ロダン 美術館はフランスにある彫刻の宝庫!歴史や見どころなどを解説
フランスを代表する観光スポット・ロダン美術館。世界的に有名な彫刻家オーギュスト・ロダンの作品を多数収蔵し、芸術愛好家だけでなく多くの観光客を魅了しています。 この記事では、ロダン美術館の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひロダン美術館へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
フランスを代表する観光スポット・ロダン美術館。世界的に有名な彫刻家オーギュスト・ロダンの作品を多数収蔵し、芸術愛好家だけでなく多くの観光客を魅了しています。
この記事では、ロダン美術館の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひロダン美術館へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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フランスを代表する観光スポット・ロダン美術館。世界的に有名な彫刻家オーギュスト・ロダンの作品を多数収蔵し、芸術愛好家だけでなく多くの観光客を魅了しています。
この記事では、ロダン美術館の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひロダン美術館へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
ロダン美術館の基本情報
フランスの代表的な観光スポット・ロダン美術館。まずは、ロダン美術館の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
ロダン美術館とは?
ロダン美術館は、フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの作品を展示している美術館です。パリのセーヌ川南側にある7区、ナポレオン・ボナパルトの霊堂がある「アンヴァリッド」のすぐ隣に位置しています。
18世紀に建築された建物を使用しており、館内ではロダンの代表作や初期作品を鑑賞できます。
ロダン美術館の特徴
ロダン美術館は、オーギュスト・ロダンの自宅兼アトリエだった建物を美術館として一般公開しているのが特徴です。2階建ての館内には、ブロンズ像や大理石像が展示され、見応えのある作品が並んでいます。
美術館の周囲には、フランス式庭園が広がっています。ところどころに彫刻が配置された庭園を散策しながら作品鑑賞を楽しめるのは、ロダン美術館ならではの魅力です。パリにいることを忘れさせてくれるような、癒しの空間となっています。
ロダン美術館の歴史
ロダン美術館は、18世紀に建てられたビロン将軍の邸宅を改装した美術館です。1911年にフランス政府が買い取ろうとした際、ロダンは自分の作品を寄付する代わりに、美術館として使用してほしいと提案しました。政府はロダンの願いを尊重し、1919年に彼の作品を集めた美術館を開館します。
現在は、ロダンの芸術作品を展示するとともに、世界中の人々に彼の芸術を楽しんでもらう場所となっています。
ロダン美術館のあるパリってどんな街?
パリはフランスの首都であり、世界的に有名な芸術と文化の中心地です。エッフェル塔やルーブル美術館、ノートルダム大聖堂などの観光スポットがあり、毎年多くの観光客が訪れます。
セーヌ川沿いには美しい景観が広がり、川沿いを散策するだけでも、パリの魅力を感じられるでしょう。また、街中には数多くのおしゃれなカフェやレストランがあり、パリジャンの日常生活を体感できます。
ロダン美術館も、このようなパリの芸術的な雰囲気の中にあります。美術館のあるパリ7区はセーヌ川の左岸に位置しており、芸術家に愛された街としても有名です。
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ロダン美術館観光の見どころ
ロダン美術館は、世界的に有名な彫刻家オーギュスト・ロダンの作品が多数展示されている芸術の殿堂です。見応え抜群の作品が数多くあるとはいえ、それでもどの作品を鑑賞するのか事前に決めておかないと時間が足りなくなってしまうかもしれません。ここでは、人気の彫刻作品の見どころをまとめました。
人間の内面性と知性を象徴した「考える人」
ロダンの代表作のひとつである「考える人」は、人体の詳細よりも全体的な形とボリュームを重視した作品です。
人間の心の中にある思いや考えを表現しており、伝統的な彫刻の概念を打ち破った作品として高い評価を得ました。物思いにふける男性の姿には、人間の内面の深さと思考の力強さが感じられます。
男女の抱擁を官能的に表現した「接吻」
ロダンの「接吻」は、愛と情熱という普遍的なテーマを探求した作品です。イタリアの哲学者であるダンテの「神曲」に登場する恋人たちからインスピレーションを得ています。
流動的な造形とダイナミックな構図で、官能的な抱擁を表現しました。大理石で制作されており、完成までに約10年の歳月を要したと言われています。
パリで出会った画材店主を描いた「タンギー爺さん」
ロダン美術館では、オランダの画家として有名なフィンセント・ファン・ゴッホの作品も展示しています。
ゴッホは、西暦1887年にパリで出会った画材店主の肖像画を描きました。この作品では、新印象派のスタイルを自由に取り入れており、明るい色と暗い色を一緒に使用しているのが特徴です。
背景には日本の版画が使用されており、ゴッホが日本の芸術に強い関心を持っていたことが伺えます。
圧倒的存在感を放つ「地獄の門」
「地獄の門」は、ロダンが生涯をかけて取り組んだ大作のひとつです。高さ約6メートル、幅約4メートルの巨大なレリーフは、圧倒的な存在感を放ちます。
ロダンは完成を目指しましたが、残念ながら実現には至りませんでした。「地獄の門」は、ロダンの芸術家としての情熱と執念を象徴する作品として知られています。
庭園にたたずむ彫刻とバラの花
ロダン美術館の魅力は、館内だけでなく広大な庭園にもあります。3万平方メートルの敷地には、有名な彫刻作品が点在しており、ロダンの代表作を間近で鑑賞できます。
シーズンには色とりどりのバラが咲き誇り、芸術作品と自然の美しさを同時に楽しめるでしょう。
ロダン美術館観光に最適なシーズンは?
毎年パリには多くの観光客が訪れますが、時期によって楽しみ方が変わります。ここでは、ロダン美術館を訪れるのに最適な時期についてご紹介します。
ベストシーズンは気温が穏やかな4月~6月
ロダン美術館を訪れるベストシーズンは、春から初夏の時期です。気温が穏やかで過ごしやすく、美術館の庭園を散策するのに適しています。特に5月下旬から6月上旬はバラの季節でもあり、テラスに植えられた美しい花の香りを楽しめるでしょう。
7月から8月末まではパリの休暇シーズンにあたるため、多くの店舗が閉まっていることもあります。観光客が多い時期でもあるため、避けた方が良いかもしれません。
観光客が減少する9月~11月もおすすめ
9月から11月も、ロダン美術館の観光に適しています。この時期は観光客が減少するため、ゆっくりと美術館を鑑賞できるでしょう。また、庭園を散策すると、美しい秋の紅葉を楽しめます。
日中は穏やかな気温ですが、朝晩は冷え込むことがあります。薄手のジャケットやセーターなど、暖かい服装を準備しておくと良いでしょう。11月は特に気温が下がるので、防寒対策を忘れずに。
ロダン美術館の見学方法は?予約は必要?
ロダン美術館をスムーズに見学するには、事前の準備が大切です。館内にはオーディオツアーや子ども向けのツアーも用意されているため、事前にチェックしておきましょう。ここでは、ロダン美術館の見学方法をご紹介します。
入場にはチケットの購入が必要!
3月から10月までの第1日曜日は無料です。その他の日に訪れる場合、入場チケットの購入が必要です。一般の入場料は14ユーロ(約2,357円)ですが、オルセー美術館との共同チケットを購入すると、25ユーロ(約4,210円)で両方の美術館を見学できます。
入場チケットは、美術館窓口に加えてオンライン(https://musee-rodin.tickeasy.com/en-GB/products?famille=1726956406350300003)でも購入可能です。事前にチケットを準備しておくと、スムーズに見学できます。
館内ではオーディオツアーを用意
ロダン美術館では、館内と彫刻庭園を巡るオーディオツアーを提供しています。フランス語や英語などの6カ国語に対応しており、各作品の詳細な解説を聞けます。
インタラクティブマップも用意されているので、庭園内の移動にも便利です。残念ながら日本語には対応していませんが、オーディオツアーを活用すると、ロダンの世界をより深く理解できるでしょう。ツアーの申し込みはオンライン(https://musee-rodin.tickeasy.com/en-GB/products?famille=1727963356710300133)対応です。
子ども向けのツアーもあり
ロダン美術館では、英語とフランス語に対応した子ども向けのインタラクティブなゲームツアーを用意しています。6歳以上を対象としており、タッチスクリーンを使用して進行します。
ガイド見習いのクラリッサと一緒に、手がかりを集めながら、美術館と庭園の作品を探索するゲームです。所要時間は1時間ほどで、ゲームを楽しみながらロダンの世界を体感できます。
ロダン美術館の開館日と観光に要する時間
ロダン美術館は火曜日から日曜日まで開館しており、開館時間は午前10時から午後6時30分までです。1月1日、5月1日、12月25日は休館日となっているので注意しましょう。
チケット売り場は午後5時30分に閉まり、客室は6時15分から順次閉鎖されます。冬のシーズンは庭園が夜間閉鎖されるため、日没前までの見学がおすすめです。
美術館の見学には1時間から1時間半ほどかかります。ゆっくり鑑賞したい方は、1時間半程度の滞在を予定しておくと良いでしょう。
ロダン美術館へのアクセス・行き方
ロダン美術館へのアクセス方法として、地下鉄やバスなどがあります。ここでは、それぞれの行き方についてご紹介します。
最も一般的な移動は地下鉄
パリ市内を移動する際、最も一般的な交通手段は地下鉄です。ロダン美術館の最寄り駅は、ヴァレンヌ(Varenne)駅(13号線を利用)とアンヴァリッド(Gare des Invalides)駅(8号線を利用)です。ヴァレンヌ駅から美術館までは徒歩約3分、アンヴァリッド駅からは徒歩約13分でアクセスできます。
パリの地下鉄は全線均一料金で、1回の乗車につき2.15ユーロ(約362円)です。チケットは各駅の券売機や窓口で購入可能で、2時間以内であれば自由に乗り換えできます。
市内の移動ならバスも便利
パリ市内を移動する際、バスも便利な交通手段のひとつです。ロダン美術館へは、69番、82番、92番のバスでアクセスできます。
69番のバスを利用した場合、ブルゴーニュ(Bourgogne)停留所で下車後、徒歩約5分です。82番と92番バスについては、ヴォーバン・オテル・デ・アンヴァリッド(Vauban Hôtel des Invalides)停留所で下車後、徒歩約8分となっています。
バスの乗車料金は地下鉄と同じ2.15ユーロ(約362円)で、1時間30分以内の乗り換えが自由です。チケットは、運転手席横の改札機で購入します。街の景色を楽しみながらロダン美術館へ向かいたい方にはバスの利用がおすすめです。
自由にプランを立てたい方には自転車もおすすめ
パリ市内を自由に探索したい方には、レンタサイクル「ヴェリヴ(Velib')」がおすすめです。ロダン美術館へアクセスする場合、アンヴァリッド大通り9番地の自転車ステーションに駐輪できます。利用方法は簡単で、ステーションにある自動登録機ボルヌ(Borne)で登録するだけです。
観光スポットを効率よく回りたい方にも、自転車は適した交通手段です。日本語対応もしているので、言語の心配なく利用できます。
ロダン美術館観光で押さえておきたいポイント
ロダン美術館を訪れる場合、荷物の制限についてチェックしておきましょう。ここでは、ロダン美術館観光で押さえておきたい2つのポイントをご紹介します。
館内にはカフェレストランが併設
ロダン美術館の館内には、カフェレストラン「ル・カフェ・デュ・ミュゼ・ロダン(L'Augustine)」が併設されています。セルフサービス形式ですが、提供される料理はすべて自家製です。
美術館観光の合間に、軽食や季節のメニューを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
小型のバックパックのみ持ち込み可能
ロダン美術館では、セキュリティ対策のため、スーツケースの持ち込みが禁止されています。館内に持ち込めるのは、小型のバックパックのみとなっており、大きな荷物を持っている場合は事前の確認が必要です。
ロダン美術館の観光を満喫しよう
この記事では、ロダン美術館の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。
世界中で知られている彫刻家のロダンの作品を観賞できるロダン美術館は、パリに訪れたときに押さえておきたい観光スポットのひとつです。ぜひ紹介した情報を参考に、ロダン美術館の観光を満喫してみてくださいね!
※記事内の金額は2023年6月17日のレート、1ユーロ=168.4円で計算
ロダン美術館(Musée Rodin)の基本情報 | |
住所 | 77 Rue de Varenne, 75007 Paris, フランス |
電話 | +33 1 44 18 61 10 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
休業日 | 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
アクセス | ヴァレンヌ(Varenne)駅より徒歩約3分 |
料金 | 14ユーロ(約2357円) |
公式サイト |
cover photo by pixabay