公用語
セブの公用語は、ビサヤ語(セブアノ語)と英語の2つです。英語は全国民が日常的に使用する言語のひとつであり、都市部を中心に広く通じます。観光施設やホテル、レストランでは英語対応が一般的で、基本的にはコミュニケーションに大きな不便はないでしょう。なお、タガログ語はフィリピンの公用語ですが、セブでは使われていません。
宗教
セブでは、キリスト教が最も広く信仰されています。特にローマ・カトリックが圧倒的に多く、街中では歴史ある教会や礼拝堂を多く目にすることができます。また、プロテスタントやイスラム教のコミュニティも存在しており、多様な宗教文化が共存しているのが特徴です。
通貨
セブの通貨は「フィリピン・ペソ(PHP)」で、記号では「₱」と表記されます。紙幣は20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1,000ペソが一般的に流通しており、硬貨は1ペソから20ペソまで使用されています。キャッシュレス決済も徐々に普及していますが、屋台やジプニー、ローカルマーケットなどでは現金のみの場合が多いため、少額の現金を持ち歩くと安心です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
セブでは、クレジットカードやキャッシュレス決済が徐々に普及しています。市内のホテルや大型ショッピングモール、レストランではVisaやMastercardが問題なく使用でき、Apple PayやGoogle Payなどのモバイル決済に対応している店舗も増えてきています。一方で、ローカル食堂や屋台、ジプニーなどの公共交通機関では現金のみの場合がほとんどです。
費用
セブ旅行にかかる費用は、3泊4日で1人あたりおおよそ 7万〜15万円 が目安です。主な内訳は以下の通りです。
・航空券代:30,000円~
・宿泊費:20,000円~(1泊5,000〜10,000円目安)
・現地交通費(タクシー・ジプニーなど):5,000円~
・食費(4日分):10,000〜18,000円
・アクティビティなど:10,000円~
・お土産など:10,000円~
セブは日本よりも物価が安く、ホテルや食事、アクティビティなどを比較的手頃な価格で楽しめるのが特徴です。アイランドホッピングやダイビングなど、マリンアクティビティは費用に差が出やすいため、事前に予算を含めて計画を立てるのがおすすめです。
ビザ
日本のパスポートを持っている方は、観光や短期滞在であれば最大30日間まではビザなしでフィリピンに入国できます。ただし、パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上残っていること、また、30日以内に出国する航空券が必須です。
日本との時差
日本とセブ(フィリピン)の時差は −1時間です。日本が12:00の場合、セブは同じ日の11:00 になります。
気候
セブは一年を通して温暖な熱帯気候で、日中は28〜32℃前後の日が多く気温差がほとんどないのが特徴です。1月〜5月は「乾季」とされており、雨が少なく比較的過ごしやすいのが特徴。観光に最適なシーズンです。一方で、6月〜12月は「雨季」にあたり、スコールのような強い雨が降ることがありますが、一時的なことが多く、一日中降り続くケースは少なめです。台風が影響することもあるため、事前に天気予報をチェックするのがおすすめです。
服装
セブでは一年を通して気温が高いため、基本的には夏の服装で快適に過ごせます。風通しの良い半袖のシャツや、ノースリーブなどの軽装で十分です。ただし、レストランやショッピングモールの冷房は強めなことが多いため、荷物にならない薄手のカーディガンなどを持参するのもおすすめです。また、道が整備されていなかったり、スコールの影響でぬかるんでいることも多いため動きやすく汚れても良い靴を持参すると良いでしょう。
旅行のベストシーズン
セブのベストシーズンは、乾季にあたる1月〜5月です。この時期は晴れの日が多く、湿度も比較的低いため過ごしやすいのが特徴。ビーチやアイランドホッピングなど、セブならではのアクティビティを快適に楽しめます。
治安
セブはリゾート地として人気がありますが、エリアによって治安に大きな差があるため注意が必要です。観光客の多いホテル街やショッピングモール周辺は比較的安全とされていますが、路地や危険なエリアではスリや置き引きなどの軽犯罪が報告されています。また、子供によるスリやひったくりも多いため、貴重品の管理は徹底しましょう。
物価
セブの物価は日本より安めです。食事はランチが150〜300ペソ(約400〜800円)、ディナーはレストランで300〜1000ペソ(約800〜3000円)が目安です。費用を抑えたい場合は、ローカル食堂や屋台を利用すれば手頃な価格で本場のフィリピン料理を楽しむことができます。タクシーやGrabの料金も安く、全体的に旅行コストを抑えやすいのがセブの魅力です。
交通手段
セブ市内の移動手段としては、ジプニー(乗合バス)やタクシーなどが挙げられます。
ジプニーの場合は、時刻表やバス停はなく、走っているジプニーを止めて行き先を確認して乗車します。ただし、料金の支払いや行き先が少し複雑のため、不安な場合はタクシーや配車アプリ(Grab)を利用するのがおすすめです。
空港から市街地へのアクセス方法
マクタン・セブ国際空港からセブ市内へのアクセスは、タクシー・バス(MyBus)・Grab(配車アプリ)の3つが主な手段です。
最も一般的なのはタクシーで、空港タクシーを利用すればセブ市内中心部まで約30〜40分、料金は300〜500ペソ程度が目安です。ただし、空港にはぼったくりのタクシーも多いため、正規タクシー乗り場から乗車するのがおすすめ。さらに、空港と市内を結ぶバスも運行しており、タクシーよりも安価です。
インターネット
セブでは、市内のホテル、カフェ、レストラン、ショッピングモールなどで無料Wi-Fiを利用できます。
特に観光客が多いエリアではWi-Fi環境が整っており、SMやアヤラなどの主要モールでは館内で無料接続が可能です。ただし、公共Wi-Fiは通信速度が不安定かつセキュリティ面でリスクがある場合も。安全に利用したい場合は、プリペイドSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiなどを使用するのがおすすめです。
電源プラグ
セブを含むフィリピンのコンセントは「Aタイプ」が主流です。日本のプラグとほぼ同じ形状のため、そのまま使用できます。ただし、一部ではCタイプやB3タイプもあるため、変換プラグがあると安心です。電圧は220Vと日本(100V)の約2倍のため、海外対応の電化製品か、変圧器を利用しましょう。
飲水
セブの水道水は飲み水に適していません。体調不良の原因になるため、必ずスーパーや売店で売られているミネラルウォーター(1本20〜30ペソ程度)ウォーターサーバーの水を利用しましょう。不安な場合はうがいや歯磨きの際もボトル入り飲料水を使用するのがおすすめです。
トイレ
セブでは、ホテルやレストラン、カフェなどのトイレは基本的に無料で利用できます。大型ショッピングモールや主要エリアには比較的清潔なトイレが整備されており、観光客でも安心して利用できます。ただし、トイレットペーパーが備え付けられていないことも多いため、観光の際はティッシュを持ち歩くことをおすすめします。ペーパー類は流せないため、備え付けのゴミ箱に捨てるようにしましょう。
海外旅行保険
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