宇都宮美術館と栃木県立美術館は宇都宮市の2大美術館!アクセスや見どころを解説
栃木県の県庁所在地・宇都宮市には、宇都宮美術館と栃木県立美術館という2つの美術館があります。どちらも貴重なコレクションが魅力で、地元民の憩こいの場としても人気のスポットです。本記事では、宇都宮美術館と栃木県立美術館の見どころや楽しみ方、アクセス方法などを解説します。ぜひ宇都宮へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
栃木県の県庁所在地・宇都宮市には、宇都宮美術館と栃木県立美術館という2つの美術館があります。どちらも貴重なコレクションが魅力で、地元民の憩こいの場としても人気のスポットです。
本記事では、宇都宮美術館と栃木県立美術館の見どころや楽しみ方、アクセス方法などを解説します。ぜひ宇都宮へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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2つの美術館がある宇都宮市ってどんな街?
栃木県といえば日光東照宮や那須どうぶつ王国が有名ですが、まずは県庁所在地の宇都宮市に行くという方も多いのではないでしょうか。
宇都宮市は北関東最大の経済圏として知られ、都市圏からアクセスしやすいながらも豊かな自然を楽しめるのが魅力です。大谷資料館や平和観音などの観光スポットを巡るのはもちろん、ソウルフードである宇都宮餃子もはずせませんよね。
そんな宇都宮には宇都宮美術館と栃木県立美術館という2つの美術館があり、企画展やコレクション展など見どころがたくさんあります!どちらも静かで落ち着いた空間なので、雨の日の観光やデートにおすすめです。
ここからは、そんな2つの美術館の見どころやアクセスを詳しく解説します。ぜひ宇都宮観光の参考にしてくださいね。
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宇都宮美術館の基本情報
まずは、宇都宮市中心部から北に位置する宇都宮美術館を紹介します。歴史や特徴などの基本情報を見ていきましょう。
宇都宮美術館とは?
宇都宮美術館は、宇都宮市制100周年を記念して1997年に開館しました。隣接する公園施設・うつのみや文化の森と同時にオープンし、緑豊かな自然に囲まれたロケーションが魅力です。
市街地から少し離れているため、地元民の憩こいの場としてはもちろん、芸術文化活動の拠点施設としても活用されています。館内にはミュージアムショップやレストランなどもあり、森の風景を眺めながらゆっくりランチを堪能できますよ。
宇都宮美術館の特徴
宇都宮美術館では、ルネ・マグリットやマルク・シャガールといった20世紀を代表する巨匠の作品を多く展示しています。
日本美術に関しても明治期から現在に至る美術作品のほか、宇都宮ゆかりの創作版画を取り扱っているのが特徴です。ポスターや家具といったコレクションでは、近代デザインの変遷を辿ることができます。
周囲に広がるうつのみや文化の森には、自然と調和した野外彫刻も展示されているので、こちらも忘れずにチェックしたいですね。
宇都宮美術館観光の見どころ
宇都宮美術館には、20世紀以降の美術コレクションのほか宇都宮ゆかりの美術品やデザイン作品など見どころがたくさんあります。所要時間は約1時間前後が目安ですが、公園やレストランにも行く場合は2時間以上確保しておくと良いでしょう。
ここからは、宇都宮美術館の見どころを詳しく解説します。ポイントをしっかり押さえて、宇都宮美術館のアートを満喫してくださいね。
宇都宮ゆかりの美術品も!県有数の収蔵作品をチェック
宇都宮美術館では、ルネ・マグリットの『大家族』をはじめ、マルク・シャガールの『静物』、パウル・クレーの『舞台稽古』など20世紀に代表される美術作品が多数展示されています。
特に、明治期に来日したとされるジョルジュ・ビゴーのコレクションが充実しており、334点もの作品を見学できるのが魅力です。宇都宮ゆかりの作家や画家の作品も展示されているので、じっくり観賞してみると良いでしょう。
また宇都宮美術館は、19世紀末から20世紀後半に至るデザイン作品を収蔵しているのも特徴です。世界・日本におけるポスター、雑誌・書籍などのグラフィックデザイン、家具・食器などのプロダクトデザインの3分野に分かれており、デザインの変遷を感じることができます。
木版やリトグラフを使ったデザイン作品はどこか懐かしく、日本の伝統とモダンが融合した明治時代の面白さを再発見できますよ。
貴重なコレクションを観賞できる企画展
宇都宮美術館では、年に5〜6回企画展を開催しています。過去にはスターウォーズ展や蜷川実花展なども開催され、多種多様なコレクションを観賞できるのが魅力です。
普段は見られない海外・国内の作品を集めて展示しているので、気になるテーマに合わせて訪れるのもおすすめですよ。企画展のスケジュールは、こちらのサイトで確認してみてくださいね。
岡田新一氏が手がけた設計にも注目を
周囲を約26ヘクタールの森に囲まれた宇都宮美術館は、豊かな自然と調和するために低層型に設計されているのが特徴です。
最高裁判所庁舎や警視庁本部庁舎などを手がけた建築家・岡田新一氏が設計を担当し、建築物としても注目を集めています。全体的に自然と調和した設計になっているので、外観を見て回るだけでも十分楽しめるでしょう。
展示室をはじめとする来館者スペースは1階に配置されており、段差の少ないバリアフリー設計に。来館者が負担なく移動できるつくりなので、ご高齢の方や車いすの方でも安心して見学できますよ。
隣接する公園やレストランにも足を運んで
せっかく宇都宮美術館へ行くなら、周囲に広がる公園施設・うつのみや文化の森も散策してみましょう。丘陵地の自然を活かして整備されており、四季折々の自然を存分に満喫できます。
美術に関するワークショップや自然観察会なども開催され、子連れで訪れる方も多いんだとか。天気が良い日には、公園内でのんびりピクニックを楽しむのも良いですね。
また館内には、うつのみや文化の森を見ながら食事ができるレストランも!フルーツパフェやフルーツサンドを味わえるので、美術品鑑賞の余韻に浸りながら優雅なカフェタイムを過ごすのもおすすめです。
宇都宮美術館へのアクセス・行き方
宇都宮美術館へは、関東バスを使ってアクセスするのが一般的です。JR・宇都宮駅の西口から関東バス・豊郷台 帝京大学経由宇都宮美術館行きに乗車し(5番乗り場)、終点で下車してください。宇都宮駅からであれば、バスで約25分で到着します。
ちなみに、JR・宇都宮駅からタクシーを利用する場合は約20分でアクセスすることが可能です。西口のタクシー乗り場には多くのタクシーが停まっているので、比較的つかまえやすいでしょう。
栃木県立美術館の基本情報
つづいて、栃木県立美術館の基本情報を紹介します。公立の近現代美術館として開館した美術館で、栃木県内の学校教育に利用されることも多いそう。ゆっくり静かに美術鑑賞できると評判なので、カップルでのデートにもぴったりですよ。
栃木県立美術館とは?
栃木県立美術館は、公立の近現代美術館の先駆けとして1972年に開館しました。新潟出身の建築家・川崎清氏が設計を手がけ、 ガラス張りの空間からは開放感を味わえます。
現在は社会教育施設として機能しており、栃木県内の学校教育に利用されることも少なくありません。県民が利用しやすいよう美観整備にも力を入れているので、アートな世界にどっぷり浸れるでしょう。
栃木県立美術館の特徴
栃木県立美術館では、栃木県を中心とした国内の近現代美術をはじめ、西欧の近現代美術作品、版画、写真、工芸など約9,000点ものコレクションを収蔵しています。
小堀鞆音や荒井寛方といった栃木県にゆかりのある作家の作品も多く、栃木県の魅力に触れられるのが魅力です。
企画展やコレクション展も年に4回開催されており、18世紀から20世紀に至るマイセン磁器コレクションも見どころのひとつ。年間4回の展示替えで、約100点ものマイセン磁器を見学できますよ。
栃木県立美術館観光の見どころ
約9,000点にも及ぶ美術作品を収蔵している栃木県立美術館。ここからは、栃木県立美術館の見どころを詳しく解説します。
見学にかかる所要時間は約1時間前後ですが、見どころを押さえておけばより効率的に回れますよ。ミュージアムショップやレストランも併設されているので、時間があればぜひこちらにも立ち寄ってみてくださいね。
日本と世界の美術作品を中心にユニークな企画展を開催!
栃木県立美術館では、日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカの4つの地域に分けて美術作品を展示しています。藤田嗣治や桂ゆきといった日本人作家の作品をはじめ、リチャード・ウィルソンやクロード・モネなど海外作家のコレクションもたくさん!日本画・油彩画・版画・写真・彫刻など分野も多彩で、さまざまな側面からアートに触れることができます。
年に4回開催される企画展も人気を集めており、アンモナイトの秘密やキノコと地衣類などユニークなテーマで展示をしているのが特徴。日時によっては、学芸員によるギャラリートークに参加することができます。訪れる際は、ぜひ企画展スケジュールもチェックしてみてくださいね。
ドイツ発祥のマイセン磁器コレクションに目を奪われる
栃木県立美術館を訪れるなら、マイセン磁器コレクションの見学もはずせません。マイセン磁器とは18世紀のドイツで生まれたロココ・スタイルの焼きもののこと。
美術収集家・伊東直子氏が蒐集したマイセン磁器の寄贈をきっかけに、栃木県立美術館でのコレクション展示が始まりました。曲線を描くようなフォルムと華麗な色彩はどれもうつくしく、その芸術性の高さに圧倒されてしまいます。
特に22体の猿の個性を表現した『猿のオーケストラ』は、猿のコミカルな表情や動きが緻密に表現されており、天才彫刻家・ケンドラー時代の彫刻を象徴する作品なんだとか。テーマごとに年4回・20数点ずつ展示されているため、『猿のオーケストラ』が見たい場合は事前に問い合わせてみるのがおすすめですよ。
親子で楽しめるワークショップイベントにも参加しよう
栃木県立美術館では、アートラウンジさくら塾と呼ばれるワークショップイベントが開催されています。アクセサリーづくりやドローイングなど、親子で楽しめるイベントが盛りだくさん!費用や持ち物は別途必要になりますが、家族連れでの観光にはぴったりと言えるでしょう。
絵画や工作については学生ボランティアの方がサポートしてくれるので、初心者でも安心です。原則第3日曜日に開催されているため、日時が合う方は参加してみては?
ミュージアムショップでオリジナルグッズをゲット!
ミュージアムショップ・iina(イイナ)では、栃木県立美術館のオリジナルグッズが販売されています。
カタログのほか、エコバッグや焼き菓子など豊富なアイテムがそろっているのでお土産として購入するのもおすすめです。企画展の開催期間中は関連商品の販売もあるため、こちらも忘れずにチェックしておきましょう。
また、ミュージアムショップの近くには軽食やケーキを楽しめるレストランが営業しています。企画展に連動した限定メニューもあるので、ランチの時間帯に訪れるのも良いですね。
栃木県立美術館へのアクセス・行き方
栃木県立美術館へアクセスする際は、宇都宮美術館と同様に関東バスを使用するのが基本です。JR・宇都宮駅の西口バスターミナルから、53系統和尚塚経由細谷車庫行き(1番乗り場)または56系統日光東照宮行き(8番乗り場)に乗車してください。
宇都宮駅からの所要時間はバスで約15分で、バス停・桜通十文字下車すぐで到着します。ほかにも52系統・58系統・51系統などでアクセスできるので、比較的バスの本数が多いのが魅力ですよ。
無料で利用できる駐車場もあるため、免許をお持ちの場合はレンタカーで移動するのもおすすめです。
宇都宮美術館と栃木県立美術館の見学方法は?予約は必要?
宇都宮美術館と栃木県立美術館は、どちらも予約不要で見学できます。それぞれのチケット情報を以下にまとめたので確認してみましょう。
宇都宮美術館 | 栃木県立美術館 | |
---|---|---|
企画展 | 企画展によって異なる | 企画展によって異なる ※企画展観覧券でコレクション展も見学可能 |
コレクション展 | 一般 310円、大・高生 210円、小・中学生 100円 | 一般 260円、大・高生 120円、中学生以下 無料 |
宇都宮美術館と栃木県立美術館は、どちらもM割(ミュージアム割引)対象の美術館です。6ヶ月以内に購入した美術館の半券をもうひとつの美術館で提示すれば、団体割引料金で見学できます。かなりおトクになるので、2つの美術館を訪れる際はぜひ活用してみてくださいね。
宇都宮の2大美術館でアートな旅を満喫しよう
この記事では、宇都宮にある2大美術館の見どころや特徴、アクセス方法などを解説しました。宇都宮美術館と栃木県立美術館は、どちらもゆったりとした宇都宮観光を楽しめる人気スポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、アートな宇都宮旅行を満喫してくださいね。
宇都宮美術館の基本情報 | |
---|---|
住所 | 〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077 |
電話 | 028-643-0100 |
営業時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休業日 | 月曜(祝日の場合は開館、翌日休館) |
アクセス | JR・宇都宮駅から関東バスで約25分 |
料金 | 一般 310円、大高生 210円、小中学生 100円(コレクション展) |
公式サイト |
栃木県立美術館の基本情報 | |
---|---|
住所 | 〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7 |
電話 | 028-621-3566 |
営業時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休業日 | 月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始 ※展示替期間は臨時休館の可能性があります。詳しくはカレンダーをご覧ください。 |
アクセス | JR・宇都宮駅から関東バスで約15分 |
料金 | 一般 260円、大高生 120円、中学生以下 無料 |
公式サイト |
cover photo by pixta