【2024年最新】富士五湖の魅力を解説!絶景と観光の名所10選を紹介
富士五湖は富士山周辺でもとくに人気の観光地。富士山を眺める絶景スポットがたくさんあり、夏の避暑地としても多くの人でにぎわいます。湖を散策すればリゾート気分を味わえるのも魅力。周辺にも人気の観光スポットがたくさんあります。 今回は、富士五湖とその周辺の観光の見どころ10選を紹介しましょう!
富士五湖は富士山周辺でもとくに人気の観光地。富士山を眺める絶景スポットがたくさんあり、夏の避暑地としても多くの人でにぎわいます。湖を散策すればリゾート気分を味わえるのも魅力。周辺にも人気の観光スポットがたくさんあります。今回は、富士五湖とその周辺の観光の見どころ10選を紹介しましょう!
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富士五湖の特徴と見どころ
富士五湖は富士山の麓にある山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖という5つの湖の総称です。
5つの湖はすべて山梨県側にあります。距離は遠くはないもののひとかたまりではなく、富士山を中心に扇状に広がったような位置関係。富士山頂から見ると、山中湖が東北東、河口湖と西湖は北、精進湖と本栖湖は北北西という方向になります。
富士五湖のなりたち
富士五湖は地理的には山中湖だけ少し離れていて、河口湖と西湖、精進湖、本栖湖はだいたい等間隔に並んでいます。しかし湖としては西湖と精進湖、本栖湖が兄弟で、河口湖や山中湖は湖のなりたちが違います。これはどういうことでしょうか?
富士五湖は、富士山とその北側にある御坂山地の間の谷が富士山の噴火でせき止められてできた湖です。最初にできたのは9,000年ほど前の噴火で生まれた宇津湖と、せの海という2つの大きな大きな湖。続いて西暦800年の噴火で宇津湖が分断され、山中湖と古忍野湖という湖になりました。古忍野湖は干上がって消滅。忍野八海にその名残を残しています。
一方、本栖湖は同じ西暦800年の噴火でせの海から分断された湖。さらに西暦864年の噴火で残ったせの海が西湖と精進湖に分かれました。そのため西湖と精進湖、本栖湖は今でも地中では繋がっていて、水位がほとんど同じです。
そして河口湖は大田川という川が埋まってできたものだと考えられています。
山中湖
富士五湖で最も標高が高く広い湖
山中湖は面積が6.8平方キロメートルで富士五湖最大の湖。約982メートルの標高も富士五湖ではもっとも高い位置になります。夏でも涼しいことから避暑地や合宿所として人気がある湖です。
また山中湖は富士山の裾野までの距離が約10キロメートルといちばん近いため、富士山を大きく、迫力ある姿で見ることができるのもポイント。なかでも湖面に映る逆さ富士は絶景といわれています。風のない穏やかな日には湖面が鏡のようになり、富士山の姿がくっきりと映し出されるのでおすすめですよ。
写真愛好家の憧れはダイヤモンド富士。これは10月中旬から2月末に富士山頂から太陽が昇る現象です。
また冬になると山中湖の湖面には氷が張りますが、全面凍結することはあまりなく、割れて風に吹き寄せられます。このときにきらきらと輝く氷もみどころ。氷がたてる神秘的な音もぜひ聞いてみてください。
山中湖の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡山中湖村 |
電話 | 0555-62-3100(山中湖観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 新東名高速道路新御殿場ICから車で約20分 中央自動車道河口湖ICから車で約10分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
河口湖
四季折々の花や紅葉が楽しめる人気の湖
河口湖は富士五湖の中でもっとも長い湖岸線を持つ湖。標高は約833メートルで富士五湖ではもっとも低い位置にあります。
湖畔が観光地として利便性のいい場所にあるのも特色。駅から徒歩で行くことができ、湖畔には桜の名所、ラベンダーの名所、紅葉の名所など、四季折々の植物を楽しめるスポットもあります。桜の見頃は4月上旬から中旬、ラベンダーの見頃は6月中旬から7月中旬、コキアの見頃は10月上旬から中旬、紅葉の見頃は11月上旬から下旬です。
またホテルが集まるエリアから見た逆さ富士は絶景スポットとして有名。釣りの名所でもあり、とくにヘラブナを狙うヘラ師とブラックバスを狙うアングラーが多く集まります。
河口湖の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町 |
電話 | 0555-72-3168(富士河口湖町観光課) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 富士急行線河口湖駅から徒歩約11分 中央自動車道河口湖ICから車で約20分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
西湖
クニマスが見つかった魚の楽園
西湖は河口湖の西隣、富士五湖の真ん中にある湖。面積は富士五湖のなかでは4番目の2.1平方キロです。湖の標高は約900メートル。河口湖に比べて少し高い場所にあります。
西湖はあまり観光地化していないのが魅力。湖の南岸には青木ヶ原樹海が広がり、豊かな自然を感じられるスポットです。絶滅したとされていたクニマスが2010年に発見されたのはこの西湖。春と秋に解禁されるヒメマス釣りも人気があります。
また西湖の近くにある西湖野鳥の森公園では、毎年2月に西湖こおりまつりが開かれます。これは土台にホースで水を流して凍らせ、高さ5メートルほどの氷のオブジェを作る祭り。氷像越しの富士山が写真映えすることから人気のイベントです。
西湖の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖 |
電話 | 0555-72-3168(富士河口湖町観光課) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 富士急行線河口湖駅からバスで約40分 中央自動車道河口湖ICから車で約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
精進湖
富士五湖最小の湖は有名な避暑地
精進湖は面積が0.5平方キロメートルしかない富士五湖最小の湖。山中湖の13分の1しかありません。
しかし精進湖は明治時代からジャパン・ショージとして海外にもよく知られた日本有数の歴史を持つ避暑地。イギリスから日本に帰化したハリー・スチュワート・ホイットウォーズ(星野芳春)氏が富士山を最も美しく眺められる地を求めて各地を巡り、1895(明治28)年にたどり着いたのが精進湖でした。湖越しに見える富士山は手前の小さな山が子どものように見えることから、子抱き富士と呼ばれています。
精進湖の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町精進 |
電話 | 0555-72-3168(富士河口湖町観光課) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 富士急行線河口湖駅からバスで約40分 中央道河口湖ICから車で約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
本栖湖
お札で有名な絶景の名所
本栖湖は富士五湖の中で最も深く、透明度が高い湖。面積は4.7平方キロメートルで富士五湖では3番目ですが、浅い湖が多い富士五湖の中で最大深度121.6メートルは圧倒的。容量は他の4つの湖を合わせた水量の1.5倍以上になります。
本栖湖は富士山の展望地として有名。おなじみの旧5,000円札や1,000円札の裏に描かれている逆さ富士は、本栖湖の中ノ倉峠から見た風景です。ちなみに多くの観光客が湖畔の道路に車を停めて同じ風景だと言いながら見ていますが、これは間違い。実際は1時間ほど山を登った場所から本栖湖越しに富士山を眺めます。
紙幣の元になったのは、岡田紅陽氏の『湖畔の春』という写真。季節にもこだわるなら春に訪れるのが正解です。
本栖湖の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖 |
電話 | 0555-72-3168(富士河口湖町観光課) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 中央自動車道河口湖ICから車で約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
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富士五湖周辺の絶対に行きたい観光スポット
富士五湖の周辺には合わせて訪れたい人気観光スポットもあります。続いてはそんなスポットからおすすめの5選を紹介しましょう。
富士急ハイランド
絶叫と絶景を楽しめる遊園地
富士急ハイランドは、河口湖の近くにある遊園地。絶叫系アトラクションと恐怖のお化け屋敷で全国的にも有名な人気スポットです。登場当時は高さ・落差・速さが世界一だったFUJIYAMAや、回転数世界一のええじゃないか、最大落下角度121度の高飛車など、世界記録を樹立したコースターがいくつもあります。
全長約900メートルの最強のお化け屋敷、戦慄迷宮も話題。いろいろ怖くてハードルが高そうに思われがちですが、トーマスランドやリサとガスパールタウンなど、小さな子ども向けの施設も充実しています。
実は入園無料であるのも魅力。富士山の絶景スポットとしても知られているので、アトラクションで遊ばずに散策や撮影だけして楽しむこともできますよ!
富士急ハイランドの基本情報 | |
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住所 | 山梨県富士吉田市新西原5-6-1 |
電話 | 0555-23-2111 |
営業時間 | 日によって異なるため、公式サイトをご覧下さい |
休業日 | 公式サイトをご覧下さい |
アクセス | 富士急行富士急ハイランド駅からすぐ 自家用車は中央自動車道河口湖ICから約1分 |
料金 | 入園無料 フリーパス 6,000円 アフタヌーンパス 4,100円 |
公式サイト |
忍野八海
ばつぐんの透明度!富士山の伏流水
忍野八海は、前述の宇津湖が溶岩で分断されて山中湖と分かれることでできた古忍野湖の名残。干上がった湖の後に残った8つの湧泉群です。富士山の伏流水が地下の溶岩を通り、数十年かけてろ過されて湧き出る泉は信じられないほどの透明度。その水は日本100名水にも選ばれ、忍野八海は国の天然記念物に指定されています。
8つの湧泉のなかでも中心となっているスポットが湧池(わくいけ)。湧水量がもっとも多く、大きなニジマスが泳ぐ池はどこまでも見えるほど透明です。その水の美しさは1983年にNASAが宇宙で雪を作る実験をした際に使用したほど。実際に目にすると誰もが驚きますよ。
忍野八海があるエリアはニジマス釣りのスポットとしても有名。とくにフライフィッシングの愛好家にはよく釣れるエリアとして知られています。マスやチョウザメなどの巨大な淡水魚が泳ぐ富士湧水の里水族館も楽しいですよ!
忍野八海の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡忍野村忍草 |
電話 | 0555-84-4222(忍野村観光案内所) |
営業時間 | 散策自由 底抜池のみ、はんの木林資料館内のため9:00~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 富士急行線富士吉田駅からバスに乗り、忍野八海バス停で下車、徒歩約5分 自家用車は中央自動車道河口湖ICから約20分、または東富士五湖道路山中湖ICから約10分 |
料金 | 無料 はんの木林資料館内の底抜池は入館料300円 |
公式サイト |
青木ヶ原樹海
実は楽しい散策の名所
青木ヶ原樹海といえば、足を踏み入れたら二度と出られない、コンパスが効かないなどの恐い噂があるスポット。しかし実はそのようなことはなく、遊歩道があって散策も楽しめる美しい森なんです。
この青木ヶ原樹海は西暦864年の噴火の溶岩地帯の上に広がった森。つまりせの海を西湖と精進湖に分断した噴火でできたエリアです。植物が死に絶えた溶岩の上に苔が生えては枯れることを繰り返すことで長年の間に薄い土の層ができ、そこに木が根を張って育ったのが青木ヶ原樹海。そのため青木ヶ原樹海の木々は根が捻じ曲がった奇妙な形に見えるのです。
そんな樹海の姿を間近に見たい人は、ガイドツアーに参加するのがおすすめ。西湖ネイチャーセンターに行けば、青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアーに参加できます。約1時間の定時ガイドツアーは予約なしで当日参加可能。また事前予約をすれば1時間から3時間の希望の時間に合わせたコースを回ることもできます。
青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアー(西湖ネイチャーセンター)の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068 |
電話 | 0555-82-3111 |
営業時間 | 定時ガイド 10:00、11:15、13:00、14:15、15:30 予約ガイド 3月から11月は9:00~17:00 12月から2月は9:30~16:30 ※12月から2月は予約ガイドのみの開催 |
休業日 | 12月から2月は水曜定休、12月31日~1月3日 |
アクセス | 中央道河口湖インターチェンジから車で約20分 JR富士急行線河口湖駅からタクシーで約25分 |
料金 | 定時ガイド 500円/人(最低催行人数2名~) 予約ガイドツアー 5名以下の場合:1時間当たり3,000円 6名以上の場合:1時間当たり1人につき500円 |
公式サイト |
富岳氷穴/鳴沢氷穴
溶岩が作った夏でも寒い2つの洞窟
溶岩が作った青木ヶ原樹海の中には、その溶岩による洞穴がいくつもあります。なかでも有名なのは、天然記念物に指定されている富岳風穴と鳴沢氷穴。
青木ヶ原樹海の溶岩洞穴のなかでもっとも巨大な自然洞穴で、富岳風穴は201メートル、鳴沢氷穴は150メートルの長さです。
富岳風穴は横穴で、小さな子どもでも歩きやすいなだらかな傾斜になっているのが特徴。鳴沢氷穴は内部に高低差があり、夏でも氷柱を見られる洞窟です。
どちらの洞窟でも気軽に探検気分を味わえるのが魅力。2つの洞窟はすぐ近くにあるので両方に入ってみるのもおすすめですよ。
富岳氷穴/鳴沢氷穴の基本情報 | |
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住所 | 富岳氷穴:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1 鳴沢氷穴:山梨県南都留郡鳴沢村8533 |
電話 | 富岳氷穴:0555-85-2300 鳴沢氷穴:0555-85-2301 |
営業時間 | 4月1日~10月15日 9:00~17:00 10月16日~11月15日 9:00~16:30 11月16日~3月15日 9:00~16:00 3月16日~3月31日 9:00~16:30 天候・洞内状況により変更の場合あり |
休業日 | 12月の一定期間 |
アクセス | 富士急行線河口湖駅からバスに乗り、氷穴バス停で下車 自家用車は中央自動車道河口湖ICから約20分 |
料金 | 大人 350円、小人(小学生以下)200円 |
公式サイト |
西湖いやしの里根場
日本の原風景を体験できる場所
西湖いやしの里根場は、西湖の湖畔の斜面に広がるのどかな村のような施設。昔は実際に茅葺き屋根の家々が並んでいた地区に約20棟の茅葺き屋根の家屋を移築し、懐かしい日本の原風景を再現しています。
正面に富士山を望む村には懐かしい雰囲気がいっぱい。そこにいるだけで癒やされますが、それぞれの建物は体験教室や雑貨店、ギャラリーや食事処になっていて、工芸体験や買い物、食事も楽しめます。
おすすめは紅葉の季節。輝くような黄色と朱色に染まった木々が富士山と村の絶景をさらに華やかに彩ります。10月下旬から11月中旬が紅葉の見頃。4月中旬から5月上旬のしだれ桜、冬の雪景色も美しいと評判です。
西湖いやしの里根場の基本情報 | |
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住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710 |
電話 | 0555-20-4677 |
営業時間 | 3月〜11月 9:00〜17:00(最終入場16:30) 12月〜2月 9:30〜16:30(最終入場16:00) |
休業日 | なし(臨時休館の場合あり) |
アクセス | 富士急行線河口湖駅からバスに乗り、西湖いやしの里根場バス停で下車 自家用車は中央自動車道河口湖ICから約25分 |
料金 | 大人(高校生以上)500円、小人(小・中学生)250円 |
公式サイト |
富士五湖には魅力的なスポットがいっぱい!
山梨県を代表する観光エリアでもある富士五湖はそれぞれに魅力的な湖。豊かな自然に包まれた湖は四季折々の美しさを見せてくれます。湖越しに富士山の絶景を堪能できるのも魅力。
その風景は富士五湖という言葉でくくれないくらいバラエティ豊かです。山梨観光の際は、一番お気に入りの湖を探しに訪れてみてはいかがでしょうか?
cover photo by Unsplash