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ガーナの物価は高い?費用や予算、日本との比較も
ガーナは、西アフリカの魅力が詰まった国です。本記事では、ガーナの物価を徹底解説します。日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


ガーナは、西アフリカの魅力が詰まった国です。ただし、「ガーナの物価は高いの?」と気になる方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、ガーナの物価を徹底解説します。日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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【2025年最新】ガーナの物価は高い?安い?日本と徹底比較!
ガーナでは、「ローカル(地元)」と「外国人・旅行者向け」の2つの物価がはっきり存在しているのが特徴です。背景には、2025年も続く高いインフレ率があり、2025年3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で22.4%上昇しました。
特に国内生産品では25.1%、輸入品では18.5%の上昇率を記録しています。首都アクラは、駐在員や外交官、NGO職員が多く暮らしていることもあり、彼らが利用するレストランやスーパー、アパートメントの水準は周辺国と比べて非常に高く、「アフリカの中でも生活費が高い都市」として知られています。
ただし、「ガーナは物価が高い?」と心配する必要はありません。さまざまな調査を比較すると、アクラの消費者物価(家賃抜き)は東京より約40%安いというデータもあります。
アクラはアフリカ内で7番目に生活費が高い都市と評価されていますが、ローカル価格をしっかり利用すれば、日本より安く過ごせるケースも多いと言えるでしょう。
項目 | ガーナ価格 (GHS / 日本円) | 日本価格 (目安) |
ミネラルウォーター(500ml・国産) | 約 1.70 GHS (約 24 円) | 120 円 |
ミネラルウォーター(500ml・輸入/Volvic) | 約 17 GHS (約 238 円) | 150 円 |
レストラン(中級・3品コース/2名) | 約 49 USD (約 7,350 円) | 10,000 円 |
ローカル食堂(チョップバー・1食) | 約 7〜10 GHS (約 98 - 140 円) | 1,000 円 (定食) |
コーヒー(カフェのカプチーノ) | 約 2.62 USD (約 390 円) | 550 円 |
タクシー(Bolt/Uber初乗り) | 約 1.70 GHS (約 24 円) | 500 円 |
鉄道(Tema-Afienya間 / 約1時間) | 15 GHS (約 210 円) | 400〜500 円 (同距離) |
バス(トロトロ・短距離) | 約 0.30〜0.60 GHS (約 4 - 8 円) | 220 円 (都バス) |
ホテル(中級・3つ星 / 1泊) | 約 79 USD (約 11,850 円) | 15,000 円 |
家賃(1LDK 市内中心部 / 月) | 約 695 USD (約 104,000 円) | 172,000 円 |
SIMカード(eSIM 5GB / 30日) | 約 17 USD (約 2,550 円) | 3,000〜4,000 円 |
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ガーナ旅行の費用詳細:食費・交通費・ホテル代
ガーナ旅行の予算を考える上で、特に大きな割合を占める「食費」「交通費」「ホテル代」について、ローカル価格と旅行者価格に分けて詳しく解説します!
食費:ローカル食堂なら1食100円台!
ガーナの食費は、どこで食事をするかによって大きな違いが生まれます。節約派の旅行者や現地の生活を味わいたい方に圧倒的におすすめなのが、「チョップバー」と呼ばれるローカル食堂です。
ここでは、フフやバンクーなどガーナの伝統的な主食にスープやおかずがついたボリューム満点の食事が、7~30GHS(約98~360円)ほどで楽しめます。路上や市場で売られるストリートフードも、ジョロフライスやワアチェといった人気料理が3~5USD(約450~750円)程度と手頃です。
ローカルレストランなら2~3人で食事しても、1人あたり数百円の負担で済み、食費を大きく節約できるのが特徴です。一方、観光向けのレストランやアクラ中心部の綺麗なカフェを利用すると、価格は日本と同じかそれ以上になることもあります。
食事のカテゴリ | ガーナでの価格 (GHS / 日本円) |
ローカル食堂 (チョップバー) | 7〜10 GHS (約 98〜140 円) |
ストリートフード (ジョロフライス等) | $3〜$5 USD (約 450〜750 円) |
レストランのフフ (ヤギ肉入り) | 86〜98 GHS (約 1,200 - 1,370 円) |
レストランの焼きティラピア | 125〜140 GHS (約 1,750 - 1,960 円) |
交通費:格安「トロトロ」と便利な配車アプリ
ガーナ国内の移動費は日本と比べて非常に安く、特に都市部での交通費は驚くほど低価格です。市民の主要な交通手段として利用されているのが「トロトロ(Tro-Tro)」と呼ばれる乗り合いミニバスです。
アクラ市内の短距離移動なら運賃はわずか0.30〜0.60GHS(約4〜8円)ほどで、少し長めに乗っても0.63USD(約95円)程度。ただし、路線図や車内アナウンスがないため、初めての旅行者にはやや難易度が高い交通手段といえます。
海外旅行初心者や観光客には、配車アプリの「Bolt」や「Uber」がおすすめです。これらのアプリを使えば、料金が明確で安全に移動できます。ガーナのタクシー料金は非常にリーズナブルで、Uberの基本料金は1.70GHS(約24円)、1kmあたりの料金も1.30GHS(約18円)です。
たとえば、コトカ国際空港からアクラ市中心部(約9.4km、22分)の距離でも25GHS(約350円)前後で移動でき、日本のタクシーなら3,000円以上かかる距離と比べて大きな差があります。アプリ上で行き先を設定でき、料金も事前に表示されるため、ぼったくりの心配もありません。
交通手段 | ガーナでの価格例 | 日本(都内)での価格例 |
ローカルバス (トロトロ・短距離) | 約 0.3〜0.6 GHS (約 4〜8 円) | 220 円 |
配車アプリ (Bolt/Uber初乗り) | 約 1.7 GHS (約 24 円) | 500 円 |
配車アプリ (空港→市内 9.4km) | 約 25 GHS (約 350 円) | 3,000〜4,000 円 |
鉄道 (アクラ - テマ間) | 約 5〜7 GHS (約 70〜98 円) | 400〜500 円 (同距離) |
長距離バス (アクラ - ケープコースト) | 約 6 USD (約 900 円) | 2,000〜3,000 円 (同距離) |
ホテル代:アクラは高め?地方都市との比較
ガーナ旅行の費用の中で、航空券に次いで高く感じるのが宿泊費です。特に首都アクラのホテル料金は、現地の物価水準と比べると割高に設定されています。
アクラの3つ星ホテルの平均価格は1泊79USD(約11,850円)、4つ星ホテルになると1泊176USD(約26,400円)に達します。さらに、人気のラバディ・ビーチ周辺では平均214USD(約32,100円)となり、日本や欧米の観光地とほぼ同水準の価格です。
しかし、宿泊費を抑えるための大きなヒントがあります。それは「アクラでの滞在を最短にして、地方都市へ移動すること」です。
首都を離れるだけで宿泊費は劇的に下がります。たとえば、世界遺産の城があるケープコーストでは、快適なビーチフロントのホテルが1泊70〜100USD(約10,500〜15,000円)で利用でき、クマシでは清潔で快適なゲストハウスが1泊40〜60USD(約6,000〜9,000円)で見つかります。
観光や通信費はいくら?ガーナ旅行のその他費用
食費、交通費、ホテル代の他にも、観光地の入場料やスマホ世代必須の通信費など、気になる費用を見ていきましょう。
主要な観光スポットの入場料
ガーナの歴史を学ぶ上で欠かせない観光スポットは、外国人向けの料金が設定されていますが、どれも訪れる価値のある価格です。
- エルミナ城 (Elmina Castle)
- 世界遺産であり、奴隷貿易の悲痛な歴史を今に伝えます。
- 入場料 (外国人・大人): 80 GHS (約 1,120 円)
- ケープコースト城 (Cape Coast Castle)
- エルミナ城と並ぶ、もう一つの重要な奴隷貿易の拠点。
- 入場料 (外国人・大人): $6 USD (約 900 円)
- カクム国立公園 (Kakum National Park)
- スリリングな樹上の吊り橋(キャノピーウォーク)が有名!
- キャノピーウォーク料金: $15 USD (約 2,250 円)
- クワメ・エンクルマ博物館 (Kwame Nkrumah Museum)
- ガーナ独立の父、初代大統領エンクルマ氏の功績を称える博物館。
- 入場料: $8 USD (約 1,200 円)
SIMカード・通信費
スマホ世代の旅行に欠かせないのが通信費です。ガーナでは、非常に安価な現地SIMと、手軽なeSIMの選択肢があります。
1. eSIM(簡単・便利!初心者向け)
日本であらかじめ設定でき、空港に到着した瞬間からネットが使えるeSIMは、海外旅行初心者に一番おすすめです。
- Airalo (eSIM): 5GB / 30日間で $17 USD (約 2,550 円)
- Airalo (eSIM): 1GB / 7日間で $5 USD (約 750 円)
2. 現地SIM(激安!節約派向け)
最も通信費を安く抑える方法は、街中の「Vodafone」や「MTN」の公式ストアで物理SIMカードを購入することです。
(※空港のカウンターは割高な観光客向けプランが多いので注意!)
- Vodafone (現地SIM): 6GB / 30日間で 50 GHS (約 700 円)
- MTN (現地SIM): 1GB / 7日間で 10 GHS (約 140 円)
手間を惜しまず安さを追求するなら現地SIM、手軽さと安心を数千円で買うならeSIM、とスタイルに合わせて選びましょう。
ガーナの通貨「セディ」と最新為替レート情報
ガーナ旅行の前に、お金の基本情報を押さえておきましょう!
- 通貨単位: ガーナ・セディ (Ghanaian Cedi)
- 通貨コード: GHS (記号は ₵)
- 為替レート (2025年11月時点)
- 1 GHS ≒ 14.05 円
計算が少し面倒なので、旅行中は「1セディ=15円」と少し多めに見積もっておくと、暗算しやすく使いすぎも防げるので安心です!
2025年はセディが強含みで推移しており、日本円からの両替にとっては、以前より少し「高い」相場になっています。
【超重要】ガーナは「現金主義」。
ガーナ旅行で最も注意すべきことの一つが「決済方法」です。ガーナでは、クレジットカードはほぼ使えません!
高級ホテルやアクラの大型スーパー以外では、基本的に現金(セディ)での支払いとなります。また、クレジットカードが使えたとしても、カード詐欺のリスクも報告されています。
どうやって現金(セディ)を手に入れるか?
日本の空港で円からセディに両替するのはレートが悪いため、おすすめしません。
最も安全でレートが良い方法は、「現地(ガーナ)の銀行ATMで、国際キャッシュカードやデビットカードを使ってセディを引き出す」ことです。
「Echo Bank」や「GCB」などの銀行ATMが広く利用されています。ガーナに到着したら、まず空港のATMで数日分(ただし多すぎない額)のセディを引き出すようにしましょう。
【期間別】ガーナ旅行の総費用・予算目安
これまでの物価情報をもとに、ガーナ旅行に必要な総費用の目安を、期間別にシミュレーションしました!
まず、予算の大部分を占めるのが「日本⇔ガーナ(アクラ)間の往復航空券」です。
ガーナへの直行便はないため、中東(ドバイやカタール)やヨーロッパ、エチオピアなどを経由するのが一般的です。
2025年11月現在、東京(成田・羽田)からアクラ(コトカ国際空港)への往復航空券は、安い時期や乗り継ぎの良い便で $1,160~$1,374 USD(約 174,000~206,000 円)が相場です。
セールやLCC(格安航空会社)を駆使すればこれより安くもなりますが、海外旅行初心者は、まず航空券代として20万円を予算の軸にしましょう。
3泊5日の旅行費用(アクラ集中プラン)
アクラの主要スポットだけをサクッと楽しむ弾丸プランです。アクラのホテル代がやや高めにつきます。
- 往復航空券:約 200,000 円
- ホテル代(アクラ3泊 12,000円):約 36,000 円
- 現地費用(食費・交通費・観光 4日分 12,000円):約 48,000 円
- 総額目安:約 284,000 円
4泊6日の旅行費用(アクラ+ケープコースト)
アクラの観光と、世界遺産のケープコースト城を巡る定番プラン。ホテル代を少し抑えられます。
- 往復航空券:約 200,000 円
- ホテル代(アクラ2泊 12,000円 + ケープコースト2泊 11,000円):約 46,000 円
- 現地費用(5日分 12,000円):約 60,000 円
- 総額目安:約 306,000 円
5泊7日(1週間)の旅行費用(アクラ・ケープ・クマシ)
ガーナの主要3都市(アクラ、ケープコースト、クマシ)をしっかり楽しむ満足プラン。ホテル代は最も安くなります。
- 往復航空券:約 200,000 円
- ホテル代(アクラ2泊 + ケープ2泊 + ゲストハウス1泊 平均10,000円):約 50,000 円
- 現地費用(6日分 12,000円):約 72,000 円
- 総額目安:約 322,000 円
航空券代が予算の大部分を占めるため、5日間の旅も7日間の旅も、総額はあまり変わりません!
せっかく20万円近い航空券で行くなら、滞在日数は長いほうが「日割り」で考えるとお得(コスパが良い)です。
ガーナ旅行の費用を抑える5つの節約術
最後に、ガーナ旅行の費用を賢く抑えるための5つの「必勝法」をまとめます!
1. 「チョップバー」を愛する!
食費を抑える最大のコツ。1食1,000円以上するレストランも良いですが、勇気を出して1食100円台のローカル食堂「チョップバー」に入ってみましょう。安さだけでなく、本物のガーナの味と活気に触れられます。
2. 市内移動は「Bolt」一択!
安全と安さを両立する最強の手段です。流しのタクシーとの面倒な価格交渉も不要。夜道や治安の不安なエリアを歩くのは避け、アプリで呼んだBoltで安全かつ安価に移動しましょう。空港からの移動(約350円)で、安さを実感できます。
3. アクラ滞在は最短に!
アクラの魅力も捨てがたいですが、宿泊費が高いのがネック。思い切ってアクラでの滞在は1~2泊にし、宿泊費が半額近くになるゲストハウスや、世界遺産のあるケープコースト での滞在日数を増やすのが、総額を抑える賢いプランニングです。
4. 「現金」を引き出し、カードは使わない!
ガーナは現金社会。クレジットカードが使えない場面が多いため、現地到着後に銀行ATMでセディを引き出すのが基本です。カード詐欺のリスクも避けるため、カードは緊急用のお守りとして、支払いは現金で行いましょう。
5. 水は「国産」、SIMは「現地」!
物価の基本は「ローカルを選ぶ」こと。1本 238円の輸入水(Volvic)ではなく、24円の国産水(Nero)を選びましょう。
通信費も同じ。2,550円のeSIM 27 は便利ですが、700円の現地SIM 28 を選べば、それだけで食費2日分が浮く計算になります!
まとめ:ガーナは上手に計画すれば「安い」旅行先!
ガーナの歴史を学ぶ上で欠かせない観光スポットのいくつかは、外国人向けの入場料が設定されていますが、どれも十分に訪れる価値があります。
特にエルミナ城(Elmina Castle)は世界遺産に登録されており、奴隷貿易の悲痛な歴史を今に伝える場所として、多くの旅行者が訪れています。
ガーナの物価は、旅行者がどのような旅を選ぶかによって大きく異なるのが特徴です。アクラの高級ホテルで輸入品の水を飲み、eSIMで常時ネット接続し、毎食レストランで食事をするような快適な旅を選べば、ガーナの物価は日本より高く感じるでしょう。
本記事を参考に、あなただけの賢いガーナ旅行を計画してみてくださいね!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。
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