなら、Uberは「最強の妥協点」と言えるでしょう。

観光・ホテル・お土産の物価

ドミニカ共和国の旅行予算を最も左右するのが宿泊費であり、滞在先によって総費用に大きな差が生まれます。プンタ・カナの高級オールインクルーシブリゾートは1泊1室あたり3万〜8万円が相場で、5つ星ホテルだと平均57,784円に達します。

5泊の場合、宿泊費だけでも約15万〜40万円ほど見込むと安心です。これに対し、首都サントドミンゴの快適なブティックホテルやゲストハウスなら、1泊1室1万円前後から、5泊でも5万円程度で済みます。​

観光やツアー代金についても、エリアごとに相場が違います。サントドミンゴの歴史的な観光名所は入場料が200ドミニカペソ（約360円）前後とリーズナブルですが、プンタ・カナやサマナ半島発のオプショナルツアーは1人あたり数千円〜1万円を超える高額になる傾向です。

＼ドミニカ共和国のおトクなホテルを予約！／
1泊1万円以下〜あり！予約はお早めに

ドミニカ共和国の通貨は？米ドルは使える？チップ情報

ドミニカ共和国を旅する上で、知っておきたいお金の基本情報と、「チップ」について解説します！

通貨は「ドミニカ・ペソ」。でも米ドルも使える？

ドミニカ共和国の公式通貨は「ドミニカ・ペソ（DOP）」です。ただし、プンタ・カナやサントドミンゴの観光地やホテル、高級レストラン、オプショナルツアーなどでは米ドル（USD）も広く使えます。

特に大きな支払いでは米ドルが便利ですが、ローカル食堂やスーパー、地下鉄・バス、Uber、屋台などではドミニカ・ペソが必須の場合がほとんどとなっています。

米ドルで支払った場合はお釣りがドミニカ・ペソで返ってきたり、その時のレートが悪かったりすることが多いため、両方の通貨を持ち合わせておくのが安心です。

日本からはチップ用も兼ねて米ドルの現金（特に1ドル札）を持参し、現地到着後は空港よりも街中の銀行や「Casa de Cambio」（両替所）で必要な分だけ米ドルからペソに両替するのが最もお得な方法です。

要注意！ドミニカ共和国の「二重チップ」文化

ドミニカ共和国のチップ文化は初心者には少し複雑です。観光客向けレストランでは会計時に「10%のサービス料」がほぼ必ず含まれていますが、このサービス料は全スタッフに分配されるため、担当者にはほとんど渡りません。

そのため、スマートな大人の対応としてサービス料が加算されていても、さらに担当者へ現金で5〜10%程度別途チップを渡すのが現地流です。​

レストランでの請求書に10%のサービス料が含まれている場合でも、テーブルに現金（米ドルまたはペソ）で追加のチップを置いておくのが親切です。ホテルのベッドメイキングやポーターには1〜2ドル、タクシーやUberにも料金の10%程度が目安となります。

ドミニカ共和国旅行の総費用は？期間別予算（航空券込み）

では、実際に〈ドミニカ共和国〉へ旅行するには、総額でいくら必要なのでしょうか？日本からは直行便がなく、アメリカやカナダでの乗り継ぎが一般的なため、航空券が予算の大きな部分を占めます。

旅費が最も一般的な「5泊7日」と、ゆったり楽しむ「7泊9日」のモデル予算（1名あたり）を見てみましょう。

4泊6日のドミニカ共和国旅行の費用相場：約38万円〜

弾丸で首都サントドミンゴの歴史地区を中心に楽しむプランです。

5泊7日のドミニカ共和国旅行の費用相場：約42万円〜

最も一般的なプラン。サントドミンゴを拠点に、日帰りでビーチなども楽しめます。

7泊9日の〈ドミニカ共和国〉旅行の費用相場：約48万円〜

サントドミンゴとリゾート地の両方を楽しむなど、周遊も可能なプランです。

＼ドミニカ共和国のおトクなホテルを予約！／
1泊1万円以下〜あり！予約はお早めに

コスパ重視なら「長期滞在」が断然お得！

コスパを重視するなら、ドミニカ共和国は長期滞在が圧倒的にお得です。渡航費（航空券代・約25万円）は滞在日数にかかわらずほぼ固定となるため、5泊7日プラン（合計約42万円）と7泊9日プラン（合計約48万円）を比べると、約6万円追加するだけで現地に2日間多く滞在できます。​

片道20時間以上かけて地球の裏側まで行くのであれば、1日あたりの費用効率を考えると、少しでも長めに休みを取り「7泊9日」プランを選んだ方が総合的なコストパフォーマンスは高まります。

宿泊費と現地費用の増加は限定的で、思い出や体験、現地での心の余裕も増やせる賢い選択となります。

ドミニカ共和国旅行の費用を抑える5つの節約術！

最後に、ドミニカ共和国の物価を攻略し、旅行費用を賢く抑えるための5つの「節約術」をご紹介します。

旅行時期を「雨季（5月〜11月）」にずらす

ドミニカ共和国のベストシーズンは乾季の12月〜4月で、この時期は晴天が多く世界中から観光客が集まり、航空券やホテルの料金が最も高騰します。一方で、雨季にあたる5月〜11月（特にハリケーンシーズンの8月〜10月）は、料金が最も安くなるローシーズンです。​

雨季といっても、1日中雨が降るわけではなく、スコールのような短時間の雨が多いのが特徴。天候に柔軟に対応する計画を立てれば、料金面で大幅な節約ができる時期です。

旅行費用を抑えたいなら、ローシーズンを狙うことが最大の節約術と言えるでしょう。

滞在は「サントドミンゴ」を拠点にする

前述の通り、宿泊費はプンタ・カナのリゾート（1泊3万〜8万円）を選ぶか、サントドミンゴのホテル（1泊1万円前後）を選ぶかで、予算が数十万円単位で変わります。

節約を最優先するなら、断然 「サントドミンゴ拠点」 がおすすめ！世界遺産の街並みを楽しみながら、安いコメドールやメトロも利用でき、一石二鳥です。

食事はローカル食堂「コメドール」を活用する

観光客向けレストランの「28%の隠れ費用（税金＋サービス料）」 を避けるためにも、積極的にコメドール（大衆食堂）を利用しましょう。

1食300 DOP（約540円）で、安くて美味しいドミニカ共和国の家庭料理を味わえます。地元の人々とのふれあいも、旅の醍醐味です！

航空券とホテルはセットで予約する

ドミニカ共和国への旅行では、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーを利用するのがおすすめです。日本からの渡航は乗り継ぎが多く手配が複雑になりがちですが、パッケージなら一括予約できるので初心者でも安心して旅の計画が立てられます。

現地ではフリープランが主流となっており、滞在中は自由に観光やアクティビティを楽しめます。料金面でも個別手配より割安になることが多く、渡航時間や乗り継ぎもパッケージなら事前に調整できるのがメリットです。

お土産は「スーパーマーケット」で探す

お土産をお得に買いたいなら、観光地のお土産物屋よりも地元のスーパーマーケットを利用するのが鉄則です。ドミニカ共和国の定番土産である高品質なブルガル・ラムやサント・ドミンゴ・コーヒーは、スーパーで地元価格で手に入れることができます。​​

他にも、カカオやチョコレート、ドライフルーツ、ミルクキャンディー、バニラエッセンスなどスーパーならではのバラマキ土産も充実しています。観光地の土産店は割高な場合が多いため、「スーパーマーケットでお土産を探す」方法が賢くて現地らしい選択です。

物価を理解して〈ドミニカ共和国〉旅行を賢く楽しもう！

ドミニカ共和国の物価はリゾート地価格の「高い顔」と、ローカル価格の「安い顔」とがはっきりと分かれています。

首都サントドミンゴを拠点にし、Uberや地下鉄（メトロ）を活用し、食事はローカル食堂（コメドール）を選ぶといった「賢い選択」をすることで、旅行費用は大きく抑えることができます。​

実際、Uberは従来のタクシーの半額以下で使える場面も多く、メトロは1回20ペソ（約40円）と非常に安価です。観光客向け施設では高価格でも、現地の交通・食事・買い物をローカル目線で楽しめば、コストをしっかりコントロールしながら充実の旅が可能です。

現地の物価事情を把握し、あなただけのドミニカ共和国旅行を満喫してください！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

cover photo by Unsplash