公用語
ニューヨークには公用語が定められていませんが、最も話されているのは英語です。そのほかにも、スペイン語や中国語、イタリア語、韓国語など多様な言語が使われていますが、観光で使うのは基本的には英語で十分。レストランのメニューや地下鉄の案内表示も英語です。
宗教
ニューヨークは宗教的にも多様性に富んでおり、キリスト教をはじめ、ユダヤ教、イスラム教、仏教など幅広い信仰が共存しています。街中には歴史ある大聖堂や教会、シナゴーグ、モスクが点在し、観光名所としても人気です。訪れる際は静粛を心がけ、宗教施設にふさわしい服装でマナーを守りましょう。
通貨
ニューヨークで使われている通貨はアメリカドル(USD)です。紙幣は1ドルから100ドルまで、硬貨はセント単位で流通しています。カード決済が一般的ですが、チップ文化が根付いているため、レストランやタクシー利用時には少額の紙幣や硬貨を用意しておくと安心です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
ニューヨークはクレジットカード社会といわれるほどキャッシュレス化が進んでいます。VISAやMasterCard、American Expressなど主要ブランドはほぼすべてのレストランやショップ、ホテルで利用可能。Apple PayやGoogle Payといったモバイル決済も普及しており、タッチ決済対応のお店も多いです。ただし、地下鉄の券売機やチップの支払い、小規模の屋台などでは現金が必要になる場面もあるため、少額のドル紙幣を用意しておくと安心です。
費用
ニューヨーク旅行の費用は、4泊6日で1人あたりおおよそ25~40万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:120,000円~
宿泊費:100,000円~
交通費:10,000円~
食費:20,000円~
観光費:30,000円~
雑費:15,000円~
物価が高い都市のため、特にホテル代や観光施設の入場料、レストランでの食事代は割高な傾向があります。一方でフードトラックやデリ、スーパーを活用すれば食費を抑えることも可能。旅行スタイルに合わせてメリハリをつけるのがポイントです。
ビザ
観光目的での短期滞在はビザは不要ですが、ESTA(電子渡航認証)の取得が必須です。料金は21ドル(2025年時点)、有効期間は2年間。申請はオンラインで、通常は数時間〜72時間以内に承認されます。入国時には往復航空券や滞在先住所を確認されることがあるため、ホテル予約情報を印刷して持参すると安心です。
日本との時差
ニューヨークと日本の時差は14時間で、日本の方が進んでいます。アメリカはサマータイムを導入しているため、3月中旬~11月上旬は時差が13時間になります。フライト時間も長いため、到着初日はゆったり過ごすと時差ボケを和らげやすいでしょう。
気候
ニューヨークは日本と同じように四季がはっきりしています。春(4〜6月)は日中は20℃前後で快適ですが、朝晩は冷えます。夏(7〜8月)は日本と同じように30℃を超える蒸し暑さが特徴です。秋(9〜11月)は比較的気候が安定し、20℃前後の過ごしやすい気温になります。冬(12〜3月)は気温が氷点下まで下がり、大雪になることもあります。
服装
観光では歩き回ることが多いため、履き慣れたスニーカーは必須アイテムです。夏はTシャツと短パンでも過ごせますが、冷房対策のカーディガンやパーカーを持参しましょう。冬はダウンジャケット、帽子、手袋といった完全防寒をおすすめします。ブロードウェイ観劇や高級レストランではスマートカジュアル(ジャケットやワンピース)が無難です。
旅行のベストシーズン
ニューヨークのベストシーズンは春(4〜6月)と秋(9〜11月)です。天候が安定していて、観光地巡りや公園散策に最適です。特に秋はセントラルパークの紅葉が有名。冬はロックフェラーセンターのクリスマスツリーやタイムズスクエアのカウントダウンなど特別なイベントが魅力ですが、寒さは厳しいので要注意。夏はイベントが多い一方、ホテル代が高騰しやすく、観光地は混雑します。
治安
ニューヨークは観光地周辺であれば比較的安全ですが、日本と比較すると注意が必要な都市です。夜間の人通りの少ないエリアや地下鉄は避け、スリや置き引きには十分警戒しましょう。最新の治安情報を確認しつつ、常に周囲に気を配れば安心して旅行を楽しめます。
物価
ニューヨークの物価は日本よりも2〜3倍ほど高めです。ミネラルウォーターは1本あたり200円〜300円、ファストフード店での食事は5,000円〜、レストランでは10,000円を超えるため、飲料水など必要なものは日本から持参するのもおすすめです。
交通手段
ニューヨークでの主要な移動手段は、地下鉄(Subway)とバスです。地下鉄は24時間運行しており、1回乗車は約3.25ドル(2025年時点)。「OMNY」と呼ばれるタッチ式決済が導入されており、日本のクレジットカードやスマホのApple Pay/Google Payを改札でタッチするだけで乗車可能です。観光スポットをほぼ網羅しているため、旅行者でも利用しやすいですが、深夜帯は治安に注意が必要です。
空港から市街地へのアクセス方法
国際線の玄関口「ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)」から市街地のマンハッタンまでは、空港シャトルバスやタクシー、電車の利用がおすすめです。シャトルバスは滞在先ホテルなどの目的地を伝えて予約しておけば、乗り換え不要で直接アクセスできます。電車の場合は、エアトレイン+地下鉄(または快速のLIRR)がおすすめ。所要時間は1時間前後かかりますが最も安価な値段で移動できます。
インターネット
ニューヨークは公共Wi-Fi環境が比較的充実しており、ホテル、カフェ、地下鉄駅構内、観光施設などで無料Wi-Fiが利用可能です。街中には「LinkNYC」という無料Wi-Fiスポットも多数設置されています。ただし、セキュリティ面が不安な場合は、モバイルWi-Fiをレンタルするか、現地SIMやeSIMを利用するのがおすすめです。
電源プラグ
ニューヨークを含むアメリカは、Aタイプのプラグで日本と同じ形状のため変換プラグは不要です。ただし電圧は120V・周波数60Hzで、日本の100V機器を使用すると負荷がかかる場合があります。スマホやPCの充電器は海外対応が多くそのまま使用できますが、電圧に対応していない製品を使用する際には変圧器が必要になります。
飲水
ニューヨークの水道水は安全に飲める品質です。日本と同じ軟水のため日本人観光客も飲みやすいのが特徴。ただし、ビルやホテルによっては配管の影響で味が落ちる場合もあります。気になる方は、ミネラルウォーターの購入がおすすめです。
トイレ
ニューヨークには公衆トイレが少ないため、基本的にはショッピングモール、レストラン、カフェ、観光施設などのトイレを利用するのが一般的です。ただし、鍵付き・利用制限ありの場合も多いため、注意が必要です。また、トイレットペーパーも備え付けてあり、基本的にはそのまま流せます。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。