パットクリ展望台
パットクリ展望台は、タリン旧市街のトームペアの丘にある展望スポットで、城壁と街並みを最も美しく望める人気の観光名所です。丘の北側に位置し、首相官邸のステンボックハウスに隣接する石造りの展望台からは、中世の街並みを象徴する尖った屋根の塔々や聖オレフ教会、その先に広がる青いバルト海まで見渡せます。1903年に造られた趣のある曲がりくねった階段でアクセスでき、ヌンネ通りやシュネリ公園へと続いています。特に夕暮れ時は城壁や建物のライトアップと夜景のコントラストが美しく、写真撮影に訪れる観光客も多く見られます。旧市街のどのホテルからも徒歩15分以内でアクセスでき、夜も安心して訪れることができる人気の観光スポットです。

スポット情報
タリン旅行におすすめの観光スポット
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂 (タリン)
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、世界遺産「タリン歴史地区」にあるロシア正教会を代表する壮大な建造物です。旧市街の西側に位置する高台トームペアの丘に1900年に完成し、11個の黄金に輝くたまねぎ型のドームが印象的です。大聖堂内部には美しいイコン(聖像画)やモザイク画が施され、その芸術性の高さに多くの観光客が魅了されています。歴史的にはロシアの支配を象徴する建物として複雑な歴史を持ちますが、現在は文化的価値の高い観光スポットとして人気です。無料で入場できるため、気軽に見学を楽しめるのも魅力的。ただし、内部はツアーをのぞいて撮影禁止となっており、厳かな雰囲気の中で歴史的建造物の美しさを堪能できます。
カドリオルグ公園
カドリオルグ公園は、18世紀初頭にロシアの皇帝ピョートル大帝が妻エカテリーナへの愛を込めて造園した広大な公園です。エストニア語で「エカテリーナの谷」を意味する公園内には、華やかな装飾が特徴の美しいカドリオルグ宮殿があり、現在は見事な芸術コレクションを展示する美術館として一般公開されています。70ヘクタールの敷地には白鳥の池や薔薇園、クム国立美術館、さらには日本庭園など、魅力的なスポットが点在しています。地元の人々の憩いの場として親しまれ、観光客も気軽に訪れることができます。タリン中心部からは路面電車で15分ほどとアクセスしやすいのもポイント。春から秋にかけては特に美しい景色を楽しめる自然豊かなスポットです。
エストニア海洋博物館(Fat Margaret)
エストニア海洋博物館は、タリン旧市街の北端にある巨大な塔に入っている博物館で、その大きな造りから「太っちょマルガレータ」の愛称で親しまれています。1529年に街を守るために建てられた塔は、直径25m、高さ20m、壁の厚さは最大5mもある迫力満点の建物です。館内では新石器時代の漁具から1950年代の船の運転室まで、エストニアの航海の歴史を楽しく学べる展示が満載です。貴重な骨董品の潜水装備なども見どころの1つで、最上階の展望台からはタリンの街並みを一望できます。タリン港まで徒歩10分の場所にあり、周辺には「三人姉妹」と呼ばれる歴史的な建物や聖オレフ教会など、観光スポットが点在しています。
コフトウッツァ展望台
コフトゥウッツァ展望台は、タリンの旧市街地トームペアの丘にある人気の絶景スポットで、中世の街並みを一望できる観光名所です。展望台からは14~15世紀に建てられた赤茶色の三角屋根が並ぶ旧市街と、近代的なビルが立ち並ぶ新市街、そしてバルト海のフィンランド湾まで、タリンの歴史と発展が同時に感じられる景色を楽しめます。聖ニコラス教会の塔や旧市庁舎の尖塔など、タリンのシンボル的な建造物も見渡せます。ここには人気者のカモメ「スティーヴン」が住んでおり、人懐っこい姿や写真映えするポーズで観光客を楽しませています。特に夕暮れ時には街全体が黄金色に染まり幻想的な雰囲気を醸し出す、SNSでも話題のタリン観光の定番スポットです。
ラエコヤ広場(Tallinn Town Hall Square)
ラエコヤ広場は、世界遺産タリン旧市街の中心に位置する広場です。1441年に世界で初めてクリスマスツリーが飾られたことでも知られています。広場の中心には北欧最古の市庁舎が建ち、その八角形の尖塔には「トーマスじいさん」と呼ばれる風見鶏が街を見守っています。13世紀から商人たちが集う市の中心として栄え、現在も夏はテラスカフェで賑わい、冬には伝統的なクリスマスマーケットが開かれる人気スポットです。広場の一角には中世から続くヨーロッパ最古の薬局「市議会薬局」があり、周囲からは旧市街の5つの尖塔を見渡すことができます。年間を通じてさまざまな文化イベントが開催され、地元の人々や世界中からの観光客で賑わっています。
市議会薬局(Raeapteek)
市議会薬局は、1422年から営業を続けるヨーロッパ最古の薬局です。特に有名なのが「失恋の薬」として知られるマジパンで、アーモンドが72%、残りは秘密の材料で作られる伝統的なお菓子です。1581年から1911年までの約330年間はバーチャート家が10代にわたって経営し、ロシア皇帝も秘薬を求めて訪れたという記録が残っています。現在も薬局として営業を続けながら、店内には17世紀から20世紀の古い薬や医療器具が展示されています。タリン旧市街のラエコヤ広場に面した立地でアクセスしやすいのも魅力。中世の薬局の歴史を楽しく学べる博物館としての役割も果たしており、観光客に人気のフォトスポットです。※天井工事のため1/20から一時閉店