【2024年最新】マラケシュはモロッコの真珠！魅力的な観光スポット10選を紹介

マラケシュには魅力的な観光スポットが多様！

マラケシュは、モロッコの南西部に位置する古都で、1985年にユネスコ世界遺産に登録されました。赤い城壁に囲まれた旧市街（メディナ）は、中世の面影を色濃く残し、迷路のような路地が魅力的です。

メディナの中心にあるジャマ・エル・フナ広場は、昼夜を問わず活気に満ちています。一方、新市街（ギリーズ）は、近代的な建物や高級ホテルが立ち並び、対照的な雰囲気を醸し出しています。

マラケシュは「南の真珠」や「赤い都市」とも呼ばれ、その独特の建築様式や文化、カラフルな市場（スーク）、美しいモスクなど、訪れる人を魅了する要素は豊富です。アトラス山脈の麓に位置し、砂漠への玄関口としても知られています。

マラケシュで絶対行きたいおすすめ観光地10選

マラケシュには、歴史と文化が息づく魅力的な観光スポットが数多く存在します。世界遺産に登録されたメディナ（旧市街）には、壮大なモスクや宮殿、活気あふれる市場など、まるで時間が止まったかのような景観が広がっています。

一方で、新市街には美しい庭園や近代的な施設も点在し、新旧の魅力が融合した独特の雰囲気を楽しめるでしょう。これから紹介する10のスポットは、マラケシュの多様な魅力を存分に味わえる場所が多彩です。

歴史的建造物や伝統的な市場、緑豊かな庭園など、それぞれに個性的な魅力を持っています。これらの観光地を巡ることで、モロッコの文化や歴史、そして人々の暮らしを肌で感じることができるでしょう。

マラケシュの魅力に触れる旅の計画に、ぜひ参考にしてみてください。

ジャマ・エル・フナ広場

マラケシュの心臓部、活気あふれる広場

ジャマ・エル・フナ広場は、マラケシュの旧市街（メディナ）の中心に位置する、世界的に有名な広場です。昼夜を問わず活気に満ち溢れ、まさにマラケシュの心臓部と呼ぶにふさわしい場所です。

広場の歴史は11世紀にさかのぼり、かつては公開処刑の場としても使われていました。現在は、観光客と地元の人々が集まる文化の交差点となっています。日中は、蛇使いやサルの曲芸師、水売り、伝統衣装を着た人々など、様々なパフォーマーで賑わうのが魅力です。

夕暮れ時になると、広場は屋台村へと変貌します。モロッコ料理の香りが漂い、地元の人々や観光客で活気づくのが特徴です。屋台では、タジン料理やクスクス、シシカバブなど、本場のモロッコ料理を楽しむことができます。

広場の周辺には、カフェやレストランが立ち並び、屋上テラスから広場の賑わいを眺めることもできます。また、近くにはスークと呼ばれる伝統的な市場があり、モロッコの工芸品や香辛料などを購入可能です。

ユネスコの無形文化遺産にも登録されているジャマ・エル・フナ広場は、マラケシュ観光の中心地であり、モロッコの文化と伝統を肌で感じることができる特別な場所です。昼と夜で異なる表情を見せる広場の魅力を、ぜひ体験してみてください。

クトゥビアのモスク

マラケシュのシンボル、壮麗なミナレット

クトゥビーヤ・モスクは、マラケシュのスカイラインを彩る最も象徴的な建造物です。その優美なミナレット（尖塔）は、高さ77メートルに達し、マラケシュのどこからでも見ることができます。12世紀にムワッヒド朝の時代に建設されたこのモスクは、イスラム建築の傑作です。

その名前は「本屋のモスク」を意味し、かつてモスクの周辺に多くの本を売る人々が集まっていたことに由来します。モスクの外観は、砂岩、レンガ、木材で建てられ、典型的なモロッコ・イスラム様式を示しています。

特に、ミナレットの装飾は見事です。4つの銅の球体で飾られているのが特徴です。非イスラム教徒は内部に入ることはできませんが、外観の美しさと周囲の庭園を楽しむことができます。

モスクの周りには広場があり、地元の人々や観光客の憩いの場となっています。夕暮れ時には、ライトアップされたモスクの姿が特に美しく、多くの人々を魅了します。また、ジャマ・エル・フナ広場からも近いため、広場での賑わいを楽しんだ後に立ち寄るのもおすすめです。

クトゥビーヤ・モスクは、マラケシュの歴史と文化を象徴する建造物であり、その荘厳な姿は訪れる人々に深い印象を与えます。マラケシュ滞在中は、様々な角度や時間帯でこの美しいモスクを眺めてみてください。

なお、2023年9月にモロッコを襲った地震により、このモスクにも一部損傷が報告されています。訪問の際は最新の情報を確認することをおすすめします。

バヒア宮殿

19世紀の豪華絢爛なモロッコ建築の傑作

バヒア宮殿は、19世紀後半に建設された豪華絢爛なモロッコ建築の傑作です。「美しい」を意味するアラビア語の「バヒア」という名前の通り、この宮殿は息をのむほどの美しさを誇っています。

宮殿は、当時の大宰相シ・ムーサが自身の居住地および公邸として建設しました。中庭、庭園が配置され、モロッコの伝統的な建築様式と職人技の粋を集めています。訪れる人々を魅了するのは、精巧な漆喰細工、色鮮やかなタイル装飾（ゼリージュ）、優美な天井画、そして手の込んだ木彫りの装飾です。

特に、「大中庭」と呼ばれる広大な中庭は、マラケシュの青い空を背景に、その美しさが際立ちます。 宮殿内部では、ハーレムや大臣の部屋、接客用の広間など、当時の宮廷生活を垣間見ることができます。

バヒア宮殿は、マラケシュの歴史と文化の豊かさを体現する場所であり、モロッコの建築美と職人技の素晴らしさを堪能できる貴重なスポットです。宮殿内部を巡る際は、細部にまで目を凝らし、その美しさをじっくりと味わってください。

サアード朝の墓廟

16世紀の王家の眠る荘厳な霊廟

サアード朝の墓廟は、16世紀から17世紀初頭にかけて栄えたサアード朝の王族や高官たちが眠る荘厳な霊廟です。長い間忘れ去られていましたが、20世紀に空から発見され、その後修復されて公開されました。

墓廟は、サアード朝の時代に建設されています。主要な建物は、「12円柱の間」と呼ばれる大広間で、ここにはサアード朝の歴代スルタンとその家族の墓が安置されています。内部に一歩足を踏み入れると、その豪華さに圧倒されるでしょう。

12本の柱、繊細な漆喰細工、色鮮やかなタイル装飾、そして美しいアラベスク模様が施された装飾など、サアード朝の栄華を今に伝えています。墓廟は主に3つの部屋からなり、ミフラーブのある礼拝堂、12円柱の間、3つのミフラーブの間があります。

また、中庭には一般の人々の墓もあるのが特徴です。サアード朝の墓廟は、その建築美と歴史的重要性から、マラケシュを訪れる多くの観光客を魅了しています。モロッコの歴史と芸術の粋を集めたこの場所で、往時の栄華に思いを馳せてみてください。

マドラサ・ベン・ユーセフ

北アフリカ最大のイスラム神学校

マドラサ・ベン・ユーセフは、マラケシュの旧市街（メディナ）中央にあるイスラム教の神学校です。14世紀にメリニド朝のスルタン、アブー・エル・ハッサンによって設立され、16世紀にサアード朝のスルタン・アブダラ・アル・ガーリブのもとで大規模に拡張されました。

建物に一歩足を踏み入れると、その建築美に圧倒されます。中心にある広大な中庭は、精巧な漆喰細工、色鮮やかなタイル装飾（ゼリージ）、そして繊細な杉材の木彫りで彩られています。

特に、中庭を囲む回廊の装飾は見事です。モロッコ・アンダルシア様式のイスラム建築の美しさを存分に堪能できます。マドラサの内部には、かつて学生たちが生活していた小部屋があります。

これらの部屋は建物の上層階に位置し、質素な造りで学習と精神的成長に集中できるよう設計されていました。建物の中心には祈りの間があり、ここにはミフラーブ（メッカの方向を示す壁龕）があります。

壁面には、コーランの一節を含むアラビア語の書道が特徴的です。マドラサ・ベン・ユーセフは、その建築美だけでなく、かつてのイスラム教育の中心地としての歴史的重要性も持っています。

北アフリカで最大かつ最も重要な神学校の一つとして、イスラム法と神学の研究に専念する学生の拠点となっていました。

現在は一般公開されており、訪れる人々にモロッコのイスラム建築と教育の歴史を伝えています。マドラサ・ベン・ユーセフは、マラケシュの文化的・歴史的深みを体感できる貴重なスポットです。

マジョレル庭園

鮮やかなブルーが印象的な芸術的な庭園

マジョレル庭園は、マラケシュの新市街（ギリーズ）にある、鮮やかなコバルトブルーが印象的な美しい庭園です。フランス人アーティスト、ジャック・マジョレルによって1920年代に設計、造園されました。

1961年にマジョレルが亡くなった後、1980年にファッションデザイナーのイヴ・サンローランとそのパートナーであるピエール・ベルジェが購入し、修復して一般公開しています。庭園内は、400種を超える草木や花が植えられているのが魅力です。サボテンやヤシの木、竹、睡蓮など、多様な植物が美しく配置され、まるで生きた絵画のような景観を作り出しています。

特に、鮮やかなブルー（マジョレルブルーと呼ばれる）に塗られた建物と植物のコントラストは圧巻です。庭園内には、ベルベル博物館も併設されています。また、隣接してイヴ・サンローラン美術館があり、デザイナーの作品や生涯を紹介する展示があります。

マジョレル庭園は、単なる植物園ではなく、芸術と自然が融合した空間です。アールデコ調のデザインと、色彩豊かな花々、幾何学的な小道、噴水や小さな池など、どこを見ても絵になる風景が広がっています。

庭園内には、カフェやショップもあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。イヴ・サンローランの限定品や、美術館のグッズなどが購入可能です。マジョレル庭園は、マラケシュの喧騒から離れ、静かで美しい空間を提供してくれる特別な場所です。

イヴ・サンローランが愛したこの庭園は、芸術的な感性と自然の調和を楽しみたい方、そして美しい写真を撮りたい方にとって必見のスポットとなっています。

スーク（市場）

迷路のような路地に広がる色とりどりの市場

マラケシュのスークは、メディナ（旧市街）の中心部に広がる迷路のような市場です。ジャマ・エル・フナ広場の北側から始まり、狭い路地が網の目のように広がっています。ここは単なる市場ではなく、マラケシュの歴史と文化が凝縮された場所であり、訪れる人々を魅了し続けています。

スークは、色とりどりの商品が魅力的です。カラフルなバブーシュ（モロッコの伝統的なスリッパ）、繊細な模様が施された陶器、色鮮やかなスパイス、香り高いアルガンオイル、華やかなランプ、手織りのカーペットなど、モロッコの伝統工芸品や特産品が所狭しと並んでいます。

また、オリーブやモロッカンスイーツ、ナッツなども販売されているのも特徴です。各エリアには専門の職人街があり、それぞれの職人技を間近で見ることができます。例えば、革製品の職人街では、なめし革の強い匂いと職人たちの熟練の技を目にすることができます。

スークの魅力は、単に買い物をすることだけではありません。狭い路地を歩きながら、時折見上げると美しいアーチや装飾された天井が目に入り、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。

また、地元の人々の日常生活の一端を垣間見ることもでき、マラケシュの生きた文化に触れることができます。買い物を楽しむ際は、値段交渉が一般的です。これもまた、マラケシュの文化体験の一つと言えるでしょう。

スークは迷路のように入り組んでいるので、道に迷うのも楽しみの一つです。ただし、時間には注意が必要です。マラケシュのスークは、五感全てで楽しむことのできる、まさに「体験型」の観光スポットと言えるでしょう。

なお、マラケシュの旧市街全体は1985年に世界遺産に登録されており、スークもその一部として重要な文化的価値を持っています。

メナラ庭園

広大なオリーブ園と人工池が美しい庭園

メナラ庭園は、マラケシュの西部に位置する広大な庭園で、12世紀にムワッヒド朝の創始者アブド＝アルムーミンによって造られました。その名前は「メナラ」という、アラビア語で灯台を意味する「メンゼ」と呼ばれる、パビリオンの小さな緑色のピラミッド型の屋根に由来しています。しかし、実際には庭園内に灯台の役割を持つ建物はありません。

庭園の中心には大きな長方形の人工池があり、その周囲にオリーブの木々が植えられています。この池は灌漑システムの一部として機能しており、アトラス山脈からの水を引き込んでいるのが特徴です。

池のほとりには、緑の屋根を持つパビリオンが建っています。このパビリオンは16世紀のサアード朝時代に建造され、19世紀にアラウィー朝時代に改築されて現在の姿になっています。かつては王族の避暑地として使われていました。

メナラ庭園の魅力は、静けさと雄大な景観です。特に日没時には、池に映るアトラス山脈の姿が美しく、息を呑むような景色を眺めることができます。また、地元の人々にとっても人気の憩いの場所です。

庭園内には広大なオリーブ畑があり、散策を楽しむことができます。また、多くの渡り鳥がここに留まるため、バードウォッチャーにも人気のスポットです。メナラ庭園は、マラケシュの喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごすのに最適な場所です。

入場料は無料で、一年中一般公開されています。マラケシュ滞在中に、静かな時間を求めるなら、ぜひメナラ庭園を訪れてみてください。

バディ宮殿

壮大な廃墟が物語る栄華の歴史

バディ宮殿は、16世紀末にサアード朝のアフマド・アル＝マンスールによって建設された壮大な宮殿の遺跡です。その名前は「比類なき」を意味し、かつての栄華を偲ばせる壮大な規模を誇っていました。

建設には25年の歳月がかかったとされ、建造費はアルカセルキビルの戦いでポルトガル軍がモロッコ軍に敗れ、その際に支払った身代金によって賄われたと言われています。イタリア産の大理石とスーダンの金を用いた豪奢な宮殿でした。

しかし、17世紀末にアラウィー朝のムーレイ・イスマイルによって破壊され、その後廃墟と化しています。現在では、かつての栄華を偲ばせる巨大な中庭と、周囲に点在する遺構を見ることができます。広大な敷地には井戸や地下牢などが残っているのが特徴です。

また、宮殿の塀の上にはコウノトリの巣がいくつか見られます。バディ宮殿は、その壮大な規模と歴史的な重要性から、マラケシュを訪れる多くの観光客を魅了中です。廃墟となった今もなお、かつてのモロッコの栄華と権力を物語る貴重な遺跡として、訪れる人々に深い印象を与え続けています。

また、ジャマ・エル・フナ広場から歩いて行けますが、入り口が分かりにくいので注意が必要です。

マラケシュ博物館

モロッコの豊かな歴史と文化を学ぶ場所

マラケシュ博物館は、19世紀末にダル・メネビ宮殿として建てられた豪華な建物を改装して作られた博物館です。1997年に修復され、博物館として開館しました。建物自体が芸術作品と言えるほど美しく、モロッコの伝統的な建築様式を堪能できる場所です。

博物館の中心には、美しいタイル張りの中庭があり、その周りに展示室が配置されています。展示品は、モロッコの歴史と文化を網羅しており、陶器、宝飾品、衣装、武具など、多岐にわたります。

特に注目すべきは、イスラム書道の見事なコレクションです。また、歴史的なコインの展示もあり、当時の政治的および経済的情勢を示す指標として機能しています。建物の特徴として、アンダルシアの影響を受けた伝統的なモロッコの宮殿のスタイルで設計されており、中央の中庭、複雑なゼリージュ（モザイクタイル）、華やかな木彫り、広大なアーチなどが見られます。

マラケシュ博物館は、モロッコの歴史と文化を深く理解したい人にとって理想的な場所です。また、建物自体の美しさを楽しみたい人にとっても、見逃せないスポットです。博物館内をゆっくりと巡りながら、モロッコの豊かな文化遺産に触れることができます。

なお、この博物館は比較的人混みが少ないので、ゆっくりと見学することができます。

マラケシュの魅力的な観光スポットを満喫しよう！

マラケシュは、歴史と現代が融合する魅力的な都市です。メディナの迷路のような路地、カラフルなスーク、壮大なモスクなど、様々な魅力にあふれています。ジャマ・エル・フナ広場の活気、クトゥビアのモスクの荘厳さ、バヒア宮殿の美しさなど、各スポットには独自の魅力があります。

マラケシュを訪れる際は、伝統的な邸宅ホテル「リヤド」での宿泊もおすすめです。中庭を囲む静かな空間で、モロッコの伝統的な暮らしを体験できます。また、タジン料理やクスクスなど、モロッコ料理の豊かな味わいも忘れずに楽しみましょう。

この記事で紹介した観光スポットを参考に、あなただけのマラケシュ旅行プランを立ててみてください。

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

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